● Mail Magazine 日々のあわわ 2000年10月22日(日) 第4号
〜○。今日のあわわ〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜
パッション（受難）
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いきなりですが、ついに公開されちゃいましたね。サイエントロジーの教祖、 ロン・ハバート原作、信者のジョン・トラボルタ大熱演の「バトルフィールド ・アース」。公開されちゃったので、もういいだろうと思うので、いろいろ言 っちゃいますが、原作自体が信者以外の人は受け付けない（＝面白くない）こ ともあって、アメリカでは批評も興業もボロコケしていました。日本でも公開 前からはやくもオバカ映画の殿堂入りかと、一部で注目されていたので、どん な結果がでるのかお楽しみです。私も、まだ恐くて見ていません。ということ で、今回は「バトルフィールド・アース」公開記念に宗教がらみの映画を探し てみました。
宗教がらみの映画といえば、つい最近、幸福の科学のアニメ映画「太陽の法」 が公開されていましたね。幸福の科学はほかにも「ノストラダムス 戦慄の啓 示」などの映画を作っています。いくら信者むけとはいえ、幸福の科学もこり ないなあと思いますが、もっとこりないのは製作の東映ですね。前売り券がさ ばければ、右翼でも宗教でも、オカルトでもなんでもいいようです。東映とい えば、宗教というには語弊があるけれど、超能力者・高塚光さんの半生を映画 化した「未知への旅人」なんてのも作ってました。高塚さんに心酔してる人が 多いのは知っていますが、どういう経緯でこの映画ができたのかは知りません。 高塚さんのパワーのおかげなんですかね。
東宝だって、東映に負けないすごい作品を作っています。たしか1973年だ ったと思いますが、「人間革命」です。御存じ、創価学会名誉会長、池田大作 さんの大河小説の映画化作品、主演は霊界の宣伝マン・丹波哲郎さん。この作 品はビデオリリースがありませんので、見ようにも見られません。しかし、伝 え聞くところによると、丹波さんは創価学会２代目会長・戸田城聖さんの役を とりつかれたかのごとく大熱演しているそうです。もっともこの映画に出たか らって、丹波さんが学会に入信したとか、聖人君子みたいになったという話は 聞いたことがありませんので、御安心ください。
いまだからこそ、もっと注目されてもいいのではと思ったのが「億万長者に なった男」。タイトルは宗教っぽくないけれど、法の華の福永法源の自伝的小 説を映画化したものです。朝の人気番組「はなまるマーケット」の顔、ヤック ンが出ています。内容を確認しようとビデオ屋で探してみたところ、見つかり ませんでした。手許にあるビデオのカタログ雑誌には載っていたのですが、そ れが1998年のデータなので、いまでもリリースされているかどうかは分かり ません。ひょっとすると廃盤になったの？
さて、宗教がらみ映画では伝説の大作映画があります。朝鮮戦争の仁川上陸 作戦を描いた大河ドラマ「仁川（インチョン）」です。スポンサーはあの統一 教会の文鮮明さん。監督はテレンス・ヤング、出演者はローレンス・オリビエ、 ジャクリーン・ビセット、三船敏郎と豪華な顔ぶれ。製作費も豪華で500万ド ルといわれていますが、その大金がどこに使われているのか分からないという 超不出来な作品だそうです。ジョン・ウォーターズ監督のエッセイ「クラック ポット」で「仁川」の存在を知ってから、見たくてたまらないのですが、日本 で公開されたという話も聞かなければ、ビデオも出ていません。なんらかのル ートで見た、なぜかビデオを持っていると言う人はいませんか？
〜○。あわわ後記〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜○。〜〜○。〜
「今回は私の情報収集力不足で、少ない作品数しか紹介できませんでしたが、 宗教がらみの映画はまだまだありそうです。こんな宗教がらみ映画を知ってい る、あるいは見てしまったという人はどうぞ、教えて下さい。
次回の発行は11月05日（日）を予定しています。
では、次もよろしくお願いいたします。
真魚
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