タマシギ

 野鳥界では普通、雄が美しい羽を持ち、雌が地味と決まっている。雄はさえずったり飛び跳ねたり、雌の気を引こうと一所懸命だ。そんな野鳥界の変わり種がタマシギ。雌が派手に着飾って、雄が地味。雌が翼をパーッと開いて雄の気を引く(写真左)。タマシギはおまけに一妻多夫ときている。雌は翼を広げてはあちらこちらの雄の気を引き、卵を産んではフラフラしている。冷静に考えたら、なんて母親だろう。雄は雌の力に頼らず、真夏の田んぼでけなげに子育てをする(写真右)。3羽も4羽もヒナが孵るので、雄の気苦労は並大抵ではないはずだ。
 我が家にはまだ子供がいない。子供がいつか生まれたとき、妻があっちへフラフラ、こっちへフラフラしていたらどうしよう・・・などと書いていたら、後ろから覗いていた妻にどつかれた。家庭を省みず鳥を追いかけてフラフラしてるのはどっちだと怒っている。まったくもって、ごもっとも・・・
(1999/8/1)