ミヤマホオジロ
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| 昨日は毎年恒例、鳥仲間の忘年会だった。場所は西宮の「やっこ」。知る人ぞ知るKさんのお店だ。集まったのは、日本野鳥の会兵庫県支部のSさんを中心とした鳥仲間たち総勢10名。カニ、カキ、ホタテ、アンキモ・・・見ているだけでよだれが出そうな鍋を前に、宴の火蓋は切って落とされた。 この忘年会が始まったのは、たしか1996年の暮れのこと。1995年1月17日の大震災で全壊した「やっこ」が再建されたので、お祝いを兼ねて忘年会をしようというSさんの呼びかけが最初だった。レギュラーメンバーは6人。西宮のS氏、N嬢、明石の新婚W氏、尼崎のS氏、奈良のH氏、そして私。それぞれいつもバラバラに行動しているのだが、この忘年会の日だけは一堂に会する。そして今年はO夫妻、M夫妻も加わり、例年にない賑わいとなった。 この会の参加者は、店主のKさんを始め、殆どが野鳥を撮影している。みな素知らぬふりして1年間の成果をカバンの底に潜ませてやって来る。そして、乾杯の発声と同時に、誰彼となくカバンをごそごそし始め、アルバムを引っぱり出すのだ。「あ!**さん、写真持ってきはったんですか!見せて下さい。」皆、他人がどんな作品を撮っているのか気になって仕方ない。あちらの隅、こちらの隅から「おおー」とか、「ひえー」とか、声にならない声が上がる。 MさんとHさんのミヤマホオジロには参った。この鳥がまた僕には縁のない鳥で、たくさんいるのに撮らせてもらえない。いつも歯痒い思いをさせられている。そのミヤマホオジロが、Mさんの写真ではススキの穂を食べながら愛想良く笑って写っている。Hさんのは、枯れ木の上で涼しげな顔をしている。2羽同時に写っているカットもあるではないか!「ミヤマホオジロって、逃げますよね?」僕はHさんに確認する。「いえ、全然逃げませんよ。」Hさんはいたって冷静だ。「ガーン!」ショックを受けた僕の採る道は、食って飲むだけ。バクバクバクとカキ、カニ、ホタテを喰らっては、ビールをガブガブガブと飲む。バクバクバク、ガブガブガブ。そう、今日は忘年会だ。一年の嫌なことを全て忘れる日だ。・・・ちくしょー! |
| (1999/12/12) |