SHOH's LIVE REPORTS

Mansun (January 18,1999 at Shibuya Club Quarro,Tokyo)


日の赤坂BLITZが本公演できょうは追加。それに月曜だし、ということでそれほど人は入っていないかなと予想していたが、あらあらけっこう入ってる。10日くらい前にチケットを買った私が700番台だったので、多分800人くらいの入りだと思うのだけれど、招待客あるいはタダ見の客も多かったのかな。見たところはいっぱいって感じだった。

それにしても別人かと思っちゃったよ〜、ポール(^^;)。手拍子は叩くわ、前のほうに出てきて客を煽るわ、あげくのはてに日本語で「もっともっとさわげえ!」とか言っちゃったりして。やっぱりあまりに愛想のないステージングがあちこちで不評だったのだろうか?

それにひきかえ、この前は大暴れだったベース君は今回異常におとなしくて、メンバーチェンジしたのかと思ってしまった。友人の話では変わってないはずらしいんだけどね。

ギターのドミニクは、服装と髪型は相変わらずピート・タウンゼントというかモッズしてましたが、弾くスタイルはこれまたすっかり大人しくなっていて、なんだか拍子抜けしてしまう。いったいバンドに何があったんだ?

もっとも今回は人が多かったためにいい場所が確保できなくて、結局、クアトロのいちばんの欠陥である、あの大きな柱に邪魔されてしまう位置にいたため、ヴォーカルもギターも半分くらいは見えてなかったせいもある。

で、ライブ自体だが、中盤くらいまでは正直言って退屈した。「こんなもんだっけかなあ?」なんて思いながら見ていて、前回すごく感動した "WIDE OPEN SPACE" もおざなりな歌い方に聞こえてしまったし。

でも、多分新譜(まだ買ってない!)からと思われる、わりと複雑な展開の曲をやったあたりから歯車が合いだしたようで、どんどん熱くなっていった・ポールはギターを持っているほうがいいみたいだ。愛想がよくなったとはいえ、彼のステージングってせいぜい腰を振るくらいが関の山で、あまりカリスマ性があるとは思えないタイプだから、ギターを弾きながら歌ってちょうど間がもつ感じ。音にも厚みが出るしね。

MCはあいかわらずほとんどなくて、最後のほうでドミニクが「トナリノキャクワ」と「トーキョートッキョキョカキョク」の早口言葉を披露していた。なぜかは知らない(^^;)。

ラストも前回みたいなぶちきれパフォーマンスはなし。ポールがギターをアンプにこすりつけてはいたけれど、壊すまではいたらず、ちゃんと終わってからローディに手渡していた。大人になったということか。


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