ppccfg設定例

(1) Start Resolution(画面解像度と色数)

	起動時の画面サイズと色数(ビット数)を指定(起動後に「システム環境設定」で変更も可能)。
	また、フルスクリーンモードでのリフレッシュレート(周波数)を指定することもできる。
	色数に指定できるのは15または32であり、8ビット(256色)カラーはサポートされていない。
	デフォルトは「800x600 15ビットカラー」

	指定例
	ppc_start_resolution = "800x600x15"

	指定例(リフレッシュレート指定時)
	ppc_start_resolution = "800x600x15@60"

(2) Fullscreen(フルスクリーンモード)

	0以外の値を指定すると、フルスクリーンモードで起動する。
	デフォルトはウィンドウモードで起動。

	指定例
	ppc_start_full_screen = 0

(3) Redraw interval(描画間隔)

	画面を再描画する間隔を10〜500(ミリ秒)の範囲で指定する。
	デフォルトは「40」。

	指定例
	redraw_interval_msec = 40

(4) Key codes(キー割当)

	マウスの制御やフルスクリーンモードの切り替えに使用するキー等を指定する。

	指定例
	key_compose_dialog = "F11"
	key_change_cd_0 = "none"
	key_toggle_mouse_grab = "F12"
	key_toggle_full_screen = "Alt+Return"

(5) Loader(ブートローダー)

	起動の方法を指定する。
	「auto」の場合、起動可能な最初のパーティションから起動する。起動時にパーティションを選択したい場合は「select」を指定する。
	デフォルトは「auto」。

	指定例
	prom_bootmethod = "auto"

(6) machargs(カーネルオプション)

	""(指定なし)、"-v"(verposeモード)および"-s"(シングルユーザーモード)が指定できる。デフォルトは「-v」。

	指定例
	prom_env_machargs = "-v"

(7) CPU Config(CPU設定)

	エミュレートするCPUをG3(0x00088302)とG4(0x000c0201)のどちらかで指定する。
	デフォルトはG3。

	指定例(G4の場合)
	cpu_pvr = 0x000c0201

(8) Main Memory(メモリ量)

	クライアントOSに割り当てるメモリ量を16進数で指定する。デフォルトは「0x8000000」(128MB)。

	指定例(256MBの場合)
	memory_size=0x10000000

(9) IOデバイス(master)

	クライアントOSでハードディスクの代わりに使用するHDイメージファイルを指定する。

	HDイメージファイルを使用する場合はpci_ide0_master_installed に「1」を、使用しない場合は「0」を指定する。
	pci_ide0_master_image にはHDイメージファイルの相対パスを指定する。
	pci_ide0_master_type はコメントのままで良い。

	指定例
	pci_ide0_master_installed = 1
	pci_ide0_master_image = "macosx.img"
	#pci_ide0_master_type = "hd"

(10) IOデバイス(slave)

	クライアントOSで使用するCD-ROM装置(実ドライブまたはCDイメージファイル)を指定する。

	CD-ROM装置を使用する場合はpci_ide0_slave_installed に「1」を、使用しない場合は「0」を指定する。
	CDイメージファイルを使用する場合、pci_ide0_slave_image にファイルの相対パスを指定する。
	実ドライブを使用する場合はドライブレターを"E:\"の形式で指定する(実ドライブがEドライブの場合)。
	pci_ide0_slave_type は"cdrom"と指定する。

	指定例(イメージファイルの場合)
	pci_ide0_slave_installed = 1
	pci_ide0_slave_image = "panther1.iso"
	pci_ide0_slave_type = "cdrom"