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朝から別宅で嵐のように仕事。siftのコミック評、インターネットライフのエッセイ（今回はセガサターンモデム話）、Active Englishのインターネット入門コラム、Internet@ASCIIのHTMLエディタ特集とシネマ欄。HTMLエディタ原稿は、４枚弱のソフトレビュー４本と総論が６枚あって思った以上にたいへんでした。まあDOS/V ISSUEとInternet USERとINTERNET MAGAZINEの記事がけっこう役に立ったけど。
できた分だけ原稿を送り、八丁堀。
ＷＯＷＯＷの会議に出てから、別宅用の書棚その他を見繕いに仲御徒町の多慶屋へ（MAG TIMEで教えてもらった店）。ほとんど雑貨のソフマップみたいな店。３号館が家具売場なんだけど、その手前に「家具の安売り王３号館」とかそんな看板の出てるビルがあり、さらにその向かいに、
「多慶屋の売場はここから右側です。「家具の安売り王３号館」は当店とは一切関係ありません」
とか看板が出てるので爆笑。携帯連絡で待ち合わせたさいとうよしこは、「多慶屋の３号館の４階にいる」といったのに、ほんとに間違えて「家具の安売り王３号館」の４階に行っちゃったんだから大笑い。
しかし事務用の書棚関係はさすがに現品の陳列がなく、カタログで調べて注文することになりそう。とりあえず割引率を確認しただけで引き上げる。
秋葉原に移動して、自宅用のファックスを物色。いまあるファックスは、自宅のマンションを買ったときについてきた（？）やつで、すでに10年物。着信はまったく問題ないんだけど、送信時の汚れがひどく、修理してもダメらしい（というか、ちゃんと直すには数万円かかる）ので、送信専用のマシンが必要になったわけですね。
中古では小型のマシンがなかったので、けっきょくＴゾーンミナミで「おたっくす」を買う。こんなに多機能じゃなくていいんだけどなあ。
ラオックスをまわってへろへろ状態で帰宅すると、水鏡子師匠が来ている。土曜日の早川ＳＦ編集者同士の結婚パーティ（ＳＦ文庫の河野佐知嬢とＪＡ文庫の野崎岳彦）出席のため、いまから上京してるという。
んでもって、古沢嘉通から、
「東京行くんなら、ＭＴＧのカード持っていかないと遊んでもらえないよ」
と言われたとかで（笑）、一万円分カードを買って、新幹線の中でえんえんデッキを組んでいたらしい。しょうがないのでちょっと相手をする。ＳＦの人らしく、公式ガイドブック熟読してすでにルールを飲み込んでいるので、一応最初からデュエルらしきものにはなる。が、当然、二軍三軍デッキでも全勝。眠くて意識がとぎれがちになったところで寝る。
朝から別宅で仕事。まだなんにも入ってない状態なので、わりと気分良く仕事ができる。海の家に来て働いてるっていうか。リゾートな感じですね。
月末締め切り仕事で最後に残ってたやつを片づけてから、こっちにやってきた水鏡子師匠の相手。ランドが三枚しか出なかったデュエルで初の一敗。情けない。師匠はゆうべひとりでえんえんデッキを調整していたらしい（笑） この人もハマり症だからね。まあ東京では競馬より相手してくれる人が多いから、ＭＴＧに転ぶのは正解かも。
昼からひとりでコミケ。木場からタクシー1850円で東京ビッグサイトに到着……したのはいいけど、コミケ関係の掲示がぜんぜん外に出てないのでさっぱりようすがわからない。なんだか入場制限中らしいという情報を得たところで、すぐに入るのをあきらめて一階のレストラン。コミケ少女の集団からカタログを借りて、ミステリ系のブースの場所を確認する。食事をすませてちょっと仕事してから、一念発起して西館の列に並ぶ。十分足らずで入場し、ぶらぶら買い物。講談社の唐木さんが呆然とたたずんでましたが、まあやってくるだけ偉いね。
「西澤さんの本がないかと思って……」
とかゆってたけどそりゃ無理でしょ。宮部みゆき本を２冊発見しゲット。これは宮部さんにあげよう。あと驚いたのは都筑道夫の「なめくじ長屋」本（笑） 珍品かも。
あとは榎木津本を中心に十冊ほど購入。なぜかミステリのとこに混じって「星界の紋章」本もあったので買っときました。
とかやってるうちに小浜徹也から携帯に電話が入り、あしか書房のブース前で合流。シャレードのブースで新刊を拝受。白薔薇の君とも再会し、トイレ事件の真相（笑）を聞く。が、増田順子バージョンと大した差はないのだった。
小森健太朗氏もきてて、今年の鮎川徹也賞評論部門受賞の鷹城宏さんに紹介してもらう。
さいとうよしこがやってきたところでビッグサイトをとっとと脱出し、河野・野崎結婚パーティ会場に移動。お茶の水はけっこう遠かったな。
ＳＦ編集者同士の結婚なので、パーティはＳＦ者の山。新郎新婦は、「ツァラトストラはかく語りき」のあと「スター・ウォーズ」のテーマとともにしずしずと上がった幕の向こう側から入場。ルークとレーアのコスチューム（笑） まったく最近の編集者って。
しかし野崎はけっこう派手好きなのかもしれんとちょっと思ったね。
会場のレストランはオープンスペースとかもあってけっこういい感じ。外の椅子にすわってうだうだ。中村融の○○○○批判とか聞けて収穫（笑） あとの話題はディレイニー特集、ガメラ２、ＯＫＡＧＥとか。
アトラクションのクイズでは、○×ガールズってことで、アシスタントに岩井嬢と春日嬢が登場。それがバニーガール＆メイド（アンミラ風のやつ）のコスチューム（笑） いやあここまでやるかねしかし。早川書房の社風も相当かわってきたのでわ。アンミラ服は野崎の趣味らしいけど。しかし塩沢と岩井ちゃんがやたら目立ってたパーティでした。塩沢は神父コスプレだったし。
わたしは結婚祝いとして、ライフカウンターと特選カードのセット（笑）を新婦にプレゼント。毎晩夫婦デュエルして新婦が負け続けているそうなので、せいぜいライトニングボルトとか血の渇きとか生命吸収とかを役立てていただきたいものである。それでもレアのカードはあげないところがせこいな＞おれ。
二次会の時間まで30分あるってことで、すぐそばの紅茶専門店へ。メニューを見ずに「アイスコーヒー」と注文して、「すいません、うちはコーヒー置いてないんです」と言われたのはもちろん水鏡子である。
喫茶店では柳下・水鏡子対決がはじまる。が、とにかくやたら時間がかかる。一昨日はじめてデッキを買ったくせに、水鏡子は「吠え猛る鉱山」とかバカバカ出して、ライブラリ破壊デッキをめざそうとしている（笑）
わたしは「勝てるデッキ」をつくったという三村美衣と３デュエルして２勝１敗。黒デッキは最近サブテーマに手札破壊を入れてるんで、拷問台とのコンビネーションが決まるとなにもしないで勝ててしまう。惑乱の死霊が３枚出て、Himn to the Tourachを序盤で３連発とか（笑） しかし三村美衣の緑黒デッキの毒にやられて一敗したのでおあいこ。
古沢さんは、「東京に来てまで水鏡子と同席したくない」との口実でかめやっこ嬢にメールを打ち、山の上ホテルで待ち合わせして新宿方面に去る。途中、かめちゃんを連れてＳＦ者がたまる喫茶店に登場し、かめちゃんを初めて見る善良な人々の度肝を抜いていたことである。その後、関口苑生その他と新宿で盛り上がったらしいけど、どうせならかめちゃんとツーショットで渋く夏の夜を過ごしてほしかったものである。
さいとうよしこは「お似合いだね」とか書いたメモをとなりのテーブルからまわしてきたりしてましたが、あたたかく見守りたいことである。といっても相手がかめちゃんではなあ。
本筋の結婚パーティ二次会はテーブルありの中華系。値段のわりになかなかうまい。早川を辞めて田舎に帰ったと思ったら扶桑社契約社員としてとつぜん返り咲いた富田くんに取材。なんか「じゃ、ＳＦの人は担当してもらうから」と言われたそうで、大森の担当者さまになりそうな気配。あとは早川の人がいっぱいいましたね。
二次会が終わって、さあ西葛西でデュエル三昧だっ。とか思ったら、星野＠早川書房が、近所のボックスでデュエルをするのだと主張してゆずらず、三村美衣夫妻、水鏡子、柳下、大森、星野の６人で３次会。あいかわらず星野には負けないわたし。水鏡子・柳下はまた長いデュエルをやっている。いやはや。
２時間で打ち止めにして、三村夫妻、水鏡子とタクシーで西葛西の別宅に帰還。星野はどうするのかと思ったら、柳下が、「行くとこないんならうちでデュエルやりますか」とか招待して、また星野が「じゃあボクそうするぅ」とゆってついてくし。
いきなり夜中に女を連れ込むかあっ。とかみんなでウケてたんですが、案の定、柳下くんは奥さんに怒られたらしい（笑）←ちょっぴり映画日記参照。まあ朝ごはんをつくってもらえないくらいですんだんだからよかったよね。
妻が寝てる隙に深夜に女を連れ込んでギャザる鬼畜な夫（笑） といっても連れ込んだのが星野ではなあ。
西葛西別宅では水鏡子のライブラリ破壊デッキ相手に三村美衣が苦戦。とにかく防御系の再生クリーチャーばっかり並べてカードを引きまくるのでたちが悪い。おまけに水鏡子はプレイ態度が非常に美しくないので、反省しないとだれも相手したがらなくなりそうだな。一度にひとつのことしか考えられないらしくて、やたら先ヅモするし。
朝になったところで本宅に移動して、三村美衣が持ってきた外付けハードディスクをフォーマットし、フリーウェア類のインストールサービス業務。その間、ひとりでえんえんデッキを再構築していた水鏡子師匠が、「これで最強のデッキができた」とかゆってやってくるが、全然ランドの出ないデッキでは最強もくそもあるまい。
三村美衣がさんざん罵倒し、説教の嵐（笑） 結局お昼過ぎまで遊びつづけ、ドピーカンの中で解散。ばったり倒れて爆睡する。