へぼ翻訳者とは私のことです

 へぼ翻訳者の名前は中川和夫。長らく東京に住んでいましたが、現在は郷里である福井県大飯郡大飯町という片田舎に引きこもっています。

 紆余曲折、艱難辛苦の人生半ばにして、1985年頃から翻訳を始めました。最初の4年間は東京代々木にある零細の翻訳事務所に勤務。メインの仕事は翻訳ながら、翻訳者の募集やコーディネイトなども経験し、「翻訳者に仕事を発注する側」の事情もある程度わかるようになる。当時は、400字詰め原稿用紙に手書きの時代。クライアントは、バブル時代を反映して商社や証券会社だった。したがって、翻訳の内容もロンドン証券取引所規則、イギリス会社法、香港証券取引所規則、金融新商品の紹介、会社定款、契約書などが中心。翻訳料のほうは、この当時から今までほとんど変わっていない(むしろ下がり気味!)。

 やがて独立して、エージェント4、5社に登録。当時のツールといえば、ハードはNECのPC98 CV(V30というCPUを搭載していた)でソフトは一太郎Ver.3。ひょんなことからエージェント経由でIBMの翻訳者の試験を受け、以来今日までIBMのマニュアルの仕事が続いている(当時はIBMも手書きで納品していたものだ)。この間、得意分野というわけではないのだが、「時の流れ」で徐々にコンピュータ関連の仕事が増え、現在では90%を越えるに至る。IBMの仕事も今ではTranslation Managerという翻訳支援ソフトを使うようになった。ただ、納品はまだオンラインではなくフロッピーディスク。最近はZIPで圧縮して納品するのでフロッピーもせいぜい2枚ほどで収まるが、以前は10枚を越えるケースもあった。オンラインで納品できなのはなんとも不便...。

Windows 95の「ブーム」以来、コンピュータ関連の書籍の仕事が増え、それと反比例してIBMのほうに割く時間は少なくなった。しかし、パソコンやそれに付随するパソコ関連書籍のバブルもはじけそうな今(すでにはじけたかも)、行く末どうなることやら。


こんなものを訳しました
Internet Explorer スクリプトバイブル(ソフトバックパブリッシング刊 3800円)
ウルティマオンライン ザ・セカンド エイジ(ソフトバックパブリッシング刊 1800円)
Linux大全(共訳 ソフトバックパブリッシング刊 4800円)
The BeOS Bible Vol.1(ソフトバックパブリッシング刊 4500円)
・Macintosh トラブル解決全書(翔泳社刊 6800円)
・Linuxカーネルインターナル(アスキー刊 5800円)
・Windows NTレジストリ・トラブルシューティング・ハンドブック(ビー・エヌ・エヌ刊 4000円)
など...
(こうあげてみると、OSもばらばら、ゲームからカーネルまで分野もばらばらだな。トラブルが多い人生を反映して、なんとなくトラブルシューティング関係が多いような気もするが...)


作業環境

デスクトップPC
CPU: Pentium 200MHz * 2個
M/B: Giga-byte GA−586DX(電源部のみ非ATX)
       ・Intel 440HX
       ・SCSI/Wide - オンボード
メモリ:128MB
HDD: 2.5GB + 3.8GB + 2GB
CD-ROM: SONY CDU311(IDE8倍速)
CD-R: CD-RW6X/Pro(キャラベル)
MO: 640MB(ロジテック)
ビデオカード: ミレニアム 8MB
サウンドカード: SoundBlaster PnP
NIC:メルコ LGY-VI-T(10BASE-T)
OS: OS/2 Warp 4、Windows 98、Windows NT Server、Windows NT Workstation、Linux

ノート
IBM 765D
CPU: Pentium 166MHz MMX
HDD: 4MB
メモり: 64MB
OS: Windows NT Workstation 4.0

Macintosh
Power Mac 8100/100
HDD: 1GB+500MB
MO : 230MB(オリンパス)
OS : Mac OS 7.6、Mac OS 8.1

戻る