日本絶滅危機動物
45億年ともいわれる、地球の営みに比べれば、人類の歴史はまだ日も浅く、そこに棲む膨大な数の生物のひと種類にすぎません。にもかかわらず、
「人間は万物の霊長」などという、独善的な立場から、文明や化学の名の元に、自らがその一部であるはずの自然を破壊してきました。
そして、地球上の同胞として平等であるべき他の野生生物たちの安住の地を奪い、その生存の権利を圧迫してきたのです。
今日、世界単位では、年平均100種前後の生物が絶滅しているとも推定され、日本でも1910年以後、多くの野生生物が姿を消してしまいました。
わが国は、亜寒帯から亜熱帯におよぶ2700キロの細長い弧状列島であり、そこには1700−3000メートルに達する山々と、年間700−4000ミリの
降雨量にささえられた、湖沼や河川が点在しています。こうした自然環境は豊かな生物相を育み。分布の南限・北限や多数の固有種・固有亜種をうみだした。加えて大陸に隣接する島国であるため、渡り鳥や旅鳥にとっては、不可欠な越冬地や繁殖地となっているのです。
しかし残念なことに、693種類もの野生動物が絶滅の危機に直面しているとされています。こうした動物たちの生命を尊重し、その生活の場を保全することは、わたしたち人類の未来にとっても重要な選択肢のひとつであるはずです。いまや日本は経済だけでなく、環境保護や生活地理学のうえでも、
世界が注目する国であり、そこに暮らすわたしたちには、そのかけがえのない自然を大切に守っていく義務があるといえるのではないでしょうか。
絶滅危機動物リスト
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