にわかに黒雲が覆い、稲妻がビシビシと空を引き裂きます。 小川の堤に満開の菜の花。 すこしだけ残っている、明るい空。 三段の色の中、縫うように走る送電線と、それを支える鉄塔。 ざわめく花、流れる雲とは対照的に、微動だにしません。 それに引き替え、雷の度に肩をすくめる僕。 埼玉県北葛飾郡松伏町にて 20000521