鉄路と共に(投稿作品)
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鉄路と共に
(鉄路と共に)
 いといさんからいただきました。

その次は、府中市は京王線の分倍河原駅へとやってきました。
京王線の上空には、調布市から西側に東京電力の送電線が走っています。
鉄道上空の送電線は臨海工業地帯などではおなじみですが、郊外で 比較的長距離なのは珍しいのではないでしょうか。以前は2回線の鉄塔が 両側に2列あった(2系統2回線か1系統4回線かは不明)のですが 今は「一の宮線」2回線のみです。
最近は多くの区間で地中線化されて しまいましたが、特徴的な鉄塔をまだ見ることができます。
(いといさんのコメントより)


 電気を必要としているのは我々だけでなく、鉄道も大需要家の一つになるはずです。
 だから、この送電線も京王が持っているものかといえばそうではなく、鉄道施設の上部空間を有効活用(というか拝借?)しているだけのようです。(JRではJR専用の送電線がありますけど、京王などの他社はどうなんでしょうね)

架線柱の一部と化している プレート
(架線柱の一部と化している 「一の宮線−52」)

写真は分倍河原駅の構内のものです。典型的なタイプで「一の宮線五二」と なっています。基本的に架線柱に組み込まれており、プレートがついています。 (昭和16年12月と読めます)
(いといさんのコメントより)


 架線は電化されている区間であれば必ず存在しますから、鉄道会社と電力会社、そして法律の助けがあれば非常に有効な電力輸送手段となり得るわけです。ただ、そういう例は見かけません。自社の鉄道の上に自社で使用する送電線を通すのには、問題が少ないのかもしれませんが、別の会社同士では、規制の壁が立ちはだかるのでしょう。(詳しい方の解説を求む)

駅を見下ろす 一の宮線−51 プレート
(駅を見下ろす 一の宮線−51)
京王線はこの先の中河原〜聖蹟桜ヶ丘間で多摩川を渡りますが、ここでは 1回線ずつ両側に振り分けられ、腕金を半減された形で川を渡っています。
(いといさんのコメントより)


 写真は、まだ振り分けられる前の一の宮線です。
 駅舎を見下ろす形に張り出している腕金。
 その右側には、注意用の黄色い三角旗をつけられたワイヤーが張られています。

 実は、ここに載っている写真の一の宮線鉄塔には、架空地線がありません。なぜなんでしょう。この様な送電線の渡し方には必要がないのか、あるいは、立地条件からくるものなのか。
 いつもと異なる状況にある鉄塔には、やはりいつもと違う何かがあるようです。
200010501

いといさん、ありがとうございました。

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