’99SUGOロードレース選手権 第5戦 GP125(2st125cc)クラス’99年9月26日

今年は転倒や、金銭的理由によりフル参戦していないSUGO。 しょう太的に3戦目となる今回の第5戦は、前週のエビスの勢いもあるので、 いままで以上の成績を残そうと気合が入る。 この気合が空回りしなければ良いのだが....


◎9月24日(金):練習走行

この週末は台風18号の接近により雨の予報。が、木曜夜あたりから台風の予想進路がそれて、 東北地方の予報が雨から晴れになる。直前まで予定していた休暇を取り消そうか 悩んでいたのだが、この予報を確認して結局有給取得。21時上がりでSUGO入り。
この日は30分×4本を走り、タイムは1分45〜46秒と、ベストの2〜3秒落ち。 タンクに貼り付けた時計での自己測定なのであやしい物だが、スロースターターを自負する (するなよ)しょう太にとっては、まぁ、ぼちぼちといったところ。
ところが、4本目の走行時に、エンジンの音が変調する。はじめは気がつかなかったのだが、 乗ってて耳が痛くなってきたので気がついた。どうもエンジンから高周波の音が出ている。 途中で走行を切り上げ、腰上をばらし、コンロッドをまわすと、チャリチャリという音がする。 クランクの大端ベアリングか、サイドベアリングか。クランクの距離はまだ1600km程度 (2000km交換)なのだが壊れちまったものはしょうがない。 この場では如何ともしがたいので、近くのバイクショップに駆け込み、 クランクケースを割ったところ、案の定クランクサイドベアリング(L側)のリテーナーの リベットが全数切れていた。リテーナーはケースやクランクウェブに阻まれ落ちずにいたため、 他へのダメージは無い。ここで壊れたベアリングのみを交換し、 ケースを合わせたところで夜も遅くなったので、 残りのエンジン組立は明日にまわすことになる。 飯もお預けで整備のため、おかげで、油まみれになっても風呂に入れず。(;_;)


◎9月25日(土):特別スポーツ走行

この日は台風の影響で雨かなぁ、エンジン整備日和だな(なんだそれ)と思っていたのだが、 あいにくの晴れ。多少風が強いが走れないのがもったいないくらいの天気だ。
とりあえず10時からの走行に間に合わせようと、ベテランメカニック2人に 手伝ってもらってエンジン組立。なんとか間に合って、エンジンをかけてみる。 が、異音が消えていない。というか、昨日とはまた違った音がする。どっかで組み間違ったか? 音はエンジンR側から聞こえる気がする。昨日のベアリング交換を壊れたL側だけで済ませた のがいけなかったか。もしかするとR側もだめなのかもしれない。 エンジンを止めて、腰上を開けて確認するが、手で回しても異音は感じられない。 クランクベアリングだけで無く、バランサーのベアリングも確認するが問題なさそう。 原因不明は気持ちが悪いので、しょうがない。再度エンジンをばらして、 R側のクランクベアリングも交換する。
しかし結局2度のエンジン組みばらしも効果なく、異音は残ったままであった。 2度目の組立が終わった時には、時間は最後の15時の走行を残すのみとなっていた。 慣らしの為にこれを走り、本日の走行は終了。エンジンの不調は原因不明のまま消えず。 明日の予選決勝だけでも持ってくれればいいのだが....


◎9月26日(日):予選・決勝

今回の日程、NAT−GP125クラスはわりとのんびりしていて、予選9時、決勝14時。 予選はほんのちょっとばかり、1時間ほど時間を間違った(10時だと思っていたらしい) 事も有り、おお慌てで後方からのコースイン。
エンジンの異音がいやらしいので、全開タイムアタックは1、2周にしておこうと、 タイヤが暖まった時点でタイムアタックモード突入。4周目に出されたボードの表示は42秒台。 なに?自己ベスト?そんなわけ無いだろう?エンジンおかしいんだよ? それともおかしいのは音だけでマシンは走ってる? 確かにストレートで他車に引き離される事はないからそこそこ走っているのだろうけど。 そう思ってピットに帰ると、どーやら自分では無い違うバイクのタイムを取っていたらしい。 なんだかなぁ。
結局予選タイムは1分46秒2で、金曜日の自己計測タイムを上回っていなかった。 エンジンはうるさいけど、出力ダウンは体感できない。 遅いのは人間が怠けてるせいなのだろうか。

決勝レースは、31番グリッド、8列目からのスタートである。 今回もスタートは絶妙。1列、2列、3列ぐらい前の列に食い込み、 20番手前後で1コーナーへ飛び込む。1、2コーナーはアウト側から大きく廻り込んで 3コーナーでインへ。この間でも数台抜いて、かなりいい感じで上がっていけている。 しかし、このあたりを走る選手は予選で1分41〜42秒の選手。 とてもしょう太のついていけるレベルでは無い。 1台、2台とかわされじりじりと追い下げる展開。
そして、3周目のシケイン入り口で、インを刺された一台を立上りで抜きかえしながら、 ホームストレートを通過し、4周目に入った直後。 1コーナーブレーキポイント手前の6速全開のところで、突然エンジンから、 「がががっ」という音、振動が発生。あわわて、クラッチを切り、後続にアピール。 なんとか追突されるのは免れたが、エンジンは2度と火を吹き返す事はなく、 この時点でレース終了となってしまうのだった。
3コーナーまで惰性で走り、コース脇にマシンを止め、あとは観戦モード。 自分がからんだマシンを数えてみると20位あたりを走っていたようで、 かなりもったいないリタイヤである。

壊れたパーツ ピットに戻ってからクランクケースRカバーをあけると、 バランサーのボールベアリングのリテーナーが無く、 バランサーのドリブンギアが首を振りロックしたらしく、 バランサードライブギアの柱がすべて折れてクランク軸に対し空回り状態となっていた。 恐らく、破損の起点はバランサーのベアリングリテーナーで、異音もそこからだったのだろう。 手感では問題なかったのだが、距離的には3000kmを超えていたので 寿命だったものと思われる。(ちなみに交換時期の指定はマニュアルには無い)
画像提供:大越選手


ということで、今回は参戦記というより、トラブル、修理日記になってしまいました。
いまの状況では、生きてる部品はミッションぐらいだと思うので、 今後はほとんどエンジンAssyお買い上げ状態。
今年の残りのレース(11月にSUGO、エビス1戦づつ)の目処が立ってません。


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原文作成:28-Sep-'99 HTML版作成:08-Oct-'99