(オリジナル(日時計の言葉)は、こちら。)
先日、図書館で
『砂時計の書』
を見る機会があり、以前曖昧だった部分を確かめて見た。
まず、肝心の言葉、
Qui trop me regarde perd son temps.
(我を見つめすぎる者は時を失う)
の perd は、語尾に -s は付かない。
(-re 型動詞の3人称単数現在だから、語尾は何も付かない。
-s が付くのは、1人称単数と2人称単数の場合。ちょっと調べれば解ることだった。)
次に、場所についてだが、
ニヨンの市役所
にあるらしい。
また、同じ頁に、もっといろいろ銘文が引用されていた。
Ultima latet.
最後の時が隠れている
Sine sole nihil.
太陽がなければ何もない
Time ultimam.
最後の時を恐れよ
Hodie mihi, cras tibi.
今日は人の身、明日は我が身
Sol lucet omnibus.
太陽は全てを照らす
Nullam sine sole demonstro.
太陽が無ければ、私は何も示せない
これは、
Je ne marque que les heures claires.の元ネタのようである。
(私は明るい時しか、示すことをしない)
Mox nox.
まもなく夜が来る
…… どれも、『表紙の言葉』で使ってみたくなる。
『枕草子*砂の本』 |
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