MS Watch

Last update 1999/06/20

 ここには過去の「MS Watch」が集めてあります。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ


1999/06/18

IIS4.0にセキュリティホール(その2)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: IIS4.0にセキュリティホール(その2)
---
 IIS4.0を使っていると、外部からNTを乗っ取ることが可能という大穴の続報
です。
 このセキュリティホールを知らせたeEyeは、実際にそのセキュリティホール
を攻撃するツールを公開しました(もちろん、対策も公開しています)。どうも、
MSがまともな対応をせず、eEyeを怒らせてしまったのが原因のようです。詳し
くは、
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9906/17/c-003.html
Windows NTのセキュリティホールを発見したeEye
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/17/nt.html
NTのセキュリティホールを指摘,侵入コードを公開したeEye
をどうぞ。ほとんど同じ内容です。
 eEyeは
http://www.eeye.com/
です。
 IIS4.0を使っているところは、早く対策を施さないとかなり危険でしょうね。
何しろインターネット上の90%のNTはこの攻撃で乗っ取り可能だそうです。
 それに、eEyeのサイトに載っているNT関連のセキュリティホールも全部チェ
ックしておいたほうがいいかもね。そのときにeEyeが開発したセキュリティス
キャナーRetinaを使うんでしょうかね(笑)。今回の件、マジでeEyeはすごくい
い宣伝になりましたね。

1999/06/17

IIS4.0にセキュリティホール

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: IIS4.0にセキュリティホール
---
 MicrosoftのIIS4.0に深刻なセキュリティホールが見つかっています。IISに
はいままでもセキュリティホールがいろいろありましたが、今回のは、クラッ
カーが遠隔地から完全にサイトを乗っ取ってしまえる非常に深刻なものだそう
です。詳しくは、
http://www.hotwired.co.jp/news/news/2600.html
電子商取引サイトを脅かす『IIS』のバグ
をどうぞ。
 この記事と関連する記事として挙げられている
http://www.hotwired.co.jp/news/news/technology/story/756.html
非難を浴びる『Windows NT』の安全性
はまだ読んでない記事でした。NTのPPTPが危険という記事です。

Win98SEにバグ

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Win98SEにバグ
---
 すでにあちこちで報道されていますが、Win98のSecond Editionにバグがあ
りました。Win98SEは、バグフィックス版なのに、それに値札をつけて売りさ
ばいていると、その商法のがめつさを批判されますが、バグフィックス版にバ
グが見つかるというお粗末。
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/990615-5.html
『Windows 98セカンドエディション』にバグ
をどうぞ。
 バグフィックスのバージョンに新しいバグが混入することは、NTのサービス
パックでも証明済みですから、まだほかにもいっぱいバグはあると思うよね。

1999/06/13

新型ワームWorm.ExplorerZip(その2)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 補足
---
 Windowsじゃなく、MacOSやLinuxを使っていれば安全と考えている人がいま
すが、それはちょっと違います。
 ファイル共有のことはすでに指摘しましたが、エミュレーションの問題もあ
ります。
 ウェブページのほうには、「現在一番いい対策は、やはりWindowsやMS 
Officeを使わないことだそうです(笑)」と書いたんですが、これは、エミュレ
ーションでWindows環境を使っている人たちにも、注意してもらう意味合いが
あります。
 たとえば、マックやLinuxでもエミュレーションでWindows環境を使っている
人は、理屈からいうと、感染し、被害に遭う可能性があります。マックでは
Virtual PCやSoftWindowsが有名ですよね。LinuxではWMwareでしょうかね。
WINEはどうかな。
 実際にエミュレーション環境で被害を受けた報告を受けたわけではないので
すが、理論的には十分あり得ますから、そういう人たちは注意が必要です。

 それから、ぼくは無料相談員じゃないので、ソフトの使い方とか、対策のや
り方とか、個別の質問にはお答えしていませんし、セキュリティ対策のプロで
はないぼくなんかに頼るとかえって危険です。
 どういう対策がその人やその企業や組織にとってベストかは千差万別です。
この前書いた分にも情報の入手先は載っていますし、自分で調べて、自分でよ
く考えて対策を採ってください。

 そろそろMSは、セキュリティをないがしろにしてきた罪を問われて、損害賠
償を請求されてもおかしくないかもね。

1999/06/12

新型ワームWorm.ExplorerZip

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 新型ワームWorm.ExplorerZip
---
 昨日、書いておくべきでしたが、新型のワーム(自己増殖するウイルス)、
Worm.ExplorerZipが猛威を振るい始めています。詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?990610.envirus.htm
Data-eating 'worm'virus invades corporate networks
をどうぞ。
 英語が苦手な人もいるでしょうから(いずれ、日本語で読めるニュースにも
登場するでしょう)ぼくなりにまとめておきます。
 こいつはすごいです。電子メールのメカニズムを使って自己増殖して大被害
を出したMelissaと、破壊的ウイルスCHI(チェルノブイリ)の合体バージョンの
ようなものです。
 自己増殖メカニズムの概略を説明しますと、こいつは感染したマシンで、じ
っとメールが届くのを待ちます。メールが届くと、ユーザが知らないところで、
メールをくれた相手に勝手に返事を出します。そのメールに自分のコピーを添
付しているわけです。
 ここで簡単だけど効果的であろうトリックを使っています。返信したメール
には、「メール読みました。なるべく早くちゃんと返事をしますけど、それま
でちょっと、添付したファイルに書いてあることを読んでいてください」なん
てことが書いてあって、うっかり開くと実行されて、そのマシンにも感染する
というわけ。
 このメカニズムは、電子メールを使って自己増殖して大被害を出した
Melissaと似ていますが、MelissaがOutlookのアドレス帳を使ってばんばん派
手に自分のコピーをメールしまくったのに比べ、知り合いからのメールをじっ
と待ってるところなんか、なかなかストイックで、戦略を感じさせます(笑)。
 こいつが凶暴なのは、Melissaと違って実際に破壊行為をやるからです。デ
ィスクにある、.c, .cpp, .asm, .doc, .xls, .pptの拡張子をもつファイルを
削除します。.c, .cpp, .asmはプログラマにはお馴染みの拡張子で、それぞれ、
C, C++, アセンブラのプログラムソースファイルです。.doc, .xls, .pptは、
一般の人も馴染みでしょう。それぞれWord, Excel, PowerPoint、つまり
Microsoftのオフィスソフトの拡張子です(なお、原文では、.xlsは.slsになっ
ていましたが、.xlsの誤記であろうと判断しました)。
  怖いのは、こいつローカルドライブだけじゃなく、ネットワークドライブ上
にあるファイルも消しまくってくれることです。ドライブCからZまで全部調べ
て消しに行くので、ネットワークドライブを、ドライブ名にマップしていれば
それも被害に遭います。つまり、企業などでファイル共有をやっていると、全
社的なファイルも一発で消されてしまうわけです。
  ちゃんとアクセス権の管理をやってる会社じゃないと、1000人の従業員がい
て、たった1人のマシンが感染しても、全社で共有しているファイルがパーで
すね。
 すでに、CompaqやMicrosoftもやられて、メールのインターネット接続を切
って対応に懸命のようです。

 今朝、見たら、ZDnet Japanにも出ていました。
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/11/worm.html
MelissaとCIHの特性を併せ持つ「ExploreZip」で被害
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/11/worm2.html
米各社,新種ワーム増殖防止のためサーバを停止
をどうぞ。
 責任の一端はMicrosoftにあるという指摘があります。利益追求のため、見
かけの便利さを追及して、セキュリティをないがしろにしてきた同社ですから、
こういう指摘が出てくるのは当然ですね。
 CNet Japanにも出ていました。
http://japan.cnet.com/News/1999/Item/990611-2.html
電子メールシステムを停止に追い込むデータ添付型ウイルス
をどうぞ。現時点で日本語で読める記事としては一番詳しいみたい。

 本家PC Weekからは、緊急特集をやってるからぜひ読めというメールまでき
ました。
http://www.zdnet.com/zdnn/special/doublevirus.html
をどうぞ。

 企業のシステム管理者の人、これでまた土日なしですね。それでも週明けは、
ファイルがなくなっていると大騒ぎになるところが出るかもしれません。
 「MicrosfotのOSやWordやExcelを使っているから、そんな被害に遭うんだ。
自業自得だよ」という声が、ますます。。。
 実際いまのところは、MacOSを使っている人、LinuxやFreeBSDなどUNIX系の
OSを使っている人には関係ないですもんね。もちろん、Windowsマシンとファ
イル共有をやっている人は、自分がマックで作ったファイルなのに、ネットワ
ークドライブ上に保存しておいたら削除されてしまうという程度には関係があ
ります。

1999/06/09

強力なウイルス「PrettyPark」その2

標題: PrettyPark被害広がる
---
 お伝えしたメールワーム+トロイの木馬という新型ウイルスPrettyParkの被
害が広がっている模様です。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/08/pretty.html
「PrettyPark」の被害,ホームPCユーザー中心にここ数日で拡大をどうぞ。

 メールに添付されているファイルは、うかつに実行しないことですね。
 それとワクチンソフトのアップデートね。

司法省対MS裁判

標題: 司法省対MS裁判
---
 IBMの証人が、ビル・ゲイツをはじめとしたMSの面々の、ヤクザ顔負けの脅
し商法の手口を証言しました。詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/08/trial.html
「Lotus買収発表の3日後,Win95の交渉を打ち切られた」とIBM幹部
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/08/score.html
スコアカード:MSのビッグブルーな日?
をどうぞ。

MSのマスコミ対策

標題: MSのマスコミ対策
---
 ブラウザシェアを巡って、MSがあれこれマスコミ対策を考えていたことが明
らかになりました。詳しくは
http://www.hotwired.co.jp/news/news/2548.html
マイクロソフトの内部メールが法廷に
をどうぞ。
 なお、ブラウザシェアは、現在IEがNCを抜いたことがいくつかの調査で明ら
かになっています。たとえば
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/08/goldberg.html
ブラウザ戦争は「エピソードIII」へ

 IEのシェア上昇の原因が、プリンストールされるOS、すなわちWindowsとの
統合という建前のタダ配りにあることは明らかですが、それを隠すため、どう
いう言い方をすればいいか、あれこれ考えていたことが内部メールでうかがえ
ます。

1999/06/08

強力なウイルス「PrettyPark」

標題: 強力なウイルス「PrettyPark」
---
http://www.zdnet.co.jp/news/9906/05/b_0604_03.html
トロイの木馬とワームの特性を併せ持つ「PrettyPark」

 IRCを使ってトロイの木馬になるというのは、新機軸でしょうかね。今後は、
類似のICQなんかも使われるようになるんでしょうかね。
 ああいうアプリのセキュリティは弱いようですし、しかも狙われやすいユー
ザ(つまり無知なカモ)が多いですからね。
 ついでにいうなら、いまなら、MP3のデータに潜むタイプだったりすると、
すさまじい感染力だったりして。^^;
 こうやって、トロイの木馬系ウイルスで、社内データが筒抜けになる危険が
増えると、社内の個人がインターネット接続するのを制限する企業や組織が増
えるかもしれませんね。そっちのほうがワクチンソフト屋に金を払い続けるよ
りマシなんていってね。

Bristol対MS裁判

標題: Bristol対MS裁判
---
 司法省との裁判ほどではありませんが、SunやCalderaとの裁判とともに業界
では大きな注目を集めているBristolとの裁判が始まりました。詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?99063.pibristol.htm
Microsoft, Bristol fire opening salvos
をどうぞ。

1999/06/03

MS社員が顰蹙

 某メーリングリストで某MS社員が顰蹙を買ったという話題。某氏からのメールです。一応現段階では、このMS社員の名前などは伏せておきます。

WWW検索システムの技術的な議論を話題とするメーリングリストw3-search
に、マイクロソフトの社員が求人広告を出して顰蹙をかっています。

---- その原文 ここから
(この辺、中村が省略)
 > 
 > このメイリングリストの趣旨とは多少違う件なのですが…
 > 
 > 今、私のいるグループで、テスター、テスティング・デベロッパーおよび
 > テスト・マネージャを探しているのです。
 > こちらUSの地では、なかなか日本語の言語開発の素養がある人が
 > 見つからず、ここで情報を流すことをお許しください。
 > 
 > Windows上でのテスティング・開発経験者でかなりデキる方、大歓迎です。
 > 日本語が母国語であり、USに居住できる方...
 > 
 > 大変チャレンジングな仕事です。そしてシアトル郊外での生活は実に豊かです。
 > 
 > お知り合いの方々の中に興味を持ちそうな方がおられませんでしょうか?
 > また、こんなところで問い合わせれば?という情報でも歓迎です。
 > ご連絡いただければ幸いです。
(この辺、中村が省略)
---- その原文 ここまで

これに対して次のような批判が出ています。

 >  ま、特にフリーソフトばかりの情報を流すところでもないでしょうが、相互扶
 > 助の精神のあるところでなかなか勇気がお有りのようですね。

 > MSってさあ、こうやって普段全く互助会的なところに情報流さないくせに、自
 > 分たちの儲けのために露骨な活動し過ぎだよ。個人的な感想かも知れないけれ
 > ど、目障り。

MSがIBMに報復行為

標題: MSがIBMに報復行為
---
 IBMの幹部の宣誓証言の内容が少し明らかになっていました。配信はロイタ
ーです。
 詳しくは
http://www.hotwired.co.jp/news/news/2511.html
「MSはIBMに報復行為を行なっていた」
をどうぞ。
 Win95出荷直前までIBMとMSが揉めに揉めたのは有名ですね。OS/2を潰すため
に、MSがリベートをばらまいたことをはじめ、いろんな手口が当時、報道され
ていました。
 1994年から1995年のPC Week, InfoWorldなどのあちらの雑誌のニュースを眺
めると今になってなるほどと思うことが多そうですね。

 いよいよ裁判も再開されました。また激しいバトルが展開されるでしょうし、注目ですね。

BackDoor-Gというトロイの木馬

標題: BackDoor-Gというトロイの木馬
---
 BackDoor-Gというトロイの木馬型ウイルスが登場しています。フランスでは
Armageddon(ハルマゲドン)という名前のようです。
 これは、以前のBackOrificeやNetBusのように、一度感染するとインターネ
ットの向こうからマシンを乗っ取って好き放題やってしまえるようです。
 感染させるにはインストールしないといけないようですが、ツールやゲーム
ソフトのバージョンアップのように見せかけたメールで送られてきたりもして
いるようです。
 詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?990527.icbackdoor.htm
BackDoor virus could provide enterprise entry to hackers
をどうぞ。
http://bizit2.nikkeibp.co.jp/usnews/article/19990528/02.shtml
Network Associatesが新しいトロイの木馬型ウイルスを確認
も少しだけ書いてあります。

Caldera対MS

標題: Caldera対MS
---
 Caldera対MSの裁判で若干の動きがあったようです。
 MSのライセンス形態が排他的であったかどうかか焦点です。詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?990528.pimscaldera.htm
Microsoft licensing at issue in Caldera suit
をどうぞ。

1999/05/28

MSKKがアエラに圧力?  上村さんからのメール。

時々興味深くのぞかしていただいたいます。
現在発売中のアエラ、予告の広告では、MSがLINUXを怖がるわけ,といったも
のでしたが、購入してみると
WINDOWSの窓は開くか、と言ったものになっていました。記事の差し替えなので
しょうか。お気付ですか。

 ぼくも新聞広告の見出しは見ていたので、さっそく読んでみましたが、記事の差し替えというほどのものでもないと思いました。単に思わせぶりな見出しで気を引いた程度だなとぼくは感じました。当然、圧力を疑う人もいるでしょうけれど。

 もちろん、アエラには毎週MSKK(MSの日本法人)が広告を出しており、月に数百万円、年間だと5千万円くらいは楽に払ってくれるスポンサーでしょうから、あまり厳しいことは書けないというのはあるでしょうね。もっとも、数年前に聞いたときは、MSKKうんぬんより、ネタがあっても書けないのは大蔵省ということでしたけどね。

 話そのものは、MSがソースを公開するかしないかといった例の話です。あんなのはMSの話題作りでしかない。改変とその再配布を許さないのならオープンソースじゃないし、公開しても大した意味はない。その辺が記者にも意味がわかってなかったように思えた。

1999/05/27

Melissaのミュータント登場

 Melissaの変種が登場しました。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Melissaのミュータント登場
---
 マクロウイルスのMelissaの進化型が登場したようです。
 今度は、.docから.rtfへと拡張子を変えて、人間やワクチンソフトの目から
逃れようとしたり、CAPという他のウイルスと反応してどうのこうのなど、
だんだん複雑になってきているようです。
 詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?990526.hnmellisa.htm
Melissa mutant threatens networks
をどうぞ。

1999/05/26

カモのためのWin2000

 もう10日ほど前のネタですけど。転載するの忘れてました。^^; ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: カモのためのWin2000
---
 「お人好しでだまされやすいカモはいつの時代にもいる。MSはそんなカモに
とって最高のOSを持っている。Windows 2000、もとい、Windows 2000ベータだ」
といった感じで始まる記事です。
 Win2000のベータ版は、未完成品であり、商品としては欠陥品であるベータ
版に値段をつけてあたかも商品として売り出され、一部ハードメーカがプリイ
ンストールまでしますが、その異常さや危険を指摘しています。
 詳しくは、
http://www.zdnet.com/pcweek/stories/columns/0,4351,2486380,00.html
Beware Microsoft's beta boondoggle
をどうぞ。

1999/05/22

MSがLinux対策チーム結成

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MSがLinux対策チーム結成
---
 MicrosoftはついにLinuxを潰すため?に専門チームを結成しました。
 詳しくは、
http://www.news.com/News/Item/0,4,84-36894,00.html?tt.yfin..txt.ni
Report: Microsoft starts group to counter Linux 
をどうぞ。日本語訳は
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1999/Item/990522-1.html
マイクロソフト、反Linuxグループを形成
です。

追加:
ほかに
http://www.zdnet.co.jp/news/9905/22/b_0521_06.html
Microsoftが「Linux追跡チーム」を結成?
もあります。Thanks > 鬼島さん
 鬼島さんのメールによれば、
---
ハロウィン文書でFUDは無効と解析しておきながら、同じ策しかとれないのは
なんなのでしょう。
またぞろ判官びいきを増やすか、指摘された弱点を補強に走るだけの結果に終
りそうですが:-D
なにか硬直化した組織の匂いが漂ってまいります。
---
というのは、MSの体質だからとしかいえませんね。体質は死ぬまで直りません。
^^;
---
もっともこちらの
「北米デベロッパーはLinuxに懐疑的?」
http://www.zdnet.co.jp/news/9905/22/b_0521_03.html
>ミッション・クリティカルなアプリケーション用にLinuxを採用することに
>否定的だ。
は当然すぎる結果で、そもそも、そういうところにPCを使うのだろうかと考え
るので
すが(笑)
---
 ぼくもまだ懐疑的ですけど、少なくともNT4.0をミッション・クリティカル
なところで使ってるという勝負に出ている(笑)ところは、Linuxを考えてもい
いと思います。Linuxのほうがトラブルも少なくうまくこなしそうですから。

 とかいってるうちに、BEAがTUXEDOとWebLogic ServerのLinuxb版の出荷を開
始しました。ついにTPモニターの代表製品とウェブアプリケーションサーバ
(WAS)のLinux版が出てきたわけで、NDS for Linuxとあいまって、全社規模の
システム開発の土台はほぼ揃ってきたといえますね。

Win98がハング

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Win98がハング
---
 Win98がハングしてしまう現象をMSが認めました。詳しくは、
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/gen/71190
をどうぞ。
 でも、Win98がハングするのも珍しくないから、これだけバグだと認めても
らっても、一般ユーザはうれしくもなんともないでしょうね。大体、バグだと
認めてもリコールはしないんだから、ほったらかしと同じですもん。まあ、リ
コールを認めたら、あれだけ金がうなっているMSといえども倒産するかもしれ
ません(爆笑)。
 でも、家電や自動車業界の慣習と比較するとひどいもんですね。一般消費者
から信頼を得られないのも当然です。

「NTはLinuxより2.5倍速い」はMSお得意の謀略情報説(その4)

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Mindcraft続報の続報の続報
---
 MSからお金をもらってNTに都合のいいテストを行なったMindcraftのベンチ
マークテストは大変な論議を巻き起こしましたが、どうしてベンチマークとい
うものが、いろいろ論議の的になるのかの解説です。
 この前紹介したPCWeekのテストの繰り返しですが、ウェブサーバなら
Solaris、アプリケーションの豊富さではNT、シングルプロセッサの性能では
LinuxはNTより勝る、というまとめをしています。
 詳しくは、
http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,402638,00.html
Why OS performance tests drive people insane
をどうぞ。
 Sm@rt Resellerが今年1月に行なったシングルプロセッサのテストについて
は、
http://www.zdnet.com/sr/stories/issue/0,4537,387506,00.html
Linux Up Close: Time To Switch
http://www.zdnet.com/sr/stories/news/0,4538,2196106,00.html
The Best Windows File Server: Linux!
http://www.zdnet.com/sr/stories/news/0,4538,2196115,00.html
Linux Is The Web Server's Choice
http://www.zdnet.com/sr/stories/news/0,4538,2196127,00.html
How They Stack Up
をどうぞ。
 結論は、サーバとしてNTより速くもうLinuxに移行していいものになってい
ます。
 シングルプロセッサでは、ファイルサーバとしてのLinuxは、Mindcraftの報
告とは逆に、LinuxのほうがNTより2.5倍速いですね。
 なお、断っておきますが、一連の話は、Linux Japanにも書く各予定です。
ぼくとしては、ドラフトみたいな位置づけです。

 なお、これは、NTはLinuxより2.5倍速い」はMSお得意の謀略情報説(1999/05/08記録)に補足として追加しました。

1999/05/16

「NTはLinuxより2.5倍速い」はMSお得意の謀略情報説(その3)

 これも数日前のASAHIネットのjouwa/salonから。例の、MSがMindcraftに金を積んでNTに有利なテスト結果を中立な第3者を装って公表させたという謀略疑惑の件です。

標題: Mindcraft続報の続報
---
 奥野さんという方から。
---
マインドクラフトのLinuxとWindows NT Server の比較の件
ですが、昨日 LWN (http://lwn.net/) を見に行ったら、
Open Benchmark Invitation (http://www.mindcraft.com/openbenchmark.html)
にリンクが張ってあって、もう一度今度はMindcraft持ちでテストをする
ようです。結構Linux側には厳しい結果が出るような予感がしてまして、
少しドキドキしながら楽しみにしています。
---
 ぼくもSMPマシンなどではまだまだ厳しい結果が出るだろうと思っています。
今回は、Linux側もずいぶんチューン出来るようですからその辺は期待したい
ですが。
 ある程度、結果を予測させるテストとして、
http://www.zdnet.com/pcweek/stories/news/0,4153,401970,00.html
NOS crossroad
が出ています。
 4プロセッサのインテルプロセッサマシンで、NT, Linux, NetWare, Solaris
をテストしています。総合的にいえばまんべんなく平均点以上をとったNT、重
要な業務ならSolaris、シングルプロセッサでファイルとプリントサービスが
主ならNetWareといったところでしょうか。もちろん、Linuxも真剣に検討すべ
き対象になってますが、チューニングなどがまだまだ大変だという評価ですね。

 LinuxWorldには、
http://www.linuxworld.com/linuxworld/lw-1999-05/lw-05-penguin.html
Stop the Mindcraft madness
というのがありました。
 読むと、MindcraftってBruce Wienerという人が一人でやってる会社らしく
て、ベンチマークも、MSのラボに証人として?彼を呼んでベンチマークを手伝
わせて、結果を「中立」な結果として発表したような気配濃厚です。^^;
 ついでに、
http://www.linuxworld.com/linuxworld/lw-1999-03/lw-03-penguin.html
Removing the plank
では、MSはLinuxはだめだといいながら、司法省との裁判とのからみもあって、
Linuxは非常にいいなどと矛盾したことをいってることが指摘されています。
 また、InfoWorldが、4プロセッサのマシンで、NT + MS SQL Serverをテスト
したとき、負荷が高くなると毎回クラッシュしてしまったことも指摘してあり
ますね。同じテストを受けたシングルプロセッサのAS/400 + DB2は、4プロセ
ッサのNT + MS SQL Serverより遅いけれど、NTがクラッシュする負荷になって
も淡々と処理を続けたそうです。ほんとのスケーラビリティとは何かってこと
ですよね。つまり、瞬間最大風速がすごくても、それだけじゃ実務では使えな
いということですね。
 手元にないので記憶ですが、この記事の前半は、「LinuxWorld日本版」じゃ
なくて、たしか「JavaWorld日本版」1999年6月号のコラムに翻訳が載っていた
と思いました。
 Windowsの製品ラインが、95/98, NT/2000, CE, 64bit NTに分化して収拾が
つかなくなってきている部分は翻訳があったけど、64bit NTの開発がWin2000
とは別に行なわれ、とても難航している話などは翻訳されていなかったように
思います。日本版にはそれだけの紙面がないからでしょうか。
 このままでは、32bit Windowsと64bit Windowsに分化するのは必至で、そう
なったら、64bit Windowsに32bit Windows互換ボックスを設けるようですが、
最初にNTが出たとき、16bitのソフトとの互換性が低かったことを思えば、
Windowsでは64bitへの移行は非常に厳しいでしょうね。

 Mindcraftの件については、これまでもここで何回か採り上げていて、それを最近まとめました。詳しくは、「NTはLinuxより2.5倍速い」はMSお得意の謀略情報説(1999/05/08記録)をどうぞ。

1999/05/13

MS裁判の証言分析

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MS裁判の証言分析
---
 公判が再開されるまでのネタつなぎという感はありますが、公開された宣誓
証言の内容について分析した記事がありました。
 MSが、必死でブラウザという単独のものがあることを否定しようとしている
様がうかがえますが、滑稽なほどです。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9905/10/msdoj.html
「B」で始まる単語を避けたMSの努力は「A」の評価に値する
をどうぞ。
===
標題: MS裁判の宣誓証言集
---
 なお、MS対司法省の裁判の宣誓証言集は、
http://www.zdnet.com/zdnn/special/msdojdepos/msdojdepos.html
MS vs. DOJ: The Depositions
にまとまっています。
 どうせ、読めやしないんだけど、これだけまとまっているのはやはり便利だ
と思います。

Win2000ベータ3(その2)

 05/10に「Win2000の最終ベータ、Serverはひどい出来」としてPC Weekのレビューを紹介しましたが、今度はInfoWorldです。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Win2000ベータ3
---
 InfoWorldもWindows 2000のベータ3(最終ベータ版の予定)のレビューを掲
載しています。
 クライアント用のProfessionalもサーバ用のServerも安定性に問題があり、
NT 4.0からの移行も楽ではなさそうですね。マシンはメモリとCPU(特にメモり)
のアップグレードが必要でしょう。
 Serverは管理の難しさがPC Weekのレビューと同様に指摘されています。ド
メインからActive Directoryへの移行は大仕事でしょうね。Active Directory
の出来にも疑問符がついています。NovellのNDSに移行したほうが話が早いか
もしれません。
 詳しくは、

http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?/features/
99057piWin2kbeta3.htm

Beta 3 of Win2000 Server makes strong upgrade case
をどうぞ。

1999/05/12

MSはNTのクラッシュに責任を持つべき(その2)

 この件、原田さんという方が、PC Weekの英語記事を機械翻訳してメールしてくださいました。なかなか珍訳で面白いのですが、翻訳掲載権はぼくにはないので、残念ながら紹介できませんが、冒頭部分だけ。

悪名が高い Windows NT で死の青いスクリーンを配ったどんな
アドミニストレーターにでも、 NT 安定性のマイクロソフトの
クレームはうつろに聞こえる。 ほとんどゼロにこのようなス
テートメントを作るとき、 NT ユーザーのほぼすべてが致命的
なNT クラッシュを経験したという事実はマイクロソフトの信
頼性を減らした。

という感じです。

NATO誤爆の原因

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: NATO誤爆の原因がわかった!?
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 とうとう念願(?)の中国大使館誤爆までやっちゃったNATO軍ですが、どうし
て、こうも誤爆が多いのか原因がわかりました(笑)。Ishidaさんからのメール。
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さて、ユーゴvsNATOが泥沼化しておりますが、
なぜ誤爆が多いのかがMSのホームページを見ていたら
納得できました。
http://www.microsoft.com/security/resources/NATOCaseStudy.asp
発射直後に不正な処理を行ったり、あるいはユーゴ軍に
セキュリティーホールを突かれて中国大使館に誘導されたり
しているのではないかなどと思ってしまいました。
---
というわけです(苦笑)。^^;
 案外ほんとかもしれません。何しろ、NTは米海軍の軍艦を航行不能にしてし
まった実績がありますからね。この話は、#2888にあります。

 この#2888の話は、MS Watchの1998/07/26から何回か登場しています。バックナンバー12をみてください。

1999/05/11

MSはNTのクラッシュに責任を持つべき

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MSはNTのクラッシュに責任を持つべき
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 PC Weekのコラムに、「MSはNTのクラッシュに責任を持つべき」というもの
が出ていました。NTがよくクラッシュするので、MSに対する信頼性が著しく低
下してしまったという話です。そして、「NT 4.0ではダメだったけど、
Windows 2000(旧NT 5.0)になれば大丈夫」というMSの話は、嘘っぽいというこ
とです。Win3.1のときは、Win95になれば大丈夫。それがダメだったから、次
はNTになれば大丈夫という具合に、その場その場で取り繕ってきたけど、全部、
嘘になってわけで、今回も期待できないだろうというわけです。
 デバイスドライバの出来が悪いとか、たしかにMSに同情すべき面もあっても、
結局、消費者はMS製品がクズだと思うわけで、クラッシュの責任はやはりMSに
あることになっちゃいますね。
 詳しくは、
http://www.zdnet.com/pcweek/stories/columns/0,4351,400833,00.html
Owning up to responsibility for NT crashes
をどうぞ。
1999/05/10

Win2000の最終ベータ、Serverはひどい出来

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Win2000の最終ベータ、Serverはひどい出来
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 PC Weekのラボがレビューしていますが、Windows 2000の最終ベータは、ク
ライアント向けの「Windows 2000 Professional」はそれなりに魅力的なよう
ですが、サーバ向けの「Windows 2000 Server」は、不安定で完成度低く、管
理の手間は減らないし、NT 4.0よりずっと複雑になって使いやすさとトレーニ
ング量の少なさというNTの利点がなくなって、全然ダメのようです。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/pcweek/news/9905/07/c-001.html
さらなる作業の必要性を感じさせるWindows 2000の最終ベータ
をどうぞ。
 こんな出来映えの最終ベータ、すなわち未完成品であることを堂々と名乗っ
ているものを、「60ドルで販売する」んですから、すさまじいですよね。これ
が「フライング」と見なさざるを得ないのも当然ですね。
 いままでも、Windows 2000は、年内出荷は無理。仮に出荷されるとしたら、
機能を削るか、バグをかなり残したままの出荷になるだろうと予想され、1年
後にサービスパックなどが出て少しは安定するまで、つまり、早くとも2001年
までは実戦配備は控えるようにと警告されてきましたが、ことサーバ版に関し
ては、その予想通りの展開になってきているようですね。
標題: Win2000補足
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 ZDNet Japanには、
http://www.zdnet.co.jp/news/9905/07/win2000b3.html
さらなる作業の必要性を感じさせる「Windows 2000」のβ3
というのもあります。
 中身は#4384で紹介したものと同じみたいです。

1999/05/09

MSのIISとSite Serverにセキュリティホール

 ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: MSのIISとSite Serverにセキュリティホール
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 MicrosoftのWebサーバIISとSite Serverにセキュリティホールが見つかって
います。
 サイトの中をどこでも覗けてしまうんだそうです。
 詳しくは、
http://www.zdnet.co.jp/news/9905/08/b_0507_01.html
http://www.zdnet.co.jp/news/9905/08/ms.html
をどうぞ。
 セキュリティは真剣に考えているといいつつ、MSの主張は、これは大した問
題ではないというものです。相変わらずです。

1999/05/08

Calderaが証拠を公開

 DR-DOSを不当に排除したとして、MSと争っているCalderaが証拠を提出しました。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Calderaが証拠を公開
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 MSが違法にCalderaのDR-DOSをヨーロッパ市場から排除したとして争ってい
る件で、Calderaが証拠を公開しました。
 当時ヨーロッパで好調だったDR-DOSを潰すために、いろいろと策略を行い、
DR-DOSでWindowsが動かないようにするコードを組み込んでいたことなどは、
すでにウェンディ・ゴールドマン・ローム著、倉骨彰訳「マイクロソフト帝国
 裁かれる闇」(草思社)上下2巻でも明らかになっていましたが、それに関連
するメールなどが証拠として公開されたわけです。
 詳しくは、
http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?990428.picaldera.htm
Caldera unveils evidence in Microsoft case
をどうぞ。CalderaはLinuxをやるCaldera SystemsとDR-DOSなど軽量クライア
ントをやるCaldera Thin Clientsに分社化していますが、今回の資料は、
Caldera Thin Clientsのサイトにあります。
http://www.calderathin.com/lawsuit/
をどうぞ。
 この裁判は、ぼくはCalderaの勝ちだと思ってみてますけど、これで負ける
といまでも勝ち目のない司法省の裁判も全然勝ち目がないと思います。

 なお、Caldera対MSについては、Caldera対MS(1998/02/12記録)もご覧ください。

1999/05/07

やっとテストして出荷するようになった?

標題: やっとテストして出荷するようになった?
---
 NTのサービスパック。バグフィックスだけやればいいものを、余計なことに
新機能入れたりして、それがまたバグを生んだりして、あわててMSのサイトか
ら削除してサービスパックのサービスパックを出したりと、サービスパックを
入れるのもロシアンルーレットだったのですが、ようやくMicrosoftも反省し
たのかも。
 というのも、次のサービスパックから、やっとテストをして出荷するように
なるんだそうです。これがほんとなら、いままでテストなんかしてなかったん
でしょうか。道理で、サービスパック関連のトラブルが多かったはずです。^^;
 詳しくは、
http://cnet.sphere.ne.jp/News/1999/Item/990506-6.html
Windows NTサービスパックが登場 
をどうぞ。

 こらくさんからもメールがありました。Thanks こらくさん

1999/05/05

Win98からIEを切り離す方法(その2)

標題: IE-Off試しました
---
 Win98からIEを切り離す方法として、IE-Offを試しました。
 とっても簡単。実行してOn/Offを選ぶだけ。その後、ログアウトするかどう
か訊かれるのでyesを押すと、ログアウトして再びログイン画面になるから、
ログインするだけ。
 実際、WindowsエクスプローラからWebページ表示やAcitve Channelがなくな
ってとっても快適になりました。タスクバーもWin95スタイルになったし、ロ
グイン時のタスクトレイへのアイコンの登録は明らかにスピードアップしまし
た。
 いやあ、みなさんのおかげで、助かりました。感謝、感謝。
 でも、これからリブートしてLinuxにします。^^;

 いやあ、コアはWin98で上位はWin95という組み合わせはいいOSですね(爆笑)。でも、もう別のディスクに日本語Red Hat Linux 5.2を入れて、いまはずっとそっちで環境整備やってます。当分、軽量Win98の出番はないですね。

1999/05/04

Win98からIEを切り離す方法

 「いきなり腐っているWin98(その3)」になるんですが、Win98とIEを切り離す方法に絞ったので、タイトル変更しました。ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Win98からIEを切り離す方法
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 Win98からIEを切り離す方法の補足として、いろいろメールを頂戴しました。
 三浦さんから。
---
MS Watchの1999/05/03の文中で斉藤さんの意見で
>Win98からIE4を切離す手段が雑誌で紹介された
>ことはあるんでしょうか・・・ 私の知る限り,今まで見たこと
>ないんですよね.
とありましたが,それがちゃんと紹介された雑誌があるんです.
某ソフトバンク社のOh!PC,1998/08号と1998/09号です.特に1998/09号は
TweakUIの内容が濃く紹介されていて,知人のWin98マシンのセットアップの時
に役に立ちました。(もちろん、IE4を切捨てNCにしたのは言うまでもありま
せん。)
---
 横田さんから。
---
TweakUI 98 を使用してWin98 から
IE4 を引き剥がす方法を1999/05/03 付の MS Watch で紹介していらっしゃい
ましたが、もっと簡単にできる方法がありますのでお知らせいたします。
[Windows 98 Annoyances - Disabling Internet Integration]
http://www.annoyances.org/win98/features/integration.html
から"IE-OFF(ie-off.exe)"というユーティリティをダウンロードして実行する
だけです。
ダウンロードしてきたファイル(113kb)をダブルクリックするとすぐにダイア
ログボックスが開き、ここで ON, OFF を切り替えられるので楽です。特に初
心者等、まだ詳細な設定がわからない人には TweakUI 98 よりもこちらをお勧
めしたいと思います。
といってもわからなければそのまま IE を使い続けているでしょうが....
実際私は昨年11月頃に、当時勤務していたプロバイダのあるユーザーさんの
お宅にお伺いして設定を手伝った際、その方の Windows 98 マシンに 
Netscape Communicator, FFFTP と共にIE-OFF をインストールして動作させた
ことがあります。
Annoyances.org には他にも Windows 95, Office(Outlook, Office 97,Excel 
97, Word 97) があります。但し、Office については別サイトになります。ま
た、Windows NT についてはまだありません。
IE-OFF は Web 上からだけではなく、書籍に付属の CD-ROM にも収録されてい
るようです。といっても洋書しかありません。
#オライリー・ジャパンもどうして翻訳を出さないんでしょうね。
#あれば是非とも欲しいし、売れると思うのですが...
#やはり Microsoft の圧力があるのでしょうかね。
---
 ここで横田さんがいっている書籍は、O'ReillyのAnnoyanceシリーズの「O'
Reilly Utilities -- Quick Solutions for Windows 98 Annoyances」でしょ
う。詳しくは、http://www.oreilly.com/catalog/utilwin98/をどうぞ。O'
ReillyのWindows Center(http://windows.oreilly.com/)に行くとほかのもあ
ります。
 圧力うんぬんよりもオライリー・ジャパンは手が回らないんじゃないでしょ
うかね。
 O'Reillyにはほかにも、
Linuxセンター(http://linux.ora.com/)
UNIXセンター(http://unix.ora.com/)
Oracleセンター(http://oracle.ora.com/)
Web&Internetセンター(http://web.ora.com/)
などなどいろいろあって、行けばわかりますが、そこに並んでいる書籍でおい
しそうなのってたくさんあるんですよね。翻訳が出ていても原書ではすでに改
訂版が出ている奴とか、そういうのもあるし、これ出すのは大変だなあと思っ
てみてます。
 Programming Pythonの翻訳なんか2分冊にはなりましたが、よく出したなあ
と思います。えらく高くなってますけどね。結局、翻訳を待つより英語を勉強
したほうが、安い早いうまいの3拍子揃うってことですね。^^;
 ぢうぢさんから。
---
5/3付け「MS Watch」で話題になっている Windows98 のくそ重いシェルですけ
ど、98.lite.NET ってトコで公開されている「ShellSwap」を使えば、
Windows95 のシェルに切り替えることができますよ。
98.lite.NET
http://www.98lite.net/
(動作画面は http://home.att.ne.jp/blue/5fkdi/getoutie.jpg をご覧下さ
い)
もちろん、システムを書き換えるという性質上、誰にでも勧めることはできま
せんし、自己責任という言葉を理解していない方には、絶対使って欲しくない
のですが、
・どうしても Win98シェルは我慢ならねぇ!
・でも、せっかくだから USB やら DVD やらは使いたいし...
なんて、MS にいいように弄ばれてる、か弱い羊な方なら(僕もそうデス)、
多少のリスクをおかしてでも、試してみる価値はあると思います。気に入らな
ければ、元の Win98シェルに戻すこともできますしね。
特に、Win95 から Win98 に乗り換えた直後の方なら、手遅れにならないうち
に(^^;;
いや、実は、一旦Win98シェルになれてしまうと、なかなかWin95シェルに戻れ
なくなっちゃうんですよ。Win95シェルは、フォルダの「アイコン整列」や
「アイコンサイズ」の状態を頻繁に忘れてしまうのに対し、Win98シェルはし
っかりと保存してくれますから。あと、タスクバーの QuickLaunch。くやしい
ですけど(?)、アレは便利でした。
---
 98lite.netというドメイン名がすごいですね。
 こんなにWin98でIEを切り離す需要があり、そのユーティリティも複数開発
されているというのは、逆にいえば、OSとIEの統合と称するものが、いかにMS
の都合(Netscape潰しと司法省対策)で行われたかの証明ですね。
 ということで、みなさん自己責任でやってください。
 ぼくもどっちかを使ってやろうとは思ってますが、ひょっとしたら、このま
ま、Win98もWin95も捨ててしまうかもしれません。^^;
 というのは、昨日、デルのマシンに4GBのディスクを増設して、それに日本
語Red Hat Linux 5.2を入れたんです。初めてLinuxを最新鋭マシンに入れたん
ですが、めちゃめちゃ軽くて速いですね。Muleの起動なんて瞬間。NC4.5の起
動もほぼ瞬間。
 貧乏性だから、Win98を捨てると6GBのディスク余っちゃうし、しばらくはお
いてると思いますが、以前、結局、NTを捨てたのもRed Hat Linux 4.1か4.2を
入れたときだったから、今回もそうなるのかも。

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