・東急電鉄7600系

先頭車のパンタグラフが特徴の7653以下3連  1986年、池上線への7200系3連投入で制御車が余剰となり、これをVVVFインバータ制御の電動車に改造して生まれた車両です。
 小出力モータで当初は1C8M接続とされ、下り向きのデハ7650形に制御装置が、上り向きとされたデハ7600形に補機類が装備され、クハ7500形やデハ7200形と共に3連が組まれました。この時点では3連2本を合わせた6連が大井町線、残りの1本が池上線所属でした。
 その後大井町線の20m5連化で、7600系は池上線に集約されましたが、この時にデハ7600形はクハ化、クハ7500形2両は新たに電装され7650形7660番代となりました。デハ7200形と組んでいた3連にはデハ7400形を組み、これをVVVF化し7673号車となりました。
 現在では3連3本が在籍し、池上・多摩川線で活躍しています。
2000.8.5 蒲田駅にて撮影
 走行音[toq7600a.ra/167KB] 直接再生
 VVVF改造車、7600系の走行音です。東洋電機製の初期のGTOインバータで、そのものの音です。改造当初は1C8Mで、この音を録った時には1C4Mになっているわけですが、特に変わったところはないものと思われます。逆に同時期にVVVF化された7700系は全く違う音になってしまいましたが・・・。
 録音は池上線荏原中延→旗の台間です。
・その他の写真
 7661号車のVVVF装置です。7700系のものと同じですが、これで当初は8個のモータを制御していたそうです。1個あたりの出力が小さいために問題なかったということだと思いますが、なんだかすごいことのように感じてしまいますね。
 1998.2.2 池上線旗の台駅にて撮影

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