[案内文]
厳しい企業環境と言いながら 景気対策は金融機関の不良債権の整理の問題ばか
りを採り上げています。これは仮にお金に余裕が出れば ドンドン使う人が出てきて景
気が好転するという前提のようです。しかし企業側では 銀行からの借り入れに懲りて、
金利の低いお金が借りられたら まず借金を返済することを考え、新しい投資は なる
べく自己資金(直接金融)で賄うことを考えるようです。景気を好くし 企業の存続を確
実なものにする主人公は、製造業あるいは 流通・サービス業という実務者なのです。
アメリカの好況に翳りが出てきたのも 株式投資が実質的な生産から離れて、ゼロサ
ムの投機要因に傾いてしまったからです。日本の企業が元気を出すには 迷いを捨て
て価値付加の実務に集中し その成果を貢献した人間に還元するのが一番です。お忙
しいとは存じますが 何卒ご出席頂き、明日の活動に 備えていただければ幸いです。
(1) 無借金経営は 理屈から言っても生産効率以上に伸びない経営である
@ レバレッジ(梃子)効果で 自己資本利益率を伸ばすことが必要である
A 信用乗数(信用決済/現金決済 の比率)が低くては 景気は好くならない
B 不確かな仕事ぶりで借りるのもバカだが 確かな仕事で借りないのもバカだ
(2) 仕事の品質だけでなく 仕事の信頼性(時間の品質)が問われる時代である
@ ナンバー1よりもオンリー1を狙えば 価格競争を避けデフレを防げる
A問題は「在る」ものでなく 理想と現状のギャップで造りノウハウ化するもの
B利益率も生産性も (売上高基準ではダメで)付加価値基準で見る
(3) 革新(改善・改良・改革)もコストダウンも 人間だけができる仕事である
@ フルオートメーションは 造ったトタンに古くなり始める仕組みである
A 基本投入費を経営者(株主)から預かって その3倍以上の付加価値を稼ぐ
B 競争は共走であり 共に認めたルールの中で自己工夫と職場造りで勝負する
※ お時間がありましたら
下記のホームページ [安さんの「本音で!些論」] をご覧下さい。
URL⇒ http://www.asahi-net.or.jp/~ke7y-mtmt/
*上記の[~]はチルダ,JIS区点番号1188 以 上