境界例という概念は、分裂病でもなく神経症とも言えず、うつ病とも違う「正常と異常の境界」とされていましたが、DSM−4では人格障害の一種とされています。
「アダルト チルドレン」「長すぎるモラトリアム」などと言われている物がこれに当たるかもしれません。
基本的には、人格の障害で「独りよがりで一方的な対人関係」「同一性を欠く自己像」「不安定で衝動的な感情」など広範な人格の障害です。
成人早期に始まり多様な経過をとります。しかし40歳台には安定してくることが多いようです。
私の診療所での感触では、最近、増加傾向が著しいように思えます。まるで中学生の様な物の考え方をする「大人」です。
それにしても、最近多くなりました。特に境界例の両親にも問題があるようです。
顔の見えない父親におろおろするだけの母親。やれやれ!
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