乳の詫び状

Last update 1999/02/24

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

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乳の詫び状(1999/02/22)

 毎日新聞のDailyMail:INTERNETの記事がおかしいと書いた話。他にも、「インターネット・セキュリティー・システムズ(IIS)」はISSが正しいといった指摘もありました。そりゃ、そうですね。Thanks > 会津さん。

 Linuxのセミナービジネスが好評のようです。たとえば、日経BPのLinuxセミナー[http://bpwww2.nikkeibp.co.jp/event/linux/]は、満員御礼で追加までして対応しているし、NECもLinuxセミナー「http://www.sw.nec.co.jp/ccseduc/Linux.html」をはじめてます。「NEC、Linuxサーバー構築セミナーを開催」によれば、NECがLinuxの教育市場がビジネスになると考えたそうです。ありがとう鬼島さん。

 で、NECといえば大赤字。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 大赤字のNEC
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 日立に続いてというか、NECは、悲惨な決算予想ですね。
 赤字幅が、2200億円以上ですって。創業以来最悪だそうで。
 パッカードベルを買収したときには、これで部品共通化を進めて、98シリー
ズもコストダウンできると相乗効果をいってたけど、赤字垂れ流しじゃ、お荷
物になってるだけ。NECもいいように金を引っぱり出されただけなんじゃない
かな。ソニーや松下が、海千山千のハリウッドの連中にいいように金を引っぱ
り出されて、食い物にされたのを思い出しますね。
 金子社長が責任をとってクビだそうです。
 社員もグループで、3年間のうちに1万5000人をリストラするそうです。
府中の工場でもだいぶクビ切りがあるんでしょうかね。

 NEC府中といえば、東芝府中(展開強引ですけど)。ラグビー日本選手権、テレビ観戦だけど、東芝府中とサントリーの試合は、東芝府中が28-25で勝ちましたが、サントリーが14人でもトライを奪ったり、最後にまたトライを奪ったりして、最後の最後まで執念みせた、見応えのある好ゲームでした。府中市民としてはどっちも地元のチームだから(笑)、どっちが日本一になってもらってもいいんだけど、どうせなら決勝でみたい組み合わせでした。トヨタ対神戸製鋼の試合が、ぱっとしない試合だっただけによけいそう思います。

 東芝府中の攻撃は、セットプレーかっちょよかったですね。サントリーは、FWをからめると強かったですね。東芝府中もスクラムは互角だったけど、FWで縦突進を何回かやられてからバックスに回されたときは、ディフェンス、きれいに破られてましたね。あれは修正しないとまずいんでしょうね。

 東京ケーキについては、今年も福岡市の放生会という祭りでは確認できたそうです(Thanks 森田さん)。山口でそれに該当するのは、「鶏卵まんじゅう」ではないかという指摘(岩間さんから)。同様のものを「東京まんじゅう」といって売ってあった記憶もあるそうです。「鶏卵まんじゅう」「東京まんじゅう」はちょっと記憶にないです。

 Koshimuraさんによれば、東京ケーキと同じ戦術を使った?ものに、渋谷で以前みた「広島焼」があるそうです。結局はお好み焼きらしいんですが、ノボリには大阪風(関西風かも)となっていて節操がなかったとか。

乳の詫び状(1999/02/21)

 毎日新聞のDailyMail:INTERNETの記事がおかしいと、jouwa/salonで話題になりました。Debian GNU LInuxのセキュリティホールの記事ですが、最後に、

 フリーOSを利用する場合、最新のセキュリティー情報を把握しておかないと、 セキュリティー対処までの時間差で外部からシステムに被害を受ける可能性があ る。商用ソフトウエアがフリーOS上に移植されつつある今、フリーOSを業務に利 用する際の問題の一つとなっていくかもしれない。

と書いてあるんです。これは明らかに間違いで、商品もフリーも関係なく、どのOSでも最新のセキュリティ情報には気をつける必要があります。対処までの時間差うんぬんまで踏み込んで書いているけど、それをいえば、LinuxやFreeBSDのほうが、SolarisやNTよりも早いし、特に日本語NTはセキュリティホールが数ヵ月から半年程度もほったらかしだもんね。さっそく、こんな「LOphtがNT 4.0のセキュリティホール報告」のも出てるし。

 フリーOSを業務に使う機会が増えてきたからセキュリティに気をつける必要があるのではなく、どのOSを使ってもセキュリティには気をつける必要があるということです。
 なお、記事の執筆者は、Furukawa Yasuhiroという人です。いまなら(1999/02/21 06:15)、まだ、http://dm.mainichi.co.jp/update/internet.htmlで読めます。その下のミニニュースにある、ディズニーがアップル買収かという噂のほうが面白いけどね。AppleとPixarをまとめてディズニーに売っちゃうのは、Jobsとしてはいいかもね。

乳の詫び状(1999/02/20)

藤本さんから、柳川鍋の由来について。

infoseekで検索したところこんなページがありました。

http://home3.highway.ne.jp/nabeken/kantou.html

柳川鍋は東京のものだそうです:-)
ただし名前の由来自体は以下のように諸説書かれています。
・最初のどぜう鍋屋の屋号が「柳川」だった
 (ホッチキスみたいなもんですね)
・鍋が柳川生まれの職人の手によるものであった
・どぜうの姿を柳に見立てた

だそうです。

 ホッチキスみたいというのは、一般名がステイプラーで、ホッチキスは特定商品の商標だということですよね。ジープもそうだし、ジェットコースターもたしか商標でしたよね。昔、NHKはこのあたりをどう放送するかずいぶん悩ましかったらしいですが、最近は、緩やかですよね。ぎくっ。ああ、NHK。

 地名がからむということでは、九州・山口の縁日では見かけるが、東京の縁日にはない、幻の駄菓子「東京ケーキ」みたいなもんかもね。大学のときに友人達に聞き取り調査したら、九州各県と山口県の縁日には、あったようです。いまでもあるのかなあ。

 お菓子としては、ふわふわした小さな丸いカステラみたいなもんです。店の演出としては、いかにもこんなに卵を使ってますみたいに、卵の殻を山のように積み上げてあるんです。垂れ幕には、「栄養満点。滋養豊富。お子さまの健康に東京ケーキ」みたいことが書いてあったと思います。首都東京のハイカラさでハクとつけ、昭和30年代のまだよくない食糧事情を巧みに突いていたと思います。

 オリジナルかと思える地域では知られておらず、別のある地域でだけ異常にもてはやされるものを、ぼくは「東京ケーキビジネス」と呼んでいます。信じる馬鹿が多いのか、面白がる奴が多いのか知りませんが、日本でだけ盛り上がっているそうなノストラダムス関連ビジネスなどが、東京ケーキビジネスの典型だと思います。

乳の詫び状(1999/02/18)

 柳川出身の匿名氏から、柳川鍋は、柳川名物ではないというメールを頂戴しました。ありがとうございます。

さて、話の本筋から外れて申し訳ないのですが、
乳の詫び状(1999/02/16)に
>「どぜう」なら「どじょう」なんだけど。ああ、柳川行きたいなー。
とありますが、「柳川鍋」はそもそも福岡県柳川市の
名物ではないはずです。

私の両親は柳川市出身で、さらに母の実家は海にも川にも
近いところにありますが、双方とも、幼少のころより
「どじょうを食す」という習慣はなかったと明言しております。

最近は川下りの船着き場の周辺に柳川鍋を出すお店も
出ているようですが、これらは近年、柳川市が観光化されてからの
もので、もともとはこのようなところはありませんでした。

「柳川」という枕が同じなので、わたしの友人も含め、
誤解し勝ちですが、柳川市の柳川鍋は、観光客目当ての
便乗商売(のはず)です。柳川市の名物はむしろ「うなぎのせいろ蒸し」です。
#でも、若松屋の味は落ちたと地元民のもっぱらの評価です

私が柳川原産の人間だと言うといつも「どじょうの!」と言われ、
内心忸怩たる思いをしておりますので、一言申し上げたく思いまして...

 どぜうは柳川だと思っていました。どうも、すみません。

 日経本紙でLinuxの短期連載が始まったとのこと。鬼島さんからのメール。

2/7付の「帝国の崩壊」記事ほどのインパクトはないですが日経2/17朝刊から「Linux
の台頭(ゲイツ脅かす革命)」という短期連載があります「上」とありますからせい
ぜい2、3回のコラムでしょう。

ポイントは2つ。
Linuxの推定開発費用が$100億とありMSの年間開発費$25億と比較している点と、
「インターネットのホームページ用サーバーOSにおけるシェア」というグラフです。

・Linux         26.3%
・Windows       23.4%
・BSD           22.6%
・Solaris       14.4%
・その他        13.3%
(1998年末時点、民間調査機関の‘インターネットOSカウンター’調べ)

分野を絞ったとはいえNTの存在は低いものですね。
NT、UNIXというカテゴリーにしてしまうとあっさり逆転してしまいます。
この中のコメント
「今は単なるフィーバー。バグ(欠陥)も多く、本当の普及には難関が多い」(ある
代理店)
そのバグの多いOSより*落ちやすいOS*はどう評価したものでしょうね(笑)

 「フィーバー」は死語だなあ(笑)。「本当の普及の意味」がわからないけど、デスクトップOSの主流になる意味なら、順調に行ってまだ数年はかかるでしょう。

 一般ユーザーがほいほいWindowsからLinuxになるなんて、いつかあるかもしれないけど、そんなの当面どうでもいいことでね。頭を使っているところ、知恵のあるところは、Linuxのようなオープンソースのソフトを使うことで、どんどんコストダウンと競争力アップができる。人にいわれるがまま訳もわからずNTを使ってるところ、頭を使ってない知恵が出せないところは、業者のナスがままキュウリがパパで金を出すしかなくて、コストダウンに耐えられず競争力が落ちて、生き残れなくなる。それだけのこと。

 選択肢が増えることで、選別が激しくなり、勝ち組と負け組にユーザーや企業も二極化するだけ。そういう事例をみて負け組になりそうだと焦りまくり、NTからLinuxへ乗り換える連中も増えるだろうが、訳もわからずNTからLinuxに走ってるようじゃ、業者のいいなりにNTを導入して失敗した同じ過ちを繰り返すだけ。結局、そんな企業やユーザーは、食い物にされてしゃぶりつくされたらポイです。

 結局、自分で自分の生き方を考えない奴は死ね。単純化すればこれだけです。自分で自分の生き方を選ぶ権利は、他人に握られたくない(たとえば、マイクロソフトに握られたくない)。だから、選択肢がほしい。こういうことです。その上で、自分の自分の生き方を考えない奴は生き残れなくて当然。だって、自分の人生だろって。

 こうやってみると人生って、なんて簡単なんだろう(笑)。インプレスが出せばいいのに、「できる! 人生」とか(爆笑)。

乳の詫び状(1999/02/17)

 昨日紹介したロバート・オーファリ、ダン・ハーキー著、並河英二、水野貴之、池浦規之訳「Java & CORBA C/S プログラミング」(日経BP社)は、1月に第2版の翻訳が出たとのこと。日経BP社の方から直接メールを頂戴しました。ありがとうございます。

 調べたら、http://www2.nikkeibp.co.jp/htbin/booksfrm/9901_books.html?148222804970にありました。上下2巻になって、それぞれけっこうな値段です。でも、原著は評判いい本なんですよね。会社におねだりして買ってもらうといいかも。

 ASAHIネットのunix/linuxから。

標題: IBMがLinuxに本気
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 IBMがLinux全面対応を発表する模様です。なんせ、PCのサーバとデスクトッ
プだけじゃなく、UNIXワークステーションのRS/6000にもLinuxを載せて出荷す
るようです。
 PowerPC版Linuxは独自開発もするようです。
 ディストリビューションもRed Hatだけじゃなく、Caldera, Pacific Hitech,
 S.u.S.Eをサポートする模様。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9902/16/b_0215_01.html
[IBM,独自版の開発も含めたLinux戦略発表へ]
http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,389494,00.html
[IBM to Linux-ize PCs: Will launch broad initiative, including its own
 version of OS]
をどうぞ。

 後者の記事では、アメリカで出るTurboLinuxには、データベースとしては
IBMのDB2が付くようですね。
 こりゃ、また、すごいことになってきましたね。

 翔泳社の社長は、長廻さんではなく、速水さんという方だそうです。長廻さんは翔泳社の会長で、今度はサイトデザインという会社を作って、そこでは社長をやってるそうです。Thanks > 上田さん
 そういえば、そういう葉書来てたような気がする(苦笑)。
 そういえばのそういえば、今日は、元「スーパーアスキー」でいま「Linux Japan」の編集をやっている風穴(これがニックネームじゃなくて本名なんですよね)さんが、引っ越しましたという葉書が来てたな。でも、すぐ忘れるだろうな(おいおい)。
 そういえばのそういえばのそういえば、元「スーパーアスキー」といえば、小川さんたちの作った会社。調布にあって近くだから、今度、あいさつに行きますとか調子のいいこといって、とっくに半年くらい経ったんじゃないか。まずいなあ。

 もっと、まずいのがNHK。どうすんだろうなあ。どうしようもないだろう。Windows 2000が出るのが先か、どっちだって感じだよね(爆笑)。もうインドの山奥で修行してレインボーマンだな。レインボー、ダッシュ。そんな古いの、知らんて、だれも。失礼しました。

乳の詫び状(1999/02/16)

 ASAHIネットのunix/linuxから。

標題: Linux版Oracleキャンペーン価格
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 Linux版Oracleがキャンペーン価格で出ますね。1999/03/18から1999/09/30
まで、9万8,000円だそうです。通常価格は22万円ですから、大幅値引きですね。
詳しくは、
http://db.oracle.co.jp/news/owa/news.NEWS_DETAIL?p_news_code=252
をどうぞ。

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: SunのReality Check
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 Sunのサイトには、Reality Checkという、他社の宣伝文句の嘘を暴いて、自
社の優位性を主張するコーナーがありますが、現在の最新コラムは、Windows 
2000です。
 いつまで経っても出ないので、Win-DOZE 2000と皮肉っています。詳しくは、
http://www.sun.com/realitycheck/headsup990202.html
Win-DOZE 2000
をどうぞ。過去のReality Checkは、
http://www.sun.com/realitycheck/archive.html
です。
 Win-DOZE 2000の記事の中にあった、
http://www.techweb.com/wire/story/TWB19981029S0001
Unix Growth Still Outpaces Win NT
ですが、これ、すごくSunに都合のいい調査結果ですよね。薬をかがせて作ら
せたのかもと疑いたくなりますね(笑)。UNIXのほうがNTよりサーバ市場では伸
びているというのは、金額ベースならわかりますけれどね。Linuxの影響で伸
びているのならわかるけど、Solarisで伸びている感じはしないしなあ。
 たとえば、
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/981218-2.html?mn
にある調査は、Linuxは伸びているがほかのUNIXはちょっとねみたいな感じで
すよね。
 まあ、こういう調査は、そのときの時流(いまならLinux)を後押しするよう
に作られるのが常だと考えておくほうがいいのでしょうね。だって、時流に乗
ると金が流れてくるんだもんね。

 Win-DOZEのDOZEは辞書を引くと、「仮眠」という意味ですね。「どぜう」なら「どじょう」なんだけど。ああ、柳川行きたいなー。

 前も書いたけど、NTは信頼性が低く、性能が出ないから、1台のマシンでまかなうことができず、何台もマシンが必要で、だから、出荷本数が増えるという説明は、何度読んでも笑いますね。つまり、出来の悪い奴ほどはびこるわけで、世の中、そういうもんなんだろうなって。

 この中に出てくる(もっというならnews.comの記事で参照されている)D.H.Brownのレポートについては、かつてMS Watchでも採り上げましたが、いまはMSKKによるNT対UNIXの比較の大笑い(1999/02/12記録)を読むほうがいいです。

 ASAHIネットのjava/salonから。

標題: Java本格稼働
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 Javaを使った企業のシステムが次々と本格稼働を開始した様を、日経コンピ
ュータ1999/02/15号が「Javaが本稼働 導入ユーザーが明かす真実と幻想」と
して特集しています。
 要約記事は、
http://nc.nikkeibp.co.jp/jp/articles/features/990215/index.html
で読めます。
 以前から開発が始まったシステムですから、JDK 1.1.xベースですけど、
Java 2になると少なくともWin32環境だと、JDK 1.1.xより数割から倍くらいス
ピードアップしているし、GUIはJFC/Swingもあるし、ますますやりやすいです
ね。

 どこもちゃんとSunのJDKに準拠してやってるようですね。当たり前でしょう
けど、この前、MSのVJ++でやったところがあって、Sunが裁判に勝ったので、
MSがJavaを止めそうな気配が出てきて、MSの独自ライブラリ使ったりしている
ので、どうなるんだろうかと心配してました。そんなの使ったほうが悪いんだ
と思うんですけど。
 それから、まだCOM/DCOMでシステム開発をやっているところがあって、ぼく
なんか、Windowsだけ、しかもクライアントだけで閉じた世界ならCOM/DCOMも
いいけど、サーバー側やマルチプラットフォームじゃ、COM/DCOMに先はないの
で、「VJ++の二の舞にならなきゃいいけどなあ、まあ、がんばってね」と思い
ました。
 サーバー側やマルチプラットフォームで先がありそうなのは、CORBAだと思
います。
 CORBAについては、同じく日経コンピュータ1999/02/01号が、「今こそCORBA
を見直せ!大手企業が本格導入を決断した理由」として特集してます。東京三
菱、三和といった金融機関をはじめ、ビッグユーザーでのCORBA採用事例がど
んどん増えてます。CORBAとJavaは相性がいいというか、CORBAはJavaで生き返
ったようなもので(笑)、CORBA + Javaでの事例も増えてますね。もちろん、他
の言語からでも使えますけれど。

 ぼくが連載を持っているDDJ日本版のブックレビューコーナーで過去に紹介
したCORBAがらみの本は、
・成田雅彦、保西義孝、勝亦章善、島村政義、島村真己子、杉能康明共著
「CORBAとJava分散オブジェクト技術」(ソフト・リサーチ・センター)
・ロバート・オーファリ、ダン・ハーキー著、並河英二、水野貴之、池浦規之
訳「Java & CORBA C/S プログラミング」(日経BP社)
・萩本順三、福村真奈美、不破康人著「最新オブジェクト指向技術応用実践」
(エーアイ出版)

 1番目のは、薄いのがいいです。2番目は、もう第2版の翻訳が出ているか
もしれません。もし出ていたらそっちのほうがいいです。3番目は、CORBAは
ちょろっとですが、HORBを使ったりして分散システムの開発例を練習してます。

 そうそう、DDJ日本版は4月号で廃刊(休刊だけどおれは廃刊という)になります。jouwa/salonではずっと以前に話題になってましたが、暮れの12/28の突然のメールで、誠に申し上げにくいのですが廃刊ですだもんね。^^; 店頭公開して調子よさそうなんだけど、もっと儲かる部分に経営資源を集中しないとまずいということなんですかね。インチキ本というかトンデモ本といわれた「神々の指紋」が大当たりしましたけど、あの成功体験には酔わないようにしないとね。って、こんなこと、長廻(たしかこの字でいいと思う)社長は百も承知ですよね。もうずっと会ってないけど。

乳の詫び状(1999/02/15)

 ラグビー日本選手権。どの試合も、大差がついて、学生に日本選手権の出場権を与える必要があるのかすら、疑わしい内容。学生に高いレベルのラグビーを経験させたいのなら、ほかの形の試合を組むべきだろう。

 今年は関東学院が学生の中でもレベルが一段上で、ある程度やるかと思ったが、東芝府中にぼろ負け。東芝府中がリザーブ選手を使うようになってから、ようやく見せ場は作ったが、途中は手も足も出ず、ラフプレーに走って、キャプテンがシンビンを食らうようでは、ラグビーとしてクズ。レフリーの声が笑っちゃうもの。「東芝、怒るな、怒るな」とか「東芝、蹴るな」(倒れている関東学院の選手を踏まないように気をつけろの意)とか、相手が学生なんだから、大人げないことをせず、やさしく見守ってやれという指導をしつつ試合してるんだもんね。

 早稲田、慶応は試合に出すのがリンチ同然だと思っていたけど、明治でさえ神戸製鋼に108対0の除夜の鐘完封だもんね。いずれにしろ、どの試合も観てて面白い試合じゃないね。

 東芝府中は、ちゃんとつなぐラグビーしてたけど、100点以上とれなかったから、ちょっと日本一が心配。次はサントリー対東芝府中という府中対決。甲子園の高校野球でいえば、地元対決だもんねえ。もったいないなあ。どっちかは決勝に行くと思えばいいのかも。

乳の詫び状(1999/02/14)

 突如として始まったラーメン、お菓子ネタは、際限がないのでちょっと一休みします。いろいろと情報をくださったみなさんありがとうございます。まだ読んでない人は、バックナンバーを読んでください。

 MS Watchかなと思ったけど、Microsoftではなくて、MSという名前の怪しげな新興宗教の話なので、こっちに書きますが、AONOさんからのメールによれば、MS(Morning Start)教というのがあるそうです。教祖が元統一協会らしいですが、統一協会の別働隊なのかも。詳しくは、http://member.nifty.ne.jp/~keisen/ms.htmlだそうです。
 最近、大学で盛んに勧誘しているそうですが、この前、東大だっけ、宗教がらみで殺人未遂(さっきまで未遂がなかったけど、近藤さんという方から注意されました。Thanks 近藤さん)があったのは。あれも、これがらみだったりしてね。
 MicrosoftのほうのMSも、やってることは統一協会みたいなもんだし、政府から危険団体とみなされているのも一緒だし、名は体を表すんでしょうか。MS教の勧誘手口など、資料を読むとき、MSをMicrosoftだと思ってもちっとも不自然じゃないもんな(笑)。

乳の詫び状(1999/02/13)

 きのう、Ring Server Projectのミーティングが筑波でありました。やっぱ、夕方は寒かったです。

 箱崎の「だるま」ラーメンの情報、ありがとうございました。なるほど、あのあたりもずいぶん変わってますね。もう15年以上だもんね。ああ、でも、食いたくなってきたなあ。

 加藤泰文さんからのメール。

 丁度,今日 (2/12) の朝のはなまるマーケットで,“ひよこはどこのお
菓子か? ”について放送していました.なんとタイムリーな.:-) で,
メーカーの方のインタビューによると,東京オリンピックの頃に東京で
売り出して,全国に広がったそうですね.現在では,福岡と東京で生産
しているようですね.
# 番組では森尾由美が“発祥は福岡で,現在は福岡のおかしでもあり,
# 東京のおかしでもある”とかまとめていたかな.

チロルチョコに関しては,“チロルチョコの真実”というページもあり
ますね.:-)
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/9709/goka/tirol.html

既にご存知の事かも知れませんが….

 TBSの「はなまるマーケット」は我が家の定番だな。あれだけでしょ、芸能ニュースのうるさいのやらないのは。それ以前の4, 8, 10chのニュースで芸能ネタみてるから、もう8:30からうちは要らないんだよね。

 ひよこネタは偶然じゃないです。ぼく、「はなマ」のプロデューサーと知り合いだからネタ仕込んだんです(嘘)。まとめに森尾由美を使ったのは、ぼくが台本書いたからです(嘘)。森尾由美は、彼女が小さいときからずっと面倒見てるんで(嘘)。しかし、出産間際まで仕事して、出産したらまたすぐ復帰して、由美ちゃんも稼ぐなあ。お母さんは強いやあ。

 でも、「福岡のおかしでもあり、東京のおかし」でもあるなんていうのは、許されないな。そんな馬鹿なことをいってるから、上京するときに飯塚銘菓だと誇りに思って「ひよこ」を持って行って、東京の奴からありがたがられないどころか馬鹿にされる福岡県人が続出という悲劇がいまでも起こっているんだよね。TBS、あの発言、お詫びして訂正しろ。ただし、お詫びと訂正は森尾由美ちゃん直でお願いしますだって。なんだよ、それ。

 「チロルチョコの真実」の真実、面白かったなあ。ぼくは、ライスチョコのほうが好きでした。ヌガー系って、歯にくっつくじゃないですか。そういえば、松尾製菓のカウンターは3000ちょいになってました。1日で1500以上増えましたが、1日1万以上じゃなくてよかったですね。それでも何事が起こったかと騒ぎになってるかもしれません。^^;

乳の詫び状(1999/02/12)

 昨日、雪降りました。でも、大して積もってなくて、今朝は晴天なので、すぐ溶けちゃうでしょう。

 MS Watchだけちょっと追加しました。

乳の詫び状(1999/02/11)

 直方情報、珍珍軒情報、いろんな方からメールを頂戴しました。ありがとうございました。松尾さんからは、珍珍軒は中学の同級生がやっていた店というメールを頂戴しました。場所は須崎町商店街(アーケード街)の入り口の近くにあったが、やはりというか、数年前に閉店してなくなったとのこと。これで、永遠の味になったわけで、ぼくとしてはよかったかもしません。

 松尾さんからは、九大のある箱崎に20年以上前にあった「赤のれん」のラーメンが一番味が近いのではないかという指摘もありました。ぼくが九大の箱崎で食べたのは、20年弱前ですし、いまどうなってるか知りませんが、まずかったです。当時も地元の奴が、昔はよかったけど、いまはちょっとと止めたんですが、モノは試しと思っていったら、やっぱダメでした。箱崎だと、たむろしていた麻雀屋の関係もあって、やっぱ「だるま」のラーメンが一番好きでしたね。親父さん女将さん、どうしてらっしゃるか。店はどうなってるんでしょうね。

 16年前かな。勤め始めた管理工学研究所が西麻布にあった関係で、西麻布交差点の近くにあった「赤のれん」の支店?に行ったことがあります。トンコツラーメンなんて新宿の桂花以外なかった時代ですから、若干不安はあったもののうれしくなって行ってみましたが、バツでした。

 森田さんからのメールで、もち吉の前の名前が森田あられだったことを知りました。えっ、森田あられだったのかあ。ずいぶん、見事に変身したものですね。やっぱ、地下1000メートルの名水という例の井戸水タダ配り作戦がうまく当たったのでしょうね。ほんと、水、おいしかったです。

 もち吉ネタでは、小田原さんから、ソフトクリームがお薦めという意外な話がありました。もち吉だからコーンもうまいんだそうです。新宿小田急ハルクの地下にあるもち吉には、ソフトクリームあったかなあ。あれば、今度、試してみます。なければ、夏に帰省したときに、小倉駅支店でも門司の小森江支店ででも試してみましょう。

 子供のころに印象のあるお菓子メーカーといえば、「10円あったら、チーロルチョコ」のコマーシャルで有名になった「チロルチョコ」の松尾製菓ですね。有名といっても筑豊のメーカーですから、福岡県ローカルで有名だったと思いますが。でも、ほんと、10円あったらチロルチョコ買ってたもんね。調べたら、松尾製菓のウェブページがありました。http://www.sun-ip.or.jp/tirol/です。チロルチョコなくなったと思っていたのに、復活してますね。昔に比べさすがにちっこい感じですけど。それにしても、通算訪問者が1500人だけど、ここで紹介したら、一気に1日で1万人超えちゃうでしょうね。サーバ、大丈夫かな。^^;

 筑豊のお菓子メーカーといえば、「ひよこ」の吉野堂や「千鳥饅頭」「チロリアン」の千鳥屋を忘れるなといわれそうですが、チロルチョコみたいに子供の駄菓子という感じで、毎日の生活の中で頻繁に登場する感じはなかったので、松尾製菓に印象強さでは負けます(笑)。
 ところで「ひよこ」は、東京の人は東京銘菓だと勘違いしている人が多いですよね。ひよ子は福岡県の飯塚が発祥です(飯塚は直方の隣にあります。この前、九工大に呼ばれたときに初めて行きました。マジで飯塚に降りたことなかったのです。直方の隣なのに)。
 早くから全国展開したし、東京駅で売りまくってるから、そう思っちゃうんですよね。千鳥屋も飯塚ですよね。コマーシャルは、「チローリアーン」という清らかな女性の歌声が印象に残ってますね。「ひよこ」「千鳥饅頭」「チロリアン」が飯塚3大銘菓だそうです。

 さらに広げて、子供のころ印象に残った食品メーカーといえば、インスタントラーメンのサンポー軒。佐賀のメーカーだから、九州山口ではメジャーでも、全国にはあまり知られてないかもしれませんが、ざっと35年前ですか。日本初、ということは、世界で初めて、ということは宇宙で初めて、トンコツスープのインスタントラーメンを出した。とぼくは思っています。
 だって、どうしてインスタントラーメンってこんなにまずいんだろ。ラーメン屋で食うラーメンとスープが色からして全然違う。どうなっとるんじゃ、と子供ながらに思っていました。当時、インスタントラーメンのスープはみな東京風の醤油味でしたから。そこに、サンポー軒のトンコツラーメンが登場したんです。
 革命的な出来事でした。うちなんか試しに食ったぼくと母親が興奮して、ソッコー、段ボール箱単位でびしばし注文してしまいました。キャンペーン中だったもんだから、プレゼントのラーメンどんぶりをいくつももらいました(爆笑)。
 サンポー軒はウェブページがないです。「とんこつ天国」というすごいページが見つかりましたけど。^^;
 コマーシャルソングは、「サン、サン、サーンのサンポー軒。一度、食べたら2度、3度」なんて奴でした。

 ぼくが高校まで直方だと勘違いしている人もいますが、直方で生活したといえるのは、生まれてから3歳までです。といっても、2歳の半ばか3歳のときには、門司と行ったり来たりの生活だったと思います。姉が「この前、遠賀川にかかる日の出橋を車で通ったら、あっという間に通り過ぎて悲しいやら情けないやら。子供のときはあんなに長い橋だったのに」といってました。家は日の出橋の近くにあったんですが、夕方遊び疲れて対岸から歩いて帰ってくるときのつらさといったら。ほんと長い橋だったんですよ。
 月日は流れますね。

乳の詫び状(1999/02/10)

 ASAHIネットのunix/linuxから。

標題: TurboLinux Server
---
 パシフィック・ハイテック(PHT)がTurboLinux Serverというサーバ用途向け
Linuxを発表しました。セキュリティなどを強化したり、Xは使わないとか、サ
ーバ向けです。詳しくは、
http://www.pht.co.jp/press/1999/0208.htmlhttp://linux.nikkeibp.co.jp/news/49.shtml
をどうぞ。
 デフォルトが全サービス停止、TCP Wrapperのデフォルトも全禁止、リモー
トアクセスはsshだそうです。
 CNetのほうの記事
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1999/Item/990209-3.html
では、PHTがけっこうフィーチャーされています。この中でいってる、安価な
Server Editionというのが、今回の発表分なんでしょうね。で、3月1日には、
Enterprize Server Editionといって、Oracleなども入って$2000くらいのバー
ジョンを出すということなんでしょうかね。
 Oracleとかどれくらいのライセンスが入るのかわからないけど、コミコミで
$2000以下ならお買い得感がありそうですね。

 LPAR、さらに情報を頂戴していますが、まとめる時間がとれたらやります。

 日経新聞、掲載分送ってくれるっていってたのに、まだ来ないね。>日経

 順子が好き。これ、恋愛の話じゃないんですよ。あ、なるほど、そういう読み方が普通だなあと、かなり笑いました。

 ラーメンのレクチャーも受けた。佐野ラーメン、大島ラーメンなどなど。大雪の中、筑豊の直方で生まれた身としては、原宿の筑豊ラーメンというのがちょっと気になる。ぼくのラーメンのルーツは、当時あった直方の珍珍軒のラーメン。これを出前で取ってもらってお昼に食べた3歳のころ。これはぼくの中で永遠に最高のラーメン。珍珍軒ってまだあるんですかね。店がどこにあったか知らないんですよね。直方駅の付近だったとは思うんですが。直方に在住の方で、わかる方がいらっしゃったら、教えてください。

 珍珍軒のラーメンと、井戸で冷やした夏のスイカ。この2つが、3歳まで過ごした直方の食べ物の思い出です。あ、四宮の成金饅頭もあったなあ。四宮は倒産したと風の便りで聞きました。直方の有名どころというと、いまは、東京のデパートなどにも進出している、もち吉か。調べたら、ウェブページがありますね。http://www.mochikichi.co.jp/です。アメリカ進出だってよー。いまは有料になったけど、アメリカでもおいしい井戸水をタダで持っていっていいといって、集客効果を狙うんだろうか。

乳の詫び状(1999/02/09)

 昨日の「続続 星降る夜のパソコン情話」の正誤表更新、すでに昨年夏に指摘されていたことでした。がちょーん。

 NECのACOSにもLPAR類似機能があった(いまでもある?)そうです。

NEC の中大型汎用機である ACOS-4 シリーズにも昔にはこれの類似機能が
ありました。昔、と書いたのは最近の状況を知らないからです。
 今から10年ほど前、NEC 系のソフトハウスは ACOS-4 系の最下位 H/W を
買って、OS として ACOS-4 と ACOS-2 を同時に動かしていたものです。
もちろん CPU は1個しかありません。メモリも合計 24MByte とか
32Mbyteとか、最近では最低スペックのパソコンでもこれ以上積んでいる
ような貧弱なマシンで動かしているのを、数回見ました。
 これでも落ちずに健気に動いていたことを思い出すと、昨今のリソース
大食らいですぐにふて寝してしまうPC(の某社製OS)には呆れてしまいま
すね。

 メールをくださった清水さん、ありがとうございました。

乳の詫び状(1999/02/08)

 土曜か日曜か今日か知らないけど、日経新聞にぼくのコメントが出ているそうです。そういえば、先月の下旬に取材を受けました。

 「続続 星降る夜のパソコン情話」の正誤表を更新しました。

 横浜フリエスポーツクラブ結成。すばらしいパワーだよね。おれだったら、せいぜい合併反対署名をしたら、もうあきらめたと思うんだよね。関係者の情熱と努力にほとほと感心し、敬意を表します。あとはサッカー協会が12日にどういう判断を下すか。GMが奥寺、監督リトバルスキー、選手もJリーグ経験者も多いというから、JFLといわず、いきなりJ2参入を認めてもいいんじゃないか。そっちのほうが面白いしね。サッカー協会やJリーグの幹部はクズばかりと言われ続けてきたんだから、罪滅ぼししろよー。

 ロジカルパーティショニングについて、土井田(Cyber)さんからの補足メール。この話は、昨日以前の分を読んでおかないと話がわからないとは思います。

標題: LPAR補足
---
 土井田(Cyber)さんから、補足メールがきました。
---
本来、S/390というかメインフレームではLPARはマイクロコードのレベルで提
供されていたんですよね。BIOSがCPUのタイムスライス・サービスを提供して
いるようなもんです。だからLPAR(の資源分割)をサポートしているOSであれば、
MVSであるとかVMであるとかにかかわらず好きなレベルのOSを好きな条件で動
かせるんです。
 あ、VMと書きましたが、VMでいうゲストOSとは実現している階層が違います。
VMはあくまでソフトが主体でやっているのに対し、LPARはハード(OSから見れ
ばハードの領域)でやっているのでオーバーヘッドが全然少ない。
 で、今回のAS/400の場合、今回たまたまLPARというハードの仕組みをサポー
トしているのがOS/400 R4.4だけなのでいじれる所はTZとかそのくらいしかな
いのですが、R4.5とかR5が出ればそれらを混在させてひとつの箱で動かすこと
も当然可能になるはずです。AS/400の場合、OSとハードの境界線を明白にする
必要がないので今回の発表はちょっとわかりにくかったと思いますが、要は
LPARはあくまでもハードウェア上の仕組みだということを強調したかったので
再度mailさせていただきました。
---
だそうです。
 LPARもそうだし、VMのゲストOSもおもしろい話だよね。ああいうのが、もう
大昔のメインフレームで動いているんだもんね。
 パソコン業界は20年30年前の技術を再発明しているにすぎないという説も
わかるよね。さも画期的な新技術かのようにいうけど、実は昔からメインフ
レームでは実用になっていたなんてことはごろごろありますからね。

 もう1つ、AS/400ネタ。

標題: DB2 for AS/400
---
 HOGE!さんネタをもうひとつ。
 DB2 for AS/400がまもなくデビューするそうです。AS/400版が64bitプラッ
トフォーム向けの初めてのDB2になるとのこと。いろいろスピードアップして
いるみたい。特に、データベースのロードは40倍も速くなって、テラバイト
データベースも昼飯の間にロードできるそうです。詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?99025.ecdb2.htm
IBM to unveil new version of DB2 Universal Data Base
をどうぞ。

 DB2にはJavaからもアクセスできるし、JVMは64bit PowerPCのSLCコードで実装してあるわけでしょう? ほんとAS/400って気になるマシンですね。まあでも、富士山は遠くから眺めているから美しいのと同じかもしれませんが(笑)。

乳の詫び状(1999/02/05)

 そろそろ花粉様がおいでになりました。それに東京はカラカラの乾燥。目が疲れるわあ。Linux Japanの締切だし、NHKは全然できないよね。目が疲れるだけならまだしも、最近、身も心も疲れてるのかな。そろそろ休養が必要だな。シベリアの強制収容所だったりね。^^;

 岩手県立大学Ringサーバが運用を開始しました。東北地区では初めてのRingサーバです。地元の人は、是非、ご利用ください。でも、ネットワーク的に近いとは限らないのだけど(笑)。そのココロは、応援してあげてほしいということです。

 Ringサーバといえば、もちろん、Linux 2.2.1もミラーしています。2.2.0で見つかったセキュリティホールがあるので、2.2.1にしておくほうがいいと思います。http://www.ring.gr.jp/archives/linux/kernel.org/kernel/v2.2/に行ってみてください。もちろんFreeBSDもFreeBSD98もあります。http://www.ring.gr.jp/archives/FreeBSD/http://www.ring.gr.jp/archives/FreeBSD-PC98/へどうぞ。NetBSDも近々やる予定と思います。その他については、http://www.ring.gr.jp/ring/softlib/scatalog-j.htmlをどうぞ。

 AS/400のロジカルパーティショニング(LPAR)について。いずれもASAHIネットのjouwa/salonから。土井田さんて、元MIXのCyberさんかなぁ? だとすると、正しい字は「土」の右肩に点があるんだよね。

標題: ロジカルパーティション
---
 土井田さんから、ロジカルパーティションについて、解説メール
を頂戴しました。ありがとうございます。

---
ロジカルパーティション(LPARといいます)はあくまでも論理的にCPUをタイ
ムスライスして分配するので、物理的なCPUの数には依存しません。だから1つ
のCPUを3つのLPARに分割したり、2つのCPUを3つのLPARに分割する、というこ
とも可能です。しかも3つに分割したら1/3づつに固定されるかというとそうで
はなく、区画Aに50%、区画Bに40%、区画Cに10%というように振り分けることが
可能です。本番系A+本番系B+開発などというように分けるのがよくある例で
す。以上はS/390での話ですが、新しいOS/400 R4.4ではLPARひとつにつきCPU
がひとつ必要みたいですね。

ちなみにモデル170 (2-way SMPまで)は新しく発表されるモデルでもLPARはサ
ポートされません。されるのは6xx番台、Sxx、7xxの大きな機種のみです。詳
細はこちら:
http://www.news400.com/redir/redir.cfm?Story=/nwn/hoffman/9901-2.htm
---
だそうです。
 HOGE!さんがいってたようなことができるかどうかは、いま、土井田さんに質
問してます。返事が来ればラッキー。

 HOGE!さんがしたいことというのは、LPARの各パーティション毎に、別のタイムゾーンを設定したりといって、OSの基本的な設定をいろいろと各パーティション毎に違う設定ができるのかといった話です。結局、指摘の記事を読むと書いてあって、土井田さんには、回答不要というメールを出しました。

標題: できるぞ、HOGE!さん!!
---
 土井田さんのメールにあった、
http://www.news400.com/redir/redir.cfm?Story=/nwn/hoffman/9901-2.htm
を読んだら、

Logical partitioning.
 In the first stage of a multiyear rollout, logical partitioning can 
be used to run multiple copies of OS/400 on a single system. In a 
nutshell, logical partitioning gives you the ability to assign 
processors, DASD, and memory to independent software partitions. Each 
partition can control its own system values (e.g., you could support 
different time zones in each partition). Frank Soltis explains logical
 partitioning in detail in his January 1999 "By Design" column in NEWS
/400. 

だそうですから、HOGE!さんがしたいことはできますね。
 つまり、仮想的なCPUの上で別個にOS/400を動かすわけですね。PCでいえば、
config.sysやautoexec.batが違うDOS互換ボックスが複数動くのと同じか(笑)。

 もちろん、WindowsのDOS互換ボックスよりずっと複雑です。

標題: S/390はやってた
---
 メインフレームのS/390はもうやってたそうです。
 AS/400の場合は、各ロジカルパーティション毎に実CPUを1つ割り当てる
必要があるみたいに思えますが、S/390だと、1つのCPUを3つに分けたり、
2つのCPUを3つに分けたりもできるそうです。何か、リズムでいうと、
2拍3連みたいな奴ですね(笑)。もっとポリリズムっぽいのもできるの
かな。3分の11拍とか13分の17拍とか(爆笑)。

 AS/400の父、Frank Soltisさんも書いてますね。
http://www.news400.com/redir/redir.cfm?Story=/nwn/hoffman/9901-2.htmhttp://www.news400.com/nwn/StoryBuild.cfm?ID=426
を読むと、AS/400のPowerPC(現在はNorthstarというチップ)は、2002年ころ
には、1チップの中にPowerPCが2つ入るようになるそうですし、5年後には、
出荷されるAS/400はいずれも1チップで2CPU状態でしょうから、LPARは、
重要度が高くなるということですね。

 AS/400のJava仮想マシンは、Inside AS/400でいってたように、SLCとして
実装されてますね。ネイティブコンパイラもあるようだし。パフォーマンス
はどうなんでしょうかね。ただ、JDK1.1.4とちょっと古いのが難点。せめて、
JDK1.1.6以上はほしい。

 1チップに複数のCPUが入ると、1チップSMPで一人二人羽織だから(笑)、CPU毎に別スレッドを実行できますよね。ちなみにすでにNorthstarは、レジスタ群を2組持っていて、キャッシュミスがあると別のレジスタ群で別スレッドの実行を継続するようになってるそうです。レジスタ群が2組といえば、Z-80もそうでしたね。裏レジスタとかいってたけど。

乳の詫び状(1999/02/03)

 いずれもASAHIネットから。

Intel袋叩き

標題: Intel袋叩き
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 IntelのチップID構想。騒ぎが大きくなって、もう袋叩きになってきました
ね。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9901/26/intel.html
批判渦巻く中,IntelがチップID構想を修正
http://www.zdnet.co.jp/news/9902/01/chipid1.html
Intelの「チップID」に対する反対運動,さらに激化
http://www.zdnet.co.jp/news/9902/01/chipid2.html
妥協を知らないIntelボイコット運動の主導者
をどうぞ。

IBMがサーバ統合サービス

標題: IBMがサーバ統合サービス
---
 日経コンピュータ1999/02/01号のニュースによると、日本IBMが「サーバ統
合」サービスをやるんだそうです。狙いは、何台ものPC + NTのサーバ運用で
苦労している顧客を、高性能・高信頼性の1台のサーバに乗り換えさせること
です。
 記事によると、「1998年度、ノーツ搭載パソコン・サーバーのRS/6000 SPへ
の統合案件が約30件、AS/400の中小型機から大型機への統合案件が数件、他社
製メインフレームかのS/390への統合案件が約30件あった」そうです。1999年
度は、ノーツを使っているところをターゲットにして、「ノーツを搭載する多
数のパソコン・サーバを分散配置するユーザーに対しては、RS/6000 SPやAS/
400, S/390への統合を勧める」らしいです。これらのプラットホームには、ネ
イティブ版のノーツがありますからね。
 MSKKの成毛社長は、日経コンピュータのインタビューで、うちがやるとIBM
みたいにUNIXやメインフレームを売り込んだりしないと相変わらずの調子でい
ってたけれど、それは売り込もうにも、IBMのように拡張性のある商品ライン
を持ってないから売るものがないだけ。現実には、業績がいい企業ほど、情報
システムへの負荷が高くなるから、PC + NTの限界が明らかになって、これで
は戦えないことに気づいて、サーバ統合に進んでいるわけです。
 SunもSolaris 7で、NT Serverに不要になるので、PC + NTのリプレースを仕
掛けてきましたし、ノーツはSolaris版もあるから、Sunもノーツのサーバ統合
も売りにするかも。
 サーバ統合で、今年は、NTはだいぶやられるかもね。化けの皮がはがれたと
いうべきか。

 これ、富士通や日立もやらないとまずいよね。でも、そのとき、かつぐものがないんだよね。IBMみたいに、メイフレームからPCまでクロスプラットフォームで動く、ノーツなどのサーバ群、ミドルウェア群をもっているわけじゃないからね。フリーのインターネットサーバ群と、CORBAのミドルウェアでなんとかするのかな。

AS/400情報

標題: AS/400情報
---
 AS/400(以下に特に断らない限りAS/400eのこと)の新製品、新OSが出るよう
です。Model 170というラインで、ブックエンドサーバというのを出すようで
す。開発コード名が「インベーダー」といわれた奴みたい。COMPAQのProliant
 800あたりと競合する模様。
 PCボードのオプションがあって、このオプション自体は以前からあるけれど、
Pentium II 333MHzを使ってることで、まともにNTを動かすことができますね。
 元々AS/400 + OS/400のシステムは、ファイルシステムやメモリやプロセッ
サも仮想化してあって、PCのホスティングも可能で、だから、NTのソフトやら
もAS/400 + OS/400の高い信頼性、ハイパフォーマンスI/O、強力なセキュリテ
ィの下で動かせるわけですね。
 たとえば、LotusのDomino(日本のロータスでいうノーツ/ドミノ)は、PC + 
NTより、AS/400で動かすほうがずっといいんじゃないかということです。なに
しろ、「Domino + AS/400e = No sick days!」だもんね。詳しくは、
http://iws.as400.ibm.com/adv/domino14.htm
をどうぞ。それより、S/390で動かしたほうがもっといいかもしれない(笑)。
でも、前のメッセージで書いたように、何台ものPC + NTサーバでノーツ/ドミ
ノを運用していてひーひー泣いていたところが、IBMのRS/6000 + AIX1台に集
約するのは、どんどん増えているみたいですね。

 OS/400のほうは、Version 4 Release4になって、クラスタリングAPIやロジ
カルパーティショニングなどを装備となってますね。S/390の技術だそうです。
 ロージカルパーティショニングは、複数のプロセッサを積んだ1台のAS/400
を、それぞれ別のマシンであるかように見せる機能だそうです。SMPやクラス
タが、複数のプロセッサや複数のマシンを1台のマシンであるかのように見せ
る機能としたら、これはその逆ですね。面白いけど、前に進んでるのか、後ろ
に進んでるのか、なんか、よーわーらんなー(笑)。Model 170は最大12CPUの
SMPが構築可能だから、最大、12台別のサーバがあるようにみえるんでしょう
ね。
 Windowsのクライアントもサポートするというから、Windows環境にもサーバ
としてAS/400を売り込もうということですね。NTがNetWareのシェアを奪った
のは、ファイルとプリントサーバとしてというのが一般的な分析ですから、PC
サーバ + NTと同程度の値段で、信頼性、拡張性、パフォーマンスが上なら、
十分勝負になるわけですね。なにしろ、顧客満足度No.1のAS/400ですからね。
入れて損はさせんぞみたいな。
 詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?990126.ecas400.htm
IBM to overhaul AS/400 servers with new models, OS
や
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayArchive.pl?/98/51/c02-51.29.htm
IBM supports small business with AS/400 programs
をどうぞ。

 いま、AS/400を使うの開発って、どんどんJavaになってるんだよね。DB/2は
あるしなあ。もうPCとWindowsはつまんないし、飽きたもんね。^^; そっちの
仕事やりたいなあ。

http://www.as400.ibm.com/
http://www.ibm.co.jp/as400/

HPがOracle Raw Ironサーバを製造

標題: HPがOracle Raw Ironサーバを製造
---
 Oracleが自分とこのデータベースが動くだけなら、OSにWindowsなんか要ら
ないといって、専用サーバマシンの構想を発表したのがRaw Ironです。これを
HPが製造することになりました。詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?990129.echporacle.htm
HP to build Oracle's server appliances
をどうぞ。
 必要最小限のカーネル部分は、Solarisを使ってますから、HPにとっては、
ライバルのOSが入った製品を売ることになるし、Sunにとってはせっかく
Solarisが入っているのに実際の商品化と製造販売はHPですからね。どっちに
とってもくやしいでしょうね。
 なんか、OralceがうまくHPとSunを使ってますね。なんだか、MS的になって
きました。

乳の詫び状(1999/02/02)

 ジャイアント馬場。32文アポロキック。あのころ、時代はアポロだったんだよね。ご冥福をお祈りします。


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