’02Taste of Freelance Round17 D.O.B.A.R. ZERO−1クラス’02年5月25日

昨年まで、GP125クラスで精力的に地方選手権に参加していた私ですが、寄る年波に勝てないこと、 ぼちぼち先が見えてきたこと、身分相応という言葉を覚えたことから、今年よりGPクラスでの活動を縮小し (だれも止めるたぁ言ってねーぞぉ!!)やりたいことをやってく方向性に活動方針を変更しつつあります。
やりたいこと。そうです。GPクラスで自分のライテク、整備テクを身につける勉強は、 それはそれで面白いことなんですが、自分のやりたいことって、「自分の好きなバイクでレースする」ことなんですよね。 RS125でレースをやってきたのは、いわばその勉強期間。
そして、いよいよ、今年、自分の好きな、思い入れのあるバイク、「NS400」でレースを始めることになりました。 (ぼちぼち、NS400のパーツ供給がやばくなってきたという裏事情も大きな要因ではあります。)

さて、NS400で出れるレースって何があるのでしょう? もちろん、最新のレースでは、2st400ccなんてバイクで走れるクラスはまったくありません。 出れるとすれば、WGPのMotoGPクラスぐらいでしょうか(笑)
したがって、出ようとすると、もて耐に代表される、何でもアリアリのオープンクラスか、 いわゆる旧車絶版車系のレースということになります。旧車系というと有名なのは、 筑波のグランドスラム4やバトルオブザツイン(B.O.T.T.)、ツーリストトロフィー、 TIサーキット英田のモトルネッサンス、ストリートカフェトロフィー等いろいろあるわけなんですが、 どれもあんま2stマルチにやさしくないんです(笑)
んで、NS400出れるレースはということで、今シーズンは筑波のTaste of Freelanceと SUGOのサウンドフェスティバルに焦点を当てました。前者は年2回、後者は年3回。 合計年5回なら、NSにとって、エンジンが持つかの心配はあっても、不足はありません。


「テイストオブフリーランス」は、「タイムトンネル」という60年代の旧車でやるレースの前座レースが独立、 分家してできたレースで、80年代のスチールフレームのバイクでやるのがお約束です。 排気量でいくつかのクラス分けがありますが、NS400が出れるのは2つ (そうなんです、ダブルエントリー可能な数少ない車でもあります)あります。
一つはFORMURA-ZEROというクラスで、フリーランスのメインイベントであり最速クラス。 スチールフレームであれば年式問わずなんでもあり(最新のCB1300等が出れる)頭は1分1秒とかで、 5秒は切っておかないと話にならないようなクラス。ここに出るのは正直厳しいのだけど、昔はここにしか出れませんでした。
それが、昨年の冬のラウンドから、もうひとつ下のクラスに参戦が可能となりました。それがD.O.B.A.R. ZERO-1クラス。 (余談だけど、DOBARは、Days of Barbon and Roses「酒とバラの日々」をもじった、 Days of Bike and Rosesの略。もちろんバラはただの花じゃないですよ(笑))
このクラスの基本コンセプトは、80年代の峠バトル「ナナハンvsサンパン」を再現するもので、 4stは400cc〜750ccベース850ccまで排気量UPOK。2stは350ccまでで、 よーするに元祖ナナハンキラーRZ350が、4st相手にどこまでヤルか、というクラスなんですが、 NS400、RGΓ400/500、RZV500は特別参加可能ということになりました。
このクラスなら、頭は1分5秒前後、まぁ、7秒前後出しときゃレースになるだろってなもんで、 ここに参加できるようになったってのも、今年からの参戦に弾みがついた理由です。

で、ベースマシン、及び各種パーツ、実際の作業を、NS&MVXオーナーズクラブが中心になって 去年の年末から準備を進めておりまして、この度、デビューレースとなりました。
車両の基本仕様は、ENG:内部ノーマル、排気系:Jhaチャンバー、フレーム:ノーマル、 足回り:ノーマル、冷却:NSR250大型ラジエター、ブレーキ:ブレンボのラジアルマスター、 ファイナル:チェーンサイズ520に変更と、正直、ほとんどノーマルです。 足回りが貧弱(リアタイヤ:120/80のバイアス)なこともあり、目標は筑波9秒台に設定しました。

タイムアップのためには足回りの換装が手っ取り早いのですが、ノーマルのバランスが一番と判断したこと、 なにより、コムスターホイールへのこだわりもあっていまどきのフロントタイヤより細いリアタイヤで、どこまでやれるかの挑戦です。


さて、前置きが長くなりました。結果ですが、予選は1分10秒111で目標に届かず、27台中16位。 前日の練習でファイナルのレシオを合わせるのが精一杯だったので、まぁ、こんなものかな?という感触です。 1コーナー1ヘアの立ちあがり、最終コーナーなんかは、激しいチャタリングが出て、 これが一昔前のサスの限界なのかなー、とも思いましたが、サスには調整機構なんてないので、 もう、このまま行くしかありません。この日は転倒車が多く、いたるところで黄旗が。 私も不本意ながら黄旗無視(追い越し違反)でタワーに呼び出される(危険度低いため、警告のみ)など、 荒れた予選で、タイムが出なかったのもしかたなかったかなという感じでした。

迎えた決勝レースではスタートで若干失敗して、周囲に飲みこまれ、数えてないのでわかりませんが、 おそらく18〜20位ぐらいでオープニングラップのコントロールラインを通過。 3周目の1ヘアで3台ぐらいを巻き込んで大きなクラッシュがあり、その後も1コーナー、 2ヘアで転倒続出。おいおい、おまえら、そんな旧いバイクで転倒して、パーツだいじょぶかー? などと他人の心配などしつつ、淡々と走っておりました。
前後の混雑も無くなってきて、順位が落ち着いてきたレース中盤、自分の前を走るのがRZ350だったんで、 それぐらい抜かなきゃーと思いつつも、つかづ離れず、同じようなタイムで走行してました。 10周のレースで8周目、どうやら12位あたりを走行していたらしいのですが、 すこしづつRZが近づいてきたので、こりゃ残り周回で間に合うかどうか微妙だが、 何が起きるかわからんし、もすこし頑張って見るかー、と気合を入れた1ヘアの立ちあがり。 ガス欠のようにエンジンが吹き上がらなります。あれ?ガソリンはちゃんと入れたよね? そんなに燃費悪い走りしてたかな?そう思ったCXの立ちあがり。ががが、がすがすっ!とエンジンから振動が。 スピードが落ちきってたので、転びそうになることも無く、クラッチを切って路肩に寄せて、レース終了。 結局7周してたので完走扱いの20位という結果でした。 エンジントラブルは、3番シリンダーのコンロッド大端焼きつきが原因(最初のガス欠っぽ症状はこれ。そこで止めとけば良かった)で、 そこからコンロッドの折損に至り、エンジン一つだめにしちゃいました。
ちなみに、ベストタイムは最後の7週目の1分9秒351。初めて9秒に入ったところだった言うのに。 あと3周走れれば一桁順位で終われただろうし、タイムも縮まったかもしれませんが、 レースにタラレバはありません。結果がすべてですね。


実はこのあと、翌、日曜日にライダーを替えてエビスのK3カップに出場予定でしたので、 このエンジントラブルには困り果てていたのですが、そこはフリーランス。 なんと、ガレージセールでエンジン1基20000円!!が売りに出ておりました。 それは一足先に他人に買われてしまったのですが、その人もNSつながりの知り合いだったもので交渉して借りることに。 その場でエンジンを載せ換えてエビスのレースは無事完走してまいりました。(笑)

今回は、決勝リタイヤ(完走扱い)という、ふがいない結果ではありましたが、 目標タイム(設定が甘かった気はしますが)もクリアし本人は割と満足してたりします。

次の週末、6月2日は、前出のSUGOサウンドフェスティバルに参戦予定。 暫定で積み替えたエンジンで無茶はできませんが、リアサスを変更してみたんで、少しは状況がかわるかも。楽しみです。


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原文作成:30-May-'02 HTML版作成:30-May-'02