・東急電鉄2000系

2102以下10連  1992年に田園都市・新玉川線用に登場した車両で、6M4Tの10両編成、車体長は20mとなっています。VVVFインバータ制御で、8500系で試験を積んできた1C8M式のインバータを本採用しています。
 車内についてはロングシートの蹴込みの拡大、東急沿線の名所をデザインしたカーテン、7人掛シートの中間仕切部へのポールの設置など、細かい部分に工夫が見られるようです。
 92年に2本、93年に1本が製造され、第3編成は6M2Tの8連で登場し、数ヶ月の間東横線で使用され、現在では10連3本が田園都市線で使用されています。
2000.4.13 田園都市線長津田駅にて撮影
 走行音[toq2000a.ra/214KB] 直接再生
 2000系の走行音です。日立製の1C8Mインバータということで、標準的な音と言えるのではないでしょうか。8500系の最終増備車に積まれたインバータと酷似しています。減速音には違いがありますが。それにしても東急のVVVF車はどの車両も高速域の音が良く似ています。後に登場するIGBTインバータの3000系でさえも同じような雰囲気を出していますから・・・。
 録音は田園都市線田奈→青葉台間です。
 走行音(VVVF装置付近)[toq2000b.ra/363KB] 直接再生(高速回線専用)
 日立製のこの世代のインバータ車ではよくVVVF装置本体から激しい音を出している車両があるので試しにVVVF装置付近で録音してみたものです。京王8000系の一部車両ほどではありませんでしたが、やはりそれなりの音を出していますね。でもこの音、なぜか地下区間では聞こえませんでした。トンネルの反響でモータ音が強くなってしまうことが原因なんでしょうかね。
 録音は田園都市線溝の口→高津間です。
・その他の写真
 行先表示機がLED式となった2103以下10連です。この編成の登場時は8連で東横線用でした。後に付随車2両を追加して田園都市線用となりました。
 2000.1.12 田園都市線高津駅にて撮影
 2203号車のVVVF装置です。北側の側面を見るとこのように冷却ユニットが1つだけ見えるわけですが、反対側には2つ見えるはずです。構成的にはこの時期の日立製GTOインバータの標準品ですが、冷却ユニット表面の穴の形などは0718号車と同様独特のものです。
 2000.1.12 田園都市線高津駅にて撮影

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