【6月6日(木)】

 なんかいきなりナウ・ツールボックスがロードされなくなってしまった。ツールボックスのところでコケると機能拡張はずして起動するしかなくてとってもいや。とくに環境変えた覚えもないんだけどなあ。とりあえずナウ関係ぜんぶはずして、アップルメニュー拡張と機能拡張マネージャを導入するが、ナウメニュー使えないとファイル開くメニューが不便すぎ。6.0導入するかなあ。その前にSIMMを買おう、うん。

 日記putするついでにIRCに入って、友郎、須藤玲司その他とうわさ話。モンドコンピュータを読んだモロボシ隊員から、鉄人のリモコンについてるアレはジョイスティックじゃなくてアンテナでしょ、と指摘される。そういえばピピピと電波が出るのを見た気がするな。やっぱり音声認識だったのか。
 そのモロボシくんはなんだか日本語に悩んでいるらしい。謎。とかいってるうちにハングったので、西澤保彦を再読しつつ寝る。
 起きて解説原稿を書く。どんどん書く。枚数制限なしとかいわれたら30枚を越えてしまったがほんとにだいじょぶなのかっ。


【6月7日(金)】

 午前6時に西澤保彦『人格転移の殺人』の解説32枚(^_^;)をファックス。西澤=岩鬼説(笑)がメインですね。悪球打ちでまとまったからまあいいや。
 つづいてSFマガジン原稿のためにディレイニー再読に突入。『バベル17』を20年ぶりにひもとく。けっこういいかもだな。塩澤くんにもらったはずの『アインシュタイン交点』の読みかけのプリントアウトが行方不明。だけどまあ、どっちみち原稿ではそっちの話は避ける予定だからいいや。しかしなんかSFの原稿はしんどいなあ。いや、ディレイニーがしんどいのか。やっぱり無理やりエヴァの原稿にすればよかった(笑)。あ、そうか、ノヴァよりエヴァってネタを考えてあったのを思い出した。問題は勇気だな。

 午前9時ごろ寝て夕方4時ごろ起きる。講談社の佐々木さんから原稿受領電話があり、「部長と二人で原稿を読みながら泣きましたよ」といわれる。うーむ、まちがってなにかべつの原稿を読んだんじゃないだろうか(笑) 7割くらいはギャグなんですけど。
 ちなみにこの原稿の前半では、男女の漫才コンビがえんえん『人格転移の殺人』の設定について語りあうんですが、この二人は〈銀河おさわがせ中隊〉シリーズの解説に出てくる男女と同一です。男のほうはじつは高知出身だったという新事実が明らかになってしまった(笑) しかし漫才の出来は〈おさわがせ〉の解説のほうが上のような気がする。  まあしかし30枚超の原稿がそのまま通ってラッキー。

 7時、新宿野村ビル50階、オークラスカイレストランの「桃李」で、インターネット@アスキーおよびマイクロソフト・ジャパンの夕食懇談会(なのかよく知らない)。メンバーは@アスキーの大槻さんと佐々木くん、筆者関係で渡辺保史、後藤弘茂、神崎洋治の各氏+大森。MSからは会長の古川亨氏のほか、インターネット事業部から三人と広報部のえらいひと。なんで大森がこの席にいるのかよくわからないが、こないだの翻訳ソフト缶詰のとき大槻さんに声をかけてもらったので、話のタネに見物にやってきたわけである。。
 古川さんは話が面白いとは聴いてたけどほんとに面白い。MS側はみんな忙しいらしく、定刻を30分過ぎても到着しているのは広報の山崎さんだけ。つづいてやってきた古川会長、それを見るなり、
「なんだ、こっちからお願いしてるのにみんな来てないのか。だからマイクロソフトは高飛車だってイメージが消えないんだよな」
 でいきなり爆笑状態。
 話題の中心はベータ版ができたばかりのInternet Explorer 3.0日本語版。古川さんはなんと東芝のTECRAとコンパックのContura5100と、合計7キログラムのノートパソコン二台を携帯。予備バッテリーまで持ち歩いてて、「うちは外資系じゃなくて体育会系の会社ですから」とかいいながら、インストールしてあるIE3.0を立ち上げて、その場でデモを開始する。大森は席がとなりだったのでじっくり見られてラッキー。あとはActiveXとかプロバイダ状況とか、まあインターネット関連ですね。
 ヒルトンのラウンジに移ってからは、ビル・ゲイツをはじめとする日米業界関係者の人物評を拝聴する。初台にある話題の某社の社長のエピソードとかめちゃくちゃ面白いけどさすがにちょっと書けない。

 12時過ぎに帰宅、おみやげにもらった某サンプルをインストールしてみたら、いきなり「不当なダイナミックリンクコール」のエラーが出て95自体が動かない。佐々木くんのアドバイスにしたがってスタートアップはずしたりディスプレイドライバ変えたりしてみるがけっきょくダメ。しょうがないのでアンインストールする。
 LC475のほうもあいかわらず不調。PRAMの内容が保存されなくなっているような気がする。時刻表示はいくらなおしても狂うし、32bitアドレスが電源落とすたびにOFFになる。選択部分のカラーをピンクにしてあるのも、すぐデフォルトの黒にもどっちゃうし。
 ひょっとするとこれは、あの内蔵電池と関係があるんだろうか。ぼちぼち寿命が来てもおかしくないんだけど、あれって電池が切れるといきなりディスプレイが真っ黒になるんじゃないんだっけ? クイックガレージにもってって電池交換して、ついでにメモリも買い足すかな。


【6月8日(土)】

 昼ごろ一回起きただけで7時ぐらいまでえんえん寝てしまう。喜国さんから電話。『どちらかが彼女を殺した』の犯人についての質問。すでにディテールを忘れていた(笑) 「決定的な証拠」がなんだったのかしか覚えてないのだから絶望的である。まあしかし、我孫子さんも貫井くんも喜国さんも、読み終わった瞬間に犯人がわかったわけではないようなので一安心。
 12時間寝てもまだ眠いので風呂に入ると西澤さんから電話。けっこう失礼なことを書いたなあと思ってたんだけど、まじめに感謝されてやや困惑する。
「あのー関係ないんですが、もしかして奥さんのさいとうさんってファンタジー作家の斎藤昌美さんですか?」
 とたずねられて驚く。うちの同居人は小説とは無縁の生活を送ってます。しかしこの種の唐突な質問は西澤さんの得意技と見た(笑)

 MAGTIMEに行ってディレイニーの原稿。難航する。風呂上がりに電話してたせいか妙に風邪っぽい。家に帰って頭痛薬を飲み、TNG見つつダンベル体操(笑)


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