・5000系
5004以下6連
中間に5030系を組み込んだ50004以下6連
2001.3.10 阪神本線西灘駅にて撮影
 1986年、旧型車両の置換えや乗客へのサービス向上を目的として登場したアルミ車体3扉セミクロスシートの通勤車両です。
 制御方式は在来車と同仕様の直流直巻モータが使用でき、回生ブレーキの可能な界磁添加励磁制御が採用され、登場時は2M1Tの3連、その後2M2Tの4連や4M2Tの6連が組成されています。
 登場時は固定クロスシートが設置されていましたが、増備途上で転換クロスシートが採用され、また、一部車両は転換クロスシートへの改造も行われ、現在では半分以上の車両が転換クロスシート車となっています。また、最終増備車ではドア間の窓配置が、2段窓が3個並んだ形態から、2段窓2個と大型の1枚窓の組み合わせに変更されています(5030系の写真でその様子が確認できます)。
 増備は95年度まで続き、4連、6連とも6本ずつが製造され、2000年度には4連4本に対して5030系の電動車2両が新たに組み込まれています。
 走行音[sny5000a.ra/340KB] 直接再生
 界磁添加励磁制御の車両ではありますが、珍しく起動時に大きな音が出ています。とは言ってもただうるさいだけと言うよりは、なかなかいい音が出ているように個人的には思います。地元の方の話では私の乗った車両はクセのある音を出す車両だそうですが・・・。
 3000系と同仕様のモータを使うために界磁添加励磁制御にしたというくらいなので抵抗制御の3000系も同じような音を出すのだろうか?と思うわけですが、3000系に乗ったときの記憶があまり残っていないので実際どうなのかは不明です。もし同じような音だとすれば3000系が抵抗制御車である分、電気ブレーキはもっと広い速度域で効いて、減速時はもっと長くモータ音が聞こえることと思います。
 録音は阪神線内の甲子園→西宮間です。
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