’99SUGOロードレース選手権 第6戦 GP125(2st125cc)クラス’99年11月7日

蔵王連峰の頂きもそろそろ初冠雪の時期になろうかという11月初旬、 その蔵王の麓に有るスポーツランドSUGOで、99シーズンの締めくくりとなる、 SUGOロードレース最終戦が開催された。
前回、9月の第5戦で、エンジンをぶち壊し再起不能かと思われた工藤であったが、 周囲の暖かい御協力により、パワーアップのおまけ付きで復活となる。
SUGO戦は98年9月の選手権で出したベストタイムを、 いまだに更新できておらず、まずはこのパワーアップしたマシンで自己ベスト更新を 最低目標に挑むのだが、はてさて.....


◎11月5日(金):練習走行

前日、21時ぎりぎりまで残業し、SUGOにたどり着く前に 東北自動車道の国見SAでくたばった工藤。翌日の朝は見事に寝坊して、昼前ぐらいにサーキット入り。
いつもなら午後に3本ぐらいの走行枠があるため、油断していたのがいけなかった。 この日は午前、午後2本ずつといつもより少な目のスケジュール。
少しでも多く走りたいので11時30分の走行にぎりぎり滑り込む。 その1本目は1分45秒と(工藤にしては)そこそこのタイム。 この調子で午後は43秒真ん中ぐらいを目標に置く。
が、何をあせったのか、午後イチの2本目、コースインした周の ハイポイントコーナーでリアからのスリップダウン。 原因はあったまってないタイヤと、思ったより低かった路面温度ということだろう。 この日は午前中に射していた陽射しも午後から曇り始め、風の影響もあって 路面温度が下がっていたと思われる。
この転倒で、Frブレーキのリザーブタンクを壊して、この日は以降走行不能。 この部品の予備は持っていなかったので、仙台市内のバイク屋にtelしまくって、 なんとかパーツを確保し修理で1日が終わるのだった。


◎11月6日(土):選手権スポーツ走行

マシンの修復はなんとかなったため、昨日の遅れを取り戻すべく、 この日設定された4本の走行をすべて走る気合で望む。
今回からキャブレターがパワージェット付きキャブ (工藤のマシン(97モデル)の翌年、98モデルからこのキャブに変更された。 端的に言えばデトネタフネスがあがり、よりピーク出力が稼げる)になった為、 そのセッティング出し(といっても、メインジェットの設定しかいじってないけど)から。
3本目の走行で、ベストに近いセッティングが出せて、 タイムも44秒フラットと、自己ベストの0.8秒落ち。 感触としては悪くないのだが、いつも一緒に参戦し、同じような順位を争う大越選手に コーナーで追い付かれ、追い越されてしまい、一抹の不安を感じる。 ホームストレートで見ていたみんなのコメントは....

「マシン『は』とっても速いんだけど....ねぇ...」
はぁ、そーすか。(;_;) うーん、明日の予選は厳しくなりそうだ...


◎11月7日(日):予選

今回のGP125クラスは、後ろから2番目のレーススケジュール(最後はメインのGP250)。 いつもなら7時台にはじまる車検が9時20分。予選が10時20分からという殿様日程。 おかげで、いつもより朝の時間をだいぶのんびり過ごすことができ、朝に弱い工藤にはとてもありがたい。 マシンの暖気をし、車検を受け、予選が始まるまでは、何の問題もなかったのだが....
コースインして1周目、去年の最終戦で転んだS字、一昨日転んだハイポイントを慎重に回り、 レインボーコーナーを立上がって、裏ストレートを思いっきり加速...しない。 ぼこぼこと、いかにも「濃いです〜」といわんばかりにエンジンが回らない。 回転が7〜8千回転で頭打ち。え?なんだろ?暖気では問題なかったのに、 失火?リードバルブ?電気系もバルブも新しいんだけどな...と、コース脇のグリーンに マシンを止めてキャブを見ると、なんとオーバーフローを起こしていた。 そりゃぁ、混合気も濃くなるわけだ。
フロートバルブにゴミでも噛んだか?ガソリンコックをオフにしてエンジンをかける。 なんとかエンジンはかかった。上まで廻る。とりあえずピットまで戻ろう。 ガス欠になったらコックをオンにしてすぐオフを繰り返して、なんとか自力でピットまで戻る。
15分の予選にたいして、すでに7分が経過。残り半分。時間が無いのでキャブを外し フューエルチューブからエアを吹いてもう一度組むがなおらない。 しょうがない、間に合わないかもしれないがフロート室をばらそう。 フロートバルブまでばらしてみて、結局、原因はフロートバルブのごみ噛みであることが確認できた。 組み直して再度コースインするも、コースイン時点で残り時間は3分。 どう頑張っても最低2周はできるがそれ以上は無理。予選の義務周回数は3周だからそれは廻れるが、 最後に1回きりのタイムアタックをしなくてはならない。
GPライダーならまだしも、普段15分の予選でラストにちかい8周めぐらいにベストがでるような 工藤である。再度コースインして1周かけてタイヤを暖め、2周目にタイムアタックしろといわれても ベストタイムが出る訳も無く。
結局、タイムはトータル3周目の1分51秒であえなく予選落ち。参加43台中最下位であった。 予選ボーダーの40位のタイムは1分47秒で、普通に走っていれば、 まぁなんとでもなったタイムだったのだが、こればかりはどうしようもない。

決勝レースの方は序盤に3コーナーでオイルにのった転倒車が続出し、 赤旗再スタートの波乱があったものの、 ここまで5戦中4勝している、TZの河村選手が5勝目を上げチャンピオン獲得。
また、今週エビス最終戦でで戦うことになる、眞々田選手が2位に入るという結果であった。


ということで、今週末は、今シーズン最後のレースとなるエビス選手権最終戦。 こちらのほうは、一応ポイントランキングの上位争いをしており、 チャンピオンは前述の眞々田選手にほぼ決まりだが、工藤は現在暫定で3位と同ポイントの4位。 3位の選手とのバトルに勝って、今度はちゃんと結果を残してきたいと思います。


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原文作成:08-Nov-'99 HTML版作成:16-Nov-'99