・近鉄16400系
16402以下2連
16402以下2連
2000.9.4 南大阪線藤井寺駅にて撮影
 1996年、老朽化の進んだ16000系の置き換え用に登場した南大阪・吉野線用の特急形車両で、狭軌用となっています。車体デザインなどは標準軌用の22000系に準じ、ブレーキ方式も同様に電気演算式電磁直通ブレーキと呼ばれる在来車との併結も可能なものになっています。制御関係では近鉄では初めてのIGBT素子を使用したVVVFインバータ制御となり、2連の単独運用が多いことも手伝って1C2M×2群の接続として冗長性の向上も図られています。
 登場以来しばらく2連2本のみの存在で、在来の特急形車両との共通運用で阿部野橋〜吉野間の特急に使用されています。
 走行音[knkNACEa.ra/299KB] 直接再生
 近鉄発のIGBTインバータ車で、日立製の第2世代に属するタイプが使用されています。個人的には日立製の中で一番好きなタイプなのですが、東武30000系、京王1000系、E351系とこの車両くらいしか採用例がなく、しかも既に新規採用は終了したとも思われるのが残念なところです。
 録音は松井さんの提供で、吉野線壷阪山→飛鳥間です。山の中を走る路線なだけあって吉野線内ではあまりいい走りは期待できないことは分かっていたらしいのですが、この音を録ったときはたまたまこの車両が来ただけということらしいです。
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