3. 入社3年目の人達に対する業務改善提案教育
私は、ある会社で毎年入社三年目の方々に対し
「業務改善提案教育」を行っています。
7月に入門教育(8時間)、11月にそのフォローのためにフォロー教育
(8時間)を行っています。
7月の入門教育では、
@自分の業務分析、
A標準作業書の作り方(業務の流れ・手順・帳票分析)と業務改善、
B提案書の書き方等について教育し、
宿題として自分の業務の中から1件の業務改善を8月末までに提出するように指示しています。
また、11月のフォロー教育では、
各自が提出した「業務改善」を皆の前で発表してもらうとともに、
講師から提案内容や書き方についてアドバイスをしています。
毎回全員が、素晴らしい業務改善をしているのに感心します。
なお、フォロー教育では、業務改善の発表以外に、
@「カード式情報整理法」
A「列挙法(欠点列挙法・希望点列挙法・特性列挙法)」
を体験学習させています。
限られた時間内の集合教育ですから、参加人員によって各内容の時間配分は多少違いますが、何よりも組織における自分の役割と役割を果たすための業務をしっかりと認識し、その中からムダを省く改善をさせたいと願っています。
また、改善技法は、目に見えない情報を効率良く整理する「カード式情報整理法」と
目に見える品物の改善として、活用しやすい「列挙法」を体験学習させています。
(2001.12.1)