凪倒れ?勝浦沖イサキ

獲物はこんだけです


  1. 日時:2001年4月28日(土)
  2. 場所:勝浦沖
  3. 参加メンバー:鯛介、出井
  4. 時間:午前6時00分〜午後11時30分頃(実釣)
  5. 潮時:中潮


釣行記

またも勝浦は海中公園沖のイサキに行くことになった。今回の動向は嫁さんではなく会社の同僚の出井。GW中にどっか釣りに行きたいということなので、手軽で釣果もそこそこ望めるこの釣りを選択したのだが・・・。

午前2時過ぎに港に到着。23号船はトモ寄りが埋まっているだけ。予報も南風に潮は真潮らしいので左舷ミヨシ2つを確保。そのまま車中で仮眠する。

●ヤリイカ不調でイサキ2隻だし
4時半頃、明るくなってきたので起き出して準備開始。つけられた船に行き船長に挨拶する。と、「あ、上甲さんは2号船だって」と若船長。普段はヤリイカの2号船(オヤジ船長)はヤリイカ不調のため出船中止でイサキ船になったそうだ。では、と荷物をもって2号船に乗り移ると席は右舷トモが埋まっているだけ。そこで左舷トモから2つ席を確保したを確保。これが運命の分かれ道であった。

結局2号船は左舷4名右舷6名。23号船は片弦10名程度。コマセが効くかな、という人数にちょっと心配になるが、釣り座は非常に広く取れるので長ハリス始めての出井にはうってつけである。

船は定刻5時半出船。凪の海を1番のり海中公園沖へ到着。しばし反応を探り、協定の6時にタナ30mにて開始となった。タナは終日27〜35m前後であった。

●沈黙・・・
1投目、ここでダブルくらいで食うと今日は好調、ということになるのだが・・・前回に続き朝イチは食わず、沈黙。オキアミ、バイオベイト、イカタン、それに誘いの強弱、早さなどいろいろ試してみるが食わない。

この沈黙が1時間ほど続いたあと、やっと待望のアタリ。追い食いを待っていると、ミヨシ2名にアタリが伝播していく。「出井、コマセ振って、もっと強く」とアドバイスしたが、出井の竿にはアタリは訪れず。そして私はやっと1尾目をゲット。25センチを上回る良型である。そして再び沈黙。

●1流し1回
しばらく後、今度はミヨシからアタリが伝播。私もこのタイミングで1尾ゲット。しかし出井にはあたらず。念のためタナ取り方法を聞いてみると、聞けばリールのカウンターでタナをとっていたとのこと。キッチリ道糸でタナを取るようにアドバイスする。

「1流し1回でやるからね」と船長。次の流しでもあたって1尾ゲット。が、これも続かずまたも沈黙。

左舷ミヨシではポツリポツリとイサキ上がる。ダブルまである。釣り座選択を誤ったであろうか。やはり南風真潮は左舷ミヨシが有利なのであろうか。ミヨシの人は分からないが、胴の間はオキアミ餌を使っている。潮も澄み加減だしオキアミがアタリ餌なのか。でも私のイサキはみんなイカタンに食ってきたし。

そして沈黙。あまりに釣れないので昼寝してしまう。なんせ釣れる気配が全然しない。ポツリポツリでもアタリが出てればがんばれるのだが・・・。2度ほど強烈な引きで期待させたのが40センチ近いウマヅラ。内臓がはみ出してしまっているのでキープする。

●イシダイ
10時40分、置き竿にしておいた竿先を叩くアタリ。寝ぼけながら慌てて竿を取る。結構強い引き。慎重にヤリトリする。そしてビシを取りハリスを手繰ると、なにやら白い影。水面には40センチ級のイシダイ。思い切って抜き上げる。面目躍如の一枚である。ここで持参のオキアミを出井にもつけるように薦める。



●最後に
11時半間近。「これで最後の流しにします」と船長。出井はいまだにボウズ。アタリもないような状況である。今日は悪いことしたかな、と思っていたところ、「来た来た!」と出井。竿先が魚の存在を伝えている。慎重に巻きあげてもらい、無事27センチ級をゲット。坊主と1尾ではエライ違いだとと大喜び。船長も「おおぉ、あはははは」と喜んでくれた。おそらく右舷には何人かボウズがいたはず。ボウズが1名でも減って嬉しかったのだろう。これで終了となった。

<釣果>
イサキ 25〜28センチ 3尾
イシダイ 40センチ 1尾
ウマヅラ 40センチ級 2尾

帰港後、若船長にも状況を聞いてみたが、同じような感じ。潮も流れているが水温は18度とここ2度近く上昇してしまったので、それで食わないのではないか、とのこと。反応があっても道具を入れると魚が散ってしまうような状況だったようだ。

こんな日にあたってしまった我々は運がなかったわけだが、反応はあるってことなので、これから本格化するイサキ、まだまだ通おうと思う。


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