ダイエット鉄塔のひとつ前に位置する「東京北線−3041」です。
この鉄塔、3段ある腕金のうち、一番下の腕金部分だけ送電線が耐張型碍子でつながれています。もちろん、上2段は懸垂型碍子です。
通常、一組3本の腕金は、一種類の碍子を使い、送電線を鉄塔につなぎ止めています。
たとえば、すべて懸垂型、すべてV型懸垂、すべて耐張型、など。
耐張型の特徴として、その部分で送電線が「前後」に移動することがない(移動はこちらを参照)ということがあります。不思議なのは、なぜ一番下の送電線だけそうなっているのか、ということ。
まぁ、理由はなんでもいいんです。
こちら側から見た姿をご覧ください。
一番下の送電線、耐張型碍子とジャンパー線の作る閉空間が、まるで笑い顔の口みたいです。
鉄塔も大笑い。
さて、ダイエット鉄塔の項でも書きましたが、ダイエット鉄塔とこの笑う鉄塔、明らかに鉄塔自身の形状(というか規格というか)が違います。ダイエット鉄塔の特異体質(笑)が目立ちますね。