史跡・スポット


独断と偏見のおすすめ度
★★★★★・・・・・・マニアならば必見スポット。
★★★★・・・・・・・意外と知られていない穴場かも。買い物、名物、温泉を求める人には向かない。
★★★・・・・・・・・観光客うじゃうじゃのおきまりコース。買い物好きも大喜び。
★★・・・・・・・・・時間つぶしか他に予定がなければ。
・・・・・・・・・・はずれ。話題にしたくもない。


織田信長像★★★
観光物産センターの前に威張って立つ織田信長像。物産センターでは『図録織田町の文化財』などが入手可能。信長関連グッズはあまりない。福井県織田町。

剣神社★★★★
織田氏の発祥の地とされる福井県丹生郡織田町。信長の先祖が神官をしていたという織田神社が末社として境内にある。こんもりした森の中にあって雰囲気はいいが、ストーンパワーの効果を説くリーフレットがあるなど、などややアヤシゲ。本殿は寛永四年(1627)に再建されたもの。武生からバスで40分ほどかかる。福井県織田町。

剣神社宝物館★★★★
剣神社に行ったら、宝物館見学を忘れずに。社務所に言って拝観料500円を払えば、鍵をあけてくれる。こじんまりしたお堂の形をしているが、国宝の梵鐘のほか、織田信長、柴田勝家、徳川家康などの書状も観ることができる。なお、寺宝はすべて『図録織田町の文化財』に収録されている。

柴田神社(北庄城跡)★★
柴田勝家、お市の方、その娘三人(茶々、初、江与)を祭る。信長から北陸経略を任された家老・柴田勝家の居城があったといわれる。有名な勝家像の脇にはお市像が新しく建てられた。境内は発掘調査中で、北庄城のものと思われる石垣も見ることができる。福井県福井市中央。

柴田勝家・お市の方墓★★★★
北庄西光寺の境内にある。勝家・お市の墓は、柴田家の家老であった山中長俊(のちに豊臣秀吉に仕える)が供養のために建立したと伝えられる。西光寺は、朝倉貞景(義景の祖父)の家臣が創建したものといわれ、北庄落城の折、勝家から死後の供養を懇請された関係がある。奥が幼稚園になっているので怪しまれないように。福井県福井市左内町。

柴田勝家公資料館★★★★★
西光寺内にある。普段は閉まっているので、拝観したい場合はあらかじめ連絡をとっておくほうがよい。1階には勝家、お市の方の座像。2階には勝家の馬印であった金の御幣のほか、古文書、刀剣、仏具、北庄城天守閣の鬼瓦などが並ぶ。勝家の遺影をはじめとする関連資料は戦災でだいぶ焼失してしまったという。

「ああ北庄」島倉千代子/歌、古賀政男/作曲(西光寺のパンフレットより)

♪戦い敗る賤ヶ岳死なばと柴田勝家が
青葉の城にたちもどる
涙を見しかほととぎす
ああ北庄英雄あわれ北庄


福井市立郷土歴史博物館★★
足羽山の中腹にある。松平春嶽関連の資料が多いが、勝家が九頭竜川に架橋した舟橋に用いた鉄鎖を見ることができる。また、博物館前には舟橋の橋脚もあり。福井市足羽。

九十九橋★★
柴田勝家が北庄建設の際、架橋したといわれる。南半分は石材、北半分は木材を用い、増水時の流失を防いだともいわれる。現在はモニュメントがあるのみ。

丹羽長秀墓★★
柴田勝家の滅亡後、北庄をおさめた織田家の宿老・丹羽長秀の墓所。丹羽家は次代長重の時に改易され、江戸時代に入って奥州へ転封された。

滝谷寺★★★★★
「たきだんじ」とよむ。朝倉氏、柴田氏、福井藩、丸岡藩の崇敬を受けた観音霊場。鐘楼門は柴田勝家が寄進したと伝える。慶長年間の作庭といわれる庭園が有名で、昭和四年に福井県下では最初の日本名勝庭園として文部省より指定された。国宝や重要文化財を擁する観音堂内部と別棟の宝物館も必見。福井県坂井郡三国町。

丸岡城★★★
一時、日本最古の天守閣といわれたが、その後、改修の手が入っていることが判明した。しかし、北陸で産する笏谷石を用いた天守閣の様式は古めかしい。丸岡は柴田勝家の養子・伊賀守勝豊がおさめたところである。その後は本多氏などが移り、本多成重の父重次の「一筆啓上火の用心於千泣かすな馬肥やせ」という書状が有名になった。於千というのが本多成重のことだったからである。