・泉北7000系
1996年夏に営業を開始した、5000系をさらにモデルチェンジした車両で、先頭を貫通形にして4連と6連に構成を変更したこと、インバータ装置のスイッチング素子をGTOサイリスタからIGBTに変更したことなどが特徴となっています。
制御装置は初登場から3年が経過したIGBT素子を使用したものに変更され、編成構成は5000系と同様MT比を1:1としたことで、IGBTとしては初めて1C4Mの接続になりました。また、当時はそれほど普及していなかったシングルアームパンタグラフを装備していることも特徴と言えるでしょう。
1999年4月現在、6連1本と4連5本が在籍し、泉北線内運用や高野線直通運用に活躍しています。
1999.9.6 南海高野線天下茶屋駅にて撮影
走行音
[snb7000a.ra/233KB]
直接再生
日立IGBTの第1世代の音で、非常に高い音が特徴なのですが、録音したのは夏の冷房中であり、よく聞こえるような音でもなく、さらにレコーダーがあまりこのタイプの音に適応していないのでほとんど特徴的な非同期音は聞こえてきません・・・。まだ冷房なしの時期に乗ったことがないので何とも言えませんが営団07系の日立インバータ車などのようにやたら非同期の音が聞こえるものでもないのかもしれません。
録音は南海高野線新今宮→天下茶屋間です。
空転音
[snb7000b.ra/175KB]
直接再生
こちらは空転時の加速音です。変化の少ないモーター音ではありますが、よくもここまで、というくらいに滑っているのが分かるかと思います。
そう言えばすっかり書き忘れていましたが、この車両や5000系では特徴的なドアチャイムが装備されています。しかも左右のドアで音が違っていたりしています。
録音は和泉中央行の列車の、深井発車時のものです。
・その他の写真
7000系(7001)のインバータ装置です。日立IGBTの箱そのものではありますが、さすが1C4M用の大容量版なだけあってかなり大きくなっています。これだけ大きければ5000系のGTOと変わらないような・・・。
1999.9.6 新今宮駅にて撮影
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