server.xmlの設定で、Tomcatを制御する

server.xmlでTomcatの動きを制御する

Tomcatでの設定をするには、 Server.xmlとweb.xmlの設定変更は避けて通れません。
まずは、Tomcatの動作を制御するServer.xmlの設定です。

server.xmlは、$TOMCAT_HOME/conf/server.xmlになります。
このファイルは、Tomcatサーバの動作を定義してあるファイルで、Webアプリケーションの登録、ロギング、アクセス方法などが定義されています。
説明は、Tips形式でまとめてみました。
注)Tomcat-4.1.27で検証しています。

1.port:8080(Tomcat簡易WEBサーバ)での接続を拒否する。

mod_jkまたは mod_jk2が使用できるなら、推奨
mod_jkやmod_jk2を使用してapacheと連係させる場合は、port:8080は拒否しておくのが妥当でしょう。
92行目付近を以下のようにコメントにしてください。

2.mod_jkでの接続

mod_jkを使用する場合に必項
mod_jkで接続する場合は、以下のところがコメントになっていないことを確認してください。

<ConnectorclassName="org.apache.ajp.tomcat4.Ajp13Connector"
port="8009" minProcessors="5" maxProcessors="75"
acceptCount="10" debug="0"/>

3.mod_jk2での接続

mod_jk2を使用する場合に必項
mod_jk2で接続する場合は、以下のところがコメントになっていないことを確認してください。

4.webアプリケーションのベースディレクトリを変更する。

通常変更する必要はありません。
$TOMCAT_HOME/webapps以外にBaseディレクトリを指定したい場合に赤字の所を変更します。

<Hostname="localhost" debug="0" appBase="webapps"
unpackWARs="true" autoDeploy="true">

5.Tomcat付属のデモ、examplesを使用不可にする。(Tomcat-5.0系では通用しません)

運用レベルでは必項
下記の部分をコメントにする。

6.Contextを追加し、独自のWebアプリケーションを追加する。

アプリケーションを追加した場合は必項
たとえば、"test"というアプリケーションを、$TOMCAT_HOME/webapps以下に作成した場合。

<Contextpath="/test" docBase="test" debug="0"
reloadable="true" crossContext="true">
</Context>

Contextのパラメータ一覧

パラメータ	指定	設定内容
path	必項	アプリケーションへ接続するURL (例の場合は、http://localhost/test/で接続できます。)
docBase	必項	登録するWEBアプリケーションのディレクトリ名 $TOMCAT_HOME/webappsの相対パスで指定するか、"/"から始まる絶対パスで指定することができます。例えば、"/home/test"なども可。
debug		デバッグレベルを指定します。通常は、"0"でOK
reloadable		クラスファイルが更新された場合に、"true"で自動で認識処理します。 "false"の場合は、クラスファイルの追加後、Tomcatの再起動が必要です。(JSPは関係ありません。) 運用段階になったら、"false"にしておくことを推奨します。
crossContext		忘れた、調べておきます。

Producted by Tomoya Sakurai