・東京都交通局10-000形

1次車と5次車の混結編成10-069以下8連  1978(昭和53)年度の新宿線開業時から使用されている20m4扉、ステンレス車体のチョッパ制御車両です。1971年の試作車から、1997年の8次量産車まで8連28本、224両が製造されました。
 1979年度の2次車まではセミステンレス車体で、チョッパ装置も強制風冷式でしたが、1986年度の3次車からはオールステンレス車体に一段下降窓、フロン沸騰冷却式のチョッパ装置になるなど、様々な変更が加えられています。また、4次車からは新製冷房車となりました。
 1991年度の7次車では行先表示器がLED式に、1997年度の8次車ではさらに前面形状の変更、チョッパ装置のGTO方式への変更が行われるなど、増備期間の長さが伺える変更内容となっています。
1999.11.7 京王線笹塚駅にて撮影
 走行音(1・2次車/強制風冷チョッパ)[to10-h1a.ra/283KB] 直接再生
 試作車と1・2次車(1〜18番編成のうち京王線側から2・3両目を除いた車両)には強制風冷式のチョッパ装置が搭載されています。このため常に送風の音が聞こえるのが特徴となっています。また、チョッパ音が首都圏の車両としては珍しく低い音ですが、2相2重式チョッパで合成周波数470Hzということらしいので聞こえる音は235Hzということになるわけです。試作車の三田線での試運転時代は合成周波数640Hzだったという記録が残っているので当時はほとんど営団6000系などと変わらない音だったものと考えられます。
 メーカーは試作車と1次車に該当する第9編成までは日立製、2次車は三菱製が用いられているようです。
 録音は松井さん提供で京王相模原線京王堀ノ内→南大沢間です。
 走行音(3〜6次車/冷媒沸騰冷却チョッパ)[to10-h2a.ra/272KB] 直接再生
 3次車は19〜21番編成の全車と12〜18番編成の増結中間車、4次車は22・23番編成、5次車は1〜11番編成の増結中間車、6次車は24番編成が該当し、これらのグループではオールステンレス車体、一段下降窓への変更、チョッパ装置のフロン沸騰冷却式への変更などが行われました。このためチョッパ装置からの送風音はなくなりました。チョッパ音に関してはチョッピング周波数が変更されていないため特に変わりはないはずです。
 メーカーは3・5次車は確認している分は全て日立、6次車は三菱、4次車は22番が日立、23番が三菱となっているようです(メーカーの調査は松井さんの全面協力を受けています。自分ではあまり見ていないので未確認車両も残っていますのでご了承下さい)。
 録音は松井さん提供で、京王相模原線南大沢→京王堀ノ内間です。
 走行音(7次車/冷媒沸騰冷却チョッパ)[to10-7a.ra/248KB] 直接再生
 25・26番編成が該当します。このグループではチョッパ装置に変化はありませんが、行先表示器がLED式になったほか、扉上部にはマップ式とフリーパターン式の案内装置が装備され、自動放送装置とドアチャイムも装備されています。
 走行音関係では大きな差はないのですが、ドアチャイムが後の増備車とも違うタイプになっているようなので載せておくことにします。それにしても減速時のチョッパ音がなぜか妙に小さいみたいですね。
 録音は松井さん提供で京王相模原線南大沢→多摩境間です。
 メーカーは25番編成は日立、26番編成は未確認です。
 走行音(8次車/GTOチョッパ)[to10-8a.ra/210KB] 直接再生
 27・28番編成が該当し、その前面形状から「東武30000もどき」などと呼ばれたりしているようです(って呼んでるのは自分だけ?)。同じ都営地下鉄の各線ではとっくにVVVFインバータ制御車が導入されていることを考えれば7次車か、悪くても8次車ではVVVF化されても良さそうなものなわけですが、スイッチング素子をGTOサイリスタに変更するという内容にとどまってしまいました。GTOチョッパとなれば営団6000系チョッパ更新車のようなものを想像してしまうところですが、制御方法は従来のものと同じにしているのか、音的な変化はなかったようです。ただ、チョッパ音は小さくなったという話ですし、なんとなく鳴り方がソフトになった気もします。
 録音は松井さん提供で、京王相模原線京王稲田堤→京王多摩川間です。
 なお、メーカーについてはプレートが見つからなかったと聞いています。
・東京都交10-000形の姿
 2次車までに搭載されている強制風冷式のチョッパ装置のうち、三菱製のものです。10-115に搭載されているものを撮影しました。
 1999.11.7 京王線笹塚駅にて撮影
 3次車から7次車までに搭載されているフロン沸騰冷却式チョッパ装置のうち、日立製のものです。この手の装置の場合、メーカーによって形態に差がでる場合が多いので、たぶん三菱製はまた違ったものなんじゃないかと思われます。たぶん手前に突き出している部分の表面が網状になっていると思うわけですが・・・。
 写真は10-117のものです。
 1999.11.7 京王線笹塚駅にて撮影

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