・北越急行HK100形
HK100-6
HK100-6
1999.2.7 六日町駅にて撮影
 1997年3月のほくほく線開業にあわせて登場したローカル輸送用の電車で、新潟鉄工製という珍しい存在です。IGBT素子を使用したVVVFインバータ制御を採用していますが、車体の構造は同社製の気動車とよく似ていて、片開き2扉、一般車の客室はセミクロスシートとなっています。
 性能は高速運転を行う特急列車と共存するため非常に優秀で、1C2Mのインバータを2台装備し、通常で全軸駆動、異常時でも1台車分のモータは駆動でき、最高速度は110km/hです。
 9両が製造され、このうち7両は一般車、最後の2両はイベント対応車となり転換クロスシートが並べられています。
 走行音[hk100a.ra/262KB] 直接再生
 イベント対応車、HK100-9の走行音です。もちろん、一般車と何ら違うことはありません。音の特徴としては、三菱製のIGBTインバータを積んでいるため非同期モードの「ヒュルヒュルヒュル・・・」という鳴り方が挙げられます。しかも3レベルインバータの最終期にもあたる、「ヒュルヒュル・・・」の高さがだんだん上昇していくタイプであることも特徴です。類似例として名鉄3100系、1600系、JR西日本223系2000番代などが挙げられるわけですが、確かこのHK100形の方が早く登場していたように思います。
 録音はほくほく線しんざ→十日町間です。
 走行音(110km/h運転)[hk100b.ra/301KB] 直接再生
 こちらは一般車の走行音ですが、トンネルの中で110km/h運転を行っている様子です。ただうるさいだけと言えばそれまでですが・・・。
 この北越急行のワンマン運転用の自動放送は東武の地下鉄直通車に積まれている自動放送の声の主と同じように感じられます。だからどうと言うこともありませんが。
 録音はほくほく線しんざ→美佐島間です。電気ブレーキ(この車両は回生/発電併用)の失効するのが少し早かったようにも感じられますが、これさえなければこのファイル1本でよかったんですがね・・・。
・その他の写真
 こちらはイベント対応車のHK100-9です。塗装は一般車とは違うものになっています。維持が大変でしょうね。こんな複雑にしてしまうと・・・。
 1999.2.7 十日町駅にて撮影
 HK100-6のVVVF装置です。1C2M×2群ということなので、反対側からも同じ形が見えるものと思います。ユニットの形状はJR西日本向けの三菱製と似通ったイメージはありますが、耐雪構造のためか全く同じと言えるものではないですね。
 1999.2.7 六日町駅にて撮影

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