お茶の水、駿河台の坂を下って、十字路をそのまま突っ切っていくと、左手にはこのお店が現れます。
この店は、紙の専門店みたいで、色とりどりの紙がウィンドウ越しに並んでいるのを見ることができます。こういう「何かに特化した店」というのは、あまりそういう分野に興味のない僕でも思わず足を止めてしまう引力がありますね。
さて、同じように中の商品を見つめている、もう一人がいたのです。
東京都千代田区にて
最初の写真で、気が付きましたか?
ガラスに留まっている蝶。
2枚目の写真で、その蝶が留まっている場所を確認してみましょう。
「お気軽にお入り下さい。」
僕ら人間と比べれば、遙かに身軽な蝶ですが、それでも、この言葉とは裏腹にホンの数ミリのガラスに阻まれてしまっています。
でも、それも頷けます。
今日は定休日だから。
君だけでなく、僕も中に入ることはできないのです。
20000306