このクラスは前回の開幕戦(4月)が雨のため、予選のみで決勝延期となっており、11日(土)に延期決勝レースが、 12日(日)に第2戦の予選、決勝がダブルヘッダー行われることになった。 工藤は前回の予選で1'09"832の自己ベストをマーク、クラスで4位/6台、総合で10位/18台のグリッドを確保していたが、 その後G/W中に行われた合宿練習でタイムを1'07"16までつめており、決勝に期待できそうな様子であった。
G/W中の練習で最後に転倒を喫しており、そのマシンとライダーのチェックの意味もあり金曜仕事を休んで練習に望んだ。 この日はあまり天気が良くなく、朝9時からの走行はドライコンディションで走れたものの、強風のためタイムが伸びず、 1'10〜09"台のタイムで周回。とりあえず転倒の影響があまりないことだけは確認できた。この後、雨が降り出し、 季節外れの台風のような天候になったため、12時30分からの走行をキャンセル。この日はガレージでマシンの整備 (タイヤの交換など)をするだけにとどまった。
翌日の天気は曇りながらも路面は乾いており、8時30分からの20分と11時50分からの10分間のフリー走行では、
ガス欠を起こすほどのアグレッシブな走りを見せ(笑)決勝に向けて気合を高める、がタイムの方は1'10〜09"と、
さほど伸びていない。12時55分、スタート前のマシンチェックを受けコースイン。スターティンググリッドの3列めに
マシンをならべる。工藤はこの決勝レースがデビュー戦でスタートも初体験。もちろんスタートの練習なんてしていない。
要領は公道シグナルグランプリと一緒なんだろうが、緊張でアクセル&クラッチの操作が思うようにいかなかったらしい。
なんとスタート直後に大ウイリー大会、チーム員の笑いを誘った。1コーナーへの進入までに、後方グリッドにいた2台の
250Fと1台の125(2st)に先行を許し、12番手(8番グリッドの125が欠場のため。計算間違いではない)
で1コーナーをまわる。その後、後ろから執拗にインにマシンをつっこんでくる125と小競合いをし、一時は13位まで
順位を落とすが、最終コーナー立ち上がりでこれをかわし、オープニングラップを12位で通過した。
工藤のマシンは他の250Fよりパワーが出ているようで、ライダーの軽い体重も功を奏し、ストレートの速さはかなりのものである。
125は当然、同クラスの250Fをストレートで軽くかわすことが出来る。ときにはNK−4(ネイキッド400cc、CB400SF等)
のマシンにストレートで食らいつき、抜くことものあるほどのものであった。レースの経験不足のためコーナーでの駆け引きが未熟な工藤は、
レース中盤、コースの大半で前車の後ろをおとなしく走り、最終コーナーから14%勾配、ホームストレートへと続く区間で、一つづつ順位
を上げていくという単調な、しかしリスクの少ない走りを続けた。タイムの方は3周目に1'07"204を出すと、その後コンスタントに7秒台を
連発。前走者がいるとだいぶ違うあたりまだまだ練習不足である。これで8周めを終わるときには5位争いのトップに立つことになるが、
集団になっていたのはここまで。4位のマシンはすでに遥か前方にいっている。残り4周は前に目標がいなくなったため8秒台に若干ペース
を落とし、後ろからNK−4を抜いてきた250Fに追い付かれそうになるが、なんとか14%勾配で振り切って無事チェッカー。
総合5位クラス2位の結果をおさめた。これでシリーズポイント17を獲得。2位の賞品はトロフィーとオーブントースター(笑)。
レースクイーンのおねーちゃんはなかなかのきれいどころでしたが、残念ながら電話番号は教えてもらえませんでした。
前日の興奮も覚めやらぬ日曜の朝。9時10分から第2戦の予選が始まった。この日は前日の夜に振り出した雨で路面が濡れており、 工藤も急遽レインタイヤに履き変えて予選に望んだ。G/Wの練習中、ウエットコンディションで転倒を喫している工藤選手は、 はじめのうちブレーキングが「めちゃあま」で全然タイムが出ない。初めは1'20"前後で周回していたが、ライン上の路面が 乾きはじめ、ブレーキの限界が探れるようになったころには1'17〜14"と徐々にタイムを縮め、最終的には1'14"379の タイムでクラス2位/6台、総合7位/17台、セカンドローのグリッドを確保することができた。決勝は午後4時から、またも最後の クラス枠。気分はメインの重賞レースの終わったあとの12レースのようである。(何の話だ?) この間、雨が降ったり止んだりのくり返しで、ドライでレースのできたクラスもあったが、125/250F/NK−4の決勝はまたも ウエットコンディションとなった。相変わらずスタートの下手な工藤選手は、スタート直後の1コーナーへの進入で10位ぐらいまで 順位を落とす。またも前日の決勝のパターンで1台1台ストレートで順位を上げる着実なレースをみせ、上位でチェッカーを 受けるはずであった。ところが、9周めの1コーナー。進入時のブレーキングでフロントをロック。そのまま立てなおす 暇なく路面に叩きつけられ、あえなく転倒リタイヤ。先行していた2台のNK−4と1台の125を射程距離内にいれて いただけに、きっと焦りがあったのではないだろうか。今思えば、250Fクラスでの順位はこのときすでに2位であり、 無理に他のクラスのバイクを抜く必要はなかったのである。余談だが、このとき、7周めに工藤選手が出した1'10"407の タイムは、この周回までの250Fのファステストラップだったという噂(未確認)。なんのことはない、ただの無茶、無謀だった のだ(笑)。レースのほうは中盤から乾きはじめた路面ですこしづつペースがあがっていく中、工藤選手のほかに2台の 転倒車を出したものの、大きな変動はなく規定の12周で終了。総合優勝のNK−4のライダー、250Fクラス優勝の ライダーとも、第1戦と同じという結果であった。 これで、250Fの96シリーズランキングは下の通り。工藤のここでのノーポイントが後にどう響いてくるか、 あまり考えたく無いとは本人の弁(苦笑)。全5戦で争われる250Fのシリーズ戦は残すところあと3戦(6月、8月、11月)である。
| 順位 | ライダー | R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 安藤 | 20 | 20 | 40 | |||
| 2 | 白石 | 15 | 15 | 30 | |||
| 3 | 工藤 | 17 | DNF | 17 | |||
| 3 | 伊藤 | 0 | 17 | 17 |