・417系

クモハ417-5以下3連+クモハ417-2以下3連  1978(昭和53)年、地方としての輸送改善用の車両として登場した、50系客車や40系列気動車などの弟的な車両です。車体中央によった両開き2扉の車体はその後の交流電車にも受け継がれたものであるものの、417系自体は3連5本が登場したのみで後の増備は仙台地区の717系、北陸地区の413系、九州地区の713系に移行しています。
 電気系統は415系に準じた交直両用車ですが、耐寒耐雪構造とするため711系並の雪切室や抑速ブレーキなどが装備され、台車は特急や急行が装備する空気バネ式となっています。
 仙台電車区に5編成が配置され、仙台近郊の交流区間で運用されています。
2000.2. 東北本線白石駅にて撮影
 クモハ417-5走行音[c417-5.ra/330KB] 直接再生
 417系の走行音です。MT54系モータを装備してはいるものの、MT54Eという、自己冷却用のファンを装備していないモータであるため、標準的なMT54には必ずある「ゴー」という高速域の騒音が全くと言っていいくらい感じられないのが特徴です。低速域の音はMT比が高い分だけ上がり方は早いものの、415系と似たような雰囲気と言えると思います。
 録音は東北本線大河原→船岡間です。
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