最初は、いつも出てるレースで、ピットが一緒になってお世話になるチームの人から、 「知り合いのチームで手伝いを探してるから来ない?」といわれ、知り合いの知り合いな んて他人みたいなチーム、どうせ重要な役どころはねーだろ?入場チケットもーけた、ぐ らいのつもりでOKしたんすよ。ほんと、ヘルパーで雑用ぐらいのつもりだったんです。 まさか、こんな話になるなんて....(笑
で、木曜日、昼ちょい過ぎまで仕事して、14:00に会社を上がって午後移動。その日
の夜はそのまま宿に一泊。この段階で手伝うチームの体制どころか、チームの名前、ゼッ
ケン、ピット番号すらわからない。いいのかそれで(汗
朝早く、現地に入って予選の準備。チームはゼッケン88番、TAMALA2010 HONDAというと
ころで、CBR954RRでJSBクラスへの参戦。ちなみにTAMALA2010というのはこの秋に公開予
定のCGアニメ映画で、映画がメインスポンサーに付くって、もしかして結構本格的?
ところが、行ってみるとライダー2人と、監督っぽいお年を召された方と、チーフメカっ
ぽい人とその奥さん、それに第2ライダーの連れの女性だけという体制。ほんとに8耐参
戦チームなの?同じピットにいる土曜の4耐に出るチーム(第2ライダーが所属する
YAMAHA系のチーム)より規模も荷物も少ないよ?(笑
んで、僕ら3人が加わって、よーやくピットクルー4人に監督1人にヘルパー2人。まぁ
レース中バイクに同時に触れるのは、ライダー含めて5人までだから、必要最小限ではあ
るんだけどさ。いいのかぁ?
計時予選は午前と午後に、各ライダー1回30分ずつ、合計4回行われる。ライダー2人 の妥協点を探すようにサスセッティングをいじりながらの走行で、第2ライダーが2回目 の走行で2分15秒881のタイムをたたき出す。エンジンほとんどいじってない、サス にオーリンズをポン付けしただけのようなマシンでこのタイムはかなり速い。この段階で 予選通過は16秒前半ぐらいじゃないかな?ってことで割と安心してた。
ところが、終わってみれば、B組34位、タイム順では総合66位。これがまた微妙な順 位で、はじめは64位までが通過じゃないか?という噂もあってだめかとあきらめてたら レギュレーションを見直したら通過が66位まで。これでセーフになったかと思ったら、 今度はタイム順じゃなくてAB頭取りになるって話になって、それだと67位か68位に なってだめ。いったいどっちなのよ?この日はもう夜遅いので、われわれは21時半ごろ 先に上がって飯&風呂へ。さてさて、予選の結果は...
夕べはいろいろもめたらしいけど、結局、主催者推薦枠という形で、68番手グリッドに
決まったのでした。決定がでたのが22時ごろだったとか。
んじゃ、決勝の準備しようってコトで、土曜日は4耐の決勝を横目にピットでマシンのメ
ンテ。朝の涼しいうちにやっちまおうってことで、オイル交換とか、ブレーキレバー調整
ケーブルの取り付け、決勝用カウルにステッカー貼りとか、昨日の夜間練習走行で不具合
のあったヘッドライトの修正とか、そんな作業を。
そうこうするうちに、ピットが一緒の4耐チームが、トップから2ラップ遅れの16位で 完走、なかなかの好成績を収めた。んで、ここのチームからノービスライダーの2人を含 む4人にピットクルー、メカニックのサポートを依頼。こんでピットクルー6人(うち、 メカニック4人)消火器要員1人、ヘルパー2人、キャンギャル兼ヘルパー兼看護婦(笑 1人とそれなりのチーム編成になった。
雑用係のつもり?冗談じゃない。おいらの担当はリアタイヤ交換のメイン作業要員だ。ん で、具体的なピット作業は、おいらがリヤタイヤ交換。リアのアクスルナットをインパク トで緩める、締めるというのを、4耐メンバーから一人調達。フロントタイヤも2人で。 これはうちらの面子の2人が対応。給油作業はチーフメカさんにお願いして、給油補助と 消火器を4耐メンバーにお願いするフォーメーション。ピット作業の練習は土曜深夜まで つづいたが(そりゃそうだ、この日はじめてだもん)まぁ、インパクトレンチはリアだけ で、フロントアクスルシャフトは手作業、給油だけならクイックチャージャーで10秒ほ どとワークスと大差ないけど、タイヤ交換に5秒とかからないワークスとちがって、こち らは前後のジャッキすら手動でもて耐レベル(もて耐はエアツール使用禁止)の状況だか ら、どうがんばっても1分はかかる。まぁ、こんなもんでしょね。
はてさて、この体制で完走できるんでしょうか?
夕べは12時すぎまでタイヤ交換の練習をし、その後飯を食べに居酒屋へ。寝たのが2時 半ごろで、5時半におきる。眠い。眠すぎる。外に出るといきなり大粒の雨が降出した。 おいおい、大丈夫か?うちはレインタイヤ分のホイールがないんだぞ?(爆
朝のウォームアップを無難にこなし、11時半レーススタート。うちのチームはライダー の体力を考慮して、1回21Lapでライダー交代することにした。1回走行が1Lap 1分20秒として49分。ピットイン10回で8時間走りきれる計算だ。
ところがレース開始30分ほどで、いきなりマシンがもどってきた。まだ13Lapしか
してないから、こちらもなんの準備もしていない。いきなり何事かと思うと、マシンはず
たぼろ。なんと1コーナーで転倒したらしい。けっこう激しかったから、たぶんTVに映っ
てる(笑
状況を確認すると、アッパー、アンダー、シートカウル(全部やんけ)要交換。Frブレー
キマスターシリンダー交換。サイレンサーも交換。サイレンサー交換をおいらが担当する
も、それが終わってもFrブレーキが終わらない。とりあえずリアタイヤも交換。それでも
まだブレーキが終わらない。なんとブレーキASSYでの予備が無く、マスターシリンダーの
予備はノーマルがあるだけ。(初期装備はブレンボラジアルマスター)おいおい、てーこ
とは、エア抜きしなきゃいかんの?まじ?エア抜き作業もおいらと他2人でこなし、その
あいだに壊れたカウルを予備カウルに交換。なんとシートカウルについてたテールランプ
が全損。こいつも予備パーツ無し(笑)これは暗くなるまでに買ってきてつけるってこと
で、強引にオフィシャルにOKをとりつけ、30分ぐらいかかってなんとか修復。Frタ
イヤ交換し、エンジンをかけて、水漏れ、オイル漏れの無いことを確認しオフィシャルの
OKが出る。第2ライダーに交代し、レース続行。
幸い、第1ライダーに大きな怪我は無く、ここからしばらくは、第2ライダー2分16〜 18秒、第1ライダー2分22〜28秒ぐらいで淡々と時間が経過する。
うちらはほんとにパーツが無くて、最悪なのがホイール。2セットしか無い。予備がじゃ ないよ。全部で2セット。だから交換したら走ってる間に古いタイヤを新品にいれかえな きゃならない。これはBSのサービスがやってくれるんだけど、交代までの50分って、 ウォーマーでタイヤを暖める時間を考慮すると結構ぎりぎり。途中で雨降ってきたら、ス リックをレインにいれかえるまで、ライダーには我慢してもらうか、ピットでまってもら うしかない(笑)幸い、雨は最後までなんとかなったから良かったけど、終了直前に小雨 がぱらついてきたときは、使うかわからない(つーか、結局つかわなかった)レインタイ ヤのために、タイヤ抱えてBSのサービスまで往復して死にそうになってたのは内緒だ。
途中、第1ライダーの最後の走行で、ライダーがつかれたーとか言って帰ってきちゃった (まぁ、小雨を気にしたってのもあったと思うけど)ので、あわてて第2ライダーだした ら、第2ライダーの休憩時間が30分に満たなかったといわれて、強制で8分間のピット ストップ食らったものの、なんとか最後まで無事走りきることができました。
あ、壊れたテールランプ?クルーの一人が南海部品にまで買いに出て事無きを得ましたが 何か?(笑
ほかトラブルらしいトラブルは、前後のタイヤ交換のためのクイック機構が途中でやばく なって(まぁ、最後までもったんだけど)タイヤ交換に2分近くかけてしまったってこと があったぐらいで、このチーム体制、予備パーツの無さから考えると、完走できたのは奇 跡かも知れないっすね。
でもまぁ、楽しかったのでよしとしよう。ゼッケン88(のピット作業風景←ココ重要) がTVに映ってるかどうか、それだけが気がかりです。(笑)