Last update 1998/01/08
ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。
これより古い分については、こちらへ。
これより新しい分については、こちらへ。
歴史データベース、すごいアクセスで、ソフトヴィジョンの社長以下、うひー、状態になりました。8月からこっそり開いていて、15日前まで300強のカウンタが、午前中だけで1400くらいになって、翌日には2500超えてました。みなさま、ありがとうございました。15日の午前中は、ちょっとシステムがおかしかったりして、DBProのDPLも修正したそうです。それからは快調に動いているはずです。で、ログみてると、地域の選択で日本を指定する人が非常に多いです。これ、4万件ほどのうち、2万件以上はヒットするんですよね。選択時間もかかりますが、それより結果を転送するのが一苦労。ファイルサイズが2MBもあるんですよ。これをHTML化して流すわけですから、ブラウザでそれだけのファイルが送られてくるのを待たなければならないわけで、地域で日本の選択は、双方あまりうれしくないようです。たぶん、日本の選択だけ、別扱いにしたりして、チューンすると思いますけれど。
SunとIntelがクロスライセンス契約を結んで提携しました。64bitCPU MercedにSolarisを移植するとのこと。詳しくは、http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971216.esunintel.htmを。これでMercedには、HP-UX, Digital UNIX, Solarisが載る予定になりますね。SCOのUNIXも当然載るでしょうし、あとはIBMのAIXがどうなるかですね。フリーのUNIXだと、Linuxはきっと載るでしょうし、NetBSDも載るでしょうね。FreeBSDはx86に最適化されているようですから、どうでしょうね。MSから離れたい(あるいは主導権を握りたい)Intelが、NTだけじゃ、将来がないから保険をかけているのがよくわかります。MSもIntelから逃げたくて、x86にとらわれないNTを作ったけど、MIPS, PowerPC版は姿を消し、Alpha版も怪しい先行きだし、結局x86だけになって、Intelの呪縛から逃れられない。それではというので、Windows CEでIntelから逃れようとしたんだけど、大笑いなことに、DECがStrongARMをIntelに売っちゃったから、またIntelに捕まちゃってるんだよね。MSも息苦しいでしょうね。
韓国のChoi Jin Hoさんという方から、メールがきました。
「I enjoyed your writings. It was so deep, helpful, cool thoughts」などといわれると、舞い上がりますね(単に馬鹿)。Choiさんは、日本語が読めるんですね。すばらしいですね。仮にハングルや中国の漢字フォントをインストールしても、ぼくはハングルも中国語もさっぱり読めないもんね。2002年W杯共同開催に向けて、これじゃ、まずいよね。でも日本も韓国も2002年まで経済がもつんですかね。Microsoftは2002年までもちません。ぼくが買収してますから(笑)。成毛はそのころ、北海道知事選を松山千春と争って惨敗です(爆笑)。Dear nakamura-San. I enjoyed your writings. It was so deep, helpful, cool thoughts. I can read your website from my Hangeul Win 95 by using MS Gothic truetype font (msgothic.ttf). korean can read japanese text just by installing this font. I think MS-Windows system (both Win 3.1 and Win 95) for japanese, korean, chinese have same common base system. some 'KANJI' word is found in Hangeul win 3.1 system files. Maybe same to win 95. So Hangeul win 95 hangs up frequently. (my notebook hangs up 2-3 timed per day). Choi Jin Ho
それにしても、ハングルWindows 95も1日2、3回ハングアップするというのは、さすが世界のWindows 95。ハングルだからハングるのか(オヤーーーーージギャグ!!)と思ったら、どの国にいっても平等にハングしまくって、博愛精神あふれる実力派OSですねえ。NT4.0も最近なかなか負けてませんよ。なぜか、某君のNT、何もしてないのに、ちょっと目を離すと真っ青な画面になってるもんね。さすがにNTだから、1日2、3回じゃなくて、10日に1回くらいですかね。
プロフィールで、NNTPがNTTPとなっていたのを直しました。Thanks >鈴木さん。
そうそう、ASAHIネットにもJava会議やUNIX会議があるんだよ。会員の大半がプロバイダとして使っていて、会議室の存在を知らないみたいですからね。知らなかった会員はこれを読んだら直ちに、asahi-net.or.jpにtelnetするか、ニュースリーダで会議室にアクセスしてみてください(注意。もちろんASAHIネット会員以外はアクセスできません)。ニュースリーダの設定などは、http://www.asahi-net.or.jp/newsbbs/index.htmlにあります。
いま、ASAHIネットのトップページに行ったら、「スーパーアスキー」が広告出しているの。おれ「スーアス」好きで、中でも元麻布春男は信頼しているし大好きだから(モーホじゃありません。でも、彼、色白のいい肌してますね。おいおい)、うれしくなって、すぐ飛んでいきました。そのとき見てたら、ad.doubleclick.net経由で「スーアス」のページに行くのね。なるほど、こうやって記録しているんだなと思って、そんだけ。あ、スーパーアスキーは、http://www.ascii.co.jp/pb/superascii/です。
クッキーが送られてきたときの警告はどうすれば出せるかという質問がありました。Navigator 4.0xなら、「編集」->「設定」で出るダイアログで、「詳細」を選ぶと、設定できます。「cookieを受け付ける前に警告する」にチェックを入れておけばいいです。そういえば、以前、カントリーコードやらMIMEやらの質問がありましたねえ。忘れてました。たぶん、そのうち。予定は未定。
インプレスの山下編集長からのメールです。
どうもお久しぶりです。 インプレスの山下です。 Webページ読ませていただきました。 厳しいご指摘ですが、ほぼ当たっていると思います。特に平板に なっているところなどは。 ただ、ちょっと事実誤認や都合のいい状況判断の部分もあると 思いますので、ここだけ訂正でもあるいは次の機会にでも 書いていただければ助かります。 まず、私のコラムは消滅しておりません。ただ、私がしばしば 怠慢しているだけです(それはそれで非難されてしかるだと思いますが)。 また、井芹のコラムが消滅したのは「編集長コラム」のコーナーが、 前編集長の井芹から私に引きつがれただけで、井芹が事実上ウォッチの 編集に携わらなくなった以上、逆にコラムを書く方が不自然だと思います。 また、アスキー時代からのうんぬんは、まったく事実の傍証が無く 例え中村氏の感想であったとしても、できれば「こういう形で他誌では 意見の主張があったのに、アスキーにはなかった。インプレスのXXでも 他誌ではYYがあるのにないので意見を言わない傾向がある」といった 形で書いていただかないと、我々も事実の確認のしようがないし、 反論も反省もできません。中村氏を信奉している読者の多い事を考えれば ぜひとも、こうした「事実の重さの上に意見を主張する」という ところに力を入れていただければと思います。 なお、私の性格上「意見をいうな」などとディレクションしているはずも なく、ただ「この意見は本当に事実に裏打ちされているのか」という ことを厳しくいっているので、少な目になっているのだと思います。 これはひとえに弊誌の記者の能力の無さの現われであり、今後努力して いきたいと考えております。
スタンスがよくわかるメール、ありがとうございました。石橋を叩いて渡らないという感じがして、そういう点が、ぼくがひ弱さを感じるところなんでしょう。それから、事実を示さないと反省できないというのは、まずいと思いますよ。
「事実の重さの上に意見を主張する」は、たしかに貴重なご意見ですが、ここで書いているエッセイや日記モノのような文章の場合、お門違いでほとんど意味をなさないとぼくは考えています。別のスタイルの文章のときには、改めて気をつけようと思います。ぼくの電脳騒乱節の系譜にあるエッセイでは、そういった制約をいかにすり抜けるかに腐心してきました。最後は成毛につかまっちゃいましたけど(爆笑)。もちろんまじめに書くものはまじめに書いています。Linux Japan(レーザー5出版局)やYahoo! Internet Guide日本版(ソフトバンク)の連載なんか、ギャグもほとんどなく、できるだけ正確に解説者のまじめさで書いてます。Linux JapanとYahoo! Internet Guide日本版は、売れ行きいいんですってね(Yahoo!はインプレスのインターネットマガジンを部数で抜いたと聞きましたが、これは事実ですか?>山下編集長)。まあ、おれ様の連載のおかげでしょう。おまえなあ、お前が連載したせいで潰れた雑誌もあっただろ。あるある、いくつも(爆笑)。
山下編集長はとてもまじめな人で、しかも電子メール新聞をやっているから、事実事実とおっしゃるのはよくわかるし、非常に大事なことではあるんですが、現代のようなメディア社会には事実はなく、すべて虚構だと思っている身からすると、事実って何? そんなに無邪気に「事実、事実」といっていいのかと思います。
さて、以下に述べることは、おれらテレビがガキのころからあった世代以降は、感覚的に身についているもんだと思っていて、実際、自分の周りはそうだったんだけど、そうじゃない人も増えている気もするので、余計なお節介を書いておきます。
日々ニュースを商品として生産しなければならないメディアが調べる事実なんて大したもんじゃないです。新聞、テレビ、雑誌、あらゆるメディアで、事実として報道されるものも単に虚構の1つにすぎません。これは、メディア側も読者・視聴者側も知ってないとまずいことです。NHKのニュースは正しい、朝日新聞が書いたら正しい、中村正三郎が書いたら正しい、そんなことはあり得ません。あるのは常に変動する確率的な信頼性だけです。それも部分的限定的なものでしかありません。それをどこまで取り入れるかは、読者側、視聴者側が自分で考えるべき問題です。とくにインターネットやパソコン通信では、信頼性の低い情報が大半ですから(もちろんぼくが書くものも含まれます)、読者側はメディアに対する疑いの目を常にもっておく必要があります。そして疑いの目をもつ必要は、実は新聞、テレビ、雑誌など既存メディアについても同じなんですけど、日本じゃ、メディアを疑う教育を小学校段階はおろか、ずっとやりませんからね。せっかくインターネットがあるんだから、これを通じてみなさん自分で学んでほしいです。
TRONコードについてのメール。
先日お手紙した小熊です。14日に坂村先生に直接会ってHotCornerを読んで貰 ったのですが、「勘違いしてるよ」とのことでした。「メールしといて」と先生 に押しつけられてしまいましたので、先生が言われたことをできるだけ正確に思 い出しつつ。 1.公開レビューしたくても、まだなんにもできてないからできない。 2.TRONコードでは、独自の同定基準だとか包摂基準だとかを持たず、誰かが欲 しいといえば全部入れる。 以上二点を坂村先生から言付かっています。
たしかにぼくの書き方も悪かったですね。これも詳しいことは、On The Moveででも書くことにします。
それから別の方から、「nifty FTRON 3-2 の #5213 「今日の変な人」に中村さんのTRON批判に便乗して、ひどいことをしている人のことが報告されています」というメールをもらっています。困りますよね、こういうの。人に便乗せずに、自分一人でやってほしいです。いっておきますが、偉い人知人友人から、「健ちゃんの言っていること宣伝しているなんて、お前、ちょっと」みたいなこと言われることもありますが、ぼくにとって、やっぱTRONは面白いんですよ。なんというか、ほんとと夢とホラが入り交じってて、SF感覚を感じるんですよ。
プロフィールで、著書が著者となっていたのを直しました。Thanks >岩田さん
13にちは、RingServerプロジェクトのミーティングと忘年会。あやむらさん、幹事ご苦労様でした。隊長の平野さんが元気でよかった。:-) 日立の吉田さんの、キャッシュの話はおもしろかった。Zipfの法則(というのがあるんだそうだ)が成り立つのでうんぬんという話でしたけど、詳しいこともう忘れている(苦笑)。忘年会では、吉田さんとスタートレックの話題になってしまったというね。長寿と繁栄を。
GK佐藤のばかーというより、追いつめた中山を褒めるべきでしょうね。奥も詰めていたし、中山らしいゴールだったし。ジュビロ磐田優勝おめでとうございます。それにしても藤田の動きのよかったこと。北澤危うし。
MS Watchで毎日新聞のこと書いて思い出したんだけど、ゲイツ君のページの第50回に、「企業系のニュースサイトなどは記事の内容が某社向けに偏ったり(笑)、あるいは 事実を並べただけの報道で面白みに欠けるのも多いんですよね。ヘタに記者が コメントを書いたりすると嘘書くとまずいってのがあるのかもしれませんが、 これじゃぁちょっとつまらない」と書いてあって、同じように感じる人がいるんだなあと。コンピュータニュース系の電子メール新聞として、いま、PC Week, MacWeek, PC Watch, Internet Watchと有料購読しているのね。で、おれ、PC WatchとInternet Watch、購読やめようかなとしばらく前から思っている。でも、山下編集長と面識もあるし、もっとがんばってほしいから購読しているけど、読もうと思うのは、「インターネットで読み解く」くらいで、あとは「やじうまWacth」くらいかな。ほかの記事は、平板だし、ZDNet JapanやCNet Japanといった、日本語で読めるニュースソースがいろいろ出てきたから、要らないなあと感じはじめたのね。もしPC Watch/Internet Watchの記事が必要なら、そのときだけ両紙のサイトにいって読めばいいわけだし。でも、サーバが重くていやになったから、電子メール購読にしたんだけどね。痛し痒しか。
PC Week, MacWeekは、海外ニュースがあって、記者やコラムニストがいろいろと意見を述べているんだけど、PC Watch, Internet Watchはその点では弱いと思う。その辺を気にしてか、編集長が意見を述べるコラムを山下編集長が書いていたけど、最近もう書いてないでしょう? 不定期になって姿を消した? そういえば、井芹さん?も以前コラム書いていたけど、あれもなくなったでしょう? ま、おれのOn The Moveよりいいけどね。もう半年書いてないんだもん。威張るなよ。
「でも、これで胃に穴があいたようなもんなんですよ」「ほんとに、あいたの?」「ほんとほんと、胃カメラが入るくらいの穴が」「ばかやろ。その穴がなかったら食ったもん胃にいかねえじゃないか」「あはは」
記事で自分の意見を述べないスタンスは、インプレス組が脱走したアスキーから受け継いでいるように思うのね。なんか、ひ弱さを感じるんだよね。きれいに勝とうとする龍王院弘系というか、ジュビロの中山みたいなドロ臭さがないというか。ところで、「週刊アスキー」は、どうなんでしょうかね。
「それはそうと、中村さん、公約のMicrosoft買収までもう半月しか残ってないんですけど」「ばかやろー、おれだってちゃんと準備しているよ。年末ジャンボ宝くじ買って」(一同)「ガクッ」「なんなら、ソフトバンクとアスキーも一緒に買収することにしようか」「いうだけタダだもんね、このオヤジはよ」
小熊善之さんから、「TRONでは、JISにない漢字を割り当てていますよね」というのはおかしくて、現用1Bの「とりあえず多国語」として、中国のGB、韓国のKS、6点点字を割り当てているというメールを頂戴しました。ぼくがいったのはそうじゃなくて、これ以外の、JISでは字形の違いとして同じ字として扱われているもの、嘘字とされているようなものにも、TRONコードでは別のコードポイントを割り当てるといってる部分です。ちなみに、TRONSHOWでは、これを実装した3B/Vと原稿プロセッサが動いていました。
やっぱ、検査大変だわ。もう、げろげろ。
人気PDAのPSIONを出しているPSIONが、管理工学研究所と共同で、PISONのOS、EPOC32とそのアプリケーションを日本語化すると発表してます。日本語版出荷予定は、1998年第2四半期だそうです。くわしくは、http://www.psion.com/news/epoc32japan.html、http://www.software.psion.com/latest/news/press/pr971208.htmlをどうぞ。K3の金沢分室でやるそうですね。犬千代かぁ、もうずっと会ってないなあ。なに、それ。いや、前世で、マブダチだったから。げろげろ。
豊島先生から、チェック入りました。細かいことですがという前置きながら、JIS X 0208-1997は、JIX X 0208:1997というふうに、「-」ではなく「:」が正しいとのこと。ISOのルールが変わってたんですね。オフサイドを厳しく取るようになったのかあ(笑)。豊島先生、ありがとうございました。さすが、一点一画をおろそかにしませんね。それって、豊島先生がどういう人か知らないと笑えないギャグじゃない? だから、「JIS漢字字典」を買うとわかるかもよ。んでもって、DDJ日本版の原稿、-1997を:1997に直すの、もう間にあわないかも。そのときはすみません。げろげろ。
パーマンって、新旧あったんですね。カラオケ行って初めて知った事実。「時速は91キロだい」って歌詞だったよっていってもだれも知らない。30歳以下は、全然違う歌詞だったという。で、カラオケで調べたら、新旧二つあったんですね。旧をリクエストしたら、画面が白黒のパーマン。若い子、「えーっ、パーマンってカラーじゃなかったの?」だって。頭きて、泉谷しげるの「黒いカバン」を歌ってしまいました。歌えるか、あんなもん。げろげろ。
今日は、検査で大変なんです。そんだけ。
昨日のMS Watchの理由書のところが、尻切れとんぼになっていました。>Thanks つばめどん メモを書いてそのままになってました。ああいうので、何をメモってるかわかっておもしろいでしょう?
長沢@tcp-ipさんから、「「Hot Corner」の12/3付けの「詫び状」の中で、「TRON漢字コードは秘密のベールの奥にある」とありますが、これじゃ駄目なんでしょうか?」といって、ftp://ftp.personal-media.co.jp/pub/tron/tad/CODE.jisを教えてもらいました。ありがとうございます。長沢さんがおっしゃるように、「「BTRON1プログラミング標準ハンドブック」からの抜粋、及びNiftyでの質問に対して回答した文章のようです」ね。
でも、これじゃ、だめなんです。これはコード体系の枠組みを示しただけで、どのコードポイントに実際にどの文字を割り当てたかは全然わかりません。JISを使う部分はそのままJISにお任せでいいにしろ、TRONでは、JISにない漢字を割り当てていますよね。それが何かさっぱりわからない。いまのTRONコードは坂村さんが宣伝するほどには、ちっともオープンじゃないです。規格としたいのなら、オープンだというのなら、どのコードポイントにどの字があるか、全部を列挙して、各漢字の典拠やなぜそれを別の漢字とみなしたのかの理由くらいは付けて公開レビューをしないといけません。そうでないと、他者が検討できません。それをやらずに、坂村さんの意向を受けたパーソナルメディアによる商品化を先行させていますよね? だから、秘密のベールの奥にあると書いたのです。JIS X 0208-1997は、先に述べたことをちゃんとやってます。公開レビューもしました。JISに収録されている漢字は、一体何だったのかを解明した点で、とても意義のある仕事をしたとぼくは思っています。
ついでにいうと、芝野耕司編著「JIS漢字字典」(日本規格協会)は、コンピュータ屋は無条件ソッコー買いです。あるいはワープロ漢字辞典の類がほしい人にもほぼソッコー買いでしょう。理由は、ASAHIネットjouwa/salonやDDJ日本版のランダム読書倶楽部第56回(たぶん来月号?)に書きましたので、そちらを読んでください。
今日のMS Watchに書いた、IE4.0でスピードが1割ほど低下する問題。日経パソコンの記事、http://biztech.nikkeibp.co.jp/biztech/biz.cgi/general/bp971203887.htmlを読んだ感想。
上記記事の最後に、32MBだとメモリが足りないから64MBほしいという結論が出ているが、Win95を売り出したとき、MSもパソコンメーカ各社もメモリは8MBあればいいし、16MBで十分といってたんだよ。ぼくらは最低16MBっていってたのにね。当時はメモリがいまより高かったので、16MB積むとコスト高になるから安く見せるために8MBでもいいという話をでっち上げたんですよ。それに乗っかったのが、日本パソコン雑誌各誌だし、各ライターだよね。メーカの発表会で、標準で8MBしかメモリを積んでいないマシンに対して、メーカがこれで十分と言い張るのを、自分たちは苦笑して聞いていながら、仲間内では「8MBのマシンを出すほうも馬鹿なら、買う奴はもっと馬鹿だ」とげらげら笑っていながら、8MBのマシンを出すなんてどうかしているとは書けない。これが日本のパソコン雑誌とライターだもん。
この日経パソコンの記事でも、腹が立つのはさ、「16MBの場合は,もともとスワップが頻繁に起きるため」などと、しれっと書いていること。16MBが最低線なのは、Win95が登場した2年前からわかっていること、ベータ版をみた技術屋には2年半前からわかっていたことだよね。日本のパソコン雑誌とライターの連中、お前ら、なんで2年前に書かなかったの? 知らなかったとはいわせないし、知ってて書かなかったのが、お前らだよ。アメリカじゃ、ちゃんとWin95の美点とともに欠点も書いていたよ。これは日経パソコンだけじゃなくて、日本のパソコン雑誌、というより日本のマスコミ全体が抱えている問題です。むしろ、こういう報道をしている分だけ、インプレスやアスキーやソフトバンクの雑誌やASAHIパソコンより、日経BPの雑誌はまともでしょう。
電脳騒乱節の昔から10年近く言い続けているし、拙著「続星降る夜のパソコン情話」(ビレッジセンター)でも繰り返したことだけど、日本のパソコン雑誌よりアメリカのパソコン雑誌を読んだほうが、情報も早いし、メーカに都合の悪いことも書いてあるから、判断材料が豊富です。しかもこれらのアメリカの一流誌は、いまやウェブでしかも無料で読めるんですからね。英語がだめなら、翻訳を掲載しているZDNet JapanやCNet Japanをみてもいいです。ただし、翻訳されているのは一部ですし、変な訳になってることもあります。まあ、一刻を争うニュースの世界の翻訳ですから、仕方ないことでしょうけれど。ZDNet JapanよりCNet Japanが親切だと思うのは、元記事に簡単にアクセスできることです。ZDNet Japanもあれ、やってほしいなあ。PC Weekの記事を探すのって大変なんだもん。^^;
プロフィールのページを更新しました。連載雑誌の中で、「噂の真相」だけウェブページがないというのが、当然といえば当然ですけど、やっぱりなんだかさびしいですね。
ずっと、このトップページに書き散らしてきて重たくなってきたので、「乳の詫び状」と「MS Watch」は本日分だけにしました。過去の分については、それぞれの過去へのリンクをたどってください。
TRONSHOWの感想。ASAHIネットのjouwa/salonから
標題: TRONSHOW '97 --- ぼくは午後から行って、ショウと坂村さんの、TRONの日本語処理の 講演だけ聞きました。 ショウはこぶりだけど、展示はけっこう面白かったです。 JTRON = ITRON + Javaが一番ホットな話題ですかね。 (中略) 一番、笑いがとれたのは、「マイクロソフトは立派ないい会社です」 といったときでしょう。 10万の漢字が扱えるという3B/Vと原稿プロセッサが早く出てほしい なと思うのと同時に、文字感データベースを作るなら、それをパーソナル メディアが製品化する前に、やはり公開してレビューしてもらうのが、 筋だと思いました。 それと、なぜ32bitで文字コードをやらないのか、それが個人的には ずっと気になてます。16bitが効率がいいなんていってるけど、それはい ままでのBTRONデータとの互換性の問題を気にしているとしか聞こえない んですけど。
すみません。TRONSHOWの案内で補足です。5日は、16:30までです。昨日の該当部分をちょっと直しました。Thanks > ながたさん
11/29の分は、たぶん、アップロードしてなかったと思います。あれこれメモを書き散らしていた状態でしたから。ちょっと時間ができたので、それをちゃんと書きました。それでも、いろいろ頂戴しているメールは、なかなか紹介できずにいますが、このままでは、メールの山に埋もれて忘れてしまうでしょう。申し訳ありませんが、自分が送ったメールが紹介されなくても腐らないでください。腐っているのはぼくなんですから。
小学校の展覧会。やっぱおもしろいし、うらやましいですね。自分が小学校のときには、焼き物焼いたりしなかったし、技法というか発想の与え方というか、そういうのがとっても自由な感じがします。姉妹校になっている韓国の小学校の生徒が作った作品も展示してありましたが、どれも同じ感じがしてしまいました。一番よかったのは、廃材で作った未知の昆虫、アフリカモグラトンボ。作品もその説明も秀逸。
今日から、青山のTEPIAで、TRONSHOW'97が始まりますね。ASAHIネットのcp/salonとjouwa/salonに書いたもの。
TRONSHOW'97 12月3日(水)から5日(金) 10:00から17:30(5日は16:30まで) TEPIA 3F エクジビションホール 東京都港区北青山・神宮球場隣 地下鉄銀座線外苑前駅北口より徒歩5分 入場料1000円 TEPS'97(TRONイネーブルウェアシンポジウム) 12月6日(土) 13:00から16:30 TEPIA 3F エクジビションホール 東京都港区北青山・神宮球場隣 地下鉄銀座線外苑前駅北口より徒歩5分 入場料1000円 場所のTEPIAは、神宮球場と秩父宮ラグビー場の間ですね。 シアタースケジュールは 12/3 10:00 - 15:00 TRON Project 1997 坂村健/ITRON, BTRON, CTRON, HMI 12/4 10:00 - 15:00 知の開放を支える技術 12/5 10:00 - 15:00 講演「文字コード問題に対する文学者の取組」吉目木晴彦 シンポジウム「文章を書くためのコンピュータ」 池澤夏樹/坂村健/中沢けい/吉目木晴彦 「TRONが考える日本語処理」坂村健/パーソナルメディア となっています。 12/4の知の開放を支える技術というのは、東大でやっている「知の開放」展で 使っているTRON技術の紹介のようです。そこでは、TiPO、次世代BTRONマシン「3B/V」、 メトロワークス/CodeWarrior、アプリックス/JTRON-ITRON仕様準拠リアルタイムJava なんかも紹介されるようです。 なお、「知の開放」展は、東大の本郷で12/14までやってるそうです。ちょっと 行けるかどうかわからないなあ。 12/5は漢字問題ですね。3B/Vで動く、プロ用の原稿執筆ソフト「原稿プロセッサ」 というのが発表になるんだとか。TRON漢字コードも、JIS X 0208くらい、ちゃんと 明確化してオープンにやってもらわないと困るんだけど、いま、秘密のベールの奥 にある状態ですよね。 ぼくが、行けるとしたら、12/5だけです。 12/6のイネーブルウェアのほうにも行きたいんですが、この日、会社は大掃除 かつ社員総会かつ忘年会です。^^;
またしばらく冬眠します。:-)
例のポイントキャストが流した、おもしろいニュースの話。ASAHIネットのjouwa/salonから。
Re: マスコミの餌食 週刊ダイヤモンドが倒産危険度ランキングをやったりしてますが、 あれにもクレームがあるようですね。ぼくなんか、実に興味深いです。 数字の細かいところはわかりませんが、全体の流れなんかは、やっぱ、 やばいじゃん、これ、なんて思います。 最近の号だと、ゼネコンのドミノ倒産の危機がでてましたね。ゼネ コンがばたばたくると、一気に失業者があふれるでしょう。そうなっ ても、橋本アンパン龍太郎首相は、無能無策のままなんでしょうね、 きっと。 ところで、マスコミの餌食といえば、逆にマスコミが餌食になった ネタがありました。日本のポイントキャストで、1997年11月25日に、 ロイタージャパン(ほぼ間違いないと思ってます)の社内の連絡事項が ニュースとして配信されたんです。ぼくはポイントキャストを使わな くなって久しく(jouwa/salonで話題になったのが去年の9月15日、 「噂の真相」でぼくが紹介したのが1996年12月号ですから、早1年近 く使ってないですね)、友人がすぐファックスしてくれたんですが、中 身はスタッフや社名の実名で満載で、非常に興味深いです。 山一は、1ヵ月以上前から、倒産が近いというので、綿密な打ち合 わせや取材体制を組んで準備していた、などと書いてあります。勤務 体制の指示からは、それでも現場はてんてこ舞いの様子がよくわかり ます。友人は、「おいおい、知ってたのかよ、Y田」とコメントして ました。1ヵ月以上前から知っていたのなら、それを報道するのが責 務だろうという意味でしょうね。ちなみにY田というのは、この文書 を書いて発信した当人の名前です。 ほかにも倒産を噂されている金融機関の具体名が出てきていて、こ れからますます深刻な問題になるなどとも書いてありますね。倒産間 近な金融機関の具体名をほんとに挙げていると、アウトだったかもね、 と友人はコメントしてました。それで取り付け騒ぎになった日にゃ、 謝罪程度じゃ、すまないでしょうね。Y田という人の首は完全に飛ぶ でしょうね。 ぼくが、へえ、なるほどと思ったのが、最後の部分です。 「山一証券の倒産で、日本語インターネットサービスのクライアント である、山一ハイパーサンライン(月額300万円)がなくなります。また、 ロイターの様々なサービスもキャンセルされます。三洋証券、拓銀な ど金融機関の倒産や、金融機関の業務縮小は、ロイタージャパンの収 益を確実に減らすことになります」 月額300万円というのも、けっこうするんだなあと思ったけど、ロイ タージャパンの収益が減っていくんなら、他人の倒産の心配なんかし てていいのかよ、Y田、と思いました。それにしても、内部暴露は、 Y田という名字で行なわれる決まりでも出来たんでしょうかね(爆笑、 読み筋はソフトバンク)。 おそらく、これまで配信されたニュースの中で、最高におもしろい 記事だったと多くの人が思ったんじゃないでしょうか。 ロイタージャパンには、これからどんどんこういうニュースを流し てほしいと思います。そうすれば、収益が確実に減ることはないで しょう。
これから小学校の展覧会に行きます。あいにくの雨だけど、作品をみると、すっげえパワーのある作品がありますからね。毎年楽しみです。
紹介したいメールが溜まっていますが、年末進行の地獄のこの時期に送ってしまったのが不幸と思ってください。とても、ページの更新までは手が回りません。MS Watchにセキュリティの話題と、詫び状を書くくらいで手いっぱいです。
Land Attack
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?971125.wbug.htm
これはMSに限った話ではありません。ほとんどのOSで問題になり、マシンがハングしてしまうなどの症状が起こるようです。Land Attackという攻撃法が見つかったそうです。これ、昔あった攻撃法と似てますね。自分を待ち続けるというのがミソですね。「ゴドーを待ちながら」だったりしてね。
尻切れとんぼの日経エレクトロニクスの件、内藤さんから、11/3号に出ていた、インテルがCPUのバグの修正をソフトウエア的に処理をする、という話ではないかと教えていただきました。そうです。その話です。ありがとうございました。みなさんも読んでみてください。
某つばめどんから、「サウジの皇太子がニューズ(JSkyBとかの会社ね)とネットスケープの株の5%を買ったそうな。併せてモトローラ株も1%買って総額8億ドル余り。負けないでMSを100%買ってくれい>中村(show)」といわれました。いま、ちょっとサッカー方面でお世話になったから、サウジにはおれ、頭が上がんないんですよ(嘘)。ほんとはさ、おれ、実は日銀から金を5兆円くらい引っ張ろうと思ってたら、山一倒産で、初日で8000億円もっていかれたでしょ。ちょっと動きが取れないんだよね(おいおい)。それから、ASAHIネットのjouwa/salonには書いたように、JavaやNCその他の展開見てるとIBMはやっぱ怖いですね。もう袋叩きで坂を転げ落ちるように転落していきそうなMSを買収するより、IBMを買収する方向に方針転換するかもしれません(爆笑)。おれ、MSが2002年W杯のときに、独立した会社として存在しているかどうか、そろそろ賭けが成立しそうな気配を感じてます。「秋来ぬと目にはさやかに見えねども」な気配だけですけど、「草の根の声にぞ驚ろかれぬる」かな。
山一といえば、やはりポイントキャストがすごいニュースを流したことでしょう。これはASAHIネットのjouwa/salonに書いてから、こっちに書きます(いま、年末進行地獄だから、jouwa/salonの書き込みとページの更新をする余裕はない)。ポイントキャストがいままで流したニュースの中で、文句なしにダントツ最高で面白いニュースだったと思います。ま、おれ、ポイントキャストはずっと以前に使うのやめてますけど。
なぜ、ポイントキャストを使ってないかというと、英語版のころですが、もう宣伝の画面がうるさくてたまらんのですわ。用もないのに外から勝手に降ってきて、おれのCPUとメモリを勝手に使ってチカチカしやがって、と思うようになったんです。半年ほど使ってなくて、何かの拍子(あ、思い出した。あの仕事のとき)にポイントキャストを使う必要があったんです。起動するとクライアントの新しいバージョンがあるから、アップデートしろというから、したら、あなた、MS-IMEのモード表示のウィンドウ(右下にある奴)がへしゃげてしまって直らない。英語版だったからWin95の中核DLLを何か書き換えたんでしょうね。ほかにもいろいろ不安定な感じがして、結局、Win95から再インストールですわ。あれに懲りて、もう使わないんです。
チカチカするといえば、日経BPのサイト、おれ、あそこ行く気が全然せんけどね。あんなに趣味の悪い、押しつけがましい広告の出し方しているところ、ほかにないよね。日経BPの連中、どう思ってるんでしょうね。この前、日経クリックの取材を受けたとき、そのことを話したら、よくそう言われますなんていってましたけどね。
山一といえば、ジャストシステムの上場担当じゃなかったっけ。ま、どうでもいいけど。
ソフトバンクのアナリスト説明会の模様があるところに載ってました。それを読む限り、だんだんアナリストの信用失っているように思えますが。
週刊アスキー売れ残りがすごいみたいですね。早くも大丈夫かななんて声が上がってます。分厚くなった分、売れ残りが目立つそうです。ぼくもまだ立ち読みすらしていません。すでにログイン誌といつ合併するかという予想があったりしますが(笑)、最終的には、アスキー本誌との合併でしょう。すごいよ、これ。だって雑誌名が「月刊週刊アスキー」だもん(爆笑)。週刊部分だけ、毎週入れ替えて、ほかの部分は1ヵ月同じ内容のものが店頭に並ぶ。ナイスなアイデアだと思いません?
アスキーといえば、インターネットサービス、やめちゃいますね。石田晴久がこれについてどっかに書いてましたが、単なる言い訳でした。でも石田さん、インターネット事業のためにアスキーに引き抜かれた形だったのに、これじゃ、はしごをはずされた感じですね。いつまでアスキーにいるんだろうか。多摩のほうの大学が本業で、アスキーはバイトでいいってことなんでしょうか?
OS/2 WarpのCommunicatorは開発中ってな話を頂戴しました。Navigator2.02は、Warpで使ったら、速くていいんですよね。ネスケもIEも昔のバージョンのほうが速いなと思いました。OS/2上のCommunicatorはOS/2のJDKを使うそうですが、ほんとなら、うれしいニュースがあります。OS/2のJDK1.1.4はベンチマークで最高速を記録したそうです。 http://www.software.ibm.com/os/warp/warpfm/warpex40/をみてね。その他、OS/2については、jouwa/salonには書いたけど、こっちに転載するのは面倒くさいので、暇ができて憶えていたらします。URLだけ書くと、
OS/2のWWWブラウザで大事な情報を忘れていました。かぜはるかさんから、教えていただきました。ありがとうございます。Opera という軽快なブラウザがあるそうです(http://www.operasoftware.com)。現在、Windows 版しかないけど、16bit 版ならば OS/2でも動くそうです。さらに「http://www.operasoftware.com/alt_os.htmlで Mac、OS/2、Linux(Unix/X11)、BeOS への移植のためのサポートプロジェクトが動いている」「これは、充分な数が集まるようなら前払い金を集めて移植作業を始める、というもの」だそうです。OS/2版やLinux版がほしい人は、応援してみてはどうでしょう。日本語化についても要望を出せばいいと思います。
尻切れとんぼの部分がありました(実は、昨日の朝には、もっといろいろとゴミ入りのがアップロードされていたんですが)。すみませんです。日経エレクトロニクスがどうのこうのと書こうとしていたみたいですが、それが何だったか、「昨日の自分はもう他人」なのでわからないのです。おそらく、日経エレクトロニクスあたりに、IntelがCPUにパッチあてる技術を開発したとかなんとかって記事があったような記憶があるので、それを書こうとして、キーワードだけ書いていたのが残っていたんでしょう。
「ナンバー」432号、いいですね。ナンバーのサッカー特集は、ほんと面白いです。いろいろな記事がよかったんですが、中でも、元横浜フリューゲルスのエドゥーのインタビューは出色。加茂監督のゾーンプレスとは何だったのか、それを中心メンバーだったエドゥーにインタビューすることで明らかにしようという発想の勝利です。そして明かされる衝撃のエピソード。いやあ、すっげえ面白い。なるほどねえ。謎が解けたと思いました。
ほかに平和台球場の話もあったし、お解読でした。あ、お買い得でした。
やったー、やっとフランスですね。日本代表、お疲れ様。本大会で勝つために、もっともっとレベルアップしましょう。岡野が騒がれているけど、2次予選を通じてぼくはMVPは秋田だと思います。サッカーのことは書きたいことがいっぱいあるけど、年末進行時期だから時間がありません。ここの更新もしばらくお預けかも。
msisdirty.htmlの背景色の指定がおかしかったのを直しました。テキストブラウザでうまく読めなかった人、すみませんでした。msisdirty.htmlに前々から書くといっていたNTのスケラービリティの嘘というのをやっと書きました。MS Watchからたどってください。これ、On The Moveで使うネタだったので、ここで公開していいのかと思ったけど、On The Moveがなかなか書けないから出しちゃいました。でも、On The Moveでもまた使いますので、ご勘弁を。ついでといっては何ですが、Microsoft Hate Pagesにも説明を増やしました。
PentiumとMMX Penitumのいわゆる「F0バグ」。Cyrixでも似たようなのがあるかもしれないとのこと。詳しくは、http://cnet.sphere.ne.jp/News/Item/971114-1.htmlを。それからLinuxにはIntelの対策より先にパッチが出たとか。詳しくは、http://cnet.sphere.ne.jp/News/Item/971114-2.htmlを。
COSは、どうした。MacOS互換という触れ込みのCOSでしたが、現在、予定通りには発表できていません。ほんとかよー、って普通思うもんね。詳しくは、http://www.omega.de/english/default.htmlを。
緊急補足その2。あれえ、アジジ、やっぱ、出るじゃんよ。いま、ニュースステーションでそういう前提だったぜ。緊急補足その1は、同じテレ朝の朝の番組、やじ馬ワイドだっけ、あれでアジジが出られないっていったんだよな。でも、出場停止になったのは、これまたキーマンであるMFのバゲリなんだね。そういう意味ではどっちにしろラッキーだけど。
緊急補足。あれえ、アジジ、やっぱ、出られないっていってるぜ。昨夜のNHKか、フジテレビか。アジアNo.1ツートップ、ダエイとアジイが攻めてくるみたいなこといって、アジジのこと言わずに、6点取った選手が出られないといってたのは。おれの頭の中だけ? ということで、次のパラグラフは、アジジ、出る前提です。
参ったな、アジジ。出るみたいね。誰だ、累積警告で出られないなどといったのは。おれですおれです。ボカスカボカスカ。
別の選手と間違えていたんだな。あのなんとかという、6点取った奴。カズ、休養十分で調子よさそうだね。呂比須が風邪で休んだ影響があるみたいだから、城、カズか。井原は、秋田大明神の足を引っ張らないように。^^; 秋田のツキとガッツを落とさないようにしないとね。ま、でも、4年前と違って勝つと思うけどな。あんときは、ダエイの1トップで、いくら弾き返してもロングボールでダエイの頭。ほんとうにワンパターンだったけど、それをずっとやられてこじ開けられたんだよね。イランの英雄ダエイって、すごいなと思ったもん。
それから、オフサイド気味だったけど、ラインが上がった瞬間、ダエイにいいスルーパスが通って、目の前にはGK松永一人。ペナルティエリアまで10メートル以上あったかな。松永がペナルティエリアを飛び出して応戦したけど、かわされて致命的な2点目を決められました。あのときテレビの解説をやっていたセルジオ越後さんが、松永にはテクニカルファウルで1発退場でいいから、いまのは倒してでも止めてほしかったといってました。1点なら引き分けられるけど(事実、中山が1点取った!! あれで一躍、中山がスター)、2点となると負け覚悟になるからね。
イラクと引き分けたことばかり「ドーハの悲劇」といわれるけど、よくよく考えると、イランに負けたのがW杯に行けなかった最大の原因なんだよね。あそこで引き分けで勝ち点1を拾ってれば韓国と得失点差なんかにならずに行けてたわけだから。でも、そうなると最後のイラク戦。引き分けじゃなくて負けてたかもね。
誤字脱字といえば、Linux Japanの第5号、ひどいね。翻訳記事のほとんどで、誤字脱字が目立つ。読んでて意味が通らない、文字化け、といったものが多い。しっかりしてください。>Linux Japan編集部
実は、おれの記事もおかしくて、これはおれの責任です。TurboLinux日本語版の1回目のインストールのところで、「SCSI機器を使うかどうかを指定する画面で『使う』と指定して、自動認識をさせるとドライバが見つからないといわれて」と書いておきながら、「前回に手動でやった理由は、」と書いていて、前回(つまり1回目)が自動なのか手動なのか、ごっちゃに思えますよね。ここをもっと正確にいうと、1回目は、「SCSIを使う」と「手動」で指定して、SCSIカードそのものの認識は「自動」でやらせたのです。2回目は、SCSIを使うかどうかも全部お任せの自動認識だったわけです。文章直すとしたら、「前回に手動(「SCSIを使う」と自分で指定する)でやった理由は、」になると思います。以上、お詫びして訂正します。
社団法人システム科学研究所のH氏からメール。滋賀県高度情報化推進会議インターネット活用部会編「インターネット活用ガイド」という、滋賀県下の企業・自治体を主な配布対象とした資料に、拙著インターネットパワーから文章を無断コピーした個所があり、事後承諾のお願いおよびお詫び。ざっとみたけど、大した量ではなく、あれこれ争うメリットはない。よって了承。コピーされる価値があるってことだし、滋賀県のみなさんの役に立つなら本望だ。で、このガイドブックは近畿圏で好評で、出版社から出す話もあるとか。その場合、印税相当分がもし発生するなら、その金は、交通遺児やら障害児やらの児童福祉関係へ寄付するようお願いする。S氏から返事がすぐ来て、引用とわかる形に改稿する方向、および寄付の手配検討の方向との由。
Sunも大馬鹿だよな。JavaのベンチマークがよくなるようにJITに特別に細工して、最初はこれは誰でもやっていると言い張り(実際、よく行なわれる)、ついには謝罪して反省のそぶり。何をやってるんだか。MSみたいに絶対おれが正しい。正しく見えないのは世の中が腐って間違っているからだと最後(より正確には、世間があまりに馬鹿馬鹿しい言い草だと呆れ果て、そのうちそんなこともあったなあと忘れてしまう)まで言い張ればいいのに(笑)。実際IBMは司法省と20年30年と言い合ったんだから。結局、競争の厳しい世界の大企業って、汚い手を使っていうだけの話だよね。
実際の話、MSのJVMは速いし、IntelのPCはSunのマシンよりコストパフォーマンスが圧倒的だからね(運用保守の経費を考えない導入時だけの数字をみればと限定はしておいてもいいけれど)。Solaris 2.6 for IntelをCOMPAQやDELLがばりばりバンドルして売るようにならないと、ローエンドのSunのマシンは難しいと思うよ。逆にCOMPAQのサーバ機みたいなPCのハイエンドは、Ultra Enterprise 450みたいなマシンがSun、HP、IBMからどんどん出てくるなら、苦しいよね。HPやIBMはNTマシン売ってるから、あまりその方向はないか。
パソコンのベンチマークですごかったのは、4年ほど前かな。ディスプレイカードの性能競争のとき。当時StealthやViperで一躍有名になたDiamondの社長以下が来日して、あ、そうだ、あれ、DOS/Vマガジンの座談会に西川さんと一緒に呼ばれたんだよね。で、座談会じゃなくて何だか単にDiamondの奴等にタダで技術指導する仕事のミーティングしたみたいになっちゃって、日本のPC-9800というパソコンはどういうアーキテクチャなんだ、市場はどうなってるんだ、PC-9800向けディスプレイカードを作ると売れると思うか、日本語ハンドリングはどうやるんだとかって、結局、あのときの座談会のテープ、あれ、原稿にならなかったんだよね。
それはそうと、これ、電脳騒乱節で書いたと思うんだけど、当時のディスプレイドライバはすでにベンチマーク対策が入ってて、特定の命令列がしばらく続くと、これはベンチマークのソフトが動いていると判断して、特別なことをやって性能がすごくよくなるようになってたんだよね。Diamondの技術屋が、どの会社もやってることだといってたし、実際、PC Magazineのテストで、異常な値を示すどこかのカードがあって、問題になったんだよね。ですから、ベンチマークテストの数字なんて、気休めだってことです。
学生さん?から「資格はもってると就職に有利ですか」ってな質問があったのを思い出しました。お言葉で以前書いたので、それ読んでください。たしかに就職には有利な面はあるかもしれません。向上心や勉学心を否定するつもりはありませんが、技術士の資格ならいざ知らず、国家資格であっても情報処理技術者関連の資格でさえ、ましてやマイクロソフトやジャストなどがやってる公認トレーナーなんてのは、気休めであって、実際の仕事では役に立たないと思ったほうがいいです。肩書きをありがたがるのは素人です。ま、素人ばかり集めてパソコン教室やるなら、公認トレーナーも役には立つでしょうけどね。そういうお客さんをいっぱい抱えるのも戦略のひとつですが、プロ相手なら通じません。実際に仕事ができる奴かどうか。それが何よりの判断材料です。もし運よく就職しても、昔と違って終身雇用なんて余裕は日本企業にはもはやないから、実力がないとすぐクビです。資格を取ったからといって安心してはだめで、資格を超える実力を磨くべきでしょう。ありきたりの結論ですね。
ベンチマークの話と資格の話はそっくりだな。どちらも「気休め」「ありがたがるのは素人」などなど。
その他、業務連絡。勝間さんから、日本ハンドボールリーグのURLが変わったとのことです。新しいURLはhttp://www.jhl.handball.or.jp/とのこと。ハンドボールは、テレビ神奈川がよく中継してます。ケーブルのスポーツチャンネルでは、この前の世界選手権の模様も再放送みたいな感じでやったりします。ヨーロッパの選手ってド迫力ですね。
Communicator 4.04ってOS/2版もあるというから探してみたら、ディレクトリだけ。気のせい? ところで、メールやニュースで引用すると文字化けすることがあるバグ。あれ、直ったのかな。Navigator3.xのころからだと思うんですが、直さないね。直せないのか。あのバグと、デフォルトがHTMLメールになってる。この2つが、Messengerのガンですね。
STRONGの終了タグがないところやH2の終了タグのごみがあって、おかしくなってました。すみませんでした。近藤さん、ありがとうございます。ほかにも何通ももらいましたが、h2のごみまでチェックしてくださった近藤さんが代表ということで。
平日は出勤前のアップデートだから、5ポンドのソーセージをはさんだ2フィートのホットドックを10ガロンのコーヒーで流し込みながら作業してますから、何も考えてないっす。^^; やっぱ、自作SGMLパーサで検証すべきかな。いや、それよりHTMLに特化した石野さん作のHTMLLintですね。ベクターもやってくれてるけど、それでもここで教えるとソフトヴィジョンのサーバに負荷がかかるので、石野さんがRingServerのオープンラボに参加後にお知らせします。
いま出ている日経クリックに、馬鹿面下げた馬鹿がちょこっと出ています。ぼくです。インターネットを使った情報収集の特集があって、そのインタビューを受けたのでした。それから、今週末にこの前原稿を書いた別冊宝島「インターネット秘宝館」というのが出るそうです。お楽しみに。
ぼくも誤字脱字が多くて、サッカーで北澤のこと書いた部分もさっき直したばかりですが(Thanks 有馬さん)、今日は誤字脱字系のネタが多いです。MS Watchの11/05で、日本HPが日経新聞の広告で「Windous NT」となっていたというのを紹介したせいでしょうかね。
日本HPは、日経コンピュータかどこかの広告で、でかい字でしかも赤で「HPのデーウェアハウス」とやったことがあるそうです。データウェアハウスとやりたかったんでしょうけど、高い広告料金払って、これじゃ、踏んだり蹴ったりですね。日本HPの広告担当者は、気を引き締めたほうがいいですね。
有馬さんからの情報では、CNET JapanがIE4.0のUNIX版について配信したニュースで、企業ユーザの「採用の遅れを促進するため」に、UNIX版をMicrosoftが投入したと書いてあったそうです(笑)。でもこれって、間違いじゃなくて、正しいのかもしれません(爆笑)。実は、昨日、RingServerプロジェクトのミーティングがあったんですが、そのとき、インターネット界では、IEのUNIX版の評判がずいぶん悪いという話が出ました。無知な素人さんばかりが相手だからデタラメな実装でもゴマカシがきくWindows版やMacintosh版と違って、UNIX版はプロが相手ですからね。厳しい評価が出るのもうなずけます。飼い犬ライターを使って雑誌にチョウチン記事書かせる手も通用しませんからね。
まあ、最初のバージョンが腐っているのは、Microsoftのいつものことです。Microsoftが偉いのは、それを何年もかけてライバルが死ぬまで改良し続けるところです。改良といっても、バグがなくなるとかそういうことはないんですけどね(笑)。あの粘り強さはMicrosoftの美点です。もっともその裏では、純技術的な戦い以外にライバルをつぶすためにいろいろやるわけですけどね。
「噂の真相」がNECの買い占めにあったという話ですが、経団連会長人事を巡って、トヨタの人間が「噂の真相」にネタを流して、買い占めもトヨタという説もあるようですね。理由は、トヨタは以前、住友銀行から冷たくされたことがあって、それを恨みにずっと思っていて、住友系のNECなんぞからは絶対経団連会長を出させるもんかと思っていると。ま、それもありだと思いますよ。だって、ああいう世界、何が何だかわからないし、どれもほんと、どれも嘘ですからね。論談同友会向けのネタでしたねって、メールに書いてありましたけど、そうかもしれません(笑)。論談同友会といえば、実はぼくんとこにファックスが来たんです。そんだけの話です。
謀略といえば、新宿鮫「氷舞」。一気に読了。よかったっす。そういうことでしたね。ま、読めばわかりますけど。でも、シリーズ最初から読んでないと、最後は泣けないかも。あのプロットならもっと書けただろうし、いまいち食い足りないというメールも頂戴しましたが、ぼくはちょうどよかったです。昔、平岡正明が、筒井康隆のどの小説だったかを評して、武道でいうナントカって書いてた記憶があるんですよ。このナントカってのは、まだまだ力を残しておきながら一旦止まる、こととして書いてあったと思います。なんていう言葉だったか忘れてしまいました。平岡さんの「筒井康隆はこう読め」シリーズは、実家のどっかにおいてきたままなので、いま、平岡正明「改訂新版 筒井康隆はこう読め」(ビレッジセンター)を引っ張り出してきて、ぺらぺらめくったけれど、わかりません。勘違いかなあ。こういうとき、本が電子テキストだったら、「武道」あたりで検索かけてみるんだけどなあ。
ちなみに、この本、「筒井康隆はこう読め」シリーズを合本にした形で分厚いし、6000円しますけど、平岡さんの筒井論が1冊にまとまってるし便利です。「筒井康隆はこう読め」シリーズは、学生時代、いっぱしの「筒井読み」のつもりだったぼくの自信を木っ端微塵にしてくれたありがたい本です。これと山下洋輔の文庫解説を読んで、いかに自分が馬鹿かがわかって、謙虚な気持になれて思い上がった人間にならずに済んだと思ってます。
たしか、残像じゃなくて、なんかそんな言葉だと思って、いま広辞苑(もちろん電子辞書じゃなくて紙の広辞苑です)で、「ざん*」を調べたら、「残心(ざんしん)」ですね。「剣道で、激突した後、敵の反撃に備える心の構え」となってます。この言葉、三省堂の新明解国語辞典第4版には載ってませんね。ぼく、新明解、大好きなんです。第5版が出たそうなので、買おうと思ってます。ともあれ、物事を思い出せたんですから、3歩歩くと忘れる最近のぼくにはすごい自信になりました(苦笑)。
サッカー、日本の相手はイランになりました。日本をフランスに行かせるために、おれもほんと苦労してますよ。橋本龍太郎動かして、サウジアラビアを訪問させたり(笑)、アメリカ使って、イラクとの湾岸危機を演出したり(爆笑)。イランのアジジが累積警告で出場停止なのはラッキーですね。
ほかにも、IE4.0のバグの話とか、Windows CE2.0が性能が悪い話とかメールしてもらってますが、今日はもう間に合わないので、これでおしまいです。