日々のあわわ

● Mail Magazine 日々のあわわ 2002年03月13日(水) 第40号

〜○。今日のあわわ〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜

河童

〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。

 だんだん、暖かくなってきましたね。水温む春、ということで、河童の話を してみたいと思います。

 みなさんは河童を見たことがありますか?

 私はありません。

 ここで、「そりゃそーだろー」と思いますか? それとも「見たことないの?」 と思いますか?

 以前、私の父は「河童はおる(いる)。俺は河童と相撲をとったことがある」 と言い張っていました。それを聞いた時、私は「たぶん、ウソだろうなあ。ひ ょっとするとホントかもしれないし。まあいいか」と思っていました。

 それからしばらくして、私の知人から河童の話を聞きました。知人は故郷の 山奥の河で、鳥でもない、狐でもない、いままで聞いたことのない不思議な鳴 き声を聞き、「あれは、河童の鳴き声だったと思うんだ」と言いました。それ を父に話すと、「そりゃ、ウソだろ」と即座に否定。相撲をとったことのある 人が、河童の鳴き声を否定するなんて。でも、父のであった河童は鳴き声をた てない人種(河童種)だったかも。だから「おかしい」と思ったのかもしれな いし……。

 さらにそれから数年、私は、別の知人から河童に関する話を聞きました。  知人は取材で、ある占師の女性に会ったそうです。そのとき、ふと、いろい ろな妖怪の話になりました。知人は「僕、河童とか見たことないんですよね」 と言いました。すると、その占師は目を丸くして言ったそうです。

 「まあ、あなた、河童、見たことないの?」

 その様子はまるで、河童を見ることが日常茶飯事と言わんばかりだったそう です。たとえば「コーヒーカップ見たことないの?」というかんじ。知人は 「ええ、まあ」とどっちつかずな返事をして、その場は終わりました。

 「その占師の人は霊感強いそうだから、河童といつでもあえるんだろうよ。 でも、俺は、ふつーの人なんだよ。河童なんか見てたまるか」と知人。霊感の 強弱で河童を見られるのかどうかは分かりません。私の父は霊感の「れ」の字 もないような人だしなあ。ともかく、知人にとっては、その取材までは心の隅 っこにすらいたこのなかった河童も、ある人にとっては、大変、身近な存在だ ったりするのです。

 では、私は河童を見た、見ない以前に、存在そのものを信じているのかとい うと、それは、微妙なところです。

 「いろんな生き物がいるから、河童もいるかもしれない。いたらいいなあ」 くらいですね。

 だから、いまだに父と河童の相撲の話を「たぶん、ウソだろうなあ。ひょっ とするとホントかもしれないし。まあいいか」と思っています。

〜○。あわわ後記〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜

 暖かくなったのはいいのですが、花粉も飛びまくりのようですね。アレルギ ー性鼻炎と風邪のダブルパンチ、ついでに原稿の締めきりがもうすぐというト リプルパンチ。あ、そうだ、確定申告の書類も出さなきゃならないんですよね。 春が来るたびに、「去年も貧乏だった!」と確認する作業をしなきゃならない なんて。

 なぜ、災いは一気に来るんでしょうか。

 最近、ちょっと、参ってます。

 メルマガも遅れてばっかりですみません。

 

 次回は3月24日(日)を予定しています。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。

                            真魚

                   e-mail:92104094@people.or.jp

〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜

--------------------------------------------------------------------------------------

このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して

発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000044074)

--------------------------------------------------------------------------------------

メールマガジン登録

電子メールアドレス(半角):

メールマガジン解除

電子メールアドレス:

Powered by Mag2 Logo


過去帳の表紙へ戻る

目次へ戻る


 表紙へ戻る  ご意見、ご感想はこちら