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管弦楽のためのフィラデルフィア・ストーリーズ(2001) 1.サウスストリートの日没 2.告げ口ハープ 3.ストコフスキーのためのベル パーカッション独奏と管弦楽のためのUFO UFO(1999) for Solo Percussion and Orchestra 4.トラヴェリング・ミュージック (Traveling Music) 5.未確認 (unidentified) 6.飛行 (Flying) 7.??? (???) 8.物体 (Objects) |
「パーカッション独奏と管弦楽のためのUFO」ってこんなタイトルを見ちゃったら聴かなきゃいられません。 出だしでのヒリヒリする緊張感、サイレンが鳴ったりして緊張感を高めつつ作品は進行。ストレンジさを盛り上げる多種類のパーカッション、あえてメロディを提示しない事で「何だか解らないもの」を意識させます。そしてヴィブラフォン(ヴァイブラフォン)の透明感と奥行の深い音色は雄大な宇宙空間を飛んでくる様なUFOのミステリアスかつファンタジックなイメージにとてもマッチしています。弦楽器とヴィブラフォンの絡み合いがとっても素敵です。 最高なのは「???」の楽章。宇宙人を音で表現している様なミステリアスな雰囲気を漂わせます。宇宙人の声っぽく引っ掻く様な音が(楽器種類不明)が鳴っているのが聴いていてもう…。 ロズウェル事件自体は軍によれば「核実験の観測用気球の破片」を回収したに過ぎず、宇宙人等見た事もないって発表されたのですが、軍の言う事なのでビリーバーといわれるUFO(=宇宙人の乗物)の存在を信じる人にとってはそんなモノは言い訳にしか聞こえず、話はヒートアップ。さらにはその破片と宇宙人の遺体を回収したと証言する軍人さんまであらわれる始末。その人はちょっと虚言癖というかカッコつけだったとのことですが。 |