1. BULERIAS a.CANTE b.BAILLE c.REPRISE 2. BULLFIGHT 3. STEPPING STONE 4. SAILOR SONG 5. LONELY HOUSE 6. POR TARANTOS |
7. LOOKING OUTSIDE(MY
WINDOW) a.THEME b.ZORONGO c.FINALE 8. TALES OF SPAIN 9. RETIRANDO 10. FANDANGOS IN SPACE 11. REPRISE |
1. ブレーリアス a.華麗なる序幕 b.狂乱の舞い c.妖気の調べ 2. 鮮血は闘牛士の胸に 3. ステッピング・ストーン 4. 船乗りの末期 5. 孤独な館 6. タラントスにて |
7. 魂の叫び a.テーマ b.ゾロンゴ c.フィナーレ 8. スペインの伝説 9. 鮮血の薔薇 10. 宇宙の血と砂 11. 終幕 |
ロックという音楽も色々な派生をし、様々なジャンルのロックを生み出して来ました。特に60年代後半から70年代中盤にかけては「そのバンドだけ」みたいなジャンルのロックが飛び出しもう百花繚乱状態。玉石混交なのですが、とても面白い時期だったと思います。まぁ、そんな時期に生まれていないから逆に、いい年齢で色んな音楽が聴けたんで…。同時代の熱狂は解りませんけどね。 今回御紹介のカルメンと言うバンドはバンド名が示すように「フラメンコ・ロック」。広義の範疇としてはプログレッシブ・ロックの中に入る様なのですが、聴いてみるとそんな中では収まらない、まさに「フラメンコ・ロック」。活字にしてしまうとちょっと色物気味に見えますけど、その名に恥じない哀愁・躍動がサウンドの中にフラメンコの血となり溢れ出しています。 まぁ、そんな事を考えると、重要なのがプロデューサーのトニー・ヴィスコンティ。T-REXやデヴィッド・ボウイ等のプロデューサーとして知られ、ともすると「色物」に落ち入ってしまうようなバンドやサウンドをしっかりとした物に出来る手腕の持ち主です。そんな音楽性の広い彼がいたからこそ、カルメンの作品が「フラメンコ・ロック」として整理・洗練されて、今でもその衝撃を僕らに与えてくれるのではないでしょうか。 |