蜘蛛の糸
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鉄塔から蜘蛛の糸
(鉄塔から蜘蛛の糸を吐く新京葉線−80)

 三たび登場の新京葉線−80番基です。『Wink!』 『Winkのあとで』で既にご覧になっている方もいらっしゃるでしょう。さらに、変化しています。
 写真の奥側は、既に送電線の取り付けが終わっていますが、手前側はこれから順次取り付け作業を行おうかといったところ。腕金の部分から、白く見えるケーブルを吐き出しているのがわかります。まるで、蜘蛛の糸を見るようです。ただし、ここには、お釈迦様も、蓮の池も、カンダタもいませんが。
 まだ碍子が吊り下げられていませんから、すぐに送電線を渡す作業には入れません。いろいろと手順を踏まなければなりませんね。

 でも送電線(らしきもの)は、鉄塔の足元にもう準備してあります。
千葉県野田市にて

送電線のロール
(送電線の巻きついたロール)

 上の写真に写っているのが、送電線だと思います。(日曜日だったので、作業員の方がおらず確認できませんでした)
 送電線の巻きついたロールの手前側には、送電線を繰り延べていく(ためのものであろう)機械が据え付けてあります。いったい、どのくらいの速さで送電線を延ばしていくのでしょうか? 興味のあるところです。
 送電線自体の太さは、この写真からはよくわかりませんが、おそらく手首くらいの太さはあると思います。

代掻きと鉄塔
(代掻きと鉄塔)

 後日、また現場にやってきたところ、ちょうど鉄塔の足元では、田んぼの代掻きをしているところでした。
 鉄塔の一番上の腕金がつかんでいる送電線は、一応作業は終わっているようです。そして、2番目3番目の腕金には碍子が吊ってあり、いつでも送電線張りの作業に移れそうですね。
 手前側から延びていた蜘蛛の糸は既に無くなっており、代わりに反対側で延びています。
 夏の太陽が輝く頃には、作業が完了していることでしょう。そして、稲穂も空に向かって背伸びしているはずです。

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