スルメ多し、勝浦沖ヤリイカ
スルメが多かったです
- 日時:2001年2月11日(日)
- 場所:勝浦沖
- 参加メンバー:鯛介
- 時間:午前6時00分〜午前11時40分頃
- 潮時:大潮
釣行記 またまた今回もヤリイカである。今回は勝浦松部港・和八丸。午前午後と乗って大原・臼井丸で前泊し、翌日はヒラメ、という連休スケジュールである。今回は嫁さんにせるじおさんが一緒。午前船はイサキ、イカの2隻出し。ともに数釣りが期待できる釣りものなので我ら夫婦は船を別にして出船し、両方の獲物を得ようという算段とした。もちろん私がヤリイカで嫁さんとせるじおさんがイサキ、ということになった。
●満船
勝浦には3時過ぎに到着。この日は連休の中日のせいか、イサキ、ヤリイカともほぼ満船。ヤリイカは16名乗船、イサキも20名以上のコマセ桶が用意されている。ヤリイカは左舷ミヨシがあいていたので、ここに陣取ることにした。ミヨシは舳先の方に一段上に上がってと船長の指示。片舷8名では仕方がない。潮が悪くないのを祈るだけである。
さっさと準備を済ませてキャビンに潜り込む。やや北風が強いことから、外にいては飛沫をかぶるし何より寒い。しかし船が港を出て走り出してもキャビンの中には他1名。何故か皆釣り座で耐え忍んでいるようだ。
●やや深い
さて、ポイントは割と近くて中速で走って40分程度で到着。イカ狙いの船はかなりいるが広く散っている感じで密集度は低い。「支度して」のアナウンスでキャビンを出て仕掛けを準備する。そして全員の準備が整ったあたりで反応探る潮周り。その後水深210mで開始となった。「サバの反応あるから気をつけて」と船長の注意もあった。今回のタックルはダイワZ500WPにスラッシュヤリイカ240。錘は150号。とりあえず幹5号枝ス3号の7本角とした。他に中錘を装着する。
●いきなりスルメ3つ
道糸はミヨシ方向に流れつつ着底。糸フケをとって誘うとすぐにイカのアタリ。しばらくゆっくりリーリングし電動巻き上げスタート。結構な重量感と多点掛け特有の引き。こりゃ幸先いいな、と思いつつドラグを緩めて慎重にリーリング。が、途中からどうも引きが強すぎるような感じがしてくる。そして、仕掛けを回収するとやはりこれはスルメ。それも良型の3点掛けであった。何故か回りではあまり乗っている気配なく、仕掛けを上げた人にはサバ。そして再投入。着底、誘い、アタリ。これは2点掛け。そしてしばらくはスルメが入れ乗りになる。だんだんと活性が高まってきたようで、190m付近で仕掛けが止められるようになる。30分ほどで10尾をバケツに泳がせることが出来た。
●スルメを振り落とす
この頃から、ポツポツとパラソル級のヤリイカが上がり始める。ならば、と途中でスルメに仕掛けを止められたら、竿先をシェイクして振り落として仕掛けを底へと送り込む。大きなスルメなので10尾もあれば十分だ。そしてアタリ。アタリの感じは水深のせいか、スルメとヤリイカの区別は付き辛いが、途中の引きの上品さはヤリイカのようである。そしてパラソル級のヤリイカをゲット。この後もポツポツとスルメやヤリイカを追加していく。
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●バラしも多い
一昨日には3.2ノットあった潮流は昨日はだいぶ収まって1.9ノット。本日も上潮が結構速く、胴の間では結構オマツリが発生する。左舷ミヨシの私はなるべく舳先の方へ錘を投げることでオマツリはだいぶ回避出来ましたが、反面朝方吹いていた北風のうねりによる船の上下動でバラしも多い。特にヤリイカは身切れも結構あり、角に残った足はそのまま私の胃袋に。これがうまいのだ。1流しは15分くらいとかなり長い。そして登りなおして再投入。これを繰り返す。
途中、中だるみで乗りが悪くなる。ここで仕掛けを幹4枝ス2.5の7本角にチェンジ。サバのサメもいないようなら、錘も蛍光緑のラバーコーティングのものを使用。中錘の代わりにケミホタルを内蔵出来る10号の錘に変えてみる。しかし、状況は変わらない。
●好条件に
だんだんと潮もたるんできてオマツリも少なくなった。やや強かった北風も収まり釣り易くなってきた。●260m!
やや大きく移動。「どうぞ、水深260m」なんと260mとは深い。今日は嫁さんの電動リールを借りてきたいたのだが、自分のであると30m分高切れしているので、底まで届いたかどうか。●最後に時合
この場所は群れの活性も高いようでヤリ、スルメは入れ乗り。ほとんど底付近の同じタナで乗ってくる。水深はなんと260m。底付近でかかるスルメのアタリとヤリイカのアタリの見分けがつかないのでどのアタリも慎重に巻き上げるため3〜4分は仕掛け回収にかかる。ウネリも残っており結構バラシが多く、多点掛けがないせいで数はなかなか伸びない。しかし、仕掛け入れれば乗るのでなかなか楽しい時間である。今日は終日、角は水色、ピンク、ブルーに乗ってきたが、途中で混ぜたオレンジの角にも良く乗った。潮もゆるいので途中で小型の水中ランプを装着。このせいか、特にスルメは毎回乗ってきた。
ヤリイカはトモ寄りの席の方の人がよく上げていた。やはり身切れを回避しやすい席だからであろうか。結局この時間が40分ほど続いた。このまま11時40分過ぎに終了となった。
<釣果>
ヤリイカ 胴長25〜46センチ8尾(雄4雌4)
スルメ 胴長35センチ級 15尾
おそらく次頭程度の釣果と思われる。終わってみれば数の上ではたいしたことはないが、あの水深とウネリのあるコンディションで張り出しに乗っての釣り、ということを鑑みると、まずまずの釣果だったのではないか、と思われ、満足度は高かった。
帰港時間は30分程度と結構港から近い。港ではイサキに乗った嫁さんとせるじおさんが出むかえてくれた。そして午後のアオリイカに向けて気合を入れなおすのであった。
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