・221系
クモハ221-25以下12連(後はクモハ221-77以下4連)
新快速運用で活躍していた頃のクモハ221-25以下12連(後はクモハ221-77以下4連)
1999.9.8 東海道本線高槻〜山崎間にて撮影
 1989年3月、117系に代わる新快速用の車両として登場したもので、転換クロスシートを中心としたオールクロスシート、3扉で、車体は鋼製、制御装置や台車などは205系を基本としたもので、界磁添加励磁制御となっています。
 編成は全てMT比1:1で、2連は1M方式のクモハとクハ、4連はクモハ-モハのユニットとサハ、クハ、6連は4連のサハとクハの間に1M方式のモハとサハを組み込んだ形とされました。後に登場する8連も6連に更にモハ-サハを増結した形となっています。
 最高速度は120km/hで新快速の速度向上に貢献しましたが、2000年には新快速の130km/h化のためあまりに早い新快速運用からの撤退を余儀なくされました。
 1991年までに474両が製造され、当初は新快速や大和路快速などで運用されましたが現在では新快速からは撤退し、福知山線の丹波路快速や奈良線のみやこ路快速などに活躍の場を広げると共に東海道・山陽線では快速運用に転用されています。
 ユニット車走行音[221ua.ra/262KB]
 クモハ-モハでユニットを組んでいる車両の走行音です。モータは205系などと同じMT61系ですが歯数比の関係か、起動時にはかなり迫力のある音の響き方となっています。積まれているモータは基本的に内扇形だとは思うのですが、その割には高速域の惰行時でも結構な音がでていますね。実は外扇形の車両だったのかも・・・。
 録音は琵琶湖線(東海道本線)守山→栗東間です。
 1M車走行音[221sa.ra/325KB]
 こちらはクモハ-サハやモハ-サハでユニット状になっているところに組み込まれる電動車の走行音です。定格電圧の異なるモータを積むことでユニット車、1M車とも直並列制御を使用するようにしているわけです。ユニット車との音の違いは微妙なようなそうでもないような・・・。
 録音は琵琶湖線(東海道線)南彦根→河瀬間です。
・その他の写真
 クモハ220-7以下4連です(後2連はクモハ220-6他)。2001年3月に運転を開始した「みやこ路快速」の列車で、2連を2本併結した、今まではあまり見られなかった組み合わせです。221系では最小単位を2連として様々な組成が可能とされているのも特徴となっているわけです。223系にもこの思想が引き継がれたと言っていいのではないでしょうか。
 2001.3.13 京都駅にて撮影

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