・京王電鉄6000系

地下乗り入れ車の6789以下8連  1972(昭和47)年、京王帝都電鉄(当時)初の20m車として登場しました。車体は都営新宿線との乗入れに対応した寸法で、新製時から冷房装備、電気指令式ブレーキにワンハンドルマスコンとこの時代の車両としてはなかなか進んだ装備となっています。
 制御方式は初期車は抵抗制御、1974年以降の車両は回生ブレーキ付の界磁チョッパ制御となっていますが、現存するのは後者のみとなっています。
 最盛期には3+5両分割の0番代、京王線内用8連固定の10番代、5扉車の20番代、地下直通用の30番代を合わせて304両が在籍しました。1999年4月現在で264両まで減少しています。
1999.11.7 京王線笹塚駅にて撮影
 走行音[ko6000a.ra/224KB] 直接再生
 界磁チョッパ制御車の走行音です。東急8000系あたりと同じタイプなような少し違うような・・・。このタイプの音についてはあまり詳しいわけじゃないのでよく分からないのが現状です。ちなみにこの6000系では京王線内専用車の中に5M3Tや3M2Tの編成があり、これらには1M方式の電動車も組込まれるわけですが、永久直列の配線にすることでユニット式の車両と同じモーターを使用できるようにしているようです。
 それから、初期車は抵抗制御方式だったわけですが、これも音は録っていません。違う音のはずなんですが・・・。
 録音は京王線仙川→千歳烏山間です。
 走行音(1M車)[ko6000b.ra/267KB] 直接再生
 こちらは新宿方の先頭電動車で、1M方式となっている6400形の走行音です。もちろん上り列車で録音して、この車両が先頭となっている状態です。2両ユニットの車両と比べると、制御段数が直列14段・並列11段+弱め界磁から直列14段+弱め界磁のみになるなどの違いがあります。ただ、モータ形式が同じなので、直並列切替がないことと、回生失効速度が高いことくらいしか音の違いに至る要素がないうえ、2両ユニットの車両でも直並列切替の音がほとんど分からないため、結局はブレーキ時の音がすぐに聞こえなくなってしまうくらいしか違いは分からないようです。
 録音は相模原線京王堀之内→京王多摩センター間です。
・その他の写真
 6772以下4連です。1991年に5扉車5連×4編成が製造されましたが、2000年には2編成が4扉化改造を受け、写真の6722Fは4連化の上(5扉のまま)ワンマン改造を行い動物園線用となっています。この編成からは1M車として使用されている6122号車が抜き取られ、本線用で5扉のままとなっている6721Fに組み込まれこちらは6連となっています。  4扉化改造車については妙な雰囲気が漂っている車両なんですが、まだ撮影していません。
 2001.1.21 京王線高幡不動駅にて撮影

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