乳の詫び状

Last update 2007/09/11

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2007/08/31)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: はやぶさ。イオンエンジン−Cへの切り替えに成功
---
 瀕死の重傷を負いながら、必死で地球に帰還しようと奮闘しているはやぶさ
(とプロジェクトチーム)。
 久々に、ウェブをみたら、
2007/08/16更新
http://www.jaxa.jp/projects/sat/muses_c/index_j.html
イオンエンジン−Cへの切り替えに成功
というリリースがありました。
 イオンエンジンの設計寿命は14000時間。これまで使ってきたエンジン−Dは
寿命に近づいているので、まだ余裕のあるエンジン-Cが使えるようになったこ
とを大きな希望ですね。
 がんばれ、はやぶさ。おれもがんばる。\(^O^)/

 それにしても、人機一体というけど、はやぶさもチームの人たちも超人です
よね。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123371
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/22/1042009
吉田武「はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語」
をどうぞ。
その他、「はやぶさ」ネタは、
http://www.google.com/custom?q=%82%CD%82%E2%82%D4%82%B3&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 日本の金融立国はあり得るのか
---
 雑誌もたまってそろそろ捨てないといけなくなっているので、あわてて。

 週刊ダイヤモンド2007/07/07号、冒頭のプリズム欄で、辻広雅文前編集長が、
「モノづくり信仰の桎梏」と題して、経済学者野口悠紀雄が東大で金融の最先
端実務を教える大学院を開設しようとして奮闘したが、「金儲けの手段を大学
で教えるのはいかがなものか」と学内の総反論になって挫折したと話を紹介し
ている。これは野口氏自身も以前どこかで書いていた。
 ほんとにそういう理由で反対されたのなら、日本は果たして資本主義の国な
のかと思う。だったら、日本じゃ、もう金融工学、いや経済学もやめちゃった
らいいのに。どうせ、世界的にかなわないんだから、経済学者がよく使う比較
優位説によって、経済学に資源を投入するのはアホということだもんね。\(^O^)/
 関連していうと、汗水垂らさず、マウスのクリックひとつで大儲けするよう
なのは、けしからんという話があるが、あれ、何も考えずに、金儲け=汚いと
いう条件反射でいってるのが多いでしょう。
 ワイドショーのコメンテーターからもそういう意見が出ると、
「ふざけるな。お前ら、汗水垂らさず、1回出演して数十万円から数百万円も
らうようないい商売しているじゃないか。テレビ局員は、下請け製作会社を奴
隷扱いして、日本一高い給料取ってるじゃないか」
とツッコミたくなるよね。\(^O^)/
 おれら、ソフト屋からすると、汗水垂らさず儲けてるといわれると憤慨する
ね。脳みそは、汗水垂らしているから。トレーダー連中だって、脳みそ、汗か
いているでしょ? かいてないの? 単に仙骨射精中枢レベルの反射で売買し
ているだけ?
 どうして、体を動かしているかどうか、体の表面に汗をかいているかどうか
で、価値判断するのかなと思うんだけど。
 地道にコツコツやってないからいかんというのがあるとすれば、トレーダー
もファンドマネージャも必死だよね。大儲けするかもしれないけど、大損もす
るわけだから。それで、企業をいろいろコツコツ調べてるよね。けしからんの
基準が、なんか、よーわからんね。

 辻広氏は、日本にはGDPに匹敵する対外資産500兆円があり、運用能力を1%
上げれば、経済成長率を1%押し上げるのと同じ効果をもたらす宝の山だとい
う。これも野口氏自身が同様のことを以前どこかで書いていた。
 おれが面白いと思ったのは、ここから。
 同じ号の山崎元「マネー経済の歩き方」で、山崎氏は、「「相場はカネ持ち
が勝つ」は本当だろうか?」と題して、巨額資金を運用する際に生じる「マー
ケットインパクト」の話をしている。小さな池にクジラが来たみたいなもんで、
身動きが取れなくなって大変だという話ね。
 そして山崎氏は、わかりやすく馬鹿馬鹿しい例として、1500兆円あるという
日本の家計の金融資産の運用利回りが1%上がれば経済効果はすばらしいとい
う議論を挙げている。
 100兆円を超える巨額資金の運用利回りを継続的に1%上げるというのは、
現場を知らない学者の机上の空論だということね。
 おれは山崎氏のほうが正しいと思うが、どうか。

 先日、朝日ニュースターに、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/23/1674171
「投信バブルは崩壊する!」「行動経済学」「実験経済学入門」
で紹介した、今年前半のベストセラーの1つ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4584121559/showshotcorne-22/
須田慎一郎著「投信バブルは崩壊する!」
の須田慎一郎が出ていたが、話を聞いていると、投資信託は玉石混交。という
より、中にはまともなものもあるが、多くは粗製濫造という話だった。
 先の比喩でいえば、クジラをなんとか池に入れようと、何でもかんでも手当
たり次第証券化で金融商品化し、池を拡張しまくったが、水質はクジラが棲め
るどころか、毒がいっぱいでどんな生物だって棲めるような状態じゃなくなっ
ているということだろうね。
 サブプライム・ローン問題は、そんな毒いっぱいの水を池から汲み出して、
あちこちで使って、饅頭なんぞ作って売って、その毒饅頭食った奴が世界中に
いっぱいいて、毒が回って体が痺れたり、呼吸困難になったりしている。毒が
どの食品に入っているかもわからない、汚染がどこまで広がっているかわから
ないから、疑心暗鬼になっている。そういうことなんだと理解した。

 辻広氏は、週刊ダイヤモンド2007/07/21号のプリズム欄でも、「金融の学力
格差」と題して、日本の金融のだめさを指摘している。国際金融会議で、各国
の規制当局、金融機関幹部が激論を交わしたが、日本の金融庁の若手課長補佐
はまともに発言できず、失笑を買ったというエピソードを紹介。
 各国の規制当局、中央銀行幹部は、日本より圧倒的に博士号取得者が多く、
昨今の金融関係の国際会議では、最先端の金融技術や制度の知識など金融学力
がない日本の関係者は、ついていけてないという。
 日本の金融報道についても、質が低く、「金融記者には修士号程度の資格を
義務づけるべき」という提言もあるという。
 日本はモノ作り信仰がすごくて、金融は不当に蔑視されている、もっと最先
端金融技術に精通し、金融学力に優れた人材の育成が必要というのは、国際金
融の世界で翻弄されないためにも、ごもっともと思う。
 しかしながら、最近、よく聞く、先のような金融立国論をながめると、果た
して日本は金融立国ができるのかと思う。
 モノ作りは、自然法則を利用するから、同じ工程なら同じ結果になりやすく、
これがエレクトロニクスなど他国から追い上げられる原因になっているけど、
金融はそうじゃないでしょ?
 おれの目には、金融の世界は、ほとんど人脈と情報だけで成り立っているよ
うに思える。金融工学など科学的なアプローチが関与できるのは小さな部分で、
人的ネットワークの量と質が勝負の大半を決めているのではないか。
 だとすれば、ユダヤ、アングロサクソン、華僑、イスラムといった歴史的蓄
積があり、量と質が圧倒的な人的ネットワーク、情報網に日本が太刀打ちでき
るのか。勝負になるまで何年かかる? 10年じゃ、無理? 100年あれば
なんとかなる?
 本気でやるなら、金融工学や制度論うんぬんより、まず、インテリジェンス
の世界、つまり、CIAみたいな情報・諜報分野に力を入れないとまずいんじゃ
ないか。
 要は、情報省にもっと予算を寄こせということね。\(^O^)/
 ということで、金融立国の掛け声は、なんか別の意図があるスローガンに思
えてならないね。

 さあ、あとは経済学者野口悠紀雄氏の間違いを指摘すれば、たまった週刊ダ
イヤモンド、捨てられそうかな。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に その2
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/16/1727470
Re: 牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に
のコメントにコメント。
 土屋さん。ぼくは牛肉も食うし、タバコも喫むから、タバコを喫んでいるの
に、怖くて牛肉は食わないという心理はよくわからない。きっと、マスコミ報
道に毒されているんでしょうが、本質的には、人間は非合理的な存在だからだ
と思いますよ。

 余談。最近は、タバコは吸うというけど、以前は、タバコは喫む(のむ)とい
ってましたね。彼は「タバコ喫み」だという言い方もしていた。お茶だって、
以前は、「飲む」ではなく、「喫む」とも書いてましたもんね。
 書き分けは当然あって、ぼくの場合、「飲む」と書くと即物的に単に摂取し
ているだけというニュアンス。「喫む」と書くと、楽しんでいる、嗜んでいる
感じ。趣味や芸事に近いニュアンスを感じますね。
 お茶を飲むというと、喉が渇いたから飲んでるだけ。お茶を喫むというと、
もっと心が豊かな状態ですね。本来、喫茶店は、そういうひと時を過ごす場所
ということだもんね。
 たばこも「吸う」だと即物的摂取。「喫む」だと、いかにも嗜好品を楽しん
でいる感じします。

 ひさん。
 全頭検査が研究に役に立つというのは、牛そのものより、データです。いつ
からいつまで、どういう技術でどう検査して、出た、出なかったというデータ。
これが網羅的、継続的であれば、後に役に立つ可能性が非常に高くなる。「出
た」というデータと同等に、場合によってはそれ以上に「出なかった」という
データも重要。そのとき、全頭検査であれば、もっと価値が高まるわけ。

>ちなみに中西さんは「米国については、状況によって判断が正しいが、国内
牛の「全頭検査」は全く不要とした。」という意見です。

 中西氏も池田氏も、リスク評価をいってますが、そんなのは、政策決定者へ
のアドバイス程度のことで、病気の本質や科学の真理探究とは全く関係ない。
それに、EUのように月齢24ヵ月以上のみ検査しようとしたけど、全頭検査にし
てみたら、24ヵ月以下の牛からもBSEが見つかったなんて話があるわけでしょ。
 だから、その意味では、彼らの意見は科学的合理性皆無。彼らと科学者は立
ち位置が全然違うんです。
 年3億円なんて、塩爺こと塩川正十郎の「母屋(一般会計)でおかゆをすすっ
て節約しているのに、離れではすき焼きを食ってる」という発言で有名な、官
僚の腐敗と利権の温床たる特別会計にちょっとメスどころか、針の先でつっつ
くだけで、捻出できそうですけどね。

乳の詫び状(2007/08/30)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
---
 武田邦彦というと、武邦彦(調教師)と間違えて反応してしまふ。(^^;)

> ダイオキシンといえば、わが府中市はゴミを減らすために、庭持ちの家で、
>家庭に焼却炉を置けるところは家庭で焼却できるように補助金出して、焼却炉
>の設置を進めていたことがあった。そしたら、しばらくしてダイオキシン騒動
>になって、焼却するとダイオキンを近所にばら撒くことになるという話になっ
>ちゃったから、やめちゃったんだよね。

 府中市でたまに焼却炉で燃やしている家がありまっせ。焼却炉は無いからよく
知らんが、すべてを燃やしてはいけないのではなく、材木や雑草や紙類はokで
はなかったかな。府中市のダストボックスは、分別ができていないということと、
他所からのゴミの持ち込みが多いため、撤去されるという噂がまことしやかに流
れていますね。


>清水義範著「蕎麦ときしめん (講談社文庫)」

 先週水曜に名古屋へ行ったら、暑い(37.5度)からか、習性なのか、人は地下に
潜っていた。
 昔、名古屋まで通学していた頃もやはり地下がメインだった。地下鉄東山線を
利用していたから、人が沢山地上にいるってあんまし見たことなかったな。
 そいや当時、東山線は名駅でホームに人が入り切れず頻繁に改札止めがあるく
らいに混む路線なのに、冷房車が一本しかなくて、夏はえらい暑かった。黄色の
車両が行き交うなか、銀色の車両が入って来ると「おおっ、冷房車だっ」と喜ん
だものだった。鶴舞線には何本もあったのに。
 改札止めというと、授業をサボッて1人名城公園へ行った時に起きた出来事が
甦る(19歳の初夏のおぞましい思い出)。(--;)

                                 穂高


===
標題: Re: 武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
---
> 告書の和訳)の件。
>  IPCCは、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on 
> Climate Change)のこと。環境問題はここの報告書を参照することが多い。
>  その報告書の原文では、北極と南極の氷は海水面上昇にほとんど影響してな
> いと書いてあるのに、それを訳した環境白書では、温暖化で極地の氷が溶けて
> 海水面が上昇するという正反対のことが書いてある。これに憤慨した武田研究
> 室の学生が環境省に電話して問い質したら、返ってきた役人の答がすごい。

 海面上昇は、海水温上昇による水の膨張という、温暖化の別の側面での話しだ
とわかりやすいんですけどね。
 いまだにテレビなどは、こうした与太をそのまま通している。氷は解けると体
積は減るから、極点の氷が溶けただけでは海面上昇は説明できない、ということ
なんだけど。

 最近、北極海の夏の氷原減少が話題になっていて、予想より30年ほど前倒し
で夏場に極点の氷原が無くなる状態になりそうだ、ということなんだけど、経済
界はむしろ北極海航路が使えると考えてウハウハのようで、ロシアやカナダ、ア
メリカや北欧諸国が航路利権で大騒ぎという話もあります。ロシアなんか、今頃
は大昔にアメリカにアラスカを譲渡したことを悔やんでいるでしょう。アラスカ
を売却しなければ、ベーリング海峡はすべてロシアが通行税を取れたわけですから。

 この、大規模な環境変化が前倒し気配になってきたというのは、環境の弾性限
界値を、実はわれわれは知らぬ間に突破してしまっている、ということの証拠な
のかも知れません。

 私が東京に出た30数年前は、暑いとは言っても現在の猛暑日は年に数日だっ
たわけ。それが年々ひどいことになっている。いまや札幌の夏は、時として30
数年前の東京に近づいていて、今年なんか限りなく熱帯夜に近い状態なんぞも出
てきているわけで、冷房なんぞはパリと似たようなものだから、あ〜、確かにパ
リで熱中症で何千人も死亡したのは、いや確かにわかるのです。
--
たま@無精庵

===
標題: Re: 武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/20/1738477
武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
の、うちださんのコメントにあった
http://miranca.com/
ミランカ 「博士も知らないニッポンのウラ」 
を観ました。
 意図的な編集でないとすれば、武田氏の完勝ですね。
 最初、番組が10個かな。武田氏の本からポイントを抜き出して、それが「ト
ンデモ」か「ごもっとも」かを山本氏に言ってもらってましたが、「トンデモ」
としたのはほとんどがペットボトルのこと。ペットボトル関係だけで半分の5
個くらいあったね。残りの5個は、「ごもっとも」が2個?と、どちらともい
えないというのが3個だったかな。
 要は、トンデモだといってるのは、ペットボトル関係の記述。山本氏はいろ
いろ資料を取り出して迫ったんですが、武田氏は、余裕でことごとく論破。ど
うして、その数字を入れてないか、どう推計したかなど、説得力がありました。
 いまの日本のリサイクルは、バーゼル条約違反じゃないかという話も出てま
したね。
 産廃関係はヤクザがからむこと多いから、中国に違法輸出しても大儲けでき
るとなれば、ヤクザが見逃すことはない。この前紹介した週刊ダイヤモンド
2007/08/05号の特集でも、この問題が指摘されていましたね。
 と学会の山本氏が一矢報いたのは、武田氏が海面上昇大騒ぎの元になったと
した朝日のパロディ記事の引用が不正確という点だけでしたね。森林がCO2を
吸収できないというのもごもっともだったし。あれ、成熟した植物だったかな。
トータルで考えると吸収したCO2はいつか排出しちゃうからね。

 kankyoNGOさんのコメントに、「武田教授を認めているのは、環境問題をつ
ぶしたい一部財界の利権がらみの人々」というのがあったけど、本書を読むと
わかりますが、武田氏の主張の根本は、今後、もはや今みたいな環境負荷の高
い生活はできないから、生活水準を下げろって話で、財界とは利害が逆だと思
いますけどね。
 でも、週刊ダイヤモンドのインタビューでは、技術開発のブレークスルーに
期待しているかに思えるんですが、本書での武田氏は、排出権の取引には反対
です。金で発展途上国の顔を引っぱたいて、自分たちは、CO2を削減せず、のう
のうといい生活を送るなんてけしからんという主張になっています。
 普通に考えれば、排出権取引は温暖化ガス削減技術開発のインセンティブに
なると思うので、前記の美学や感情論を抜くと、なぜ、反対なのか、合理的理
由がないと思う。
 どうせ、アメリカや中国なんて、温暖化ガス削減の技術開発に精出すより、
エネルギー、食料、資源の確保に血道を上げるから、インセンティブにはなら
ないと見越しているということなのか。

 来たばかりの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000UUQWXO/showshotcorne-22/
日経サイエンス2007年10月号
は、地球温暖化特集です。目次は、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55710
をどうぞ。
 IPCCの第4次報告書を書いた人たちが書いています。
 温暖化ガスを直ちに削減してガス濃度を現状で安定させたとしても、気候変
動が数世紀にわたって続く予想ですね。当然、今の人類は、温暖化ガスを直ち
に削減してガス濃度を現状で安定させられないほど愚かなので、今後、数千年
は気候変動に翻弄されるでしょうね。人類がもてばいいけどね。
 資源、経済力、軍事力に富むアメリカと中国が手を組んで、温暖化で地球60
億人の人口のうちアメリカと中国を中心に10億人残ればいいと考えて、\(^O^)/
 資源、エネルギー、食料確保に狂奔するシナリオもありかもね。\(^O^)/
 日本なんて、当然、ぼろぼろになってるので、生き残るためには、日本人は
日本列島を捨てて世界にちりぢりですね。\(^O^)/ 小松左京が「日本沈没」
でほんとに描きたかったことですね。書いたのはその序章だったんですよね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094080651/showshotcorne-22/
小松左京著「日本沈没 上 小学館文庫」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409408066X/showshotcorne-22/
小松左京著「日本沈没 下 小学館文庫」

 懐かしいなあ。いま、小学館文庫なのか。これ、最初にベストセラーになっ
たのは、中学生のときかな。感動したもんね。やっと、谷甲州の協力で第2部
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4093876002/showshotcorne-22/
小松左京, 谷甲州著「日本沈没 第二部」
が出ましたが、未読です。なんか、SMAPのくさなぎ君が主演した映画がひどか
ったので、おれの熱が冷めたのかも。
 小松左京「日本沈没」といえばセットで語られるのが
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041305225/showshotcorne-22/
筒井康隆「日本以外全部沈没」
 この映画化については、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/07/16/446728
日本以外全部沈没完成披露試写会

 日経サイエンスに戻って、連載コラム塩谷喜雄「いまどき科学世評」は、温
暖化対策に及び腰の日本の産業界批判。家庭やオフィスにCO2削減努力を求め、
「国民1人1日1kg削減」などという奇妙な論調が出ていると。たしかに家庭
やオフィスで排出は増えているが、日本の家庭と運輸は世界一のエネルギー効
率を誇っている。改善すべきは産業界で、かなりの業種がドイツや英国に世界
一の座を奪われていると。
 つまり、家庭と運輸は元々の排出量が非常に少ないので、そこが少し増えた
からといって目くじらを立てるのはまやかし。元々排出量が多い産業界にこそ、
削減を求めよという話ですね。
 で、なぜか、日本の経営者たちは、排出権取引に及び腰。先進国で唯一、日
本の産業界だけは反対。この理由として塩谷氏は、経営者の科学に対する無理
解を挙げている。
 おれは、日本の経営者が排出権に及び腰なのは、排出権の取引って、金融工
学が扱うような、オプションや証券化といったデリバティブの世界でしょう?
 日本の経営者、経営陣の多くは文系で、金融工学や国際金融の実務が理解で
きない。きっとこれもハゲタカファンドの連中にめちゃくちゃにされるに決ま
っている。だから、怖い。だから、やめておこう。という流れもあるのではと
思うが。理解がない点では同じだけど。
 この日本社会の断面も、日本は、文系が社会を支配していて、理系は、おと
なしくてお人よしで奴隷扱いに甘んじてきたとても特殊な世界だという
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062754355/showshotcorne-22/
毎日新聞社科学環境部 (編集)「理系白書 この国を静かに支える人たち (講談
社文庫)」
の世界ですね。^^;
 理系白書については、ブログを始める前のウェブにはあります。
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo69.html
乳の詫び状(2003/07/14) 標題: 国立大学法人化の闇
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo73.html
乳の詫び状(2003/11/22) 標題: 理系ネタ
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo87.html
乳の詫び状(2005/01/13) 標題: 青色LED和解
をどうぞ。

中村(show)

===
標題: 京都で、何割減て目標だったけどあれおかしいと思ってる
---
原点をいつにせよ、さきに沢山使ってるもの勝ち ってのはおかしい。
だから先進、発達途上 でいさかいとなる。

一人当り排出量を幾つにする ってせんと。
それでも贅沢したい国は高い金だして横っ面はたけば良い。

まぁ、絶対通らない案だろうけれどね。
                                    mtv

乳の詫び状(2007/08/29)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 保木邦仁, 渡辺明著「ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか」
---
 出たぁ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047101079/showshotcorne-22/
保木邦仁, 渡辺明著「ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか」
が出てました。
 ボナンザの開発者である保木さんと渡辺竜王が交互に書いていて、対談もあ
ります。
 渡辺竜王、やっぱ、超一流は考え方が超一流ですね。勉強は、まず、量だ。
明快です。
おれもなんとか、1日2時間か3時間、あることをやるために1年くらい時間
を作らなければと思ってるんだけど。
 本気でやるなら、1日10時間、みっちり1年やれば大概のことは基礎がで
きるもんね。
 勉強、習い事はみんなそうだもんね。基礎練習の量が絶対必要。脳と肉体を
プログラム、あるいは再プログラムするには、それくらいはかかるよね。

 対談部分で、保木さんは、自分の専門から、人間機械論的な話をしていて、
渡辺竜王が驚いているのが面白かった。
 これまで何度か簡単に言及したが、柳澤大臣の「女性は産む機械」発言。世
間よりおれは柳澤大臣に同情的だといったけど、女性差別の歴史があることを
知っていてなお思うのは、あれに反発している人が、現代分子生物学、ナノテ
クロノジー、生命情報科学が明らかにしてきたことについて、ほとんど理論武
装できてないでしょ。これらの科学的知見をベースにした、人間分子機械論は
手強いよ。地球生命がいかに精緻、巧妙、驚異的なナノマシンであるか。単純
に「人を機械扱いして」といって反発するのは勝手だが、その辺を知ってない
と議論にならない。知性ゼロ、知識ゼロ、無知の極致扱いされてしまう。「女
性は産む機械」に反発するなら、もっと勉強してないとね。

 ボナンザの思考アルゴリズムについても少しだけ解説がありますが、囲碁・
将棋チャンネルで、勝又6段が解説していたとき、ボナンザの思考アルゴリズ
ムについて保木さんが配ったという資料をぱらぱらみせたんですが、おれの動
体視力は、そこにラグランジュの文字があったのを見逃さなかった。\(^O^)/
 ん? ラグランジュ?
 評価関数の計算を運動方程式を解くことに還元しているのか、すなわち、力
学の問題として解いているのかなどと思っていた。本書では、ラグランジュの
未定乗数法が出てくるので、あのラグランジュという文字は、運動方程式のこ
とじゃなくて、ラグランジュの未定乗数法のことだったのかも。大したものだ、
おれの動体視力\(^O^)/
 ラグランジュの未定乗数法については、
http://www12.plala.or.jp/ksp/mathInPhys/lagrangeUndetermin/
をどうぞ。
 この「物理のかぎしっぽ」は以前も紹介したことがあるかもしれないが、ほ
かのすごく面白くて、ちょくちょく勉強させてもらってます。なお、ラグラン
ジュ、ラグランジェ、両方表記がありますが、ラグランジュのほうがメジャー
みたいなので、そっちを採用しております。^^;

 最終章は、保木さんが科学的思考について語っている。テレビでみる保木さ
んは、物静かな人だが、本書では熱いよ。捏造で番組が終わった「あるある大
辞典」批判もあるし、マイナスイオン批判もあるし、基礎研究の重要性も強調
しているし、セレンディピティのことも、この言葉は直接は使ってないが熱く
語っている。

 セレンディピティは、偶然(多くの失敗)を大発見、大発明に結びつける能力
のこと。
 たとえば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/セレンディピティ
をどうぞ。
 有名なのは、3Mのポストイットがどうやってできたかの話。間違って、くっ
つかない接着剤を作っちゃったのがポストイットにつながるんですね。最近だ
と、田中耕一さんのノーベル賞ね。
 物理学だと、そのエピソードが事実だったかどうかは別として、人類史上最
大の発見でもある、ニュートンがリンゴが落ちるのをみて、重力の法則をひら
めいた話もそうでしょうね。
 本も出ていて
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396681127/showshotcorne-22/
宮永博史著「成功者の絶対法則 セレンディピティ」

 これ、よく、口を開けて待っていれば、たまに運よくものすごい発見が転が
り込んでくる、努力なしでOKみたいに受け取る人がいるが、そうじゃなくて、
日頃の地道な積み重ねがあって初めてそういう幸運が訪れる、そこから何かに
気づけるんですよね。その意味でも、基礎研究は重要なんです。

参考:
 渡辺竜王対ボナンザの対決当時の模様は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/21/1330939
渡辺竜王対ボナンザ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/21/1332685
Re: 渡辺竜王対ボナンザ
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/29/1352978
渡辺竜王対ボナンザの感想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/21/1455004
Re: 渡辺竜王対ボナンザの感想
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/22/1457587
Re: 渡辺竜王対ボナンザの感想
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: セカンドライフはガラガラ?
---
 ちょっと前の話ですが、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/23/news050.html
業界人が告白:Second Life「企業が続々参入」の舞台裏
で、セカンドライフに企業が参入しているけど、店はガラガラという話が出て
います。
 マーケ屋にだまされて、参入しているみたいね。ありがちな話。
 だってさ、週刊東洋経済もセカンドライフの特集やってたし、テレビではテ
レビ東京が必死でやってたもんね。オジサンたちはひっかかるよなあ。\(^O^)/

 セカンドライフの不動産を買っても、それは要はPCを1台サーバとして
割り当てることらしいから、同時アクセス50人でアップアップなら、人をたく
さん集めるのは無理でしょうね。不動産(PC20台)買ってやって1000人規模のア
クセス。
 おれはやったことはなく、見ただけど、あのユーザインターフェースでは人
は集まらない。操作が面倒くさすぎる。

 スラドJでも話題になってましたね。
http://slashdot.jp/articles/07/08/24/0028252.shtml
ほとんど人が来ないSecond Lifeに企業が参入する理由
 ほかに、
http://wiredvision.jp/news/200708/2007081723.html
『Second Life』の銀行破綻:「無法空間」での規制とは
という話もありますね。
 ウェブ2.0なんて、言葉があったの、みんな、覚えてる?\(^O^)/
 梅田望夫の、100年後に振り返ったら、ウェブ2.0が歴史上の大きな転換点だ
ったというバカな発言も懐かしいね。\(^O^)/ もう1年前なのね。

参考:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/24/496985
朝日のWeb 2.0記事と西垣通の著作
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/05/1556512
「ウェブ社会をどう生きるか」「iPhone 衝撃のビジネスモデル」「低度情報
化社会」

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 馬と言えば
---
インフルエンザどうなったの?

                     mtv
===
標題: Re: 馬と言えば
---
>インフルエンザどうなったの?

 中央だけでなく、地方にも多数出ているので、いつ終息することやら。
 JRAは昨日、一昨日と、出走馬の検査を行ったうえでレースを開催した
ということですが、潜伏期間を考えると本当に出走馬全頭が陰性なのか
ちょっと疑問。
 また、オーストラリアでもインフルエンザが発生して、日本から持ち
込まれた馬からの感染を疑われていて、国際的にも多大な影響が行って
いるみたい。
 この騒動でメイショウサムソンがインフルエンザに感染、凱旋門賞を
回避となったうえ、栗東に戻れず美浦にとどまったままのようです。
 宝塚記念1着のアドマイヤムーンはドバイへ売られ、2着のメイショウ
サムソンはインフルエンザ、ウォッカも回避っつーことで、今年は日本
からの凱旋門出馬は無しかな。

                              穂高

===
標題: Re: 馬と言えば
---
 週刊ダイヤモンド今週号(2007/09/01号)で、ぼくが好きな福山庸治の連載ひ
とコマ漫画「F氏的日常」でも、馬インフルエンザをネタにしています。
 馬が、この馬、ほんとにインフルエンザ?と疑われています。
 馬の名前が、アサショウリュウ\(^O^)/

中村(show)

===
標題: あらあら
---
インフルエンザ輸出しちゃったの。
麻疹につづく快挙だな。

                     mtv

===
標題: Re: 馬と言えば
---
> 馬が、この馬、ほんとにインフルエンザ?と疑われています。
> 馬の名前が、アサショウリュウ\(^O^)/

 わはは。名前もちゃんと9文字以内におさまってる。(^o^)
 テレビ、相撲のこと騒ぎすぎ。
 逆に、JRAは情報提供少なすぎ。たまにはレース休んでもいいかも。
競馬の会議室で、預金が減らずに済むとか、のんびりできたと書かれ
ていたぞ。そのかわり、競艇が賑わったそうな。競艇場行きのバス待
ちの人が長蛇の列となっているのを見て、わしも吃驚した。

                            穂高

乳の詫び状(2007/08/27)

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標題: アインシュタインの部屋
---
 某所で、門司港レトロのことが出たので。門司港レトロの総合案内は、
http://www.retro-mojiko.jp/
門司港レトロ倶楽部
をどうぞ。
 タイトルに書いたアインシュタインの部屋は、
http://www.retro-mojiko.jp/asobu/kankou_kankou.html#mitsui
旧門司三井倶楽部
にあります。
 アインシュタインは、1922(大正11)年にただ一度の来日をしている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルベルト・アインシュタイン
にも、当時の様子が詳しく出ている。
http://www.keio.ac.jp/staind/248.htm
は、アインシュタインの来日、慶応義塾にアインシュタインが来た時の様子を
描いているが、「山口県門司港」は大間違い。「福岡県門司港」だろう!(怒)
 さっそく、慶応(www@info.keio.ac.jp)にメール。
--- ここから ---
担当者様
 慶応の「塾」2005年AUTUMN(No.248)のステンドグラスに、大きな間違いあ
ります。ウェブでは、
http://www.keio.ac.jp/staind/248.htm
アインシュタインと慶應義塾
です。
 この中で、
山口県門司港より日本郵船「榛名丸」に乗船し、
とありますが、門司港は、福岡県です。
福岡県門司港より日本郵船「榛名丸」に乗船し、
が正しい記述です。
 ご訂正ください。

中村(show)
--- ここまで ---

 それはともかく、門司に来たときに止まったのが、三井倶楽部。
 あそこには、いまでもアインシュタインの霊がいます。\(^O^)/
 泊まった部屋はそのまま残っていて、残留思念があるので、おれのような超
A級の霊能力者にはすぐわかります。\(^O^)/
 アインシュタインが、来日したときに泊まって、気に入ってそのままいつい
たんでしょう。\(^O^)/
 この前、帰ったとき、超弦理論(超ひも理論)やら、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812397/showshotcorne-22/
リサ・ランドール著, 塩原通緒訳「ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く」
で、一般向けに詳しく解説してあるリサ・ランドールの歪曲した余剰次元の話
などをしてあげたら、
「うぉぉ、いま、そげんことになっとるとですかー。もっと、知りたいっちゃ。
正ちゃん、なんとかならんですかー」
と喜んでました。\(^O^)/
 なんで、アインシュタインが九州弁なんだよ。それも、北九州弁と他の九州
弁がごちゃまぜ。
 それは、九州生活が長いからでしょう。\(^O^)/

 ところで、個人的には
http://www.moji9.com/
門司港レトロ案内と写真の世界
にある
http://www.moji9.com/dairi.html
大里地区
が感慨深い。この地図でいう13番、仏願寺あたりが元の実家があったところ。
 この前、仏願寺に行って、御院家と話していろいろわかったことがあって、
またひとつ人間に近づいた。
 門司駅は以前は、もっと門司港側、いまの関門トンネル入り口あたりにあっ
たらしいんですね。というのは、そこだと大里の港に直結できてそこから下関
に渡っていたと。関門トンネルができるので、いまの位置に門司駅が移ったそ
うだ。
 その昔は、仏願寺の横の通り、線路から海に向かう通りが、昔のメインスト
リートだったそう。遊郭があったりしてにぎやかったらしい。
 おれが小学生のとき、我が家は高砂湯という銭湯をその角で経営していたが、
高砂湯もその名残りだったのかも。
 あと、小石のじいちゃん、おれも子供のころ、何度か遊びに行ったことがあ
るけど、やっぱ顔役だったんだね。本町での揉め事が調整がつかなくなると、
最後は小石のじいちゃんが収めていたらしい。たしか、そういう話は父もして
いた記憶がある。

 ついでといっちゃなんだけど、以前、テレビ神奈川tvkで、小倉のことをや
ってました。
http://www.ktv.co.jp/b/tabi/070610.html
をどうぞ。
 小倉駅前のパン屋、シロヤのあのパンは、サニーパンというんだ。甘いフラ
ンスパンとしか覚えてない。名前があったんだ。初めて知った。\(^O^)/
 卵家(らんや)は、父が息を引き取った病院のそばにあって、最後のころは何
度か訪れてあれこれ食べましたが、おいしいです。
 あと、平尾台に行ったら、ぜひ、千仏鍾乳洞も。おれ、ここ、大好きなんで
す。
 ブログには、まだ始めてないからないけど、ウェブのほうでは言及してます
ね。
http://www.asahi-net.or.jp/%2Eki4s-nkmr/wabijo10.html
の乳の詫び状(1998/03/22)や、
http://www.asahi-net.or.jp/%2Eki4s-nkmr/wabijo68.html
の乳の詫び状(2003/06/08)
を読んでみてください。
 もう一昨年かな。帰ったとき、姉が行ったことがないというので、連れて行
きましたが、30年ぶりくらいだったけど、やっぱ、楽しかった。おれの人生最
大のリアルな秘密基地ですね。

乳の詫び状(2007/08/26)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 夏の終わり
---
 競馬場の花火、きれいだったなあ。
 景気がよくなってる? 例年より派手な気がしたけど、きのせい?

 近所からは子供たちの歓声と、わんこのわんわんが聞こえてきます。夏やね
え。
 前、住んでいたところ、競馬場のすぐそばの家の近くにいて、朝から、ワオ
ーンと吠えるので、ワオーン犬と勝手に呼んでいたわんこ、あれから20年ほ
ど経つから、もう死んじゃっただろうなあ。
 夏も終わりだね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アスキー新書ってあるんだ。新書戦争?
---
 新宿のブックファーストで初めて知ったが、アスキーも新書を出しているの
ね。アスキー新書というのを。インプレスや技評(技術評論社)は出してない?
 この前も書いたけど、パソコン関係だけじゃ、もう終わってるから、パソコ
ン系出版社も必死ですね。でも、新書は、光文社新書や幻冬舎新書もこの数年
がりがりやってるし、厳しいバトルフィールドでしょう。新書戦争なんでしょ
うね。

 ソフトバンクは文系ありのソフトバンク新書と、理科系特化のサイエンス・
アイ新書と出してますね。簡単にいえば、理科系特化新書の老舗、講談社ブル
ーバックスの、もうちょっとこなれたとっつきやすい路線。
 アスキー新書は理科系かと思ったら、文系のほうが比重が高いね。理科系だ
けじゃ、アスキーの体力では、やってけないということなのか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756148883/showshotcorne-22/
フィリップ・トルシエ著「オシムジャパンよ! 日本サッカーへの提言」
なんてのも、出している。

 ちなみに、府中の啓文堂書店では、アスキー新書は存在感なし。サイエンス・
アイ新書は理系でマーケットが狭いので中規模書店では棚に置きづらいだろう
から当然だとしても、ソフトバンク新書も存在感なし。
 これも新参だからでしょうが、光文社新書や幻冬舎新書は、新参でも、一発
当てて、あっという間に存在感を確立しましたよね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334032915/showshotcorne-22/
山田真哉著「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
 (光文社新書)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980115/showshotcorne-22/
手嶋龍一, 佐藤優著「インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980093/showshotcorne-22/
橘玲著「マネーロンダリング入門」
とかね。
 「さおだけ屋」は売れたけど面白くなさそうだから読まなかったが、「イン
テリジェンス」と「マネーロンダリング入門」は、出てすぐ読んだ。馴染みの
ある著者だもん。
 感想を書こうって思って、もう半年以上なんだね。この2冊は、リアルのゴ
ルゴ13の世界だから、どっちもあれこれ妄想を膨らませるには最高でしたね。
\(^O^)/

 ソフトバンク新書もアスキー新書も、なんとか一発当てて一気に知名度上げ
ないと、苦しいんじゃないか。
 一発当たると、書店も見方、扱いが変わるからね。
 どや、一発狙いで、最終兵器のおれにひとつ原稿依頼してみんか。一発で会
社、ふっ飛ぶで。
 そういう意味の最終兵器か。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: クイーンのブライアン・メイの宇宙本「BANG!」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/25/1750348
Re: 海部宣男著「すばる望遠鏡の宇宙」、Google Sky, Mitaka 
で、紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797337311/showshotcorne-22/
福江純, 粟野由美著「宇宙はどこまで明らかになったのか 太陽系の誕生から 
ブラックホール、宇宙の進化まで」
を買いに、府中駅の啓文堂書店に行ったけど、なかった。他のサイエンス・ア
イ新書は数種類あったけど。まだ、新参で棚が確保できないのか。

 レジ付近に、宇宙のコーナーができていた。\(^O^)/
 インプレスの必死の売り込みなのか、店の自主的な企画なのかわからないが。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844324314/showshotcorne-22/
村沢譲著「月のすべてがわかるDVD&Book 月への招待状(DVD付)」
と、Mitakaの解説本、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844324349/showshotcorne-22/
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト (著, 監修)「パソコンで巡る137
億光年の旅 宇宙旅行シミュレーション」
が平積みされていて、「月のすべてがわかる」は、プロモーションビデオも流
していた。
 この2冊、どちらもインプレス。やっぱ、インプレスの必死の売り込みなの
かな。

 「月のすべてがわかるDVD」は、かぐやの成功を祈念して買うか。^^;
 Mitakaの解説本「パソコンで巡る137億光年の旅 宇宙旅行シミュレーション」
は、三鷹天文台が近いから地元企画という解釈もできなくはない。^^;
 本の作りは、画面のどこをどう指定すればいいか図をいっぱい使った、イン
プレスのできるシリーズ的作り。パイオニアやボイジャーの軌道も行けるのね。
知らなかった。こりゃ、地元ご祝儀で買うか。^^;

 などと、思っていたら、2冊の横に、でかい宇宙の本が平積みされていて、
それが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479734007X/showshotcorne-22/
Brian May/Patrick Moore/Chris Lintott著, 渡部潤一監修, 後藤真理子訳
「BANG! 宇宙の起源と進化の不思議 (大型本) 」

 店が作ったポップに、「著者に秘密が!」などと書いてあったので、よくみ
たら、ブライアン・メイ。
 えっ、ひょっとして、おれらが高校生や大学生のころ大人気だった、ロック
グループ「クイーン」のギタリスト、あのブライメン・メイと同姓同名?
 著者紹介見たら、あなた、同姓同名どころか、ご本人でした。\(^O^)/
 ああ、そういえば、何十年ぶりかで研究を再開して、大学に博士論文出した
ってニュース、NHKでもやってたような。
 たとえば、
http://www.astroarts.co.jp/news/2007/07/31brian_may/index-j.shtml
「クイーン」のブライアン・メイ氏が天体物理学の博士号取得へ
をどうぞ。
 本書の紹介を読むと、メイさん、イギリスでは以前から科学番組に出演して
たみたいね。全然、知らんかったわ。そして、その科学番組に一緒に出ている
パトリック・ムーアさん、そして研究者のクリス・リントットさんと本を出し
たのが、本書というわけ。
 これ、手にとって観るとわかるが、絵や写真が素晴らしい。この前、新書で
すばるやハッブルの写真が載っているものを紹介したが、大型本にはかなわな
い。
 やはり、大型本はいい。宇宙の写真が素晴らしくきれい。新書とは迫力の次
元が違う。
 内容は、宇宙の歴史のビッグバンの話から始まって銀河、太陽系、惑星がど
うやってできたかという話、そして宇宙の未来はどうなるかなどぎっしり。
 おれは、「宇宙はどこまで明らかになったのか」がなかったので、ゲンが悪
いと思って、今回は買いませんでしたが、たぶん、次に手に取ると買いそうな
気がする。
 クイーンのファン、ブライアン・メイのファン、ギター小僧は買いなさい。\(^O^)/

 ちなみに、インプレスの2冊の横に並べてあったが、この本は、ソフトバン
ク。やっぱ、ソフトバンク、この方面、気合が入ってますね。\(^O^)/
 明らかに、宇宙好き、科学好きの編集者がいるね。連絡ください。\(^O^)/
 孫さん、どうせなら、早く、国立天文台を買収しなさい。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: その2 Re: タンパク質の折り畳みを分散して解析するFolding@Home
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/25/1750347
Re: タンパク質の折り畳みを分散して解析するFolding@Home
を書いた影響が宇宙に及んで、おれに都合がいい宇宙に分岐したのだろう。\(^O^)/
 放送大学でまさにこのタンパク質の折り畳みの講義をやってくれました。
 分子シャペロンやユビキチン化の話が出ていました。おー、以前に、ちょろ
っと勉強したことだ。復習になりました。でも、3歩歩いたからもう忘れた。
\(^O^)/ 仕事で、ユビキチン化した絵が描けるようにしてくれという依頼
もあったなあ。
 分子シャペロンは、折り畳む時、何もしないと、きしめんがこんがらがった
みたいなぐちゃぐちゃになっちゃうので、それを防ぐメカニズムです。すごい
よね、自然は。

 たとえば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/シャペロン
をどうぞ。

 それから、ミスフォールディング(折り畳みが失敗すること)によって発生す
る、いわゆるフォールディング病の解説もありました。
 アルツハイマー病、ハンチントン病もそうだし、BSEなどプリオン病も、折
り畳みに失敗したおかしなタンパク質が溜まって起きる病気です。

http://www.res.titech.ac.jp/~documents/j_section/index.html#Bio-Resources
東工大の生物資源部門、吉田・久堀研究室
のウェブは、フラッシュ使って、気合、入ってますね。
http://www.res.titech.ac.jp/~seibutu/main.html?right/~seibutu/projects/cpn01.html
分子シャペロンやユビキチン化の解説などあります。方言まで使い分けて、サ
ービス精神旺盛ですね。いいこっちゃ。

乳の詫び状(2007/08/25)

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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/24/1747602
海部宣男著「すばる望遠鏡の宇宙」、Google Sky, Mitaka
の続き。

===
標題: Re: 海部宣男著「すばる望遠鏡の宇宙」、Google Sky, Mitaka
---
『宇宙はどこまで明らかになったのか』福江純・粟野論美共編
'07/6/24、952円、サイエンス・アイ新書
何度かインタビューさせて頂いた、福江先生・粟野先生の師弟コンビです。
図版・写真が多くて初心者向けにも良いですよ〜。
たぶん、これが最新?(笑)
執筆者は、吉川真/JAXA、小久保栄一郎/国立天文台、田村元秀/国立天文台、米徳
大輔/金沢大学、高橋労太/東京大学、渡會兼也/金沢大附高、大須賀健/理化学研、加
藤成晃/筑波大学、谷口義昭/愛媛大学、杉山直/名古屋大学

                 2007/08/24(金)<destroy>

===
標題: Re: 海部宣男著「すばる望遠鏡の宇宙」、Google Sky, Mitaka
---
 おー、バンクがんばってるなあ。サイエンス・アイ新書、なかなかいいんで
すよね。あと、普通の新書もバンクがんばってるもんね。あ、バンクというの
はソフトバンクのこと。
 アマゾンの、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797337311/showshotcorne-22/
福江純, 粟野由美著「宇宙はどこまで明らかになったのか 太陽系の誕生から
ブラックホール、宇宙の進化まで」
の中身検索で目次をみたら、これ、おれは、即買いですね。\(^O^)/
 そして、この本を買った人は、ほかにこんなを買っているという推奨リスト
になんと、あなた、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844324349/showshotcorne-22/
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト (著, 監修)「パソコンで巡る137
億光年の旅 宇宙旅行シミュレーション」
がありますね。Mitakaの本ですよ、Mitakaの本。こんなのが出てるんだ。
 これを出しているのはインプレスですね。インプレスもがんばってるな。パ
ソコン書籍だめだから、バンクもインプレスも、みんな新分野開拓に励んでま
すね。^^;

 Mitakaの本の推奨で出てくる
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844324314/showshotcorne-22/
村沢譲著「月のすべてがわかるDVD&Book 月への招待状(DVD付)」
のページでは、動画のサンプルが観られますね。日本のアマゾンで初めてこう
いうのみた。

 月といえば、この動画でもちょろっと出てきますが、月に秘められた多くの
謎を解くために月に行く、日本の月周回衛星「かぐや」の打ち上げはもうすぐ
ですね。9月13日(木)10時35分47秒に種子島宇宙センターより打ち上げる予
定だそうです。

http://www.selene.jaxa.jp/ja/index.htm
月周回衛星「かぐや」(SELENE)

 SELENE(セレーネ)から「かぐや」というニックネームになって、知名度上が
ったんじゃないかな。特設サイトができてますね。

http://www.jaxa.jp/countdown/f13/index_j.html
かぐや/H-IIA13号機 打上げ特設サイト

 あ、超高速インターネット衛星WINDSの愛称募集キャンペーンがもうすぐ締
切ですね。っていうか、明日までなんだけど。\(^O^)/
https://www.boshu-jaxa.jp/winds/
をどうぞ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/07/1631202
セレーネとかぐや
もどうぞ。

 話戻して、推奨リストにあった
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797339217/showshotcorne-22/
竹内薫, 原田章夫著「サイエンス夜話 不思議な科学の世界を語り明かす [サ
イエンス・アイ新書]」
は、すでに読みましたが、竹内さんに、その叔父の原田さんが、飲み屋であれ
これ質問して、それをダンボ耳になってバンクの担当編集者が聞きながら、心
の中であれこれツッコミを入れるという構成で、読みやすいけど、軽い読み物
でした。

 最近、読んで深く感動したといえば、感想を書く前にもう再読しようと思い
つつ、ほかのに手を出しているために感想を書いてない
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/29/1613301
出たぁ。リサ・ランドール「ワープする宇宙」\(^O^)/
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/16/1658841
アニメ「時をかける少女」と「ダンシング・ヴァニティ」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/26/1681607
タイムマシンもの
で言及した、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140812397/showshotcorne-22/
リサ・ランドール著, 塩原通緒訳「ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く」
 これはほんとにすごかった。SFを超えた現実崩壊感を味わいました。

 あ、「ダンシング・ヴァニティ」の完結編が載った「新潮」9月号、まだ買
ってないことを思い出した。サンキュー、おれ。\(^O^)/

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: タンパク質の折り畳みを分散して解析するFolding@Home
---
> をみたら、PCでもいいじゃん。PS3よりずっと遅いけど。
PS3は計算能力全てをつぎ込むようになっていますからね。
PCはSETI@homeなどと同じく余剰時間を利用しているぶんだけ
ハンディキャップがあります。でもCELLはDSPの化けものを7台
ぶん回せるだけあって計算能力の高さは流石です。

私はノートパソコンで24時間×2年間連続してSETI@homeを稼動させ
ハードディスク1台、マザーボード1枚を交換しました。
鈍い私もようやくメインマシンを使うのはまずいと気が付き、
会社から払い下げた廃品パソコンを1台だめにしました。
熱処理をどうにかしないと参加は難しいと思いました。

-- 
ryo

===
標題: Re: タンパク質の折り畳みを分散して解析するFolding@Home
---
 おー、そんなに熱が出ますか。ま、PCの耐久性で、2年間連続稼動だったら、
たしかにどうかなってもおかしくないですね。
 PS3って何年連続稼動できるんでしょうね。熱設計・熱対策がでたらめっぽ
いXbox360は何日連続稼動できるのかな。^^;
 人間が風邪引くくらい冷やしてやんないとだめ?\(^O^)/

 ホットなマシンといえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/06/1708458
岸田孝一さんのソフトウェア工学論
で紹介した岸田さんは、シグマ計画に見切りをつけて、ソニーの土井さんと意
気投合して、当時のAT&TのSystem V(文字化けするのでローマ数字の5のつも
り)ベースのシグマワークステーションを出し抜くため、BSD Unixベースのワ
ークステーション開発に舵を切ります。通産省の鼻を明かすってことですね。
 それが、ソニーの初代UnixワークステーションNEWS。
 管理工学研究所にも、吉村社長が岸田さんと仲よしだったので、NEWSが来た
けど、NEWSは、熱かったよ。冬場でもNEWSが動いていると暖房要らないくらい
(ちょっと大げさ)。^^;

訂正:2007/09/06
 NEWSが来たのは吉村社長が岸田さんと仲よしだったからではなく、別の仕事
で必要で来たとのこと。吉村社長自らご指摘くださいました。お詫びして訂正
します。

 学生時代、学科の会社見学で富士通に行ったとき、メインフレームを作って
いる先輩が、いまは、速いコンピュータを作るために物性の研究と熱対策ばか
りやってるといってました。富士通のメインフレームのプロセッサについてた
ヒートシンクは、かっこいい灯篭みたいだった記憶があるけど、たぶん、気の
せいだろう。\(^O^)/
 とにかく熱ですよ。

中村(show)

乳の詫び状(2007/08/24)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

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標題: タンパク質の折り畳みを分散して解析するFolding@Home
---
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0708/23/news014.html
ソニー、PS3用「Folding@Home」をバージョン1.2に
を読むまで、PS3でFolding@Homeに参加できるとは知らなかった。
 タンパク質は自然が生み出した摩訶不思議なマジックによって、自分から勝
手に折り畳まれて立体構造というものになります。この折り畳まれ方によって、
他のタンパク質と鍵と錠の関係になって、いろいろ複雑なものできたり、複雑
な反応が起きます。
 このタンパク質の摩訶不思議なマジックを、世界中のパソコンで手分けして
調べていこうというのが、Folding@Homeプロジェクトです。
 おお、人類に貢献と思って、さっそく、PS3を買おうかと思ったけど、散財
してお金がなくなったことに気づいて、\(^O^)/
http://folding.stanford.edu/japanese/
Folding@Home 日本語
をみたら、PCでもいいじゃん。PS3よりずっと遅いけど。
 その他、参考。
http://www.scei.co.jp/folding/jp/
ソニーのFolding@Homeの説明
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20347945,00.htm
「1年以上かかるはずだった計算も数週間」--Folding@homeにPS3ユーザー25万
人以上が登録

 この手のもので有名なのは、地球外生命体を探索するSETI@homeですね。
http://setiathome.berkeley.edu/index.php
SETI@home

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Operaのスピードダイヤル
---
 やっと数日前に、愛用しているブラウザOperaを9.23にしました。
 スピードダイヤルってのが目玉機能みたいで、便利で面白いんですが、右下
の非表示にするというのをクリックしたら、非表示になって、表示状態に戻す
方法がわかりません。\(^O^)/
 今日、やっと、元に戻す方法がわかったので、メモしておきます。
http://kawatarou.info/note/opera/920_final.htm#speeddial
にある
--- ここから ---
opera:config#UserPrefs|SpeedDialState を 3 にして保存。ちなみに、画面
右下に「スピードダイヤルを…」が表示される上の状態は 0 で、1 が表示
(デフォルト)、2 が並び替えや追加等の編集不可。
--- ここまで ---
です。1にすればいいのね。
 芦塚さん、ありがとう。

 Firefoxでも似たようなことができるようにする拡張機能がありますね。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/04/24/speeddial_firefox.html
「Opera」の“スピードダイアル”機能を再現するFirefox拡張「Speed Dial」
 でも、だいぶ違うものみたいですね(少なくとも4月下旬の時点では)
http://kuruman.org/diary/2007/04/28/speeddials
OperaのスピードダイヤルとFirefoxの拡張機能Speed Dial

 ところで、ぼくは、Netscapeの初期から、Netscapeでは、ブックマークに登
録したものがbookmarks.htmlにHTMLで保存されるのを知って、これをホームペ
ージにしてきました。
 だから、起動したら、ブックマークの一覧が表示されます。ちゃんと階層を
分けてインデントもされて表示されます。さすがにJavaScriptでツリー表示の
ノードが閉じたり開いたりはしませんが。^^;
 ともかく、わざわざ上のメニューのブックマークから選ぶ必要はなく、表示
されている画面からすぐクリックで飛べました。
 IEでも同じようにしていたので、お気に入りはほとんど使ったことがありま
せんでした。
 これを人に教えると喜ばれました。
 なんか、スピードダイヤルの原始版みたいな気がします。

 なお、ぼくが代表をやらせていただいているRing Server Projectは、Opera
社から頼まれて、公式ミラーになっています。北欧までアクセスが来ると遠い
ので、やってくれないかといわれて、やっています。たぶん、極東地域の公式
ミラーなのかな。
 それなのに、同期がうまく取れてなくて、この前、Operaをダウンロードし
ようすると、見つからないということになっていました。
http://kawatarou.info/note/opera/923.htm
でも、怒られてますね。すみません。

 いまは、同期が取れてないサーバははずしてあるので、大丈夫のはずです。
 産業技術総合研究所の瀬河さん、理化学研究所の吉田さん、情報通信研究機
構の青木さんなどRingのコアなサーバのミラーリングをメンテしてくださって
いる方々の活躍のおかげです。ありがとうございます。
 ぼくは何にもしていません。すみません。
 なお、Ringは、1TBあってもディスクがあふれてミラーができなくなってき
ています。
 OSやらどでかいものを捨てないとだめかもしれません。FreeBSDのミラーを
やめてだいぶ空いたと思ってもあっという間でしたね。^^;

http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project
http://www.aist.go.jp/
産業技術総合研究所
http://www.riken.jp/index_j.html
理化学研究所
http://www.nict.go.jp/
情報通信研究機構

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 海部宣男著「すばる望遠鏡の宇宙」、Google Sky, Mitaka
---
 Google EarthがSky機能で宇宙を飛び回れるようになってます。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/08/23/16671.html
Google Earthが宇宙を見渡す望遠鏡になる「Sky」ビュー機能を搭載
http://earth.google.co.jp/
Googl Earth

 でも、以前、紹介したけど、国立三鷹天文台のMitakaもいいよぉ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/16/1266296
国立天文台のすごいソフト Mitaka
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/05/11/1501518
サイエンスZERO。すごーい\(^O^)/ 
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/20/1442549
日本橋HD DVDプラネタリウム、オリオン、トラペジウム、馬頭星雲、暗黒神話、
天文学全集 
をどうぞ。

 そして、これらで天文に興味をもったら、出たばかりの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004310873/showshotcorne-22/
海部宣男著, 宮下暁彦(写真)「すばる望遠鏡の宇宙 カラー版―ハワイからの
挑戦 (岩波新書 1087)」
を読んでみてください。
 日本が世界に誇る巨大望遠鏡すばる。現在最も古い銀河(128.8億年前だった
かな。宇宙誕生まもなくのころ)を観測するなど、数々の成果を挙げています
が、その実現、建設に携わった人々の感動的な物語とともに、すばるの超高性
能を支える技術の解説、天文学の最前線の話、そしてすばるが宇宙からすくい
取った数々の美しい星空のカラー写真が素晴らしい。

 標高4200メートルでの建設の大変さ。事故で結局4人亡くなったんですね。
知らなかった。
 日本の科学者、日米の技術者が心血を注いだ話もいろいろあります。
 中でも技術者魂といえば、すばるの主鏡、直径8メートル世界最大の一枚ガ
ラスを磨き上げたコントラベス社の技師長スコット・スミスさん。
 すばるの仕事を手がけていた間、リストラや会社売却などで会社が揺れ続け、
ヘッドハンディングにあっても、とにかく、天文学者に後ろ指をさされないよ
うに最高の仕事をして、主鏡の最終研磨をやり遂げます。そして静かに会社を
去っていくんです。なんか、小説か映画の世界のように、かっちょいい。
 主鏡の一枚ガラスを作ったのは、アメリカのコーニング社なのね。コーニン
グというとガラスの会社であるのは知ってたけど、おれの場合、光ファイバの
会社というイメージが強いのね。おれらITC業界人、大体、そうじゃないかな。
それと奥様方には、耐熱ガラス食器のパイレックスの会社ですね。おれ、パイ
レックスの会社だと本書で初めて知りました。

 すばるは400億円を注ぎ込んだ巨大プロジェクトと書いてあって、それだけ
税金を投入するんだから、世界最高性能のものを絶対に作り上げる。失敗は許
されないというプレッシャーがあったことがひしひしと感じられる。
 でもね、あなた。社会保険庁はこれまで毎年800億円もNTTデータに払ってき
たんでしょ。毎年すばる2つ分ですよ。\(^O^)/
 すばる、激安。\(^O^)/
 値段だけでも激安だけど、天文学、科学、人類の発展に貢献する数々の実績
を上げていることを考えると、さらに激安感に拍車がかかるし、社会保険庁と
NTTデータ、お前ら、人類の何に貢献したんだよと、ツッコミたくもなるよね。

 最近、読んだ中で、カラー写真も豊富で、宇宙のことを初歩から紹介してあ
り、値段も手ごろなのが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121018567/showshotcorne-22/
谷口義明著「カラー版 宇宙を読む」
 あれ?
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/25/498249
惑星は8個。冥王星は脱落! 関連の雑誌と本の紹介もあるよ。
で紹介したということは、ほんとに一年前だな。おっかしいなあ。この前、市
ヶ谷の喫茶店で読み終わった記憶があるんだけど。^^;

 本書「すばる望遠鏡の宇宙」は岩波新書だけど、岩波は、すばるのライバル
というべきなのか、ハッブル宇宙望遠鏡のカラー写真をまとめた岩波新書を3
冊出しています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004304997/showshotcorne-22/
野本陽代, ロバート ウィリアムズ著「カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004306914/showshotcorne-22/
野本陽代著「カラー版 続・ハッブル望遠鏡が見た宇宙」 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004309182/showshotcorne-22/
野本陽代著「カラー版 ハッブル望遠鏡の宇宙遺産」

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/24/1044931
ハッブル望遠鏡、すばる望遠鏡
もどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ダイ・ハード4.0
---
 笹塚の江川さんとこに行って、久々に府中の東宝シネマズで映画を観た。暑
苦しいので、すかっとしたくてトランスフォーマーを観たなどといって、でも、
ダイ・ハード4.0が観たかったんですよね。
 あれは、映画館の大スクリーンで観たほうがいいですよ。あ、でも、もう終
わってるみたいですねえ。
 そうでしょう、そうでしょう。行けば行けるのに近くにあると、かえってな
かなか行かないんだよね
などと話して帰ってきたら、メールが来ていた。
 まだ、府中でやっているという。でも、今週金曜日まで。
 もう一昨日の夜かな。さっそく、21:20の回から観に行った。家まで歩いて帰
れるからこの時間に始まっても平気だもんね。しかも、1200円と安い。

 こういうやり放題のド迫力のアクションは、大スクリーンといい音響で観る
といいなあ。
 江川さんが、ターミネーター2ですよといってた意味がよくわかった。
 映画として、トランスフォーマーよりずっと楽しめる。
 アクションも、間がちゃんとあっていい。
 トランスフォーマーの戦闘シーンは、間がない。動きが速過ぎるよ、おれの
老眼には。昔は、新幹線が通過するのを見て、中の人が食ってる弁当のご飯粒
の1つ1つまではっきり見えたのに、いまはもう。
 お前、どうしてそんな嘘をつく。
 だって、暑いんだもん。\(^O^)/
 ゲーマーは、あのくらいのスピードでも細部までわかるのかもしれないけど、
何がどう戦っているのかさっぱりわからん。緩急がないから、コクがない。
 ま、機械生命体は、人間よりはるかに優れているのはよくわかったが。\(^
O^)/
 その点、ダイ・ハードは人間のスピードでやってくれるから。\(^O^)/
 予告編で、車でヘリを撃ち落とすシーンがあったけど、あんなの序の口。も
う、ほんとやり放題。すかっとしましたわ。

http://www.sasahata.com/d010/index.html
笹塚 ピープル
http://d.hatena.ne.jp/pegawa/
ピープル江川映画日記

乳の詫び状(2007/08/22)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 来年の24時間マラソンは誰が走るべきか
---
 日テレの24時間テレビ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/15/1030157
吉野次郎著「テレビはなぜインターネットが嫌いなのか」
で、サイゾーが24時間テレビの裏のひどさ、善意の世界と思っていたら大間違
いだと書いていたのを紹介しましたが、この前の24時間テレビは、欽ちゃんが
走ったから、瞬間最高視聴率43.9%だって。詳しくは、
http://www.asahi.com/culture/nikkan/NIK200708210006.html
欽ちゃん24時間テレビ瞬間最高43・9%
をどうぞ。

 じゃ、これを超えるためには来年は誰を走らせればいいのか。
 日テレは頭を抱えてしまい、打開策を求めて、コンサル依頼が、日テレから
情報省にあった。\(^O^)/
 情報省は、もう、来年で24時間テレビ終わるつもりなら、これで、行けとい
う案を提案した。なぜ、来年で終わらなければならないか。これ以上の視聴率
はあり得ないから。
 そのあり得ない視聴率を叩き出すマラソンランナーとは。

   森繁久弥\(^O^)/

 これしかないでしょ、やっぱ。走れないんじゃないかと思う人が走るから、
視聴率を叩きだせるわけで、森繁先生にご登場願うしかないでしょう。自分の
足では走れないだろうから、車椅子で走ってもらう。それでもだめなら、スト
レッチャーに乗せたまま。\(^O^)/
 これで不足なら、もう一人。

   森光子\(^O^)/

 どうじゃ、最強の森コンビでしょ。
 でも、森光子は、いまだに毎日スクワット100回やってるとかっていわれ
てるよ。森繁さんは、視聴者も、いつ、死ぬか、もとい、無事武道館に辿りつ
けるかハラハラして視聴率を稼げるだろうけど、森光子さんは、元気だから、
ハラハラ感がないでしょう。
 えっ、これでも不足? じゃ、俺様の霊能力を使って、あの二人も一緒に走
るように手配しよう。\(^O^)/
 誰?
 聞いて驚くなよ。その人の名は。
 誰、誰?
 美空ひばりと石原裕次郎\(^O^)/
 おお、すっげぇ。\(^O^)/

 ということで、
   森繁久弥
   森光子
   石原裕次郎
   美空ひばり
 この4人が走れば、視聴率800%間違いなし。\(^O^)/

 次善策としては、高倉健さんに走ってもらうってのがあるんだけど。
 おお、それもいいねえ。
 でも、健さんにそんなに長い距離走ってもらえそうにないから、そこは、菅
原文太兄いにがんばってもらうと。
 えっ、じゃ、健さん、出ないの?
 ばかー。文太兄いが走っていると、時々、突然、健さんが出現して200メー
トルくらい並走して、突然また消えるんだよ。
 出し惜しみするわけか。
 そうそう。
 ほほぉ。それを何回か繰り返せば、視聴者、いつ出るかいつ出るかとずっと
日テレを見続けるってことね。

 以上、情報省からの提案でした。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: サイゾー2007年9月号
---
 雑誌「サイゾー」が
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000UTN9TU/showshotcorne-22/
サイゾー2007年9月号
で創刊100号だそうです。
 それで大特集<新しい日本のタブー>と題して、マスコミタブーをやってま
す。
 創価学会、皇室、JR。ま、これは定番中の定番で、マスコミタブー御三家で
すね。^^;
 JRは駅の販売店で雑誌を売っている関係で、雑誌はJRのスキャンダルをなか
なか書けないんです。
 もちろん、ワイドショーや女性週刊誌が絶対触れない、ジャニーズのホモセ
クハラやケイダッシュの業界支配の話やら芸能界ネタもあります。
 目次は、
http://www.ultracyzo.com/cyzo/contents/0709/index.html
をどうぞ。

 100号8年間の戦いの記録もあれこれやってます。「噂の眞相」なんかに比べ
ると、どこが戦いなんだと思うくらいかわいいもんだけど。^^;
 問題企業を勝手に無料で会社案内する企画で、アムウェイ、光通信、コムス
ンなど出てますねぇ。最近では、トヨタとかも出てましたよね。
 は、はうぁ!
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/24/1044925
トヨタ絶望工場の世界は30年経っても続いているのか 
で、サイゾーを紹介したのは、ほぼ1年前の2006年10月号だ。

 それにしても、フジの朝のワイドショー。とくダネ!終了の噂はほんとなの?
 小倉さんがもうやる気なくしてるって書いてあるけど。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「電話にでたらこぅなった!」「イマイと申します。」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/21/1741245
USENの2等当選商法と多田文明著「ついていったらこうなった」
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883923894/showshotcorne-22/
多田文明著「ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ」
の続編として、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4813020372/showshotcorne-22/
多田文明著「電話にでたらこぅなった!」
が出てて、これも売れてるんですね。
 それとびっくりしたのが、
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478950571/249-6905279-7936322
日本テレビ『報道特捜プロジェクト』著「イマイと申します。―架空請求に挑
む、執念の報道記録」
が出ていること。
 この番組でイマイ記者がやってるの2回くらいしか見たことないけど、1回
は海外まで追いかけてました。
 悪徳業者にマシンのように沈着冷静に愚直に電話をかけ続けて、相手が根を
上げるまでやっちゃうんですよね。ターミネーターみたい。\(^O^)/
 本だとどうなんですかね。業者と肉声でやり取りするライブ感がないんじゃ
ないかな。DVDでは出せないんでしょうかね。
 DVD1枚にペラつけて、簡易包装で1000円くらいで出すと、バカ売れしそう
な気がするけど。

乳の詫び状(2007/08/21)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: USENの2等当選商法と多田文明著「ついていったらこうなった」
---
 さっき「永久に受け取れない「特売の割引金」」のことを書いて思い出した。
 1ヵ月くらい前かな。東府中のドン・キホーテで買い物して出てきたら、い
かにもキャンペンガールなお姉ちゃん二人が、
「キャンペーンやってるんです。スピードくじ、引いてくださーい。どうぞー」
などというので、鼻の下をのばして(チンポも立てて)、くじ引きました。\(^O^)/
 くじ運の悪いおれだから、当然のように、はずれだった。
 そしたら、お姉ちゃん、
「あー、残念。でも、お客様だけ、今日は特別にもう1回引けちゃうことにし
ます。どうぞー」
などと、あなただけ感を強調してくすぐるので、ますます鼻の下をのばして
(チンポも立てて)、またくじを引きました。\(^O^)/
 そしたら、あなた、2等が当選。\(^O^)/
 お姉ちゃん、
「きゃー、すごーい。2等ですよ、2等!」
 なんか、とっても気分がよい。たしか、1等はディズニーランドかディズニ
ーシーへのご招待とか、そういうの。
「でも、2等もすごいんですよ。これ、有線放送が聴けるマシンで、これがタ
ダでお持ち帰りできるんです。あたしも、これ、すっごくほしくてー。お客様、
すごーい」
 おれは落ち着き払って、
「これ、USENのマシンだよね。つーことは、マシンはタダでも、USENと契約しな
いと音楽聴けないでしょ。そうだよね?」
 お姉ちゃん、
「え、え、え? そ、そ、そうです。そうなんですけど、これ、すごくいいん
ですよー」
「だったら、当選した2等の権利、あんたにやるから、あんた、契約したら?
 さっき、あたし、これ、すっごくほしくてーっていってたでしょ」
 もう、お姉ちゃん、半泣き。\(^O^)/

 バカめ。おれがこの商法を知らないとでも思っておったのか。
 おれはとっくに、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883923894/showshotcorne-22/
多田文明著「ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ」
で勉強しておったのだ。
 この本の中に、まさに、お前らがやっている、2等当選商法が出ておる。
 情報省を的にしたのが、お前らの運の尽き。
 こっちへ来い!などといいつつ、帯を引っ張ると二人のお姉ちゃん、「あれ
えー、お代官様ー」などとうれしげに悲鳴を上げつつ、くるくる回って着物が
どんどん脱げていく。
 いつ、あのキャンペーンガール的衣装から着物になったのか。疑問符がそこ
らの地面からうじゃうじゃ湧いて出たが、かまわず、その場で、二人ともセッ
クスしてあげました。\(^O^)/
 お姉ちゃん、二人ともすごく喜んで、すっかり改心して鶴になって飛んでい
きました。
 めでたし、めでたし。

 この前の日曜日、久々にドン・キホーテに行ったら、USEN、まだやってまし
た。お姉ちゃんじゃなくて、お兄ちゃんでしたが。

 「ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ」は、悪徳業者
から訴訟まで起こされながらがんばったルポなので、エールを送る意味もあっ
て、すぐご祝儀で買いました。
 盛り場に出入りし始める中学生くらいから、読ませたほうがいいんじゃない
か。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 永久に受け取れない「特売の割引金」
---
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070807/279232/?L=ml
永久に受け取れない「特売の割引金」
は、面白いなあ。
 リベート・イン・メールといって、あとで割引金を払ってくれるというやり
方なんだけど、詐欺的商法っていろいろ考えるなあ。
 日本じゃ、このやり方やってないのかな。

乳の詫び状(2007/08/20)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
---
 飛行機の中で軽く読めるものをと思って、20万部を超えて売れているという
ので、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862481221/showshotcorne-22/
武田邦彦著「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
を飛行機の中で読んだけど、これ、すごい話だね。
 なぜ、いま、紹介するかというと、今日、書店や駅の売店に並ぶはずの週刊
ダイヤモンド2007年8月25日号の特集が、「ゴミ争奪 リサイクルの罠」で、
その中に、本書が第1章で採り上げているペットボトルリサイクルの話がある
から。

 ペットボトルのリサイクルって、そんなデタラメなの?
 やっぱ、焼却するしかないね。
 本書だけでなく週刊ダイヤモンドも、「ペットボトルは分別する」「ゴミは
分けてリサイクル」という行動は、地球環境を守るという本来の目的からかけ
離れているという結論です。
 本書の結論、特に第1章の話を勝手にまとめると、
「リサイクルのサイクルは回ってないが、リサイクル利権のサイクルはぶんぶ
ん回っている」
ということね。
 役所は業者がリサイクルするといってるから、信じて特定業者に渡している
だけ。でもそれは単なる責任転嫁。業者は業者で、ペットボトルはリサイクル
できないから、結局焼却して辻褄を合わせている。
 こうするといろいろお金が回ってくるようになってるし、役所はリサイクル
率の数字を上げられるし、責任転嫁できるし、業者は儲かる。
 ペットボトルは実際には焼却しても統計上はリサイクルされていることにな
っているから、リサイクル率が上がってご褒美のお金がますますもらえる。
 消費者は無知状態に置かれていて無邪気にせっせと分別しているけど、その
タダの労力が搾取されているだけでなく、かえって環境負荷と税金の無駄を増
やしている。
 こういう構図ですね。

 おれは、ヤクザは社会の歪みを金にする天才で、最強最凶の裁定取引者とい
ってるが、役人もそうだね。役人がヤクザよりすごいのは、政治家を使って法
律や制度を作り出して、自ら社会に歪みを作ってそれを利権にするところです
ね。
 環境はいまや誰も逆らえない錦の御旗だから、環境という言葉を出せばこれ
にからめた利権がどんどん作れる。で、天下り先を作って楽勝と。頭、いいね
え。それを知らずに、せっせとゴミを分別してる国民ってバカだってことです
ね。
 そうなる原因は、新聞やテレビといったマスコミがバカだから。
 なにしろ、北極の氷が溶けると海水面が上昇するなんて、中学校理科のアル
キメデスの原理すら知らないバカが番組や記事を作り、真実を全然報道しない
からという主張なんですね。要は、マスコミも共犯者ということです。

 ダイオキシンって、そんな毒性がないものなの?
 おれも史上最悪の猛毒と騒ぎまくったマスコミ報道ですっかり洗脳されてい
ますね。
 さすがに、テレ朝久米宏ニュースステーションがやった所沢のダイオキシン
騒動、あれはバカだと思ったけど、裁判で負けてもマスコミは反省はなしで、
相変わらずですね。

 ダイオキシンといえば、わが府中市はゴミを減らすために、庭持ちの家で、
家庭に焼却炉を置けるところは家庭で焼却できるように補助金出して、焼却炉
の設置を進めていたことがあった。そしたら、しばらくしてダイオキシン騒動
になって、焼却するとダイオキンを近所にばら撒くことになるという話になっ
ちゃったから、やめちゃったんだよね。
 あの騒動以来、焚き火すらダイオキシンが危ないという話になったでしょう?
 焚き火していると、ダイオキシンをばら撒くなという電話がかかってくるな
ど抗議されるという話もありましたよね。
 そういうの、みんな、科学知識がない無知がやってるバカな行動ということ
なんでしょうね。

 本書の著者、武田邦彦氏ほど過激な主張ではない安井至氏も週刊ダイヤモン
ドの特集に登場しますが、ペットボトル以外のプラスチックのリサイクルは全
量焼却でもいいと述べてますね。
 なお、安井氏は、
http://www.yasuienv.net/
市民のための環境学ガイド
をやっていて、ここは以前
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/24/86501
悪用される科学とあるある大辞典などの嘘
で紹介しています。
 もう2年前だね。「あるある」の捏造が発覚するはるか前から、でたらめを
指摘しているとこなんざ、さすが情報省だね。\(^O^)/
 単に、受け売りだろ。
 はい。\(^O^)/

 京都議定書の水準じゃ、温暖化は防げないし、アメリカ、中国がやらない中、
日本が一所懸命やっても焼け石に水なのは、すでに周知の事実だと思うんだけ
ど、そうじゃない人も多いみたいね。
 この猛暑の中、エコのため、冷房を使いませんなんていって、熱中症になっ
たら、それはそれでおかしいし、かえって環境負荷を増すことになりそうだし
ね。
 日本はCO2の6%削減目標ですら守れそうにないからなのか。この前、小倉
のリバーウォークのそば、紫側沿いのところでお祭りの店がいろいろ出ている
中、JTのテントでは、チーム6%といったかな、6%削減目標を達成するため
にがんばりましょうなんていうキャンペーンをやってました。
 でもさ、はっきりいって、いまの状況でいまのやり方で京都議定書を守ると
か6%削減とかいっても、くだらない精神論、意味のない念仏でしょう。
 1年以上前に
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/05/07/356600
脳年齢、はやぶさ、海洋酸性化、プリオン説?
で、日経サイエンス2006年6月号 
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0606/ocean.html
S. C. ドニー「海洋酸性化の脅威」
紹介しているし、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/01/1360323
地球温暖化。不都合な真実、バイオ燃料、海洋酸性化、植物からメタン ―
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/04/04/1368391
Re: 地球温暖化。不都合な真実、バイオ燃料、海洋酸性化、植物からメタン 
でもあれこれ書いたけど、「海洋酸性化の脅威」がほんとなら、海洋酸性化を
考えると、京都議定書の20倍も厳しい基準でいまやらないとアウトらしいんで
すよ。
 20倍の基準なんていったら、マイカー禁止、テレビなんてくだらない番組ば
かり垂れ流しているから朝昼晩に1時間ずつのみ放送(おれが子供のころ、い
まみたいに四六時中放送なんかしてなかったし)、電気も計画停電だし、工場
も操業停止で、全産業縮小、生活レベル大低下、こういう世界でしょうかね。\(^O^)/
 人類の危機という意味では、実態はもはやそういうレベルかもしれないわけ
ですよ。
 でも、みんなノーテンキにゴミを分別したり、エコバッグを使ったり、冷房
の温度を少し上げたらなんとかなると思ってて、免罪符もらってるような気分
でしょ。大丈夫かなと思いますけどね。
 昨日やってた、日テレの24時間テレビの偽善性と同じようなもんか。\(^O^)/

 本書を読んでいて、飛行機の中で、げらげら大声を出して笑いそうになった
のは、125ページから126ページかけての、環境省が出した環境白書(IPCCの報
告書の和訳)の件。
 IPCCは、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on 
Climate Change)のこと。環境問題はここの報告書を参照することが多い。
 その報告書の原文では、北極と南極の氷は海水面上昇にほとんど影響してな
いと書いてあるのに、それを訳した環境白書では、温暖化で極地の氷が溶けて
海水面が上昇するという正反対のことが書いてある。これに憤慨した武田研究
室の学生が環境省に電話して問い質したら、返ってきた役人の答がすごい。

    「IPCCの報告書が長かったので、それを短い文章にしたらこうなった」

 わはははははははははははははははははははははははははははははははは。
 「長いから、省略したらこうなった」
 この回答は、ほんとに素晴らしい!
 やっぱ、役人は無敵だね。\(^O^)/

 この環境省の役人の回答をみて、おれ、清水義範の傑作パスティーシュ小説、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061847740/showshotcorne-22/
清水義範著「国語入試問題必勝法 (講談社文庫)」
の結末を思い出した。\(^O^)/
 清水義範は、文庫が出る前かな、何十年か前の、当時、売り出し中のときに
ばりばり読んだから、もう忘れているから違っていたらごめんなさいだし、ネ
タバレになるから結末は書けないんだけど。
 清水義範は、ほかに
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406184542X/showshotcorne-22/
清水義範著「蕎麦ときしめん (講談社文庫)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061849840/showshotcorne-22/
清水義範著「永遠のジャック&ベティ (講談社文庫)」
が出色。
 この3冊は無条件でお勧め。

乳の詫び状(2007/08/19)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ポアンカレ予想を解いた数学者
---
 ポアンカレ予想を解いたシアの数学者グリゴリー・ペレルマンを描いた本が
出てますね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822283224/showshotcorne-22/
ドナル・オシア著, 糸川洋訳「ポアンカレ予想を解いた数学者」

 この人、ほんと純粋な数学者で、名誉や栄達に興味がない。数学の世界が探
検できて新しい発見ができればいいという人なんですね。だから、世間からは
奇人と思われていますが、でも、奇人に見えるのは奇人とみなすほうが、ペレ
ルマンの純粋さからすれば汚れまくってるからなんですよね。

 ぼくがポアンカレ予想が解けたらしいと紹介したのは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/05/11/2473
女性専用車両とポアンカレ予想
ですね。もう丸2年以上経ってる。そこで紹介した日経サイエンスの記事は、
さらに半年以上前の2004年10月号ですからね。やっぱ、おかしいなあ、時間の
流れ方。\(^O^)/

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/03/14/1260227
円周率音楽、ゲーデル、エッシャー、バッハ、モーツァルト
でも、紹介していますね。
 円周率の音楽は、CDを申し込んで届きました。2回ほど聴きました。なんか、
変。どういえばいいのか、不思議な感覚の音楽です。人間の秩序とは違う秩序
でできているからなのか、なんとも落ち着かない変な感じがします。でも、秩
序はちゃんとあってその心地よさもあるんですよね。

 ほかに、
http://www.janjan.jp/culture/0609/0609131131/1.php
数学:伊藤清氏のガウス賞受賞とポアンカレ予想
http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0702/09/news029.html
難問奇問と天才奇人数学者 〜ポアンカレ予想の解決〜
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: プロ・コピーイスト、ヴィニー・カリウタ、ヤン・アッカーマン
---
 ブログの
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/08/15/1725169
楽譜はどう書きますか? 
についてた広告で、
http://www.writestaff.co.jp/
から
http://www.writestaff.co.jp/contents/service/smf/smf_copy.html
をみたら、プロ・コピーイストって職業があるんですね。
 どれくらいのスピードでコピーできると生計が成り立つんでしょうかね。

>ヴィニー・カリウタも確かフィナーレ使ってました。

 ヴィニー・カリウタって、なんか、聞き覚えがある名前。でも、忘れようと
しても思い出せない(Copyright (c) 鳳啓助)
 で、ググったら、こういうのがあった。
http://www.musicdendo.com/performance/vinnie/vinnie.html
 あ、チック・コリアのどれかにも出てた人だ。
 それより、
http://www.musicdendo.com/performance/performance.htm
をみて、個人的にチョー懐かしかったのは、ヤン・アッカーマン。
 フォーカスの超絶速弾きギタリスト。フォーカスって、ロック系では珍しい
ドラム、ベース、ギター、キーボードの4人編成だったんですよね。ヨーデル
みたいな歌、歌ったりして、プログレやフュージョンとはまた全然違うテイス
トだった記憶がある。
 そして驚くべきことに、来日しますね。なんという偶然。\(^O^)/
 六本木のスイートベイジル139の9月22, 23日がヤン・アッカーマンバンドに
なっています。あらら、どうしようか。^^;
 その直前に松岡直也グループなんですよね。うひー。\(^O^)/

 いま、音楽リハビリ中です。
 コリアや松岡直也のこともいろいろ書きたいけど。マイケル・ブレッカーの
ことも。
 とにかく、いま、音楽リハビリ中です。
 ジェフ・ローバー・フュージョンのCD、いくつか買い漁ったし。^^;
 この辺のCDのライナー・ノーツを書いているの、ASAHIネットで以前活躍し
ていた、クマさんこと、熊谷さんです。青汁オフ以来、会ってないなあ。あれ、
10年以上前?

乳の詫び状(2007/08/17)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 赤い恋人
---
 北海道みやげの定番、石屋製菓の「白い恋人」。耐震偽装問題で営業をやめ
てますが。
 耐震偽装じゃなくて、賞味期限改竄だろ。
 ま、同じことよ。\(^O^)/

 白い恋人もネーミングだよね。北海道の雪のイメージの白だもんね。
 そのパロディというわけではないんだろうが、福岡に「赤い恋人」という食
べ物があります。これ、博多めんたいを練りこんだコンニャクです。
 去年、府中の伊勢丹だったかな。九州物産展で買ってみた。お菓子にはなり
ませんが、おつまみとしては、そこそこいいんじゃないですかね。
 北の北海道が白い恋人なら、南の九州が赤い恋人で、地理的な対比と色の対
比も面白いと思いました。

http://www.akaikoibito.co.jp/
赤い恋人

 ちゃんと、ドメイン取ってるね。

乳の詫び状(2007/08/16)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 百マス計算、インド式九九では数学力は育たない
---
 さっき、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TESRSE/showshotcorne-22/
日経サイエンス2007年9月号
を話題にしたので、続き。目次は、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/item.php?did=55709
をどうぞ。
 連載対談「茂木健一郎と愉しむ 科学のクオリア」は、「数学で育む論理力 
/ゲスト:新井紀子(国立情報学研究所)」。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/12/1647337
算数、数学は、いま、インドがブーム!? ラマヌジャンのことも 
で、インド式九九本が売れているという話を書いたが、新井さんは、数学教育
に取り組んでいるが、百マス計算、インド式九九では数学力は育たないという。
なぜなら、数学の本質は論理力だからという話。

 百マス計算は、数学力というより、脳の基礎体力をつけようという運動だし、
インド式九九も計算を速くするテクニックですからね。そろばんができて、暗
算が得意でも、それだけじゃ、数学ができるとは限らないですもんね。
 単にそろばんできて暗算が速いだけなら、下手すると、飲み屋で一人いくら
払うか計算する電卓代わりにされちゃうもんね。^^;

 でね、新井さんが出張授業で中学・高校に行って、宇宙人にオセロとは何か、
その定義を文章に書いて教えてあげてくださいとか、宇宙人に掛け算とは何か
教えてあげてくださいといった問題を出すと、授業中に積極的に手を挙げる子
がいる一方、3分の1くらいは最後まで固まったままの子がいる。あとで校長先
生に、どういう生徒たちか尋ねたら、「全国展開している学習塾に通っている
子どもたち」だったそうです。
 公式の暗記と反復学習で日本の学校では算数、数学の成績はいいかもしれな
いけど、それじゃ国際競争力なんか身につかないという話でした。

 宇宙人にオセロの定義を教える問題は、宿題にしたら、2日間お母さんと
「はさむ」って何だろうと考えましたという女の子がいたそうです。いいセン
スしているということでした。
 数学って、そういうことなんですよね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 福岡伸一著「プリオン説はほんとうか?」
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/29/1687840
福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」 
で紹介した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061498916/showshotcorne-22/
福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」
がベストセラーになっています。
 これがいまの福岡伸一の代表作とすれば、出世作は、006年度第37回講談社
出版文化賞科学出版賞受賞を受賞した
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062575043/showshotcorne-22/
福岡伸一著「プリオン説はほんとうか?―タンパク質病原体説をめぐるミステ
リー」(ブルーバックス)
でしょう。
 さっき、「Re: 牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に」を書いた
し、これを改めて紹介。
 スタンレー・プルシナーが唱えた、BSEなどの病原体がDNAやRNAといった核酸
をもった細菌やウイルスではなくタンパク質であるというプリオン説。プルシ
ナーは、これで、ノーベル賞を単独受賞したわけで、世間ではこれが定説になっ
ているが、それに異を唱えたのが本書。
 狂牛病騒動からプリオン説に至る経緯やプリオン説を支持する証拠を前半で
述べ、後半は、でも、プリオン説にもいろいろ弱点があって、どういう弱点が
あり、プリオン説で説明できることは、従来のウイルスより小さいウイルス説
でどう説明できるのかと謎解きが進みます。
 全頭検査については、
「感染動物のスクリーニングには、脳の検査は有効だが、早期発見のためには
現時点では行なわれていない抹消のリンパ組織の検査を行うべきだということ
である。全頭検査は、テストの検出感度を上昇させるさまざまな技術改良をこ
そ進めるべきであり、感染源が不明であり、感染牛も発見され続けている現時
点で、緩和すべき合理的根拠は少なくとも国内にはない。全頭検査を緩和する
ことは、感染源の特定のための情報収集にも漏れを作ることになる」(同書133
ページ)
と、緩和には否定的な意見です。
 文章もうまいし、構成も見事なので、とってもスリリング。下手なミステリ
ーより面白い。
 BSEなどのプリオン病は、読めば読むほど、謎の病気だなと思いますね。
 それと、生物の実験は、恐ろしく時間と労力と根気と金がかかりますね。実
験手法もあれこれ解説してあります。そして運がないとすごい発見にはつなが
らないのね。
 学生のとき、卒論の実験で、化学の友人たちは、数日かかる実験だったので、
交代で徹夜してデータを取ってたけど、おれら、電気・電子・情報の実験なん
て、瞬間で結果が出るからね。\(^O^)/ それを思い出しました。

 プルシナーという人は、相当なやり手、強引、もっといえば悪辣にさえみえ
ますね。そうじゃないとノーベル賞、それも単独受賞なんて取れないんだろう
けど。
 それからネーミングセンスというか、マーケティングセンスは研究者にも重
要ですね。
 仔細に検討すればプリオン説の弱点はいろいろあっても、おれは、彼がノー
ベル賞が取れたのは、プリオンというキャッチーな名前一発だと思うね。\(^O^)/
 プリシナーが発表した論文で、異常型プリオンタンパク質の減少と感染性の
減少の挙動が一致しているようにみえるのは、グラフの横軸(時間軸)を対数に
していたからで、リニアな時間軸にしたら、挙動が一致しないという話もあり
ました。
 ネーミングといい、グラフといい、広告屋、マーケッティング屋がよく使う
詐術と一緒だね。\(^O^)/

 ネーミング一発で思い出したが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TESRSE/showshotcorne-22/
日経サイエンス2007年9月号
に、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0709/200709_026.html?PHPSESSID=ab81d856eb0e0c4ca570d5aba40c3bcb
D. カイザー「素粒子宇宙論の誕生」
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0709/200709_035.html?PHPSESSID=ab81d856eb0e0c4ca570d5aba40c3bcb
佐藤勝彦「宇宙誕生の謎解きに挑む 私が見た素粒子宇宙論の歩み」
がある。
 宇宙誕生時のインフレーション理論は、佐藤勝彦先生のほうが先らしいけど、
世界的には、アラン・グースが唱えた説となっている。そうなったのは、グー
スのネーミングセンス。佐藤さんは、指数関数的膨張などといってたのに、ブ
ースは思い切って、インフレーションというネーミングにした。おれには、こ
の一発で理論が広まったとしか思えない。まさにインフレーション。\(^O^)/

 こういうのみると、理系の研究者も、電通あたりの広告屋やコピーライター
に頼んで、自分の研究成果、理論を売り出すための演出してもらったほうがい
いんじゃないかと思うね。\(^O^)/
 いや、けっこう、マジで。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に
---
議論の方向がズレているのかも知れませんが、下記のような
意見もあります。

http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/bse.html

古林 敬一

===
標題: Re: 牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に
---
 ブログのほうにも、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/23/1674168
にコメントがあって、
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak261_265.html
の雑感263-2004.6.15「BSE 三ケースのリスク」を紹介してあります。
 池田氏も中西氏もズレていると思う。彼らの全頭検査不要論は、リスクとコ
ストの話ばかりで、病気の本質、科学的真理探究の話じゃないですよね。
 なんか、中西氏も池田氏も科学者とはあまり思えませんね。
 いまBSEなどは、ノーベル賞まで取っちゃったので、プリオン説が定説にな
っていますが、ほんとなのかという疑問はいまだ根強いし、いままでより小さ
いサイズのウイルスではないかという説もまだ捨て去られたわけではないでし
ょう?
 要は、病気についても病原体の正体も、まだよくわかってないわけでしょう?
 お二人がいうように、全頭検査しているから安全と思うのは、たしかに愚か
だけど、でも、病気の理解を深め、病原体の正体を探るため、研究データを集
めるためにも、網羅的、継続的に調査し続ける、つまり、全頭検査することが
科学的だと思うし、科学者なら当然そう望むと思うんだけどね。全頭検査は、
研究には役に立たないということなの?
 それから費用だって、以前紹介した
http://event.media.yahoo.co.jp/nikkeibp/20070711-00000000-nkbp-bus_all.html?p=1
牛肉の安全を再考する〜来年、全頭検査が中止に
によれば、月齢20ヵ月以下の牛を調査するために、追加でかかっている費用
って、年にたったの3億円ですよ。
 厚生労働省や社会保険庁、国土交通省やら役人の無駄遣いが、これより2桁
多い数百億やら3桁多い数千億円レベルになってる報道ばかりに接しているせ
いか、そして、社会保険庁はNTTデータに年800億円も払っているのにあの体た
らくだというのをみているせいか、年3億円なんてチョー安いし、経済合理性
も十分と思いますけどね。

 中西氏の上記雑感に、
--- ここから ---
私の研究室の一人から、「オーストラリアでは、どのような検査が行われてい
るのですかね?まだ、1頭も見つかっていないというのは、BSE1頭目が見つ
かる前の米国と同じではないですか?」聞かれ、「なるほど、その通り」とえ
らく感心してしまった。こういうことを、忘れがちである。
--- ここまで ---
とあったけど、これで「えらく感心する」なんて、大丈夫か、この人と思いま
した。
 オーストラリアとニュージランドが、BSEとスクレイピーの清浄国として評
価が高く、安全だといわれるのは、地理的なメリットと、イギリスやアメリカ
と違って、昔から非常に厳しいサーベイランス、検疫体制を敷いていて、感染
源の侵入を懸命に防いできたからですよね。
 もちろん、オーストラリアやニュージランドでも、病原体が侵入してしまえ
ば感染が広がりますが、これまでのところ、発生防止に成功してますよね。
 JETROの調査、
http://www3.jetro.go.jp/jetro-file/BodyUrlPdfDown.do?bodyurlpdf=05000958_005_BUP_0.pdf
オーストラリアにおける食肉の安全性検査体制 (2005年2月)の要旨
をみると、肉骨粉の輸入禁止措置は、なんと、1966年からですよ。ニュージラ
ンドからの輸入を認めているのは、ここもずっと昔から厳しい体制を敷いてい
るからでしょう。
 アメリカなんて、いまだに食肉にならない動物には肉骨粉を使ってるでしょ?
 全然、態度が違いますよね。野放しだったイギリスやアメリカと一緒にはで
きないでしょう。
 それが、なぜ、「まだ、1頭も見つかっていないというのは、BSE1頭目が
見つかる前の米国と同じではないですか?」になるのかな。この問いを発した
のが学生なら、「お前、もっと調べろ」といわないといけないのに、「なるほ
ど、その通り」とえらく感心しちゃったら、指導教官としてまずくないか、こ
れ。
 ほんと、「こういうことを、忘れがちである」ね。\(^O^)/

中村(show)

乳の詫び状(2007/08/15)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 日本一盛り上がるダービー
---
 asahi.comの記事だと、日本一盛り上がるダービーは、J2の福岡と鳥栖の九
州ダービーの試合だそうです。詳しくは、
http://www.asahi.com/sports/column/TKY200708140175.html
日本一盛り上がるダービー
をどうぞ。
 福岡もんには、佐賀をバカにしてる奴がいるからなあ。それで佐賀の怒りが
爆発しているんでしょうね。\(^O^)/

 昔、女優の牧瀬里穂が佐賀には稀な美人などと口さがない連中がいっていて、
それがいつの間には福岡出身になったというので憤慨していた奴がいたが、
http://ja.wikipedia.org/wiki/牧瀬里穂
をみると、生まれは博多区で福岡市出身だけど、中学高校と佐賀にいたんだね。
 ああ、はなわも、佐賀出身というネタにしていたのか。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 楽譜はどう書きますか?
---
 急に音楽づいています。\(^O^)/
 そしたら、スラドJにも
http://slashdot.jp/askslashdot/07/08/12/2044252.shtml
楽譜はどう書きますか?
という記事が。
 おお、そういう楽譜ソフトがあるのか、やっぱ、世の中、進んだなあと感心
しつつ、おれ、あれが懐かしい。
 あれとは、楽譜ペン。楽譜万年筆といったほうがいいのかな。あれ、まだ、
あるのかな。
 ペン先の向きをうまく変えると、音符の旗というか羽根というか、あの部分
もきれいに書けるし、好きだったなあ。もう、どこにやったかわからないけど。
 スラドJの記事からのリンクで、楽譜で絵を描くようなものもありますね。
http://10e.org/mt2/archives/200703/092255.php
の
Atushi Ojisama and Ijigen Waltz
って、ハンサムな男の顔があるけど、あれが、あつしおじさま?

中村(show)

===
標題: 譜面ソフト
---
僕の知る限り、プロの人はフィナーレ使ってる人が多いみたいですね。
ヴィニー・カリウタも確かフィナーレ使ってました。

ぶる
*****************************************************
 My Website: http://www.asahi-net.or.jp/~ib9s-ysi/
 My blog:http://blog.livedoor.jp/syoshii/
 コラム連載中:http://www.nkym.net/
*****************************************************

===
標題: Re: 楽譜はどう書きますか?
---
耳コピ専門なので、楽譜は書きません。即興芸というやつですな。
着メロに懐かしい番組のテーマ曲を入れるときに耳コピは役に立った。

つばめどん

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 最近の楽器練習本
---
耳コピといえばPCで音程を変えずにゆっくり再生させるソフトが便利です。

日本で有名なのはこの辺でしょうか

ミュージックアナライザー
http://ma.oka.nu/j/

ぼくはシェアウェアですが、Amazing Slow Downerを使っています。

http://www.ronimusic.com/

ややこしいフレーズもこれでついて行けるようになります。頭で理解できても指
が動くとは限りませんが、、、

てつや from Yokohama

===
標題: Re: 最近の楽器練習本
---
小学生の頃、音楽室は机代わりに一人一台オルガンをあてがわれていたので、先生が来る
までは耳コピでいろんな曲を弾いていたものでした。
ピアノを習っているお嬢様たちは譜面どおりに弾くことは得意でも、同じようなことがで
きないのが不思議でたまりませんでした。

つばめどん

===
標題: Re: 最近の楽器練習本
---
> 耳コピといえばPCで音程を変えずにゆっくり再生させるソフトが便利です。

 おお、そういうことができるようになってるのね。

 おれは音感もないし、耳がよくないし、速いフレーズはだめです。速度半分
にすると音が低くなってかえってわかりにくくなったりするもんね。
 こういうのがあればよかったのか。

中村(show)

乳の詫び状(2007/08/13)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Allegro Common Lisp 8.1が出てますね
---
 Allegro Common Lisp 8.1が出てますね。詳しくは、
http://www.franz.com/support/tech_corner/
をどうぞ。
 無料で使えるFree Express Editionもダウンロードできるようになっていま
す。
http://www.franz.com/downloads/
をどうぞ。
 日本語ページ
http://jp.franz.com/index.html
は、まだ、8.0ですね。小俣さん、夏休みかな。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 最近の楽器練習本
---
 amazonで、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845611716/showshotcorne-22/
成瀬正樹著「誰でも耳コピできるんです!―Guitar magazine ギタリストのた
めのイヤー・トレーニング」
を買ってらっしゃる人がいて、急に昔を思い出して、楽器練習本をあれこれみ
ていたら、やっぱ、最近、すごいね。CDがついてるのね。以下、気になった本。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845614308/showshotcorne-22/
加茂フミヨシ著「ギター・マガジン 速弾きがうまくなる理由ヘタな理由(CD
付)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845611864/showshotcorne-22/
藤本健著「コンプリートDTMガイド・ブック」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845610140/showshotcorne-22/
斉藤修著「なんちゃってジャズ・ピアノ―憧れのジャジーなサウンドがどんど
ん弾けるようになるヒントを満載! 」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845608073/showshotcorne-22/
小川文明著「究極のキーボード練習帳―キーボード・マガジン (基礎・定番フレーズ編)」

 リットーミュージック(インプレスの会社なんだもんね。20年前は想像でき
なったな)のサイトに行くと、試聴できますね。
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/guitar1.html
http://www.rittor-music.co.jp/hp/books/keyboard.html
などをどうぞ。

 なんか、ムラムラしてくるね。\(^O^)/

乳の詫び状(2007/08/08)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アンテナハウス「PDF電子署名モジュール」を発表
---
 宣伝です。
 ぼくが勤めるアンテナハウスでは、PDFに電子署名を施せるライブラリPDF電
子署名モジュール」を発表しました。詳しくは、
http://www.antenna.co.jp/news/Psg10-20070807.htm
をどうぞ。
 すでに、日経SYSTEMSに記事も出ています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070807/279243/
日経SYSTEMSの記事

 すでに、J-SOX対応などでシステム構築業者からも引き合いがいろいろある
ようです。
 まあ、いま、セミナーなどは、J-SOXバブルですから。\(^O^)/

乳の詫び状(2007/08/06)

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ASAHIネットの筒井康隆会議室tti/salonから。

標題: ヤノピさま「若松鉄人JAZZ 11」に出撃
---
 夏休み日記です。

 今日、福岡から小倉に移動して、ちょっと時間があったので、何年ぶりだろ
う。魚町のヤマハに行って、2階の楽譜売り場に向かって階段を上っていたら、
「こらこら。正三郎。何をぼーっと歩いておるのだ。おれだおれだ。こらこら、
聞こえぬか。こっちを向け。わしじゃわしじゃ」という声が聞こえたので、あ
たりを見回したら、洋輔さんがポスターの中からテレパシーを飛ばしてらっし
ゃいました。\(^O^)/
「あ、これこれは。こんなところで。1月のオフ以来で、ご無沙汰しておりま
す。ところで、何用で九州にいらっしゃるのですか」
「これだから、お前というやつは、使えねえなんて長屋でも評判になるんだ。
わしの周囲の字をよく読め。いろいろ書いてあるだろう」
などとおっしゃるので、よく読むと、8月25日(土)に「若松鉄人JAZZ 11」とい
うものに、スペシャルゲストでおいでになるのですね。
 詳しくは、
http://without-you.blogzine.jp/wakamatsu/
を参照。
 夏場、ジャズコンサートが多いですね。北九州でもいろいろやってて、その
前の週には、門司港レトロで「☆門司港サマージャズフェスティバル 8/19
(日)16:00〜 ドラマシップ広場」なんてのもあります。
http://www.retro-mojiko.jp/asobu/calender.html

 それはそれとして、筒井康隆大人が、松本清張記念館10周年特別講演のた
め、台風5号を蹴散らして北九州市小倉へご降臨。そして今度は山下洋輔大人
が北九州市若松へご降臨。こりゃ、台風が来るということでしょうか。\(^O^)/
 いやいや、これは、北九州に何か大きな喜び事がある吉兆ではないか。\(^O^)/

 そういえば、Luna☆さん、筒井さんの特別講演の報告、ありがとうございま
した。
 筒井さんが清張と対談して、「清張さん」といったのに、活字になったら
「松本先生」になっていたのというは、なるほどなあと思いました。
 おれ、筒井さんと対談させていただいたとき、どうだったかな。「やっくん」
といったのに、「筒井さん」になってたのかな。\(^O^)/
 お前、ほんと、でまかせばっかだね。
 はい、すみません。

 洋輔さんのスケジュール
http://www.jamrice.co.jp/schedule/schedule.htm
をみると、すごいですね。直近で特にすごいと思ったのは、8月31日(金)軽井
沢・軽井沢大賀ホール「軽井沢国際音楽祭2007」のあと、9月 2日(日)行橋・
行橋市民会館があること。
 8月25日(土)に「若松鉄人JAZZ 11」で若松に来てるんだから、JR九州が炭鉱
王「伊藤伝右衛門」とその妻であった歌人「柳原白蓮」ブームに乗ってやって
いる
http://www.hot-at.jp/reco/detail.php?id=264&PHPSESSID=bd7dfb8ee96e321db0c491d29cfb8ae4
九州浪漫鉱脈スタンプラリー
に乗じて、1週間筑豊あたりでのたくって行橋入りすればいいのに思いました。\(^O^)/
 ちなみに、ぼくは、6月に帰ってきたとき、ぼくが3歳まで祖父母と住んでい
た直方を姉と巡って、昔の住居跡などみました。その日、直方駅近くの公園で
は、縁があるというので、放浪記の林芙美子忌なんぞをやってました。そして、
飯塚に足を延ばして、4月から公開が始まった伊藤伝右衛門の豪邸や白蓮の展
示をみてきました。

 とにかく、ヤノピさま。健康には十分お気をつけください。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 仕様記述言語Zのテーマソングが決定
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 夏休み日記です。

 プログラミング言語のテーマソングの有名どころは、
 FORTRANは、「おおブレネリ あなたのおうちはどこ」で始まる「おおブレネ
リ」。
 Lispは、「静かな湖畔の森の陰から」で始まる「静かな湖畔」。
 そして、今回、先に書いたイブで、岸田さんがカラオケで歌ったので、仕様
記述言語Zのテーマソングに決定しました。
 その歌は、そのまんまなんだけど、
「空にそびえる鉄(くろがね)の城」で始まる「マジンガーZ」\(^O^)/

 岸田さんのカラオケ、初めてだったので、びっくり。芸達者やなあ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: またイブに行ってしまった
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 夏休み日記です。
 ママがまた書けというので、書く。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/17/1586127
中洲にラムちゃん出現\(^O^)/
で書いたイブにまた行ってしまった。
 あの日、空港から地下鉄に乗ったら、浴衣姿の女の子がぞくぞく乗ってくる。
 やっぱ、九州の女、心遣いがにくいね。おれのために浴衣姿でこんなに出迎
えてくれたと感激しつつ、ホテルのある駅でおれが降りても、誰も一緒に降り
てこない。
「ちみたち。あのー、おれはここで降りてホテルに行くんだけど」
といっても、無視。
 おっかしいなあと思って、ホテルでフロントに聞いたら、あの日の福岡は大
濠公園で花火大会だという。それで浴衣姿の女の子が多かったのか。
 お前、最初に、気づけよ。
 まあ、そんなこんながあって、イブに行くと、ママも浴衣姿。
 機嫌が直りました。\(^O^)/
 単純やのぉ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ワシワシ
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 夏休み日記。

 夏の九州では、セミはワシワシである。清少納言も、枕草子の冒頭で「春は、
あけぼの。蝉はワシワシ」と書いている。\(^O^)/
 クマゼミのことだが、門司では、おれらは子供のころから、ずっとワシワシ
といっていたので、ワシワシだ。鳴き声がワシワシだからワシワシ。
 西日本にいて、東日本にはほとんどいないセミである。気候変動で日本亜熱
帯化になると、そのうちに東日本にも多くなるかもしれない。

  このワシワシが猛烈にうるさい。

ワーーーーーーーーーーーーーーーーシ
ワーーーーーーーーーーーーーシ
ワーーーーーーーーーーシ
ワーーーーーーーシ
ワーーーーシ
ワーーシ
ワーシ
ワーシ
ワーシ
ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワ
シワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ
ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワ
シワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ
ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワ
シワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ
ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワ
シワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ
ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワ
シワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ
ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワ
シワシワシワシワシワシワシワシ

などと鳴く。

 東京にはワシワシがいないから、夏が静か過ぎる。ドラマや映画では、東京
中心なのか、ミンミンゼミが、ミーンミンミンミーンと鳴くのが多く、ワシワ
シがまず出てこない。そういうシーンは、おれには、夏の現実感がない。

 あのうるさいワシワシが鳴きだすと、しみじみ夏だなあと思う。子供のころ
は、夏の暑さのかなりの部分はワシワシの声のせいだと思っていたから、ワシ
ワシがいないと涼しいだろうと考えていたくらいだ。
 もちろんそんなことはなく、ワシワシがいなくても涼しくはないが、実際に
ワシワシがいない夏を経験すると、夏は、こんなにさびしく、つまらないのか
と感じる。夏という感じがしないのだ。
 年を取ったせいか、むしろ、猛暑にめげず、わめき散らすワシワシに夏の暑
さに立ち向かっていく元気をもらっていると思うようになってきた。

 朝、福岡の天神から渡辺通りを散歩していたら、ワシワシが早くも全開。街
路樹でここを先途とばかりに吼えまくっている。
 しばらく街路樹のそばでワシワシたちを見ていた。
 さんざんわめき散らし終えて、1匹、飛び立った。ぴゅっと、おしっこをし
て。
 子供のころは、うへぇなどといって逃げたが、年を取った今は、逃げずに堂
々と顔面で受け止めることができるようになった。

 ああ、女王様ぁ。\(^O^)/

 お前、そんな世界に行くより、これをみろ。クマゼミ、やっぱ、すごいぜ。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200708030060.html
クマゼミが光ファイバーに産卵 断線被害続出に対策腐心

 ああ、やっぱり、女王様、すごい。\(^O^)/

 結局、それか。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 8月2日はパンツの日
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 夏休み日記です。

 天神地下街、長くなったねえ。おれが学生のころ、ざっと30年前に天神地
下街はできたが、そのときは、地下鉄の天神駅は、天神地下街の中心付近だと
いうイメージがあった。しかし、今回、渡辺通り側、西鉄ガード下のビックカ
メラ1号店あたりの入り口から入ったら、地下鉄天神駅までが遠い遠い。
 以前、大丸まで伸びたのは知っていたし、さらに七隈線ができ、天神南駅ま
で伸びたのも知っていたし、実際に去年は七隈線にも乗って、九大教養部があ
る六本松まで行ったりもしているんだが、今回、異常に遠く感じた。
 イメージでいうと、地下街の4分の3を歩いてやっと天神駅になったという
感じ。
 余談だが、九大教養部は来年伊都キャンパスに引っ越すそうだ。

 さて、本題である。
 そんな天神地下街を歩いていると、女性下着専門店にあったポップが目につ
いた。

「8月2日はパンツの日」

 そうなのか。思わず、店に入って女性店員に取材した。もちろん、8月2日
がパンツの日になった由来などではなく、スリーサイズである。\(^O^)/
 ついでに女物のパンツを買って、頭にかぶった。こうすると、足を通すとこ
ろから、髪の毛が飛び出して、鉄腕アトムになるのだ。
 懐かしいなあ。結婚式の2次会を福岡でやって、シャレで女物のパンツを配
ったら、多くの男は礼服のままパンツをかぶって、鉄腕アトムなどと吼えなが
ら中洲を闊歩してくれた(これ、実話)。
 そんな昔話をしていると、女性店員がうっとりした目でみるので、衆人環視
のまま店員全員とその場でセックスした。見物人が拍手してくれたので、ご祝
儀とばかり、見物人前任に店にあったパンツを配った。男女問わず、みんな、
おれと同じく、パンツをかぶって鉄腕アトムと化して、その場でセックスを始
めた。
 情報省の監視カメラで一部始終をみていた首相官邸から、電話がかかってき
た。
 今年の最優秀少子化対策賞にノミネートされたという。

 この色がいいねと君が言ったから、8月2日はパンツの日。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 岸田孝一さんのソフトウェア工学論---
 夏休み日記です。

 実は、元SRA、いま、SRAのハイテクラボ所長の岸田孝一さんの特別講義があ
るというので、夏休みを兼ねてまた九大に行った。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/06/28/1610962
九大にあった本、UMLのエッセンス、MBAシリーズ
で紹介した
http://cl.is.kyushu-u.ac.jp/qito/wiki.cgi?page=FrontPage
QITOプロジェクト
の岸田先生の集中講義「情報社会史特論」という講義。

 岸田さんとは知り合ってかれこれ20年以上。社会人になって管理工学研究
所に入って、しばらくして吉村社長か塩谷マネージャか国分マネージャか忘れ
たが、ソフトウェア技術者の若手の集まりにお前行けといわれて、伊豆あたり
で合宿して、そのときが初めてじゃないかな。その後、250億円をドブに捨て
たといわれたシグマプロジェクトにお前行けといわれたが、行って話を聞いて
いたらこれじゃだめだと思って、当時の通産省とケンカするほうで岸田さんと
意気投合してしまった。
 この10年くらいはお会いする機会もなかったけど、覚えていてくださって、
久々の邂逅で感激。

 岸田さんの生い立ちを今回初めて聞いてびっくり。そもそも岸田さんが1936
年生まれだと聞いてびっくり。そんなお年は思わなかった。いまも世界を遊び
まわっている、もとい、飛び回っているんだもの。
 そういえば、先に挙げた吉村社長、塩谷さん、国分さん。言語工学研究所の
社長をやってらっしゃる国分さん以外は隠居の身。しかしながら、いまでも、
毎月200キロから300キロ、自転車で走ってらっしゃる。\(^O^)/
 おれなんか、多摩川沿いを月にどう考えても100キロいかないだろ。寒い
と休む、暑いと休む、雨が降ると休む、風が吹くと休むだもんね。^^;

http://www.gengokk.co.jp/
言語工学研究所

 岸田さんのその後や、今回の講義を決定づけたのは、東京大空襲前のお父様
のある決断だったのね。お父さん、偉いよ。東京はこのままでは空襲で焼け野
原になるというので、岸田さんはもちろんのこと、蔵書を疎開させたの。
 案の定、焼け野原になって戦後になったとき、小学生低学年の岸田少年は読
む本がなくて、疎開で生き延びた蔵書を読むしかなかった。その蔵書が、夏目
漱石全集や四書五経。\(^O^)/
 ほかに読むものがないから、小学生のとき、これ、全部、読破だって。\(^O^)/

 以後、絵を描いたり、芸術方面をやったり、哲学やったりしてたのね。
 元々文系なのに、当時、一番入りやすいと思えたのが東大理学部だったので、
作戦を立てて入った。それで東大理学部物理学科の天文学に入ったけど、さっ
ぱりわからんので、すぐドロップアウトしたそうな。\(^O^)/
 得意の絵を描いて、あるコンテストに入選したが、新人賞が池田満寿夫。ど
うして池田君の絵が新人賞でおれのが入選なんだ。調べると名のある師匠につ
いているかどうかで決まるとわかって憤慨して絵で食っていくのは、やめる。
\(^O^)/
 小説も書いたが、大江君(大江健三郎)が芥川賞をとったので、やめる。\(^O^)/
 大江さんを、大江君と呼べるのはいいなあ。
 ばかー。おれなんか、三郎つながりで、健ちゃん、正ちゃんと呼び合ってる
ぞ。
 はいはい。早く、クソして、寝ろよ。\(^O^)/

 そんなつかみから入って、いろんなメタファを使って、ソフトウェア開発っ
てなんだってことを歴史をたどり、ご自身の体験も交えて、非常に刺激的でイ
ンスパイアされる講義だった。
 いきなり、四書の大学や論語とソフトウェアの対応だもんね。おれには刺激
的だったけど、学生はどうだったんだろう。経験を積まないと実感できないこ
とかもしれないが、いろいろ感じたことはあると思う。でも、九大の学生はお
となしいから、いわないんだよね。
 オープンソースのことで、網野善彦さんの無縁・公界・楽が出てきたのは、
びっくりすると共に、以前から、オープンソースの世界は、網野史観とフィッ
トするなどと嘘をこしらえようかと思っていたから、我が意を得たり。

 あ、そうそう。岸田さんが、ソフトウェアエンジニアは、3Kなんていわれて、
アメリカでもコンピュータサイエンスに進む学生が減ってるなんていうが、こ
れ、どう思うなんていって紹介したのが、
http://money.cnn.com/popups/2006/moneymag/bestjobs/frameset.exclude.html
Best Jobs in America

 2006年の記事だけど、1位がソフトウェアエンジニアだもんね。にわかには
信じられない。\(^O^)/
 コンピュータサイエンスに進む学生が減ってることで、アメリカは国際競争
力の低下を懸念しているが、ソフトウェアエンジニアは人手不足で残存者利益
を享受できるのかな。^^;

 メモをいろいろ取ったが、岸田さんにも言ったけど、これ、おれの中で消化
するのは1年くらいはかかるね。
 まずは、手始めはモンゴルだな。\(^O^)/
 ケガだといって夏の巡業を休んだのに、モンゴルで元気にサッカーをやって
て問題になり、現在、失踪中の横綱朝青龍を探しに行くのか。
 ばかー。時空を超えて、フビライ・ハーンに会いに行くんだよ。
 はいはい。ま、勝手に行ってくれ。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 高木さん、もっと文学、勉強しましょう
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/07/27/1683498
高木さん、もっと文学、勉強しましょう
のコメントで、まだ、PONさんがあれこれ言ってる。
 PONさんは、普通の人の読解力はうんぬんというが、高木浩光のような立場
の人間が、そんな読解力でいいわけがない。
 今回の件は、Winnyの悲惨さとは関係ない。
 高木浩光は、公の場で、名指しで相手に対して「死ね」とまで書く。そこま
で激烈な言葉を使って書くに値する読解力も文章力も権力やジャーナリズムに
対する理解も高木浩光にはない。それだけのこと。
 権力やジャーナリズムについて、彼がいかにだめかは、
「これが倫理に反する行為であることをこのジャーナリストは素で知らないの
ではないか」という部分だけでも明らか。権力やジャーナリズムについて、あ
まりに無知。高木の言い方を借りるなら、権力やジャーナリズムについて素で
知らないのではないか。
 武田徹が、否定の言葉をなぜ書いていないか、考えたこともないのだろう。
 そんな程度だから、「何が本題か知らないが」などと書いてしまう。言語感
覚が鈍すぎる。

「あんまり他人の悪口を言わない方がいいですよ」というアドバイスは、高木
に教えてやれ。
 権力やジャーナリズムをなめすぎているよ。

乳の詫び状(2007/08/01)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ちょっとお休みします
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 夏休みでちょっとお休みしますね。
 あと、よろしく。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: JavaFX関連、OpenJFX
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 JavaFX関連メモから。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/07/27/openjfx/index.html
スクリプト言語にコンパイラ!? - JavaFX用コンパイラ"OpenJFX Compiler"

http://journal.mycom.co.jp/news/2007/06/18/004/
オープンソースJavaFX「OpenJFX」日本語公式サイトが登場
https://openjfx.dev.java.net/ja/
OpenJFX日本語公式サイト

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