WORLD CUP HISTORY
URUGUAY 1930〜FRANCE 1998


ワールドカップの歴史をひもといてみました。今回のフランスを入れても、優勝国はたったの7ヶ国です。それに、ブラジルでも上位に入れなかったことが・・・・

   優勝   準優勝  3位 4位
第1回(1930)
ウルグアイ大会
ウルグアイ
アルゼンチン
ユーゴスラビア
アメリカ
両国3位
 
予選なし、参加国13。ハンガリー、イタリア等欧州の強豪は不参加。
第2回(1934)
イタリア大会
イタリア
チェコスロバキア
ドイツオーストリア
予選32ヶ国本大会16ケ国。ムッソリーニ政権下ファシズムの宣伝に
利用される。全試合ノックアウト方式。
第3回(1938)
フランス大会
イタリア
ハンガリー
ブラジルスウェーデン
創設者ジュールリメ氏の祖国で行われたが、開催国=優勝というジンク
スは崩れた。世界大戦を前に日本など多数の国が棄権した。
第4回(1950)
ブラジル大会
ウルグアイ
ブラジル
スウェーデンスペイン
戦争による中断で12年ぶりの開催。ブラジルは決勝リーグで大勝で
2連勝し、誰もが優勝を信じたが、決勝でウルグアイに1−2で敗れた。
第5回(1954)
スイス大会
西ドイツ
ハンガリー
オーストリアハンガリー
日本が予選に初出場。西ドイツはハンガリーに予選で3−8と敗れたが、
決勝では3−2で逆転勝ち。戦後復興のシンボルとなった。
   優勝   準優勝  3位 4位
第6回(1958)
スウェーデン大会
ブラジル
スウェーデン
フランス西ドイツ
17歳のペレが初出場。ガリンシャ、ディディ等とともに圧倒的な力を
見せつけた。フォンテーヌの1大会13点は驚異的。
第7回(1962)
チリ大会
ブラジル
チェコスロバキア
チリユーゴスラビア
2年前大地震に襲われたチリが開催国として3位と大活躍。決勝でペレ
を欠いたブラジルだが、ガリンシャの活躍で連覇を遂げた。
第8回(1966)
イングランド大会
イングランド
西ドイツ
ポルトガルソビエト
ペレが徹底的にマークされ、負傷退場。ブラジルは予選で姿を消した。
サッカーの母国イングランドが威信をかけて優勝。北朝鮮がベスト8。
第9回(1970)
メキシコ大会
ブラジル
イタリア
西ドイツウルグアイ
4回目出場のペレが絶好調で、ブラジルは決勝でもイタリアに4−1で
快勝し、3度目の優勝。ジュールリメ杯の永久保存を決めた。
第10回(1974)
西ドイツ大会
西ドイツ
オランダ
ポーランドブラジル
クライフを中心とするオランダ゙のトータルフットボールが脚光を浴びた。
ミュラーは通算得点14点で歴代1位。
   優勝   準優勝  3位 4位
第11回(1978)
アルゼンチン大会
アルゼンチン
オランダ
ブラジルイタリア
ベッケンバウアーやクライフが出場せず、過渡期にあった大会だが、熱
狂的な応援で開催国アルゼンチンが優勝をさらった。
第12回(1982)
スペイン大会
イタリア
西ドイツ
ポーランドフランス
マラドーナ、ジーコ、プラティニ等のスーパースターが出場したが、八
百長での2年間出場停止が解けたロッシがブラジル戦でハットトリック
するなどして、イタリアが優勝をさらった。アフリカ勢が大活躍した。
第13回(1986)
メキシコ大会
アルゼンチン
西ドイツ
フランスベルギー
イングランド戦での「ゴッドハンド」や6人抜きなどでマラドーナが話
題を独占。アルゼンチンが2度目の制覇を遂げた。得点王リネカー。
第14回(1990)
イタリア大会
西ドイツ
アルゼンチン
イタリアイングランド
マラドーナは主力を欠いたアルゼンチンをよく率いたが準優勝に終わっ
た。リザーブFWのスキラッチが得点王。カメルーンはミラの4得点な
どでベスト8。
第15回(1994)
アメリカ大会
ブラジル
イタリア
スウェーデンブルガリア
優勝候補コロンビアは予選で敗れ、エスコバルの射殺という悲劇を生ん
だ。ロマーリオの活躍でブラジルが4度目の制覇。得点王ストイチコフ、
サレンコ。
第16回(1998)
フランス大会
フランス
ブラジル
クロアチアオランダ
日本初出場、アルゼンチン戦、クロアチア戦では健闘したが、結局3戦
全敗に終わる。強固なDFで堅実に勝ち上がったフランスは、ジダンの
活躍で優勝候補ブラジルに完勝。初出場のクロアチアは、多くのタレン
トを擁するオランダも破って3位に輝いた。得点王スーケル。