工藤は今回の選手権がデビュー戦であり、出場クラスはSP250F(市販車250cc4サイクル)、 マシンは昨年のオフシーズンから乗りはじめたCBR250RR。 これは一昨年までチームの先輩がエビスを走っていたマシンで、1'06"台のタイム(コースレコードの1秒落ち) を出せるポテンシャルを持っている。このマシンの実力を、工藤がどこまで引き出せるようになるかがポイントである。
これまでの練習走行で、工藤は1'13"00のタイムしか出ておらず、練習不足であることは明らか。 このため、金、土曜と会社をさぼって選手権に望んだ。 しかし、4月のエビスはまだ春というには気温が低く、第1戦の行われる毎年4月初旬は雪が降ることもめずらしくない。 この日も金曜日午後、土曜日午前と大雪に見舞われ、練習の回数がこなせず、それでも悪コンディションの中 1'10"台前半までタイムを縮めた。 このタイム(トップとのタイム差)で、決勝周回数(12周)を考慮すれば、とりあえず周回遅れにはならないはずである。
明けて7日の天気は生憎の曇り空。今にも雨が落ちてきそうで、ウエットレースの準備が心配される。
昼からの予選はとりあえず空のほうも持ってくれて、初レースの緊張の中、1'09"832
の自己ベストをマーク。決勝はSP125/SP250F/NK−4の混走であり、予選結果は10位/18台、
SP250Fクラスでは4位/6台であった。なおこの出走台数であるから予選落ちはない(注1)。
工藤がこのクラスを選んだ大きな理由である(笑)
(注1:予選落ちは、規定グリッド30を越えたとき、
またはトップのタイムの120%以上タイムの者が対象)