SHOH's LIVE REPORTS

Thunder (March 14, 2000, Club Citta Kawasaki, Kanagawa)



崎3日目は平日ながら、本来だったら東京(川崎ですが)最終日ということで、ソールドアウトと聞きました。でも、実際に中にいた感触から言うと、日曜ほどの入り具合ではなかったように思えます。日曜が1300人だったのなら1000人くらいでしょうか。

客層も、日曜は「THUNDER にそれほど興味があったわけではないんだけど、解散するというし、ライヴが凄いらしいから一度は見ておこうか」という人がけっこういたのに対して、「ふだんロックコンサートには行かず家でアルバムを聴いているだけなんだけど、大好きな THUNDER が解散してしまうのなら、思い切って行ってみよう」というタイプが多かったように思えました。私の周囲だけでも、お母さんに付き添われた中学生の男の子とか、オペラグラスを手にした中年女性の2人連れなんて人たちが目に入りました。

セットリストは、曲順は変わったものの、この日初めてやったのはカヴァーの "Stay With Me" だけでした。さすがに3日連続となるとダニーの喉も疲れてきたようで、曲によってはちょっとつらそうなところもあり、出そうにもない高音部分をいきなりハリーに振ってしまう場面もあったくらいなので、全体にあっさりめのショウだったように思います。最後の "Dirty Love" など、ふだんだったら引っ張りに引っ張ってから曲に入るのに、きょうはダニーがまだ引っ張るつもりでいたところにルークが強引にイントロのギターを弾き始めてしまい、目を丸くして驚いたダニーが歌に入るというシーンもありました。

逆に、"Love Walked In" では、いつもだったら最後の部分でかなり引っ張るダニーが意外にあっさりキメのフレーズに入ってしまったため、ゆっくり構えていたルークが1拍遅れて弾き始めるという場面もありました。この時のルークの、一瞬だけど本気であせった表情が可愛かったです(=^^=)。

そういえば、今回の来日でベンの髪型がとてもいい感じだなと思っていたのですが、本人も回りも自覚しているらしく、きょうのメンバー紹介のときにダニーがベンを「with silky & lovely hair」と紹介していたのが笑えました。あるいはファンにそう言って誉められたのかもしれませんね。

日曜もそうだったのですが、アンコールが終わっていつもの "My Way" が流れ始めてもまだ拍手と THUNDER コールが鳴り止まず、「本日の公演は終了しました」のアナウンスが2度3度と流れても駄目。最後には強引に場内清掃を始めてようやく人を外に出すことが出来たという状態でした。やはり今日が最後という人が多かったためでしょうか。でもダニーは最後に「See you!(またね!)」と言ってたんですが(^^;)。

  1. Welcome To The Party
  2. River Of Pain
  3. Higher Ground
  4. Castles In The Sand
  5. Gimme Some Lovin'
  6. Fly On The Wall
  7. Until My Dying Day
  8. Rolling The Dice
  9. Empty City
  10. Love Walked In
  11. Just Another Suicide - I Wish (Stevie Wonder) - Just Another Suicide
  12. Backstreet Symphony
    - Encore -
  13. Play That Funky Music
  14. Stay With Me
  15. Dirty Love

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