’97エビスロードレース選手権 第6戦 GP125(2st125cc)クラス’97年11月16日

8月の第4戦では、ウエット路面の予選で転倒、決勝出走はできたものの、スタート直後の1コーナーで起こった 多重クラッシュに巻き込まれ、またも転倒。結局トップから3周遅れの13位でノーポイント。 続く9月の第5戦は、8月〜9月のインターバルでクランクの交換等に追われ、さらにはレースウィークの悪天候で 練習する時間が取れなかったこともありクラス11位、またしてもノーポイントに終わる。
10月のSUGOは、来年に向けての準備の意味もあって、とりあえず参戦してみた、の状態。 前日の練習で1分43秒までタイムを縮めたが、予選ボーダーまではあと1秒ほど足りない。予選はウェットパッチが残る、 あまり良いとは言えないコンディションの中、48秒台のタイムで予選落ち。

ここまで、SUGOのレースについては、来年につながるよい経験になったとは思うのだが、エビスのレースはどちらも 満足の行くものではなく、今回の最終戦、今年最後を締めくくる意味で、非常に重要なレースであるといえよう。


◎11月14日(金):練習走行

いつものように、金曜有休にて現地入りした工藤。しかし、木曜の夜の移動時から、雨が降り始める。いやな予感的中。 明けて金曜は、朝から霧雨と山地特有のガスが発生し視界はゼロ。雨だけなら走るつもりもあったのだが、 視界がゼロではお手上げである。 結局今年の選手権、第1戦から今回まで全6戦全て、レースウィークのどこかで(主に金、土曜)雨が降るという、 信じがたい記録が残った。10月から11月にかけて、1月近く雨の降らない日が続いたというのにである。 もはや、工藤が雨男であることは疑う余地も無い。来年は、スリックタイヤより多くのレインタイヤを用意することを 覚悟するか。この日は、マシン整備のみで終了。早めに切り上げ、仮眠所での酒宴となった。

◎11月15日(土):フリー走行

昨日からの悪天候は、今日になっても回復しない。午前中はやはりガスで視界ゼロ。走行不能。しかし、それも昼前になって 晴れてきて、太陽も顔をだし路面が乾きだす。11時から練習走行開始。1コーナーの進入で多少路面がぬれているが、 ほかはほぼ全面ドライである。1コーナーのブレーキングが多少甘くなるのはしょうがないのか。また、タイヤの走行時間が トータル3時間を越えてきたので、そろそろ、1コーナーの立ち上がりあたりでは、マシンが前に進まなくなる。 途中水温の調整で1回ピットインし、30分の走行が終了。ベストタイムは1分3秒8。  午後の走行では、以前に試してあまり具合のよくなかったファイナルのショート化(15−37を15−38へ) に再度トライ。これにより、1速で立ち上がっていた1コーナーが2速に、また、ストレートエンドでは6速が使えるように なるはずである。路面は完全にドライ。気温もあがってきて、コンディションはかなり良くなってきた。タイヤが死につつある のが苦しいが1コーナーの立ち上がりは、ファイナルの変更によりタイヤへの負担が減るはずなので、幾分マシなはずである。 で、30分の走行を終え、タイムは3秒3。先ほどよりは縮まっているがベストには遠い。ベストのコンマ9秒落ちでは、 タイヤを新品にして縮められるタイムかどうかわからないが、1コーナー、第2ヘアピンの立ち上がりで他のバイクとそんなに 差がなくなってきているので、ファイナルはこちらの方がよさそうという感触は得られた。この日は2本走って終了。 明日の予選、決勝に備えて整備をする。マシンには特にトラブルも無い。良くぞこの一年間持ってくれたものだ。あれだけ 転倒したというのに。しかし、外観はかなりぼろぼろで、オフシーズンにどこまできれいにしてあげられるかが問題である。

◎11月16日(日)午前:予選

この日は、朝から非常に良い天気で、予選の時間の11時には、14℃まで気温が上がった。この時期のエビスにしては 大変珍しい気候である。この日応援に駆けつけてくれた、職場の方々のおかげだろうか、工藤の雨男の力もそれほどでは なかったようである。タイヤは新品、コンディションは上々。これでベストが出なきゃぁ、ということで、目標は2秒前半、 最低でも2秒5は出したいところ。今日はスケジュールに余裕があって、予選は15分間ある。そんなにあわててコースイン しなくても、タイムアタックの時間は十分ということで、3台ずつのスタートの3列目からコースインする。今回の最終戦は、 SUGO、筑波等のサーキットですでにシーズンオフになっていることも有り、そちらからのスポット参戦組みがエントリー しており久々のフルグリッドである。しかしながら、予選を2組に分けることをしなかったため、予選のコース上は30台の 車がひしめき合い、クリアラップをとることが大変難しい。なんとか遅い車を避けながらだしたタイムは、予選時間最後の 最後に叩き出した1'03"3。想定タイムより1秒も遅く、総合16位クラス11位、5列目のグリッドとなった。

◎11月16日(日)午後:決勝

ぢつは第4戦の写真(^^; 国内クラスのエントリー台数は25台であった為、当初は15位までポイントが与えられるかと思っていたが、 予選に出走できた国内クラスライダーは23台。ポイントは11位までである。予選の順位をキープできればとりあえず ポイント獲得。しかし、一つ順位をあげれば、10位入賞なのでここは何としてもクラス10位以内でポイントを獲得 したいところ。予選と決勝の合間に、チームの先輩にキャブセッティングを見てもらう。メインジェットはそのまま、 スローを1ランク絞り、針を1ランク濃く振る。はたして、このセットがいい方向にでるであろうか?サイティング、 ウォームアップラップと問題無く、キャブレーションもグッド。グリッドについて、シグナルの点灯をまつ。今回の5列目の グリッドはほぼ毎回定位置のようなもの。しかし、今回は後ろを振り向くといつもより10台ほど多くの車がいてちょっと うれしい。まぁこのクラス、上を見ればきりがなく、たまに振り向いてみたくなるものだが、後ろばかり見ていてはいけない。 今日はもう一列前の人たちとの争いに持ち込まなければ。
そして、レーススタート。スタートは無難にこなすが、決して良くはなかった。目の前でスタートできずにいた車をさける ためにアクセルをゆるめてしまい、ちょっと順位を落として1コーナーへ進入。オープニングラップを総合15位で通過する。 その直後、2周目の1コーナーで、目の前の1台が転倒。避けようとして立ち上がりのラインを外し1台に抜かれる。 さらには、自分より前のグリッドでスタートを失敗した2台の車に抜かれ順位を落とす。これで17位。このままではまずいと、 その車を追いかけながら目の前のおそい車をかわそうとする。前に遅い車が居ると、抜くのがへたくそな工藤は、ついつい タイムが落ちてしまう。序盤4秒台のタイムでしか周回できず、前に引き離されていく。とりあえず、2台を抜いて、 さらに前方の1台を追いかける。 5周目の2ヘア、ブレーキングミスでインにつけない。すかさず立ち上がりで先ほどの2台の車に抜き返される。1台はいつも 同じような順位を争っている人、もう一台は筑波から来て今回エビスが初めてと言っていた人だ。初めてエビスを走る人に 負けてはいかん!と、再度抜き返しをはかる。 10〜12周目ぐらいでもう一度2台を抜き返したところで、そろそろ体力的 につらくなってきた。13周目の2ヘアで1台が転倒。黄旗とオイル旗が出ていて、コース上にFrフェンダーが落ちている、 がとくに走行に支障はない。とりあえず、また一つ順位が上がったか。前方を走るのは去年GP80クラスのチャンピオンで、 今回125のレースに初参戦の人。こっちだって、去年のSP250Fの2位である。負けるわけにはいかない。 (ちょっとレベルの低い争いだが)これに追いつこうとペースを上げ、タイムは自己ベストをこえる2秒1が出る。 やっと15−38のファイナルのリズムが掴めてきたということか。右高速の通過スピードはこちらが上で、毎周ここを通過 するたびに前との差が大きく詰まる。16周目、その後の最終コーナー立ち上がりからストレート手前の上り坂でこれをかわし、 なんとか13位まで順位をあげた。 周回数を数えていないので、あと何周あるのかがわからない。後ろに抜かれないよう守りに入るのか?いや、さらに前がみえて きた。2台がバトルをしており、そのせいでペースが落ちてるようだ。残り数周で追いつくのか?少しずつ差は縮まっている ようだが..... と、いうところで、残念ながらチェッカー。最終的な順位は総合13位、クラス8位。前でバトルしていた2台を抜ければ 6位表彰台もあったろうが、その差5秒では無理だったろう。レース中に自己ベストを更新できたし、何よりも今シーズン初の ポイント8を獲得し、入賞できたのが大きい。今シーズンのシリーズランキングは8ポイント獲得のランク20位。 来シーズンは、上位4人が国際クラスへ昇格するため、もうすこし上位をねらうことが可能であろう。

‘97エビスロードレース選手権GP125(国内)シリーズランキング

ランクライダーマシンR1R2R3R4R5R6合計
豊平RS1520820111589
2沢畠RS1113715171780
3瀬川TZ061517151164
4金沢RS171710 0953
5江上RS 79 201349
6生田目RS 817139 47
7松坂RS1390108545
8鈴木TZ0102000030
9永井RS80138 029
10横塚TZ 15 9  24
11藤井TZ  01101021
12長谷川RS20     20
13真々田RS     2020
14小柳RS01107  18
15大友RS0   10717
16小室RS    13013
17根本RS  110  11
18伊藤TZ100 0  10
19松田RS90000 9
20工藤RS0000088
21金子RS70 0  7
22大竹RS6     6
23堀内TZ0006 06
24吉川RS     66
注:空白は決勝レース不参加、0は決勝出走ノーポイントの意味
第5戦の報告  SUGO第6戦(最終戦)の報告

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原文作成:'97-Nov-20 HTML版作成:'98-Feb-15 最新改訂:'98-Apr-15