【7月16日(水)】
 2時、「鳩よ!」の取材。なんだっけ。あ、そうだ、超能力ミステリね。三冊選べというので、とりあえず「デッド・ゾーン」「龍は眠る」「七回死んだ男」を挙げておく。あとは最近のSFっぽいミステリ関連の話題。
 つづいてTBSブリタニカから秋に創刊されるという30代男性向けモノ雑誌「ギリー」の人と打ち合わせ。会ってみると、元早川書房で「悲劇喜劇」の編集やってた木村くんだったので、早川関係者のうわさ話をえんえんとしてしまう(笑)
 しかしTBSブリタニカがどうしていまどき日本オリジナルでこんな雑誌出すんだろうなあ。謎。

【7月17日(木)】

 1時半にWOWOW。ヨーロッパ映画データベース化とかの企画が天から降ってきたので、帰りに秋葉に寄って、『全洋画データベース96』(だっけ?)のCD-ROMを購入。ついでに携帯電話関連の怪しい製品(ケイタイの裏に貼るシート型アンテナとか、アンテナの先っぽにかぶせるコンドーム型ミニライトとか)と、ZIPメディア一枚と、Eudora PROのWindows版とかを買う。ゆーどらはMac版のメールボックスをWin版そのまま開けるかどうかよくわかんなかったのでその場でクニリサーチに電話したんだけど、サポートの女性が異様に親切丁寧だったのですぐ買ってしまう(笑)
 家に帰ったらちゃんと処理手順を説明したファックスが届いてたし。クニリサーチの出口さん、ありがとうございました。
 しかしゆーどらのメールボックスってただのテキストファイルだったのね。エディタで開けるとわ知らなかったす。というわけでメール環境も完全に95に移行できる体勢が整ったのだが、でもこれってWin3.1のインターフェースなのね(;_;) アプリ窓より大きい窓が開けないってやつ。95完全対応、Mac版と同様のインターフェース版をはやく出していただきたいものである。
 映画データベースのほうはしょぼい外見のわりに中味はきちんとしている。これってショウブラザーズで出してた本のデータが元だと思うんだけど、ぴあシネマクラブ的な解説も追加されてるし、スタッフ、キャストによるクロスリファレンスも可能。見かけはしょぼいものの、シネマニアの基本的な機能はほぼすべて再現されている。翻訳で困るのは邦題なので、これ一枚あれば完璧って感じ。しかし恐れていたとおり実行ファイルは500メガ1ファイル。データだけ吸い出して加工とか、そのままでは不可能だしなあ。なんとか方法を考えなければ。まあ他人のふんどしですませようという考えが甘すぎなんだけどさ。
 CD-ROMをいちいち外付けするのは面倒なので、しばらくHDに入れておこうと思ったが、もはや500メガはあいていない。必死に削って(またかよ、とほほ)なんとかちょっきり分くらいスペースあけたけど、ドライブスペースで圧縮してる関係か、途中で容量不足の警告が出てコピーが止まってしまうのだった。くそ。

【7月19日(金)】

 泣きながら11時半に起きて葛西のさくら銀行でローンの手続き。仕事場マンションの引き渡しは29日。白石朗先生が、「まだ荷物のない広い部屋でゴロゴロしたい」とかゆってるので、とりあえずエアコン入れた段階で一発目の宴会かな。8月のアタマには野崎・河野早川書房社内結婚宴会が予定されているので、さっそく水鏡子師匠の宿になるのかっ。古沢さんも山の上ホテルなんか予約しなくてもオッケーだったのに。
 書類にサインをしまくって西葛西にもどりミストラル。なんか一件打ち合わせがあったのになんだったか全然思い出せない。しかし銀行の用事のあとに約束を入れていた気はするので、とりあえず飯を食って待つ。何時だったのかだれだったのかも思い出せず、1時半にどこかで見たような女性がやってきても一瞬、えーとなんだっけ状態。すっかり健忘症だね、こりゃ。
 件の女性は宝島社のこのミス担当の天野嬢で(約16秒で思い出した)、別冊宝島編集部で秋に出す「このビデオがすごい」の打ち合わせだったんですね。
 元宝島・町山氏の映画秘宝原稿を逃げといて別冊編集部の仕事を受けるのもアレですが、まあしかし町山さんの依頼は濃すぎてしんどいのだった(映画一本で10枚〜20枚なんて、右から左には書けないっす)。「このビデ」(って略すのかー(笑))のほうは、SF映画4テーマ、各5本くらい代表作挙げて各5枚っていうへなちょこな原稿なのでまあよし。しかも半分は元スターログの渡辺麻紀に押しつけたのでたぶん楽勝でしょう。
 あとはこのミス関係の話題。今年は大増ページらしい。清涼院流水ネタとかをふっておく。映画のほうでは日の出町ピンク館ツアーとか提唱したけどまあ通るまい(笑)

【7月20日(土)】

 4時にユタでMTG。対三村美衣6勝1敗。相手になんないっす。とさんざんバカにしていたところに柳下登場。三村美衣は柳下毅一郎にも勝てない。進歩がないやつ。でもヘビ製造器はいいなあ。俺も欲しい。
 対・柳下はアーティファクトデッキで全然ランドが出ず連敗。くー。と思ってデッキをよく調べてみたら、三村美衣戦のあと、ランドがひと山抜いたままだった(笑) ウルザデッキでランドが十枚しかなかったらそりゃ勝てんわ。ってはやく気づけよ>おれ。ランドを入れたらあとは連勝。黒デッキとアーティファクトデッキはかなり強化されてるね。

【7月21日(日)】

 J・C・ハーツ『サーフィン・オン・ザ・インターネット』の柳下担当分のプリントアウトチェック。文字遣いが全然違うのでたいへんかも。あと、東大の人は発音に無頓着だね、どうも(笑)
 夜はIRCしつつオリンピック。水泳も柔道もぜんぜんダメっす。女子サッカーは惜しかったね。しかしドイツは女子もあのユニフォームなのか。まあひと目でドイツとわかるからいいけど。
 けっきょくそのまま朝まで起きてて7時半からブラジル戦。いやー燃えましたね。ゴールの瞬間には思わず大声で叫んでしまって、奥の部屋で寝ていたさいとうが起きてきたくらい(笑) さいとうはまだ目の覚めないうちから怒濤のブラジル波状攻撃を見せられてびびっていたが、まあ歴史的瞬間に立ち会えたんだからよしとするでしょう。
 広長くんが出なかったのはちょっと残念だけど、しかしほんとに勝っちゃったなあ。世の中なにがあるかわかりません。もういますぐ荷物まとめて帰ってきてくれてもいいぞ。
 オリンピックは今日で終わりでもいいや(笑) 水泳と柔道と体操でメダルゼロでも全然へいき。あーでも千葉すずはかわいそうかも。


【7月22日(月)】

 午前11時ごろ寝て、2時ごろ泣きながら起きて神保町。サーフィン以下略の打ち合わせ。
10月に著者が来日するそうなので、そりゃやっぱりロフトプラスワンでハーツナイトでしょ、とかそういう話をする。写真で見るかぎり美人系だし、まだ24歳とかなので、ポイント高いかも。取材希望の人はメールしてください(笑) 一週間くらい、昼間はずっと取材入れる予定らしいので。翻訳はプルーフコピーとかつくるのかな。まあ月が明ければメール配布できる状態にはなってるだろう、うん。

 打ち合わせ終了後は三省堂の二階のピッコロに移動して柳下とデュエル。6戦全勝かな。ふっふっふ。デッキを鍛えて出直してきたまい。
 しかし黒デッキで緑デッキと戦ったデュエルの3ターン目かなんかで、2マナ入れるだけで黒魔法がいつでもカウンターできるエンチャントが出ちゃったのは参ったね。あれは柳下がもうちょっと辛抱強い性格だったらぜったい負けてたっす(柳下が有りマナ使って巨大クリーチャー呼んだ隙にフェイント魔法2個カウンターさせてから生命吸収を通して勝った)。

【7月23日(火)】

 午前4時に起きて柔道と男子体操と女子ソフトボールを見る。まあそれにしても柔道ってなんであんなに悲壮感が漂うんでしょうね。日本生まれのスポーツが世界に広まって、日本人より強い外国人選手がいっぱいいるってのは喜ぶべきことなのに。だいたい怪我したんなら怪我してない人にかわればいいのに。「金以外はメダルじゃない」とか言うからいけない。
 体操は、メダル絶望となったところでいきなり畠田くんがダブルコバチに挑戦、鮮やかに失敗。くー。いやー、すげースリリングでいいもん見せてもらったっていうか。種目別に出られないのは残念だけど、無難にまとめてもやっぱり種目別に残れないんだからしょうがないでしょ。
 ソフトボールは全日本のピッチャーがかわいいっす。がんばれ渡辺。因縁の中国をワンチャンスで打倒した6回の攻撃は見事でしたね。

 3時に起きてミストラル〜MAG TIMEで仕事。ゲラの残りと柳下原稿チェックの残りをかたづける。


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