’96エビスロードレース選手権 第3戦 SP250Fクラス’96年6月16日

このクラスは年間シリーズが全5戦で行われるため、今回がシリーズ戦の折り返し地点ということになる。 前回の第2戦決勝で転倒、ノーポイントレースを作ってしまった工藤は、今回も金曜、土曜と会社を休んで 再度表彰台に上がるべくレースに望んだ。


★14日(金):練習走行

またしてもレースの日程が土曜出勤の週と重なり、今回も顰蹙ものの金、土曜さぼり。今回は職場の女性陣の応援団が決勝当日 サーキットに観戦に来る事になっていたので、一ついい所を見せてやらねばと気合いの入る工藤。これで表彰台に上がれなければ 男じゃない!?とばかりに練習に望むが、気合が空回りしてるのか、タイムはいっこうに伸びない。自己ベストのから1秒近く 落ちて、1'07"〜08"後半のタイムしか出せない。前の週に練習に来た時もこんなもんで、まだ何処か精神的 な部分に転倒の影響が出ているのか?結局この日は午前、午後とも1'07"9が最も良いタイムであった。

★15日(土):フリー走行

フリー走行と練習走行の違いって何?もっともな疑問である。前日の練習走行とは、エビスのライセンスを持っていれば誰 でも、いつでも(走行は平日も毎日設定されてるので)どんなバイクでも (その気になればモンキーで走ってもOK。でも顰蹙でしょうね)走行できるのだが、選手権の予選前日 にのみ設定されているフリー走行は、その選手権の参加者のみが各クラスに分かれた走行枠で練習出来る。 つまりレースに出るライバルの走りを良く見る事が出来るのである。ところが、この日の天気はあいにくの曇空、 いつ雨が降り出してもおかしくない感じ。案の定、9時からの走行が終わった所で、ぽつぽつと降り出して、 11時ごろに、ざーっと大粒の雨が。それでもさすがにレースの前日、皆レインタイヤを履いてコースに出て行くので、 雨がやんで日がさすと、すぐに路面はドライになる。よーし、とばかりにドライセッティングでコースに出る工藤。 そーすると、また雨が落ちてくる。4月の第1戦も雨の影響もあって延期。5月の第2戦は雨の決勝で転倒。 そして、今日明日の天気予報は雨。やっぱり俺って雨男ちゃうんか?と自分を罵りながら1'20"前後 で周回を続ける。この日のベストは午前中の1'08"2。タイヤがダメになるほど長時間使ってる訳ではないの だが。明日の本番に向けて一抹の不安を残しながら、この日は東洋健康センターで応援の方々と酒宴。ごちそーさまでした(^^)。

★16日(日)午前:予選

この日のスケジュールはゲートオープン5時30分、車検7時30分、予選8時、決勝スタート11時。こんな時間設定に 工藤が耐えられるのかとゆー突っ込みは却下。本人が一番不思議なのだから(爆) 前日宿泊した東洋健康センターは、サーキットから1時間弱の距離。朝4時起きである。 起きてない体に鞭打って、いよいよ予選スタート。今回は2列め5番手でコースイン。普通はクリアラップを作ってタイム アタックをするのだろうが、誰かに前を走っててもらわないとタイムが上がらない (直線以外は一人で走るとすんごく遅い、ただのへたくそ)ので、 自分より速そうな人に前に出てもらった所でタイムアタック開始。ところがその人もあまり速くなかったようで、 8秒前半のタイムしかでない。結局1'07"88のタイムでクラス4番手、総合9番手のグリッドをゲット。 7秒〜8秒の間に250Fがごちゃっと固まっており、決勝は混戦になることが予想されそうである。

★16日(日)午後:決勝

あいかわらずスタートに自信の無い工藤。決勝は前回、前々回の如く、目の前の車について行きながら、上り坂で抜く作戦 を頭の中でイメージしながら、サイティングラップを終え、グリッド上で選手紹介を受ける。 ウォーミングアップラップを終えて、シグナルがレッドからブルーに、さぁスタート!あれ?あれっ?またもスタート失敗 である。昨年のエビスのGP250チャンプでもある中村選手にスタートのコツを教わっていたとゆーのに。 目の前の車がスタートに失敗したように見えて、それをかわしそこなったのもあったのだけれど、スタートダッシュ がつかなくてあっという間に後ろのグリッドの車に飲み込まれる。 これじゃいかーんと、1コーナーを立ちあがってS字を抜け、第一ヘアピンの侵入で鬼の突っ込み、無理ブレーキング。 シュワンツ並みのレイトブレーキングじゃあ、と進入で3台ほどかわしたと思ったら、オーバースピードで曲がれなくなり そうになる。しかもアウトから被せて来たマシンのリアタイヤにフロントタイヤがヒット。マシンを立て直すのが精一杯で、 さらに順位を落とす事となる。オープニングラップを終わった時点の順位なんて分かりゃしない。250Fのケツであること は間違いなし。前半の6周は、ボードでクラス順位を教えてくれと、クルーにお願いしていたのだがその必要もなし。 2周目を終えて帰って来た時、やはり「P7」の文字が。なにくそーと、1ヘアの突っ込み、最終の登りで、何台も125 をかわすが250Fの6位は見えてこない。

そんなに乗れてないのかなー、とタイムを見れば1'07"0のサインが。 自己ベストが出ているではないか。回りのみんなのレベルがそれ程上がっているということか。しばらくして、6位の車を 抜き、4位争いをしている2台に追い付く。これを最終コーナー立ち上がりからの登りでかわし、さらにその前を伺う。 2位争いをしている2台が見えた。自分の方が幾分速い。追い付いて抜くにはあと3〜4周は必要か?そう思ってサイン ボードに出ている残り周回の確認をする。「L2」...がーん、この周で追い付かないと、次はファイナルラップ かぁ...。1周無理をしてみたが追い付く様子なし。途中1ヘアの立上り、前方の2台が2ヘアの手前で1台の周遅れに 引っ掛かってるのが見え、よーし、今の内だ、追い付けーと思うが、周遅れがあまりに遅い為、間隔はつまらない。 だめだ、ファイナルラップだ。今回は4位で終わりかー、と思ったその時である。S字を立上って、前方に1ヘアに入 って行く2台が見えたその時、1台のマシンが宙に舞った!ラッキー、1台つぶれたぁ。だれだ?白石選手ならポイント ランキングも追い付くのに。違った、池田選手の方だ(と考える余裕があるほど飛んでくバイクを見てたようである)。 だぁぁ、まて〜白石〜。と叫んでも聞こえる訳が無い。聞こえたって待ってはくれるはずはない。しかたない、 このまま3位入賞といこう。と油断したそのとき、右高速で外から伊藤選手が被せてくる。やっばーい、そんなすぐ後ろ にいたのかぁ。最終コーナーでインを抑え、たち上がりでアウトにバイクを持って行く。これで抜かれなければ、 坂は俺のが速いだろうと、アクセル全開。そのままチェッカー。最後のサインボードには「P4」の文字。へっへーん、 3位だよー、棚ボタだけど...と思いながらクールダウン。さーて、表彰台ではなんてしゃべろうかなぁなどと考えながら、 ピットに戻る。オフィシャルに呼ばれて、3位入賞を確認。2位の白石選手とレースを振り返って話しをしていると... なんと、今回の表彰は各クラス2位までだって。ふざけんなー、表彰台は?シャンペンは?ダンロップの帽子は〜? とゆーわけで、一応入賞。ポイントゲット。トロフィーももらって来たのに、表彰台は次回にお預け。残り2戦。 ランキングは下記の通りとなった。


’96エビスRR選手権SP250Fクラス ポイントランキング

順位ライダーR1R2R3R4R5合計
安藤20(1)20(1)20(1)    60
白石15(3)15(3)17(2)    47
工藤17(2)(DNF)15(3)    32
伊藤 0(4)17(2) 0(4)    17
注)ランキングポイントは、下表の様に与えられる。
出走台数13〜1211〜109〜87〜64台以下
1位2020202020不成立
2位1717171717
3位15151515
4位131313
5位1111
6位10

第2戦の報告 第5戦の報告(第4戦は250Fのレース無し)

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原文作成:'96-Jun-19 HTML版作成:'98-Feb-8 最新改訂:'98-Feb-14